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  • 残された時、後三年の益。

    (残された時が決まり@弘南鉄道大鰐線・大鰐駅)弘南鉄道大鰐線廃線へ/27年度末で運行休止へ(Web東奥日報)今週の水曜日、突如もたらされた悲報。弘南鉄道大鰐線の廃止決定。正直、2013年に弘南鉄道側が廃止の意向を表明してからここまで、何度も存廃論議が浮かんでは消え、浮かんでは消えてきた路線です。その中で沿線自治体の懸命な支援もありましたし、それでも一向に回復しない乗客数と改善しない採算はどうしようもないレベルまで達していましたし、昨年は脱線事故からの抜本的な路盤整備で大鰐線・弘南線ともども長期間の運休を余儀なくされましたし、まさしく万策尽きた末、いや万策はとっくに尽きていたのかもしれないけど、何というか意地だけで維持していた近況ではありました。少なくとも弘前市と大鰐町に限っては今年の6月の会合で「ある程度...残された時、後三年の益。

  • 京滋を結ぶトリプル・ハイブリッド。

    (歴史の道、あふさかやまの道@逢坂関跡)大谷駅から浜大津まで。いわゆる「逢坂越え」の道には、京の都から東国や北陸道へ出て行く際の関所である「逢坂の関」があったことで、古くからの歴史や文学に名前を残しています。百人一首に読まれた蝉丸和尚の「これやこのいくもかへるもわかれてはしるもしらぬもあふさかのせき」の句でしょう。意味としては、「これが、知る人も知らない人も分かれて行く、有名な逢坂の関なのだなあ」という見たままの感想なので、何かの掛詞が織り込まれていたり何かの暗喩があったりということはなかったりする。蝉丸和尚と言えば、百人一首の絵札を使った遊びである「坊主めくり」では最凶最悪のカードと言われており、引いた瞬間にビリ確定とか、引いた瞬間トップ目に持ってるカード全部あげなきゃいけないとか色々とローカルルールが...京滋を結ぶトリプル・ハイブリッド。

  • 同じ場所でも100円高い。

    (悩ましき運賃計算@京阪山科駅)出町柳から三条京阪へ出て京都市営地下鉄の東西線に乗り換え、地下鉄の山科駅を経由して京阪山科駅へ。この間、出町柳(京阪鴨東線)三条・三条京阪(京都市営地下鉄)地下鉄山科(徒歩)京阪山科というルートを通っているのだが、ここで問題になるのは地下鉄山科も京阪山科もほぼ同じ位置にありながら、運賃が異なること。地下鉄と京阪京津線の分岐駅は一つ手前の御陵(みささぎ)駅なので、京阪山科で降りる場合は御陵~京阪山科間の料金が加算されてしまい、三条京阪から地下鉄山科の260円に対し三条京阪~御陵~京阪山科は360円になってしまうのだ。私は京阪電車の「びわ湖1日観光チケット」を買いたかったので京阪山科に来たんだけど、そのまま京阪山科で降りたら100円高いというのは結構初見殺しの運賃体系だよなあ。...同じ場所でも100円高い。

  • 淀を走るや、街中華。

    (淀屋橋行きおけいはん@出町柳駅)先日の京都プチ遠征。叡山電車に乗った後は、出町柳駅から京阪電車に乗りまして。関西の私鉄というもの、一応それなりに撮影しているかなあ・・・と思いつつ過去の写真のフォルダを漁っていたら、南海・阪急・近鉄・神鉄が厚めで京阪・阪神が薄め。特に京阪電車は、別に大した理由がある訳でもないのだが本線筋(淀屋橋~三条)をあまり撮影出来ないでいる。どっちかってーと、浜大津を中心にした併用軌道の周りに情緒がある京津線・石山坂本線が好みでしてねえ。結局、この日も京阪電車を三条で下車し、京都市営地下鉄に乗り換えて京阪山科から浜大津方面に行ってしまった。ただ、出町柳から乗った京阪電車は少し目を惹かれましたねえ・・・2600系。京阪のシンボルカラーでもあるグリーン系の内装に、フワっと柔らかめのロング...淀を走るや、街中華。

  • 大正の 浪漫魅せられ 八瀬の屋根。

    (優雅な単車・デオ700系@宝ヶ池駅)宝ヶ池の叡山本線ホームに到着するデオ700系723号車。デオ700系は、叡山電車の体質改善を目指して昭和の末期に導入された両運転台型の単車ですが、当時の叡電の厳しい財政状況を背景にしてか完全新造とはせず、それまで使用していた旧型車群の機器を流用し、ボディだけを武庫川車両工業で載せ替えて作られました。既に製造して30年を経過している車両ではありますが、近年リニューアルを施し内外装を一新。行き先表示がLEDになったり、塗装も古都を意識したクラシカルで雅なものにお色直しをされています。この723号車は、古都・洛北の山紫水明なイメージを取り込んだ青に近いパープル。光の加減によっていろいろな色に見えますけどね。出町柳から八瀬比叡山口へ。そして、比叡山ケーブルに繋がりロープウェイ...大正の浪漫魅せられ八瀬の屋根。

