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2021/01/20

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  • 細いガラス質の針 モルデン沸石

    モルデン沸石菱沸石を包むように針状モルデン沸石が無数に突出している。左右10ミリほどの画面。河津海岸に「菖蒲沢」と呼ばれる入り江がある。その岩場で産出している。ガラスのような透明感があるも、とても脆いので、指先で触れると崩れ落ちてしまう。採集しても、持って帰るのに苦労する。沸石はあまり着色しないので、派手さはないのだが、造形が面白い。細いガラス質の針モルデン沸石

  • 河津海岸の沸石類

    沸石は石の隙間に咲く花と譬えられる。とても美しい。先に紹介したモルデン沸石の先端に輝沸石が生じたものだが、背景を変えると、また見え方が違って綺麗だ。背景のキラキラも輝沸石。河津海岸の沸石類

  • 針状モルデン沸石の先端に輝沸石

    河津浜の海岸と言えば多種類の沸石で有名。写真は極めて細い針状の沸石に、さらに小さな輝沸石が付いている。画面幅は数ミリほど。この近辺では、同様のモルデン沸石の先端にリボン状の微細な水晶が付いているのも観察される。自然美に感謝。針状モルデン沸石の先端に輝沸石

  • 沸石の中の虹 河津の海岸で

    沸石は結晶が層状に重なって成長することがある。特に束沸石はその傾向が強いため、層間での反射や屈折、回折などで虹が生まれる。菱沸石は、結晶内部に小さな割れが生ずる。その隙間でにじが生じる。いずれも天然の虹である。束沸石菱沸石沸石の中の虹河津の海岸で

  • 横浜のアミメニシキヘビで思い出した河津海岸の大きな蛇

    河津海岸の沸石だが・・・。横浜でアミメニシキヘビの捕り物が話題になっていた。伊豆の特殊な動物園IZooから専門家が応援にきて捜索していたそうだ。さて、IZooは、かつて「亀族館」とかなんとかいう名称で、特殊な爬虫類を飼っていたはず。ずいぶん前に入館したことがあるその動物園から、今回横浜まで専門家が来るくらいだから、今でも蛇を飼っているのであろう。なぜこのような話題を持ち出したのかというと、IZooの周囲の林の中には大きな蛇が生息しているからなのである。何年か前のことになる。IZoo(まだ亀族館と言っていたかもしれない)の背後の海岸は昔から沸石の産地として有名であり、沸石好きの筆者は、時々訪れていた。とある冬の事、海岸の出るためにIZooのすぐ脇の細道を下っていると、足元の水路の中を腕の太さぐらいの蛇がズズッと音...横浜のアミメニシキヘビで思い出した河津海岸の大きな蛇

  • 二酸化マンガン鉱を含む方解石

    二酸化マンガン鉱MnO2方解石CaCO3中国方解石の成長過程で一時的にマンガン成分の急増があり、方解石の結晶表面に小さな球状に成長したものの、後の方解石の成長で閉じ込められてしまった。一般的なインクルージョン標本の成長過程だが、二酸化マンガンの晶出以降において方解石の結晶成長面が変化していることに注意したい。方解石の結晶形態は多様である。理科の観察や実験などで目にする方解石の破片は、長方形の箱を押しつぶしたような菱面体に囲まれた形態だが、実際にそのような形で産出することは希。本書のような釘頭状、犬牙状、六角柱状、陣笠状などで、さらに微斜面が生じて形態による判断ができないことが多い。この標本の初期段階の結晶形態は鈍角になる三角錐の頂点だが、その稜線を横切る形で新たな結晶面が生じて次に紹介するコバルトカルサイトと同...二酸化マンガン鉱を含む方解石

  • 岩塩の負晶

    岩塩NaClHaliteハロゲン化鉱物等軸晶系IntrepidPotashEastMine,CarlsbadPotashDistrict,EddyCo.,NewMexico,USA岩塩の着色は、赤鉄鉱などの不純物の他、カラーセンターと呼ばれる結晶構造に生じた欠陥部において光の吸収があることが原因。この岩塩は鮮やかな青色を呈している。着色部分が層状に見えることから、沈殿結晶してゆく過程で、放射線などの影響を繰り返し受けたものと思われる。誰もが経験するであろう、青色岩塩が水に溶けるとどのような色になるのであろうか、理由は知っていても実際に確認してみたいという心境。たぶん、多くの着色岩塩が水に溶かされているのであろう。結晶塊の中に、小さな六面体の空隙がある。結晶してゆく最中で取り残された部分、即ち負晶である。空隙には...岩塩の負晶

