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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、 https://www.mitsumame.work/

気になる俳優の出演作品や話題作、映画賞受賞作品などの感想を書いています。ブログを読んで、その作品を観てみようと思ってもらえたら嬉しいです。そのほか愛犬のこと、日常気になることなどを綴っています。

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2021/01/19

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  • 「ぜんぶ、ボクのせい」(2022年):あのラストシーンから、光を導き出すのは難しい・・

    オダギリジョー出演作ということで鑑賞。 5歳の時母親に捨てられ児童養護施設で過ごす優太(白鳥晴都)は、中学生になり母親に会いたい一心で施設を飛び出し、地方に住む母に会いに行く。ところが、母親(松本まりか)は男(若葉竜也)と自堕落な生活をしていた。結局母親に拒絶され、養護施設の迎えからも逃げた優太は、海岸に置いた軽トラで生活するホームレスの坂本(オダギリジョー)と出会い、行動を共にするようになる。 優太は学校でも施設でも自分の居場所を見つけられず、母との生活を逃避先としたけれど幻想に終わった。坂本は、子供の頃の母親からの虐待がトラウマになっていたが、その母親が地震のあった名古屋に住んでいるという…

  • 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」-2:”男前”の花の井、小芝風花!

    実は、江戸時代の遊郭吉原の在り様になれるのに、少し時間がかかった。 女性を売り買いするところが吉原で、亡八(=儒教でいう八つの徳:仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌を失くした、女郎でメシを食っている置き屋や茶屋の商人たち)たちの儲け至上主義、強欲の塊みたいな面構えや台詞にちょっと引いてしまった。(眉毛なしの安達祐実、こえー)主人公の蔦重(横浜流星)その人も、吉原を盛り上げようと東奔西走しているのだが、結局それは女の性をどんどん売る!ってことだからね、、と。いや、そこでひっかかったら物語に入り込めない。とりあえず、やたらイキのいい蔦重がアイデアを駆使して、しきたりや困難に立ち向かう様を気持ちよく見て…

  • 「晩餐ブルース」-2:頑張る上野を見て、遠い昔を思い出したなり

    オープニングもエンディングも、音楽がとてもいい。作品の空気感にピタッとはまっていて、始まりのワクワク感と終わりの余韻が何とも心地いい。 高校以来の友人の優太(井之脇海)と耕助(金子大地)、時々参加する葵(草川拓弥)が、夕飯を一緒に食べることで、日常社会生活でたまっていく”澱”のようなモヤモヤを少しずつでも晴らしていく物語。 耕助は、人気レストランの料理人として厨房で認められたいことだけに専念し、他が見えなくなっていた自分に気づき、傷つき、うつ病治療中。優太はドラマ制作の現場で監督として激務をこなす中、擦り切れそうになりながらも、耕助が丁寧に、そして食べる人のことを考えて作る夕食に救われている。…

  • 「御上先生」-2 : 核心に近づいてきて面白くなってきた

    終始、能面のように仏頂面の松坂桃李=御上先生。 御上先生や同僚の是枝先生(吉岡里帆)、ほか生徒たちには、それぞれ越えなければならない過去や事情があるようだが、学園ものにして複数の事件が絡みなんとも暗い。 年度初めの春から始まっていつの間にか夏が過ぎ、2学期になっているようだが(勘違いでしたらすみません)、当初反発を買っていた御上は、学校の常識にとらわれない考え方と授業の質で(たぶん)すっかり生徒の心をつかんだようだ。 学園祭や高校生ビジネスコンクールなどイベントごとが続き、ちょっと「中学生日記」ならぬ「高校生日記」を見ている感覚になっていたけれど、エピソード5では、生徒たちのプレゼンテーション…

  • 「正直不動産 ミネルヴァSPECIAL」:不覚にも涙してしまった、山P不在の不動産コメディ

    本来の主役、山P(山下智久)不在の本作。永瀬(山P)の元上司で、妻子を事故で亡くしたことがきっかけで、売るためには手段を選ばない悪徳不動産営業マンになってしまった神木(ディーン・フジオカ)を主人公に展開。 神木の、感情や言葉を唐突にタップダンスで表現するという笑えるシチュエーションを想像し、どんな笑いが起こるのかと思って見たのだがー。 妻子を失った喪失感から抜け出せずにいた神木は、空き家になった妻の実家をどうしても売ることができなかった。しかし、部下であり営業のライバルである花澤(倉科カナ)のアイデアで、実家を売却・活用することができ、神木の中で止まっていた時間が動き出すという、神木再生の物語…

