夏の風物詩 蛍(ホタル) 春といい 梅雨といい 気候の変動が大きく 今年はピークを過ぎてしまったかもしれない www.youtube.com
琵琶湖の湖西、湖北地方を中心に、野草、樹木、花々、風景など四季の自然を、また、時折、県外のまた高山や海外の自然も取り上げていくこともあるかと思います。
安曇川(あどがわ)とよむ 多くの人は あずみ川 と読むのではないだろうか 古代の海洋族の安曇族が九州から全国に移動し 信州の安曇野なり ここ湖西の安曇川なりに住み着いた 昔 司馬遼太郎さんが安曇川の地名を聞いて 「ほぅ ここにもありましたか」 と言われたそうである この前何かを見ていて 渥美半島の渥美(あつみ)も 熱海の(あたみ)も 安曇族のあずみからきているとのことで なるほどなぁと感心する 琵琶湖にそそぐ河川の中でも 最も水量の多い川である 湖西は湖東と異なり 断層によって 比良山地 比叡山 野坂山地などの山々が 急激に琵琶湖から競り上がっている そのため比叡比良山地の西側に降った雨は 簡…
昨年は一本も咲かなかった 一昨年は全山雪かと思うほどに咲き誇った 今年はある程度は咲いている どういう風になっているのか 湖西のオグラス山に咲くタムシバでも同じようなことが起こる 柿などの隔年結果はよく知られている現象だが 果実の成長とともに翌年の花芽形成が行われる果樹で特によく見られるとある 花芽形成の養分の減少や植物ホルモンの影響や色々な要素が挙げられているが 果樹園全体や一地方に同調してみられることがあるとのことで 一個体内の生理現象だけで説明できないように思える 難しい話だが・・・ 昔 今西錦司 が戦争にゆくときに 遺言のように記されたという 生物の社会 という本の中に 種社会 という…
二年前の夏の豪雨によって洪水を引き起こし 何ヶ所かの決壊と 河口部さらには琵琶湖全域へ大量の流木が流れついた この画像 映像は 上流部のものにあたるが さらにここより上の源流部に豊かな植生が残っている が・・・入れない 洪水が起こる数年前から源流部の工事が行われていて 侵入禁止になっている 以前工事初期の頃は入れたので歩いたことがあるが 多くの貴重な植物の見られた崖が 全面削り取られて拡幅されていた 以前 丹生ダム計画というのがあって ここに大規模なダムが計画されていた 流域の小さな集落もずいぶんと前に集団移転し廃村となり 久しかったが 県のもったいない施策によって 中止になった なぜ今ダム計…
春にはそれほど目立たなかった湖岸も 初夏には 野草の花々が咲きそろい 彩りを増してくる 主に湖西の今津浜を中心にとりあげているが 湖北 湖西 全般の湖岸のものが混じっている 毎年 今津浜では初夏にマツヨイグサが咲き 広大で見事な花畑になる ・・・が、毎年間もなく花ごとすべて刈りとられる 夏は 遊泳場、あるいは湖岸リゾート地として利用されるためである ただ 刈らずに放っておくとどうなるかというと 波打ち際まで ヨシやススキが広がっていって多くの野草は消えてゆく 湖岸に限らず 野草や木々などは 人と自然との関わりの中で維持されてきたものも多い よく言われるようになった 里山 がその代表である ただ…
冠山(かんむりやま) 岐阜 福井県境の山だが 容姿がすこぶる印象的な山で 烏帽子 というのか昔の冠 いわゆる衣冠束帯とかいう頃の冠の形をしている 昔 それこそ15年以上前になるが よく友人たちと登った 姿がよい上に 展望もよく さらに花々が豊かである 友人の登山の案内をした 冠山へ続く尾根を少し歩いただけで登ってはいない もちろん登りたいが・・・ ピークに近づくにつれブナの純林が出てくる 霊峰白山 中央が 御前ヶ峰 右が 別山 途中の尾根からでもよく見えるところがあった この日は雨の降る前で 風もあり かなり曇っていたが 遠望は効いた やはり信仰の対象になるだけの威容がある ブナ(ブナ科) 尾…