  • 角閃石を含む橄欖石

    角閃石類Amphibole珪酸塩鉱物苦土橄欖石Forsterite珪酸塩鉱物直方晶系SpatGali,KaghanValley,Mansehra,Pakistan苦土橄欖石Mg2[SiO4]のC軸と平行に成長する細い柱状の角閃石類。苦土橄欖石の結晶表面に放射状に広がっているのは気泡。苦土橄欖石は玄武岩などMgに富む火山岩の構成鉱物として産出することが多く、我が国では秋田県一の目潟のように粒状結晶の集合からなる橄欖石団塊が知られている。ハワイ島の海岸には橄欖石による緑色の砂浜がある。橄欖石砂という点では我が国の海岸でも緑っぽい色の砂が縞を成しているところがある。橄欖石は珍しいものではないが、色鮮やかで綺麗な結晶は宝石として扱われ、ペリドット、オリビンの呼称がある。何も入っていない透明な結晶が好まれるようだが、筆者...角閃石を含む橄欖石

  • 細い針状水晶を含む蛍石

    水晶QuartzSiO2酸化鉱物三方晶系YongchunCo.,QuanzhouPrefecture,FujianProvince,China針のような水晶を内包する蛍石。蛍石の表面に同様の水晶が結晶していたなら、おそらく採集過程で失われてしまうであろう。結晶内に包有されているために綺麗な状態で遺されている。実はこの標本を見つけた時、無色透明な細い結晶の先端部が斜めにカットされたような形態から石膏のインクルージョンと見間違えた。そのような繊細な水晶である。複数の紫色六面体蛍石を、ごく薄い石英の板状構造が横断するように成長しており、その表面に微細な水晶が生じている。初期成長の形状が八面体であったことを示している。自然の力に感謝したくなる結晶内風景である。細い針状水晶を含む蛍石

  • 米粒のような水晶を含む蛍石

    水晶QuartzSiO2酸化鉱物三方晶系XiefangMine,GanzhouPrefecture,JiangxiProvince,China蛍石の六面体結晶の内部に、六面体と八面体の集形結晶がある。即ち、成長によって八面体の結晶面がなくなった結晶である。その内部の結晶面に微細な米粒状の水晶がパラパラと付いている。蛍石の総体は淡い緑色で、内部の累帯構造に伴って紫の筋と斑、微細な流体(鉱液と気泡)が所々に見える。この鉱山では黄色い重晶石を伴う蛍石も産出している。米粒のような水晶を含む蛍石

  • 水晶が入った蛍石

    水晶QuartzSiO2酸化鉱物三方晶系XianghualingMine,ChenzhouPrefecture,HunanProvince,China六面体蛍石に閉じ込められた水晶。水晶と同様にインクルージョン蛍石も多い。派手な色彩の物質が入っている蛍石であれば分かり易いし、見つけやすいのだが、このように無色透明の水晶のインクルージョンは入手した後に見つけることが多い。とかく、てにいれるとそれで満足してしまう傾向にあるが、良く観察すると、思わぬ発見があったりする。そこまで楽しみたいところだ。水晶が入った蛍石

  • 黄銅鉱を含む蛍石

    黄銅鉱ChalcopyriteCuFeS2硫化鉱物正方晶系MinervaNo.1Mine,HardinCo.,Illinois,USA六面体蛍石に包有されている黄銅鉱。蛍石の表面には方解石が点在している。写真でも方解石の先端が蛍石を貫いているように見えるが、方解石は蛍石の後の晶出であり、成長が阻まれている状態。これらの鉱物の組み合わせは比較的多い。また魅力的な結晶空間を見せてくれる。黄銅鉱を含む蛍石