  • 「御上先生」: The personal is political

    どうやら本作のテーマは、” The personal is political."らしい。個人の抱える問題は、政治的な問題として考えるべき。 確かにこのフレーズが登場したわけではないが、記憶に新しいところで、安倍元首相銃撃事件を起こした宗教二世や、渋谷幡ヶ谷バス停で殴打されて亡くなったコロナ禍でホームレスになった女性など、個人の問題と片付けられない事件も多い。 文科省の官僚である御上(松坂桃李)は、左遷されて進学校、隣徳学園に赴任する。3年を担任、数学教師として教壇に立ちながら、1年前に学園で起こった教師の不倫騒動、その後起こった公務員試験会場での殺人事件の因果関係をにおわす。不倫を暴いた学内…

  • 「長いお別れ」(2019年):Long Good -bye とはよく言ったものだ

    認知症になった人が、徐々に家族のことやこれまでのことを忘れていき、最後はほとんどを忘れて逝ってしまうことを、Long Good-byeというそうだ。時間をかけて”さようなら”を告げるんだね。 これは、父親(山崎努)が認知症を発症してから亡くなるまでの7年間を、家族である、母(松原智恵子)、長女の麻里(竹内結子)、次女の芙美(蒼井優)の目を通して描いた物語。 昨年9月、父が脳出血後、認知機能が著しく低下し、先月リハビリ専門病院を退院したときにはかなり進行した認知症と診断されてから、私はこれから自分が経験することを予習するかのように、認知症の家族について書かれた本や映画を観ている。 実は、これまで…

  • 「クジャクのダンス、誰が見た?」:冤罪事件⁈ 冤罪が晴れた場合は真犯人を挙げてください

    最近の金曜10時TBSドラマ枠は、私にとってはハズレなし。今回も、クライムサスペンス、松山ケンイチ、広瀬すず、磯村勇斗の布陣に期待が高まる。そして初回から、その期待を裏切ることなく冤罪?という謎多きミステリーの渦の中にぶち込まれた。 元刑事の父親、春生(リリー・フランキー)を放火で失った心麦(広瀬すず)、彼女を助けて真実を追う弁護士、松風(松山ケンイチ)、事件を追う記者、神井(磯村勇斗)。今のところその3人以外、心麦の周囲の人物には怪しさが付きまとう。家族ぐるみで付き合っていた父の元同僚の赤沢夫妻や、父と通っていたラーメン屋の店主(酒井敏也)、そして身内の叔母(原日出子)さえもなんだか怪しい。…

  • 「アンサンブル」:”リーガル”ラブストーリーを期待しています・・

    「現実主義の女性弁護士。理想主義の新人弁護士。真逆なふたりが恋愛トラブル裁判に挑むバディに。・・・法廷から始まるリーガルラブストーリー」と番組公式にある。 リーガルドラマが嫌いじゃないし、あの「Sdilent」の川口春奈が、Snowmanの目黒連の次に、SixTOENSの松村北斗と共演するっていうし、元カレ役で田中圭!(絶妙にはまりそう)ちょっと期待して見始めたのだが・・。 初回と2回目は、恋愛トラブルを抱えたクライアントの仲裁や裁判シーンがあり、瀬奈(川口春奈)と真戸原(松村北斗)により、ハッピーエンドに終わった。特に初回の中尾明慶は良かった。そのくらいの熱量がリーガルドラマとしてあるのかと…

  • "株式会社 家族”:思い詰めた挙句、面倒くさい自分を発見する

    昨年暮れに母が亡くなり、年明けに父がグループホームに入所した。 姉妹共に遠方のため、5日間で市役所のお悔み課、父の入所、四十九日の手配までぎゅぎゅっとやったら体力的にも精神的にも疲れた。といっても母の看取りから葬儀の時までの5日間の実家滞在よりも身体的にマシだったのは、実家の敷布団を2枚重ねることで睡眠を確保できたからだろう。(それまで、昔からある綿のせんべい布団のせいで腰が痛くて必ず夜中に目が覚めていた) こちらに帰ってきてからは、夫と言葉のぶつかり合いがあって落ち込み、きっと私の言い方がマズイのだろう、また、相手の言葉を悲観的にとらえすぎなのだろうと反省しきり。その後も普段友達みたいに話す…

  • 「息もできない」(2010年):ヤン・イクチュン監督・脚本・主演作品、観るべし

    菅田将暉主演の「あゝ、荒野」でヤン・イクチュンのことを知った。以来、気になる俳優の一人になっていた。「息もできない」は、彼が脚本、監督、主演をやり、高く評価された作品。暴力シーンが多いということで、なかなか観るのに元気が必要でやっと鑑賞。 サンフン(ヤン・イクチュン)は、DVの父親のせいで母親と妹を亡くし、刑期を終えて出所した父を恨み続けていた。暴力でしか自分を表現できないサンフンは、その暴力で借金取りを生業とするチンピラだ。 ヨニ(キム・コッピ)は、ベトナム戦争帰りで精神に異常を来している父親と、ならず者の弟、ヨンジェ(イ・ファン)を抱えた女子高生。顔を見れば金を無心する弟と、死んだ母親を探…

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