五月は照葉樹にとっても 落葉と同時に 新葉展開 の時期にあたる ナラやサクラ、ケヤキなどの夏緑樹は落葉するが シイやカシ、ツバキなどの照葉樹は常緑である 常緑樹という言葉を鵜呑みにすると 一年中葉をつけているように思えるが そんなことはなく やはり葉を更新している その時期が初夏の今にあたる 湖北 湖西にも 照葉樹は生育しているが 照葉樹の森 となると県南部へ行かねばみられない 伊勢神宮の森や奈良春日大社の森へ行ければよいが いつもは三井寺の裏山あたりを歩く ほぼ照葉樹の森 手前の黄緑は大津市歴史博物館の植栽のケヤキ もう少し早ければシイの木が花や新芽を芽吹いて黄金色に輝くのだが コジイ(ブナ…
一気に 比叡山 ① ② ③ をアップしている 以前からよく歩いていた大宮川沿いの林道だが 大宮川の名前の由来について 日吉大社には 大物主神(いわゆる大国主神)を祀る西本宮と 大山咋神を祀る東本宮があるが 流石の比叡の地主神である大山咋神も 出雲の大国主神に対しては 西本宮の方を 大宮 と呼ばざるをえない その西本宮のそばを流れているので 大宮川 という 誰も驚かないと思うが 以前から 大宮川 大宮川・・ といっていたものにとっては あぁ〜 そうなのかぁ・・ と感動する このようなことで感動できるので得である なお 東本宮におられる あるいは 奥宮におられる 大山咋神の妻の 鴨玉依姫 だが 山…
日吉大社の奥宮への登山道を時間をかけて登り そこから奥にほぼ水平な道(行者道)へ さらに大宮谷に降りて林道を戻ってきている 比叡山には種々の植物が分布しているが 古くからの 神域 境内のため 照葉樹も多く ちょうど落葉、芽吹きの時期にあたり 色彩が豊かだった コジイ(ブナ科) いわゆるシイの木 白っぽく見えるのが新芽と花 遠目には黄金色に光って見える この時期は遠目にも一目瞭然 イチイガシ(ブナ科) イチイガシはほぼ木肌でわかるが ちょうど今は落葉の時期なので樹下を見れば確実にわかる クスノキ(クスノキ科) 少し丸くなっているのがクスノキの葉 樟脳の匂いでもわかる サカキ(モッコク科) 神社の…
比叡山としているが 日枝山(ひえのやま) もともとの比叡の山をとりあげている 以前から行きたいとは思っていたが 標高差200mくらいの急勾配を登ることになる 平地はある程度歩けるが 坂で負荷がかかると体調を崩してしまう ただ 奈良への旅である程度の標高差なら 時間をかければなんとかなる感覚だったので 思い切って出掛けてみた 以前にもどこかで述べているが 比叡山はもともと日枝山(ひえのやま)で 地主神である 大山咋神(おおやまくいのかみ) を古くから 日吉大社で祀ってきたが 天智天皇の大津京遷都の際に奈良の三輪神社より 大物主神 を勧請して ともに祀られるようになった その後最澄が延暦寺を開いて…
連休中はどこへも行かないようにしている ただ 足早に過ぎ去ってゆく春に感じたが 木々の新緑については 山麓ではすでに終わっていても 箱館山へ上がればまだ残っているだろうと 朝早くから行ってみた 数日前ならさらに多彩だったかもしれないが ほぼ新緑の盛りだった ほぼ垂直に切り立つ天狗岩の新緑はみごとで また 平池(だいらいけ)では ズミが満開を迎えていた 箱館山には林道が周回しており 登り切った所には大きなキャンプ、宿泊施設がある そこの来訪者を避けて朝早くから上がってみたのだが なんのことはない 昼近くになっても誰にも会うことはなかった 近年 平池のカキツバタは有名になって あとひと月もしないう…
昨秋から続いていた渇水もほとんど解消され 見慣れた湖岸の景色の中で桜を見ることができた コロナ禍以来 多くの人が湖岸に訪れ憩うようになった 何かキャンプ場、あるいはグランピング場とかいう施設がやたらと増えてしまった もう登山はできないが 全国の山小屋の設備も昔とは見違えるようになっているようだ よくわからないが富士山がとんでもないことになっていると聞く 私は海外の山々も含めて数多くの山へ登ったが 富士山は登ったことがない 富士山は見る山だと思っている 人口の減少が近年よく問題になっているが 滋賀県は人口が減っていない 京阪神からの人が多いかもしれないが 多くの人が一戸建て、集合住宅も含めて 琵…