  • オイルを含む蛍石の蛍光

    紫外線通常光オイルOil紫外線による蛍光Elmwoodmine,SmithCo.,Tennessee,USAアメリカ大陸の中央部には、石灰岩や苦灰石、蛍石を脈石鉱物とし、方鉛鉱や閃亜鉛鉱を産出する低温熱水性鉱床が点在している。地質環境が石油を含む堆積盆地であることから、石油を包有する蛍石が多く産出している。蛍石の場合、結晶の表面近傍に、結晶面と垂直方向に細く伸びた石油の包有が多く、色合いは黄色から茶褐色のタール質の場合もある。微細な石油は肉眼では分かり難いが、紫外線によって鮮やかに蛍光することから、星空のような微細な輝きを見ることができる。蛍石に特徴的な累帯構造に沿って内包する石油があれば、蛍石の中に鮮やかな黄色の結晶が浮かび上がる。結晶内に包有される気体や液体は、母体の成長に伴って伸長することが多い。オイルを含む蛍石の蛍光

  • 赤鉄鉱によるファントム

    赤鉄鉱hematiteFe2O3酸化鉱物三方晶系Kuichoutong,Hunan,China鏡鉄鉱と呼ばれるような金属光沢をもつ鉱物と同じ鉱物であるとは思えないのがこの真っ赤な赤鉄鉱である。もちろん鏡鉄鉱も、条痕板に摺りつけるなど、微細な粉末にすると赤色を呈する。即ち、ここにあるのは微粉末状鏡鉄鉱の球状集合物。この鉱物は古くから辰砂と共に赤色顔料として重宝されてきた歴史がある。赤鉄鉱は良く見かける鉱物だが、ここまで鮮やかだと嬉しくなる。初期にできた水晶の上に赤鉄鉱が沈着し、再び水晶が成長したため、赤鉄鉱のファントム(内包水晶)となっている。水晶の表面に出ていたらおそらくこのような鮮やかな状態を保ちえない。水晶の中に閉じ込められていたが故の美しさである。赤鉄鉱によるファントム

  • ススキ入り水晶と呼ばれていた

    苦土電気石NaMg3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4珪酸塩鉱物三方晶系山梨県甲州市竹森山梨県竹森の苦土電気石を含む水晶は、秋野の枯れススキを思わせる色合いから、ススキ入り水晶と呼ばれて頗る有名である。特に逆光での観察では、細針状の苦土電気石が金色に輝いて美しい。ブラジル産ルチルインクルージョン水晶にもあるように、水晶の表面から内部に向かって放射状に広がる苦土電気石の結晶が観察されることがある。もちろん水晶の内部だけでなく水晶から突き出した六角細柱状の苦土電気石や、細い電気石が集合して太くなった結晶があり、眺めは壮観である。因みに竹森では、割れ目に自然硫黄を包有した水晶も産出している。ススキ入り水晶と呼ばれていた

  • 綿毛のようなものが水晶の中に

    不思議のインクルージョン水晶の中に閉じ込められているのだ角閃石類Amphibole珪酸塩鉱物SerradoCabral,MinasGerais,Brazil羊毛を想わせる細い繊維状の角閃石。普通、白と赤色が接近して生ずることは少なく、もちろん混じり合うことはない。このように危ういほどに接近していることの不思議さを鑑賞したい。赤い角閃石は鉄の酸化物を含むため。即ち生成の環境が異なっているはず。綿毛のようなものが水晶の中に

  • 水晶の中に緑色の雲母まとった水晶が

    クロム雲母FuchsiteK(Al,Cr)3Si3O10(OH)2珪酸塩鉱物単斜晶系Itremo,AmbatofinandrahanaDistrict,Madagascar内包している水晶(ファントム)の表面に、無数の鱗片状クロム雲母が林立するように結晶している。ファントムの中心には、白く靄が立ち上っているかのような部分が観察されるが、微細な気泡の広がりであろう。我が国でもクロムを含むことによって綺麗な緑色を呈する雲母が、長野県の茅野市の金鶏鉱山で観察が可能だ。但し金鶏鉱山で産出している緑色の雲母は、かなり緑色が強くても、分析によりクロム雲母と表記できるほどにクロムを含んではいないことが判っている。そのため、クロムを含む白雲母KAl2□AlSi3O10(OH)2と表記される。小さな水晶が集合している表面を覆うよ...水晶の中に緑色の雲母まとった水晶が

