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  • 夜に舞う 霧か羽虫か 上堀や。

    (雨の構内踏切@地鉄上滝線・南富山駅)この日の地鉄は、夕方からの参戦となってしまった事、雨が降って思うに任せなかった事もあってあまり撮れ高が上がりませんでした。稲荷町をチラッと見たら、既に60形の雷鳥色が4編成ほど入庫済み。回っているのは60形のイロモノと東急・京阪ばかりで、車両運用もパッとしませんでしたね。市内電車のフリーパスで少しだけ乗った不二越線を南富山で下車。乗って来たのも交換するのも京阪30形でした。構内踏切が開くのを待つ傘の姿。南富山から上滝線の沿線を軽く流しつつ、開業当時からの駅舎が残る上堀の駅に来た。開業は大正10年、富山県営鉄道の駅として建てられた駅。四隅に庇の出っ張った観音堂的な駅舎が目を引きます。自転車置き場から続く改札脇の緩やかなスロープの植込みはいつもキレイに整えられていて、近所...夜に舞う霧か羽虫か上堀や。

  • 伝統の ツートンカラーは 裏切らない。

    (アツアツ、グツグツ、もつ煮込みうどん@富山・糸庄)西金沢で北鉄からJRに乗り換え、あい鉄の電車で再び富山まで戻った頃には既に夕方になっていました。鶴来の駅で食事でも・・・なんて思ってたところを見事に食いそびれ、とりあえず腹ペコの状態で何かを腹に収めたい気分。駅の立山そば?それじゃありきたり過ぎる、ブラックラーメンかゴーゴーカレーか、それとも売店でますのすしでも買って食べようか・・・なんて考えていたのだけど、ポンと頭にこの店の事を思い出して来てみたのが、富山名物もつ煮込みうどんの「糸庄」さん。アツアツグツグツのモツ煮込みに、ヤワ目のモチモチしたうどんが煮込まれていて暑い中でも栄養満点。小ライスをつけて煮込みライスっぽく食うのもいいし、味の染みたうどんとモツを絡めて食うのもまた美味い。日本中のあらゆるところ...伝統のツートンカラーは裏切らない。

  • 三方に 劔を磨き 待つ駅舎。

    (学生列車@北鉄石川線)土曜日の午後、鶴来方面へ下って行く北鉄電車は、乗客の9割が学生という客層。新西金沢からJR乗り換え組が加わり、ほぼ座席が埋まったような状態で野々市市郊外を下って行く。野々市、馬替、額住宅前、四十万あたりの乗降が多かったですね。ワンマン運転なので、下車する乗客の運賃回収もそこそこ。学生でも定期を持ってない現金客がそれなりにいた辺り、部活の対外試合とか校外練習みたいな理由で電車を使っていた子も多かったのかな。駅に着いて電車を降りる際、精算に時間のかかる学生さんはあんまり電車に乗り慣れてないと見えて、整理券を引いていなかったり両替をしていなかったり。現金での電車の乗り方って、正直普段から利用してないと今の若年層は分からないかもね・・・思えば自分の子供だって、電車やバスはチャージしたカード...三方に劔を磨き待つ駅舎。

  • 忘られし 北鉄孤高の ターミナル。

    (何の店だ?@野町駅前)浅野川線の北鉄金沢駅から、北鉄バスに乗り野町駅前方面へ。石川線の始発駅である野町でバスを降りて、駅に向かって歩いて行く道すがらにあったお店。「最中種」と書かれていて、サイチュウシュ?何だ?と暫く何の店なのか分からないで表に回ると、「稲葉工芸種菓子」と染め抜かれた暖簾で、ようやくそれが「最中種(もなかだね)」=最中の中身の餡子とか、その類の菓子材料を作るお店であることを悟ったのでありました。伝統ある加賀百万石の城下町・金沢。和菓子にも繊細な技術があって、目でも味でも楽しめる上質な和菓子が作られています。武蔵ヶ辻・香林坊方面に向かうバス通りから、一本路地に入ったところにあるのが、北鉄石川線の野町駅。何の路線にも接続していないが故の絶妙な取り残され感と、周辺の旧市街地然とした佇まいに、思...忘られし北鉄孤高のターミナル。