ずいぶんと寒い日々が続いたかと思うと 急に初夏の陽気になり 一気に春が来たものの 桜の開花も 木々の芽吹きも ずいぶんと迷っていただろう 初夏がすぐにくるだろうとは思っていたが やはり各地で四月に三十度を越すことになってしまった 四月を振り返って・・・ 種々の桜が一斉に咲いてしまっているように見える 少し霞がかかっているが 白が タムシバ(クスノキ科) 黄緑が イヌブナ(ブナ科) ヤブツバキ(ツバキ科) 今年はヤブツバキがなかなか咲かず やっと四月に一斉に咲き出している ヤマザクラ(バラ科) イヌブナ(ブナ科) コバノミツバツツジ(ツツジ科) オオカメノキ(ガマズミ科) ウリハダカエデ(ムクロ…
葛城山麓にあるいくつかの神社を訪ねてみたが ほとんど中腹と言ってよいくらいの所にある 南にはおそらく大峰山系 東には高取山などとその手前の丘陵 その少し北には畝傍山と大和盆地が見えていた 古代になぜこのような葛城山の中腹とも言える傾斜地に出雲からの人々が住み着いたのか 周りの景色を見渡していたがよくわからなかった ただ 役行者 も葛木系賀茂氏だといい 父が出雲系とある 大阪の人にとっては葛木山麓というのは行き慣れた場所かもしれないが ここは私の中の奈良の概念からは外れていた 東大寺があり薬師寺があり法隆寺があり 明日香があり 吉野があり 宇陀があり さらに大峰山系がある それらが奈良だったが …
山中になってくるので 照葉樹の数は減り 夏緑樹が増えてくるため 紅葉の名所になっているのだろう 千メートルに満たない高度だが カヤやモミの針葉樹も見られる フデリンドウ(リンドウ科) 春に咲くリンドウ 5センチくらいの高さか よく見ていないと見落としてしまう ハナイカダ(ハナイカダ科) フサザクラ(フサザクラ科) 渓流沿いに多い植物 桜ではない トチノキ(ムクロジ科) タチツボスミレ(スミレ科) シハイスミレ(スミレ科) イヌブナ(ブナ科) ヤマルリソウ(ムラサキ科) ハシリドコロ(ナス科) 右下に茶色い花が見えている イタヤカエデ(ムクロジ科) ヤマザクラ(バラ科) ミヤマハコベ(ナデシコ科…
今でこそ道がついているが とんでもない山奥である すぐ近くに 洞川(どろがわ)温泉という 大峰山の修験道の行者が宿泊所としたところがあるが 昔はそこへゆくのも大変だったろう 奈良は山中の川の水がきれいで深みがある 周辺の川を含めて たしかに気持ちのよい渓谷である 大峰山に入る前の御手洗の意味かと思ったが 南朝の帝が禊ぎをおこなったとの伝説からついた名という www.youtube.com
木々が芽吹き 新葉が展開し 花々が咲き やはり新緑のこの時期はすがすがしい 花々を 新緑を見ながら また 古墳や あるいは神社を詣でながら歩くので 私には障害物競争をやっているようなもので なかなか先へ進めない 以下 樹木、道端の栽培のものも含めてかなり多くなった・・・ イチイガシ(ブナ科) かつて奈良盆地には広大な湖のような湿地帯が広がっていて それをとりまくようにイチイガシ林が極相として広がっていたといわれる アラカシ(ブナ科) カシの代表だが この木が多かった モウソウチク(イネ科) 竹の秋 五月のイメージだがもう黄葉していた クスノキ(クスノキ科) コナラ(ブナ科) モチツツジ(ツツジ…
新緑が鮮やかなのはその頃を狙って出かけたのだが うれしいことにところどころに桜が咲き残っていてくれた 時期的に カスミザクラが多かったと思うが なかには ヤマザクラもあったように思う 三輪神社から石上神宮まで歩いた中で 多くの優れた景観に出逢ったが 最も印象に残ったのが 崇神天皇陵の景観だった www.youtube.com 新緑と桜と堀の水面と・・・ どうぞ見てくださいと言わんばかりの景観である ただこの桜は何なのかもう一つよくわからない 時期的に カスミザクラ だが色が濃すぎる ヤマザクラ は種々の色の葉が花と同時に展開するはずで エドヒガンザクラ は時期的に遅すぎるのと 水面に花が散り始…
