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  • 旅の終わりは、紅いモケットの揺り籠に。

    (故郷へ思い届けて@会津鉄道会津山村道場~会津荒海間)今年はカレンダーの日の巡りが良く、28日の土曜日から新年5日の日曜日まで合計で9連休なんて人も多いようです。かくいう私も、12月に一回休日出勤した分をうまく組み合わせて9連休をこしらえてしまいました。嫁さんからは「この時期に9連休取っても、どこへ行くのにも高いし混んでるし、もう少し有意義に使える時期に取った方が良かったんじゃないの?」なんて言われてしまった。それも一理ある。ガソリンも補助金の打ち切りでリッター8~10円くらいは上昇している感じもあるし、のぞみは年末年始全車指定席だし、ETCも年末年始は休日割引使えないんだよね~。とはいえ、9日間ただつまんないテレビ見て、のべつ幕なしに食っちゃ寝ているのも勿体ないので、スタッドレスを履いたこともあって昨日...旅の終わりは、紅いモケットの揺り籠に。

  • 師走・常盤平

    (去り行く@新京成電鉄・常盤平~八柱間)12月。今年はラニーニャ現象(?)のお陰で雪の多い冬になりそう・・・という気象庁の長期予報が早速大当たりして、12月から北日本方面の降雪が爆発的に増加している。青森の酸ヶ湯は12月で初の積雪3m越え、津軽地方でも降雪が続き、弘南鉄道のラッセル車が連日出動しているという。雪国に住んでいる人々にとって、毎日の雪かきを始めとする生活の不便を強いられる雪にはうんざりしているものと思われるが、そういったものにとんと縁がない南関東の住人は、早速スタッドレスタイヤに履き替えの予約をして、スノーモンスターに挑みに行きたいとうずうずしている。特に津軽はねえ。大鰐線の廃線が発表されてからこの冬の課題として認識しておりますのでね。1月か2月に行ける時間を作りたいと計画を練り練りしているの...師走・常盤平

  • 霜月・親鼻

    (郷土の歴史を語る「赤」@秩父鉄道・上長瀞~親鼻間)11月。先月のことなので改めて・・・というところなのだけど、西武秩父線の55周年を記念して突然登場した「E851形電気機関車塗装」の西武4000系にすっかりと心を奪われ、3種連続の秩父詣でを挙行してしまった。元々ね、西武秩父線ってのは正丸峠をトンネルで穿って首都圏と秩父を短絡するルートを建設することもそうだったんだけど、武甲山で採掘された石灰石から製造したセメントを出荷するルートとしての役割も大きかったわけです。横瀬町で操業している三菱鉱業セメントが、西武鉄道を通じて系列の三菱電機に発注したE851形電気機関車は、私鉄唯一のF級(動輪6軸)電機。セメントを満載した貨物列車を正丸峠を越えて牽引するため、国鉄電機なみのハイパワー&ハイスペックな仕様を備えた機...霜月・親鼻

  • 神無月・八瀬比叡山口

    (美しき大屋根の下で@叡山電鉄本線・八瀬比叡山口駅)10月。少し涼しくなってきた体育の日の三連休、新横浜からひかり533号に乗って京都へ向かった。目指すは洛北の小私鉄、鞍馬へ向かう叡山電車に乗って来ました。京都・・・というといつ行っても外国人ばっかで混雑してて、自分みたいなタイプには縁がないと思っていたのだけど、ホント外国人多いっすね。京都。さすがに街中じゃなくて行き先が鞍馬寺だったから、そこまでの混雑ではなかったですが。特に貴船・鞍馬なんかは紅葉の名所だから、1か月季節が後ずれしていたら凄まじい混雑だったであろう。そうそう、叡電(嵐電)って江ノ電とコラボしてるけど、歴史ある古都を走るというバックグラウンド、観光需要と通勤通学需要が混在する需要動態、これ以上増やせない輸送力、広げられないターミナル、そして...神無月・八瀬比叡山口