  • 置き換えて 置き換えられて 還暦に。

    (浅電のとどのつまり@内灘駅)浅野川線の終着駅・内灘。北鉄金沢からは20分弱。途中駅に有人駅と見受けられる駅はなく、全線で駅員配置があるのは始発の北鉄金沢と内灘だけの様子。駅前のバスロータリーはいかにも郊外電車の終着駅と言った感じの風情で、カマボコ屋根の二階建ての駅舎にはところどころアールがデザインされていて洒落ています。作りとか雰囲気からは、そう古い駅舎じゃないみたいですけど、年月を経たら味が出て来そうな感じ。内灘町は河北潟と日本海に挟まれた金沢市のベッドタウンで、海岸には手取川の砂が打ち寄せられて堆積した内灘砂丘が10kmに亘って続いています。砂地の水はけのよい土地を活かしての畑作が盛んで、らっきょうが名産品なのだそうです。小ぶりな待合室は冷房が効いていて涼しい。北鉄は、有人駅に関しては完全な列車別改...置き換えて置き換えられて還暦に。

  • 潟の風 潮の香薫る 粟ヶ崎。

    (いやはや何年ぶりだ@金沢駅)富山駅前のパーキングにクルマを放り込み、あいの風とやま鉄道で一時間。倶利伽羅峠の古戦場を越えて、金沢駅にやって来ました。とりあえず金沢行った人が100人いたら200人はスマホに収める鼓門をパチリ。しっかし金沢とか訪れたのが何年振りだろうというくらいの久々だなあ。少なくとも北陸新幹線が開業してからは初めてになる。前回金沢来た際は、北陸ワイド周遊券+寝台特急北陸(大好きだったな「北陸」のBソロ)だったからねえ。金沢競馬に行くのに使ったんだけど、見に行ったのはサラブレッドチャレンジカップだったかMRO金賞だったか。「競馬カナザワ」とか買って、パドック裏のお寿司屋さんで寿司食うのがいいんだ。金沢競馬。やってっかな?って思って調べたら土曜は休催日だった。日曜ならやってたのに。確か東口か...潟の風潮の香薫る粟ヶ崎。

  • ペン持って アート気分で 北陸路。

    (MyNewGear・・・@OLYMPUSPENE-P7)思えば私のカメラ遍歴、古くはオヤジのお下がりの富士フイルムの「カルディアスーパー」から始まって、コンデジはこれも富士フィルムの「Finepix」シリーズから何台か渡り歩き、一眼レフデビューはNikonのエントリー機D50。そっからニコンの一眼レフの道をその時のお財布と相談しながらとっかえひっかえ進んで来ました。何年か前にAPS-Cからフルサイズに移行し、現行のフルサイズ2台体制で落ち着いていたんですけど、ここんとこになって妙に気になるのが「機材の重さ」。以前なら重たいフルサイズ2台とズームレンズ3~4本にヘタすりゃスリックのこれまた重い三脚や脚立まで担いで現場まで行ってたもんだけど、最近は何だか重いのと面倒くさいので、カメラ1台にお手軽ズームレンズ...ペン持ってアート気分で北陸路。

  • 灼熱に 川鵜項垂れ 古利根や。

    (古利根水郷を行く@東武野田線・春日部~藤の牛島間)異常に梅雨明けが早く、とても暑い日が多かった6月の末。天気は良かったのだけど、流石は関東の内陸部、埼玉の猛暑は殺人的でありました。何を飲んでも喉が渇き、汗は止まらず、白い手ぬぐいをほっかむりにしながらジリジリとした日差しに焼かれるまま。これで待つのがブルトレとかSLならサマにもなるんだろうけど、8000系なのだから伊達や酔狂の類ではないのである。トロリと澱んだ夏の川面、大落古利根川の低い欄干と橋桁を鳴らしながらゆっくりと走って行く東武8000系。コロナ対策で所々窓が開いているけど、さすがにこの気温だと閉めてクーラー利かせた方が人間的なのでは・・・という気がしないでもない。ホラ、8000系なんて閉め切っててもボロだからどうせすきま風で換気(略あまりの暑さに...灼熱に川鵜項垂れ古利根や。