  • もみじきららの秋を往く。

    (爽秋の貴船口を往く@叡山電鉄900系)爽やかな風が吹く貴船口の駅近く、鞍馬川の小さな鉄橋を渡って行くのは叡山ご自慢の観光電車「きらら」ことデオ900系。乗降口の部分の窓は天地に長く、そして側面の窓は天井まで巻き込むような位置にもセットされていて、観光電車らしく眺望を重視した大きな窓が特徴。京都盆地の通勤通学輸送と、四季折々の風景を彩る貴船・鞍馬の観光輸送。春の桜や初夏の青葉、夏の新緑に二ノ瀬・貴船の秋の紅葉、そして冬は雪が降り積もることも珍しくない修験の里の鞍馬の山へ。叡山電車の役割は、地元輸送と観光輸送のハイブリッド。出町柳の駅の雰囲気から何となく感じていたのですが、叡山電車には江ノ電っぽさがだいぶ入っているように思う。デオ900系は、そこに箱根登山電車の山登りの要素がチョイと加わった、そんな感じの車...もみじきららの秋を往く。

  • 鞍馬、クラファン、ケーブルカー。

    (開山1200年の歴史@鞍馬寺)さて、せっかく鞍馬まで来たことだし、トンボ帰りするのも勿体ないので鞍馬の山にお参りをして行こうと思います。別にそこまで寺社仏閣の類が好きなわけでもないんだけど、どうも旅先ではその土地土地の神社仏閣を訪ねることが多い。これは、日本のいわゆる「中小地方私鉄」というもの、大半の開業理由が1.鉱山型、2.温泉型、3.寺社仏閣型のどれか、というのが実感としてあるからだ。関東や京阪神の都市間鉄道(例えば新宿~八王子の京王帝都電鉄とか)は概ね大手私鉄になってしまうから、地方私鉄は「確たる目的」を持って作られ、そしてその目的のために生き残っているものが多い。鉱山型・・・は、今残っているので代表的なところでは三岐鉄道(藤原岳からのセメント輸送)ですかね。昔は石炭(三菱大夕張)硫化鉄(同和鉱業...鞍馬、クラファン、ケーブルカー。

  • 天狗の山のフトコロへ。

    (未だ青葉の貴船の森よ@貴船口駅)宝ヶ池の駅でやって来た鞍馬行きに飛び乗る。京都精華大前駅あたりまでは、学生や沿線住民の乗り降りもあったものの、二軒茶屋の駅を過ぎたあたりからは乗客は貴船や鞍馬方面へ向かうハイカーたちが中心となった。車窓の風景も、それまでの住宅街から洛北の山並みの裾に取りつき、目に飛び込んでくる緑の木々が鮮やかである。叡山電車の駅は基本的に無人で、乗降は車内の運転台脇にセットされたICカードリーダーか、駅のホームに置かれたカードリーダーにタッチするのを車掌氏が目視するというスタイル。乗降扱いをしながら車内と車外を行ったり来たり忙しくしているのだが、「ここから先は山の中に入って参ります、電波が悪くなりますので、モバイル系の乗車券をお持ちの方、チャージなどは早めにお済ませください・・・」という...天狗の山のフトコロへ。

  • 宝ヶ池で考えた。

    (ばっさりとした分岐駅@宝ヶ池駅)叡山電車の宝ヶ池駅。ここで、鞍馬線と叡山本線が分岐します。複線から複線をバサッと分けるこのシンプルな配線がなんとも関西の私鉄っぽさっがあるよね。これは感覚的なものなのかもしれないけど、関東の私鉄って駅を出てから本線と支線が分かれて行くけど、関西の私鉄って駅の前で本線と支線の系統が分かれて行くイメージがある。代表的なのが阪急電車(能勢電鉄を含む)の配線なんですけど、南海の岸里玉出とか、京阪の中書島とかもそうだよね。関東の場合は、東京へ向かう本線筋に対して従する支線筋という明確な主従の関係があるけれど、関西は京阪神+奈良・和歌山という拠点がそれぞれの求心力を持ってネットワーク化しているから、どっちが主従ということもないからなのかな。あと、系統別で複々線を採用する区間が多いって...宝ヶ池で考えた。

  • 秋の京都、洛北に続く鉄路へ。

    (カップルの聖地@秋の鴨川)長々と夏の九州遠征の話をしていたら11月になっていた。まあ、夏の九州遠征以降大したことをしていなかったからいいんだけどさ。秋になると、やたらと三連休があるのがいいとこでもあるけど、特に9月は最近天候が安定しない+半期の締めで仕事が忙しい+夏にお金を使い過ぎてサイフが寒いという三重苦で実質何も出来ないことが多いんですよね。少し前までは秋は富山に行くことが多かったのだが、富山は8月のアタマに行ったのでちと間隔が短いなあと。ここのところはリピーター路線もいいのだけど、意識して「乗っていない路線」を潰し込むことも大事かなあってんで、初秋の京都に行ってきました。毎度おなじみ新横浜始発の「ひかり533号」で2時間。あっという間の京都である。初秋、って言っても10月の三連休なんだが、気温とか...秋の京都、洛北に続く鉄路へ。

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