  • 長月・下今市

    (茜の光、雲間に差して@東武日光線・下今市駅)9月。最近、9月の使い方に悩む。いや、何を悩んでいるのかというと、9月って敬老の日と秋分の日があって、比較的3連休が出来やすい=お出掛けはしやすい日の巡りじゃないですか。ただ、8月にそこそこ遠くへ行っておカネを遣ってしまっているので予算的にキツイのと、最近の9月は普通に夏の続きで風景的には8月と特に変わらないことと、そして最近は規模感を増す大型台風のせいで天気が安定しないので予定が組みにくい・・・というのがあるのだ。特に、9月が夏になってしまったので、季節の変わり目が失われてはいるよね。ススキが穂を出し始めて、田んぼが色づいて、彼岸花が咲いて・・・的な「ゆるやかな初秋の入り」みたいなものがなくて、10月の半ばくらいにガクッと朝の気温が下がって急に「秋です」みた...長月・下今市

  • 葉月・西鉄柳川

    (水都・ミントグリーンの涼しきに@西鉄柳川~矢加部間)8月。恒例の夏の遠征は、4年ぶりくらいに飛行機のチケットを取って九州・福岡へ。九州を代表する私鉄である西日本鉄道と、その他福岡県の三セクだったり筑豊電鉄だったりと盛りだくさんの二泊三日でした。熱いし汗かくしで塩分を欲するのか、とんこつラーメンばっか食ってたな(ウマイからいいんだけど)。初日は西鉄貝塚線、2日目は天神・大牟田線+甘木鉄道、3日目が筑豊電鉄+平成筑豊鉄道。お好きな三日間、九州島内の全部の鉄道が乗り放題という「旅名人の九州満喫切符」って名前の素晴らしいきっぷを活用させていただきました(西鉄も一応ワンデーフリーきっぷあるんだけど、範囲が西鉄福岡~西鉄柳川までなんだよね)。今年の冬から、JRの「青春18きっぷ」も大幅なルール変更(分割利用不可、連...葉月・西鉄柳川

  • 文月・横江

    (散居村の夏、日本の夏@富山地方鉄道・横江~岩峅寺間)7月。7月は・・・実はパソコンの中をのぞいても大した写真を撮った形跡がない。そうだ、7月はすっかり都市対抗野球にハマってしまい、二週連続で東京ドームへ参戦したりしていて鉄活動をロクにしていないのであった。まあ、ご多分に漏れず今年の夏もアホみたいに暑かったというのはあるのだが。と言う訳で7月の写真がないので8月初旬の富山の写真を。意外にも富山も1年2か月ほど行っておらず、久々の訪問となった。コロナ以降、良くも悪くも安定してしまった地鉄の状況。あれだけのインバウンド需要があったのに、コロナ明けてもアルペンルートに向かっていた特急の本数はあまり復活せず、利用状況もあるのだろうが宇奈月方面の特急も事実上の休止となってしまった。中間の滑川・魚津地区はあい鉄のフリ...文月・横江

  • 水無月・津軽大沢

    (霞む岩木と梅雨晴れの朝@弘南鉄道大鰐線・松木平~津軽大沢間)6月。気まぐれに覗いた横浜の地下街のチケットショップ。株主総会前で期限が近いせいか、投げ売りになっていたJR東日本の株主優待券を使って、初夏の津軽へ。初訪問の津軽鉄道と、私の大好きな弘南鉄道。なんで大好きなのかって?と聞かれると言い表せないが、好きなんだよねえ。かつては渋谷と横浜を結んでいた銀色の電車が走る弘南鉄道は、軽やかさがありつつ、それでいてしっかりと津軽の町々を結ぶインターアーバンとして根を下ろしている。観光的には、太宰治にストーブ列車、冬の地吹雪に吉幾三のド演歌の世界が見える津軽鉄道に軍配が上がるんでしょうけど。岩木山をバックに柏農高校前の長い長い夕暮れを楽しんだり、ほろ酔い加減のりんごねぷた電車に揺られて夜の大鰐線を楽しんで、乗った...水無月・津軽大沢