  • 緑閃石を含む水晶

    緑閃石ActinoliteCa2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2宮崎県西臼杵郡日之影町オシガハエ針状の緑閃石などが水晶の中に濃密に入っている。その水晶を先端から眺めると、針状結晶が屈折して幾つにも見える。水晶は六角柱で、しかも斜めの結晶面を通して内部を見ることになるからだ。インクルージョン水晶の魅力だ。緑閃石を含む水晶

  • 緑色の針が氷長石の中に

    緑閃石ActinoliteCa2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2氷長石(Adularia)KAlSi3O8中の緑閃石。アルパインベインタイプの石英脈に伴って生じたもの。氷長石は低温環境で結晶した正長石の変種で、正長石と微斜長石の中間的な性質を持つ。緑色の針が氷長石の中に

  • 緑の針が無数に

    緑閃石ActinoliteCa2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2宮崎県西臼杵郡日之影町オシガハエ緑色、灰緑色、白、黄褐色と様々で、比較的しっかりとした結晶が多い。針状結晶は成長している方向が揃っておらず、写真のように光源の位置を変えると反射の様子が様々に変化して楽しい。この産地では、水晶の外面にも無数の結晶が生じているが、採集の際に脱落してしまう場合が多い。また、ブラジルのルチルインクルージョンのように、水晶の内部に向かって柱面から放射状に成長している結晶もある。同じ標本が、ライティングを変えただけでこのように見え方が違ってくる。緑の針が無数に

  • 青白い虹を秘める玻璃長石

    玻璃長石サニディンSanidine(K,Na)AlSi3O8単斜晶系北朝鮮咸鏡北道明川郡下雩面咸鏡洞在徳山玻璃長石は、高温環境で結晶したナトリウムを含むカリ長石。写真はムーンストーンの呼称で古来有名な、北朝鮮明川産の標本。層状結晶の隙間で生じた光の散乱が要因であり、シラーと呼ばれている。我が国では長野県大町市の木崎湖近隣、富山県南砺市の人喰谷で採集が可能。もちろんシラーが生じない玻璃長石もある。ガラス質透明~半透明の20ミリほどの大きさの綺麗な形状の結晶であれば、和歌山県太地町で産出する。長野県大町市木崎湖富山県南砺市人喰谷青白い虹を秘める玻璃長石

  • 青白い虹を呈する微斜長石

    微斜長石マイクロクリンMicroclineKAlSi3O8三斜晶系山梨県甲府市黒平長石は、質の異なる2種類が層状構造を成して成長することが多い。面白いのがその点で、層状構造の微細な隙間で反射、散乱、干渉、回折などが起こり、青白い微光の滲みを生じさせることがある。オパールのような色彩の顕著な虹ではないが、滲み出るようなシラーと呼ばれる彩りが美しい。微斜長石は正長石と成分が同じで、結晶系が正長石の単斜晶系と異なる。長石はXAlSi3O8の化学式を持つ鉱物で、XにAl、K、Caが入ることによって、カリ長石KAlSi3O8、曹長石NaAlSi3O8、灰長石CaAl2Si2O8となり、これらの割合が異なった個溶体を成している。曹長石から灰長石の間が斜長石群で、青白い虹色を呈するラブラドライトがある。カリ長石から曹長石の間...青白い虹を呈する微斜長石

  • 蛍石の成長変異面での虹

    蛍石FluoriteCaF2ハロゲン化鉱物等軸晶系DongwuqiMine,InnerMongoliaAutonomousRegion,China初期段階で八面体に成長していた蛍石が、環境の違いで途中から六面体に変化した結晶である。つまり、八面体の蛍石を六面体の蛍石が包んでいる結晶だ。その結晶の相間で反射と干渉が起きている。結晶内の割れとは異なる、自然のままの虹の発生である。蛍石そのものは冴えない標本だが、点在するいくつかの蛍石に、そして一つの結晶の2~3面に虹が現れている。蛍石の成長変異面での虹