  • いつまでも あると思うな 8000系。

    (国境の大河を渉る@東武野田線・南桜井~川間間)ある晴れた日曜に、ふと思い立って訪れたのが東武野田線。野田線なんぞを撮影の対象に選んだ事はほぼなく、どこで撮ろうか逡巡したのでありますが、先日の南海本線じゃないが「迷ったら大きい鉄橋に行け」というセオリーにのっとって、春日部の先にある江戸川橋梁まで行って来ました。家を朝早く出て、現地到着までクルマで2時間以上もかかった。神奈川からだと予想以上に遠い。大きな大きな関東平野のど真ん中、埼玉県と千葉県の間を滔々と流れる江戸川は、徳川幕府による利根川の東遷(銚子方面への流路変更)に伴い、それまで利根川から色々な支流に分かれて東京湾に流れ込んでいた大小の河川を千葉の関宿にて本川から分流する形に一本化したもの。江戸川は、広い意味では開削された人工河川という事が出来ますが...いつまでもあると思うな8000系。

  • 小湊は やっぱキハ200じゃ ないっすか。

    (いつもの川間、房国の青空。@上総川間)言葉はいらぬ、川間の青空。窓を開けて走る、サボ差しのツートンカラーの気動車よ。この光景を、いつまでも。小湊はやっぱキハ200じゃないっすか。

  • 柳町 白い花弁を 揺らす風。

    (シロツメクサ揺れる・・・@上総鶴舞~上総久保間)再び柳町踏切周辺で。小湊鐡道、首都圏にあって東京からも日帰り圏内の路線ながら四季折々のフォトジェニックさでは群を抜いており、それだけにもう数え切れないほどのアングルが撮り尽くされている感じはします。オーソドックスに撮ったらだいたいが誰かの焼き直しになってしまうのが小湊沿線。新しい視点や気づきみたいなものは、なまなかの撮り歩きでは見付けられないんですよね。そうなると、目線の高さを変えたり、広角レンズで変化球を投げたくなるもの。シロツメクサの咲き乱れる田んぼの畔に這いつくばって、広い空と若苗の田んぼを大きく取り込んでの一枚。これも誰かの焼き直しかもしれないけど、精一杯の新しい視点を大事に撮り歩きたいものです。柳町白い花弁を揺らす風。

  • 初夏の駅 モノクロームで 切り取って。

    (僕の写真旅@里見駅)私なんか、本格的に自分のお金でカメラを買って写真撮影を趣味にしたのは30歳を過ぎた頃からですけれども、最近は20歳以下の若年層の方々でもなかなかパリッとしたカメラ機材を持って写真撮影に勤しんでいる姿を多く見ます。何年か前に大手カメラメーカーが、ユーザー層の拡大を狙って比較的お手頃な価格でそれなりに高性能のエントリー機を出した時期がありましたけど、その辺りからですかねえ。「一眼レフのカメラ」ってのはそれなりにお値段のするものですし、一昔前まではなかなか学生には手の届かない価格だったように思う。そもそも今はスマホを持っていればカメラすら不要、「カメラは持ってても(スマホで済ませちゃうから)一年くらい触ってない」という人が大半を占めるというデータがどっかで出てましたが、大手カメラメーカーも...初夏の駅モノクロームで切り取って。

  • 鶴舞の この木何の木 気になる木。

    (鶴舞の一本の木@上総鶴舞~上総久保間)上総鶴舞の駅から、列車が上総久保に向かって緩やかに田んぼの中のスロープを下って行くその途中。田んぼのあぜ道の間の堀割りの横に、大きく目立つ一本の木があります。鶴舞駅の南側にある柳町踏切から眺めるとよく見える。房総の里山を背景に、大きく葉を茂らせるその木。いつもは遠目からこんな感じで小湊キハと絡めて構図のアクセントに使うことが多かったのだけど、たまには間近まで寄って見てみましょうか。柳町踏切から、お寺さんの脇の農道をぐるっと歩いて一本木のたもとに来てみる。間近で見ると、思ったほどは大きくない。北海道の美瑛辺りにこういう草原の真ん中の一本木みたいなのがあって有名だけど、あれはなんつったかな、そう、ケンとメリーの木。スカイライン(ケンメリ)のコマーシャルに出て来て一世を風...鶴舞のこの木何の木気になる木。

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