  • 皐月・本銚子

    (新緑に南海グリーンを添えて@銚子電鉄・本銚子駅)5月。ゴールデンウィークはかなり久し振りに子供と一緒に銚子まで行って遊んできた。ちょうど南海22000系が往時の南海グリーンを纏って復活デビューしたという報を聞いてましたのでね。現在の銚子電鉄、通常時は朝以外は1運用なので、目当ての編成が入らないと一日空振りで終わってしまうのだが、GW対応で日中にも増便対応があり、その増便に南海カラーが充当されたわけである。関東の西側から「とっぱずれ」の銚子まで片道4時間以上かかるのだから、関東平野は広い。夕方まで子供と一緒に電車に揺られて、ぬれ煎餅を買って、遊んで、遊んで・・・なんてこの日以来やってないのだが、いまは来年早々の受験に備えて今はひたすら勉強の日々を送っている。無事に志望の学校に合格したあかつきには、それなり...皐月・本銚子

  • 卯月・更地

    (桜は、いつまでも待っている@旧名鉄谷汲線・更地駅跡)4月。2024年の桜は、樽見鉄道を中心にした根尾谷の桜を愛でに行きました。岐阜県美濃地方の北部、根尾川の周辺は「根尾の薄墨桜」で有名な桜の名所。樽見鉄道では、谷汲口駅の桜が有名ですけど、そこにお邪魔する前に立ち寄ったのがこの駅の桜。名鉄谷汲線・更地駅跡。平成中期に全廃された「名鉄600V区間」のうち、最北の路線であった名鉄谷汲線は、谷汲山華厳寺へ向かう参詣鉄道として、廃線まで戦前生まれの旧型ツリカケ電車がのんびりと走っていた路線です。谷汲線が現役だった頃は、春になるとこの一本桜とオールドタイマーの赤い電車の組み合わせを求めて、多くの鉄道ファンがこの駅を訪れたそうです。この駅の春の情景を旧型電車と収めた写真の情景が素晴らしくて、いつか訪れたいと思っていた...卯月・更地

  • 弥生・養老渓谷

    (石神暮色@小湊鐵道・上総大久保~養老渓谷間)弥生三月、小湊鐵道。春になるとアクアラインを渡って、束の間の里山風景に包まれに行くことは定番のルーティーンなんですが、房総半島の里山も、私がカメラを握り始めて20年も経ちますとですね、だいぶ変わってきていますよね。コロナ前から上総牛久以南が特に顕著でしたが、小湊自慢の里山風景に翳りが見えています。田んぼが減り、畑が減り、雑草が跋扈して、空き家が増えて・・・20年前にこの風景を支えていた元気な60代が、現在80代。当たり前だけど、亡くなる人もいるのだろうし、離農して後継ぎがいなかったり、農家を捨てて老人ホームへ入ったりと、さまざまな事情によって人口がだんだん減っているんだなあという印象がありましたけど、コロナ禍以降はそれが加速度的に広がっている感じがするんです。...弥生・養老渓谷

  • 如月・中塩田

    (塩田平、冬の夜@上田電鉄・中塩田駅)2月。1月とか2月のうちは、クルマのタイヤもスタッドレスに変えて、どこかの路線の雪景色でも・・・というのが通例。そこら辺を狙って、「北陸フリーきっぷ(能登復興割)」を使って新幹線の敦賀開業直前の北陸路に行ったりしたんですよね。北陸だからね、それなりに雪景色なんかも見れるかなって思ってたんですけど、福鉄もえち鉄も雪なんか全然なかった。旅自体はそれなりに楽しかったんだけど、さすがにそこはかなりの拍子抜け・・・ということで、2月のアタマに長電に行ったついでに立ち寄った塩田平の冬景色を。長電も、山ノ内界隈にちょこっと雪があっただけでもの足りないことこの上なかったのだが。いやいや、北陸と甲信越でこんなに雪がないのなら、もうスタッドレスいらないんじゃないのかと。総体的な話をすれば...如月・中塩田