  • 神岡鉱山の虹水晶

    水晶内部の結晶のr面・z面QuartzSiO2上岡鉱山岐阜県水晶の成長が途中でいったん停止し、再度成長が始まると、そこにごくわずかの隙間を生じることがある。また、微細な別の鉱物が降り積もった場合に、その隙間で干渉が起こることがある。虹が生ずる隙間は、ミクロン程度のオーダーである。多くはr面やz面など斜面に現れる。時に層状に複数の虹が生じていることもある。神岡鉱山の虹水晶

  • 水晶中の細い針状板チタン石

    水晶QuartzSiO2・板チタン石BrookiteTiO2Corinto,MinasGerais,Brazil素晴らしい干渉色を呈する水晶である。隣り合う水晶の間の、柱面に生じた酸化物の皮膜による虹である。水晶に取り込まれた細い毛状の板チタン石もまた魅力。毛状板チタン石と水晶の間に薄い層があり、しかも毛状結晶が密集しているため、その近接した部分でも反射したり屈折した光が干渉している。金属の酸化被膜は、ごくごく薄ければ知覚できないにもかかわらず、光の反射の方向によっては虹色を呈するほどに強く見えてくることがある。下の写真は水晶の中に濃密に板チタン石の細い針状結晶が成長している。水晶QuartzSiO2・板チタン石BrookiteTiO2Pakistan水晶中の細い針状板チタン石

  • 方鉛鉱など複数の鉱物を含む蛍石

    方鉛鉱GalenaPdS硫化鉱物等軸晶系Dal’Negorsk,Far-EasternRegion,Russiaユーラシア大陸の東端には、わが国を含めて南北に連なる火山活動が起源の鉱床が連なっている。その北部、ロシアの東端部にあるのが、Dal’Negorskareaである。スカルン環境にあり、比較的クリアな蛍石が多産している。また、他の産出鉱物も種類が豊富である。写真は、玩具箱をひっくり返したように賑やかな包有物標本。Dal’Negorsk地域での方鉛鉱の産出は比較的多いが、蛍石に内包されている標本は少ない。蛍石の成長は前後二期以上あり、その後期のいずれかの時期に方鉛鉱が結晶し、再び蛍石の成長があって閉じ込められることとなった。蛍石は頗るクリアであるため、小さな八面体の方鉛鉱が浮かんでいるように見える。方鉛鉱の...方鉛鉱など複数の鉱物を含む蛍石

  • ブーランジェ鉱 蛍石

    ブーランジェ鉱BoulangeritePb5Sb4S11硫塩鉱物直方晶系・単斜晶系YaogangxianMine,ChenzhouPrefecture,HunanProvince,China細い針状結晶を成すブーランジェ鉱を包有する蛍石は、多くが青味の強い独特の紫色を呈している。ブーランジェ鉱の量が少ない場合には色味も感じられないのだが、濃密に含む場合には透明度も低く色合いの暗い結晶となる。多くが蛍石の外にまで針状結晶が延びており結晶内外で景色を成している。特に結晶外部に残されている細い針状結晶は、水晶に伴うブーランジェ鉱と同様に脆く、危うい感じが魅力でもある。Yaogangxian鉱山は多様な金属鉱物を産出して有名で、特に蛍石とブーランジェ鉱の組み合わせは素敵だ。直線的針状だけでなく、髪の毛のように曲線を成し...ブーランジェ鉱蛍石

  • 虹入り方解石

    方解石CalciteCaCO3炭酸塩鉱物三方晶系LasChoyas,Mun.deAldama,Chihuahua,Mexicoジオードの内部に結晶した方解石から見つけた虹彩である。一つのジオード内に生じている数個の方解石の結晶に虹彩がみられ。結晶成長の過程で層状構造となったのであろう、光の反射と干渉を起こしている。この産地のジオードには、空隙に小さな水晶や針状の赤鉄鉱、方解石などが結晶していることがある。虹入り方解石

  • 虹入り柘榴石

    灰鉄柘榴石AndraditeCa3Fe3+2(SiO4)3珪酸塩鉱物等軸晶系奈良県吉野郡天川村柘榴石の結晶は、含まれているカルシウムと鉄の量が微妙に変化しながら成長するため、累帯構造を成すことがある。累帯構造の薄い層がミクロンオーダーであると、入射した光が干渉を起こして虹色を呈することになる。研磨によって結晶端部に薄い層状の虹色が鮮明に表れることがある。虹入り柘榴石

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