  • 睦月・川間

    (川面に映る青空や@東武野田線南桜井~川間)早くも12月なので、恒例のカレンダー企画をぼちぼち始めてみることにするのだが、2024年はどうでしたかねえ。まあ、そもそも1月1日から能登半島の巨大地震が起こってしまったし、各地の自然災害は続いて東北や中国地方で鉄路の寸断は続くし、少子高齢化の中でのインフレと雇用状況の悪化で経営自体がままならず、いすみ鉄道は脱線事故に起因した全面的な路盤回収の必要があって長期運休中だし、やはり脱線事故から全線のレール補修で長期運休を余儀なくされた弘南鉄道は、長年存廃論議に揺れていた大鰐線の廃止を表明しましたよね。単なる乗客減の赤字困窮というこれまでの形とは異なり、働く側からのインフラの瓦解みたいなものが目立ってきて、鉄道を維持するための新たなフェーズに入って来たなあ・・・という...睦月・川間

  • 武甲、足早なブルーモーメント。

    (武甲暮色@西武秩父線・横瀬~芦ヶ久保間)秋の夕暮れは早く、秩父盆地を青みを帯びた光が支配する頃。ブルーモーメントを突いて、スカーレット&ベージュのカラーリングがやって来た。はざがけの稲穂が残る、秩父盆地の晩秋の風景である。武甲の山を見上げれば、石灰石の採掘のためにベンチカットで切り崩された山肌を露わにしていて、この日はそれなりに天気が良かったのだけど、ついぞ頂上は姿を現しませんでした。武甲山は北面(横瀬町側)の採掘現場には立ち入ることが出来ないんですけど、横瀬町を流れる生川(うぶかわ)上流の登山口から南側の斜面を伝って頂上へ登ることは出来るそうだ。武甲山は、秩父盆地のどこからでもまんべんなく見ることが出来るけれども、それと同様に武甲山の頂上からの展望はそれはそれは素晴らしいものらしい。平均的なハイカーで...武甲、足早なブルーモーメント。

  • 在りし日の 高麗の思い出 白き道。

    (小春日和のカーブを切って@東吾野駅)「ジャンボくん」ことE851カラーの特別車両が、第7高麗川橋梁のカーブを渡って東吾野の駅に滑り込んでくる。高麗川に綾なして続く奥武蔵の鉄路は、何度も何度も高麗川の流れを渡っては峠道を詰めて行くのだが、高麗駅の先の第1高麗川橋梁から正丸駅の手前の第15高麗川橋梁まで、西武線にはなんと15もの橋梁がある。正丸峠に源を発する高麗川は、下流の坂戸市で越辺川に合流し、川越市で入間川に合流し、最終的にはさいたま市の北部で荒川に合流する一級河川で、荒川水系の一部。早朝からのお務めだったのか、早くも帰り支度のハイカーが陽だまりで電車を待つ東吾野の駅。まだまだ盛りには程遠い奥武蔵の紅葉だけど、山へ登ればいくばくでも色づいているのだろうか。突然現れたE851カラーに興味深そうな親子連れ。...在りし日の高麗の思い出白き道。

  • 奥武蔵、秋を真っ赤に染めあげて。

    (蘇る「ジャンボ」の記憶@西武秩父線開業55周年記念車両・飯能駅)11月の上旬なのですが、西武鉄道の公式Ⅹ(旧Twitter)から「西武秩父線開通55周年記念車両運行開始!」というお知らせがリリースされました。ようは、「西武秩父線開業55周年を記念」して、かつて西武鉄道が所有していた私鉄最大級の出力を誇るマンモス電機こと「E851形の塗装を4000系に施す」というかなりエッジの効いたスペシャル企画なんですが、いやー、こういうのホントお好きな方にはたまらない企画ですよねえ・・・西武鉄道の営業企画のセクターってマニアしか喜ばないことを平然とやってのける気概があっていいよなあ。今年開通55周年を迎えた西武秩父線は、当時の西武池袋線の終点だった吾野から正丸峠をトンネルで穿ち、西武秩父までの19.0kmを結ぶ路線と...奥武蔵、秋を真っ赤に染めあげて。

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