歩いているうちに気付いた あぁ ここは昔の 私たちが子供の頃の風景だと 景観条例・・とかいうものがあるのだろう また歩けばわかるが 至る所に古墳がある 下手に掘れない 道も付け替えられない 田も畑も昔の面影のままである いつの頃だったろう 農地が効率を求めて整理され 直線的な区画ばかりになったのは ここの農地は昔のまま 楕円形だったり 三日月型だったり 大きかったり 小さかったり 道は曲がりくねって 太かったり細かったり 上がったる下がったり と言って住んでおられる人たちにとっては 不便この上なく 効率も悪いはずである ただ 効率や利便性ばかりを求めて 失ってきたものも多かったのは 今のこの国…
どこから歩き始めてもよいのだろうが、三輪神社(大神神社)からにした 神様の御魂(みたま)には 和魂(にぎみたま)と 荒魂(あらみたま) があるとされ さらに 和魂は 幸魂(さきみたま)と 奇魂(くしみたま)の二つの働きにわかれる 出雲の大国主命の 和魂 を 大物主神 の名で三輪山に鎮めたとされ それゆえ神社の裏にある三輪山が御神体にあたる 要するに出雲の大国主命の魂を祀ってある 奈良は大和であり 大和朝廷の発祥、本拠地のはずである なぜ国譲りをしたという出雲の神が大和の中央に祀ってあるのか? 歴史をよくご存知の方はわかっておられるのかもしれないが・・・ 今回の奈良行きでは 出雲系の神社を巡って…
ずいぶんと前になるかもしれないが 以前訪れた時に シロバナのショウジョウバカマを見たのがよく印象に残っている ということは今回よりも早い時期に もしかすると吉野の桜と併せて訪れたのかもしれない ただ 木々の芽吹きは今回の方が鮮やかだったと思う カスミザクラ(バラ科) 近づけないがカスミザクラだろう タチツボスミレ(スミレ科) ミヤマハコベ(ナデシコ科) イズセンリョウ(サクラソウ科) 照葉樹の林床でよく見かける ツルカノコソウ(スイカズラ科) コチャルメルソウ(ユキノシタ科) オノマンネングサ(ベンケイソウ科) サンショウソウ(イラクサ科) ハシリドコロ(ナス科) 猛毒の植物 ショウジョウバカ…
久々に奈良を訪れたので数回に分けてアップする 吉野の桜やその他の桜も見たいが 人の多さが大変なので 渓谷の新緑と早春の植物 山の辺の道の新緑の景観と古墳や神社の歴史散策に絞って 赤目四十八滝 山の辺の道 みたらい渓谷 葛城山麓の神社 を訪れた 赤目四十八滝 はずいぶんと前に訪れたことがあるが 厳密には奈良県ではない ギリギリ三重県に入るが 一応今回は奈良の中に入れておく www.youtube.com 赤目四十八滝は今までに二度ほど来たことがあるが 赤目五瀑とされる五つの滝のうち上流にある荷担滝と琵琶滝は未だ見たことがない 今回も荷担滝の手前までしか行けなかった ある程度の距離と 少し高度差が…
イチリンソウ ニリンソウ サンリンソウ の区別だが イチリンソウの花は他のものよりずいぶんと大きい 普通一株に一輪だが 私がよく「ニリンソウのふりをしているイチリンソウ」 と呼んでいるような一株に二輪がつくものも少しだがある 昆虫を集めるためには イチリンソウは一発必中のような感じで 大きく目立つものを一つ開花させるが ニリンソウは小さくとも 数で あるいは時間差攻撃で開花する ニリンソウだが蕾が三つあるものもある イチリンソウ(キンポウゲ科) イチリンソウには葉柄(葉の付け根の柄)がある 葉柄がある ニリンソウ(キンポウゲ科) ニリンソウの葉には葉柄がない トリカブト(キンポウゲ科)の幼葉 …
この時期は特に桜園が目につき、また人も多く集まるが 各所に特徴的なものも見られた 品種名は見ていない 同じ箇所につく花でも花色が異なっている オオシマザクラ(バラ科) オオシマザクラは日本固有の野生種である オオシマは伊豆大島だが、関東以南の海岸沿いに分布する 各地に植えられている ミドリザクラ(バラ科) マメザクラの一種とのことで花柄や萼片が緑色を帯びる リキュウバイ(バラ科) 利休梅だが江戸時代に作り出されたもので利休はこの花を知らない 茶花に用いられるのでこの名がついた タチバナ(ミカン科) 左近の桜 右近の橘 のタチバナである 一般の温州みかんに比べてかなり小さい カラタチ(ミカン科)…
全国初の公立植物園として大正13年に開設されて今年で100周年を迎えたという ずいぶんと昔からよく訪れている植物園だが 私の好きな自然生態園ができたのみならず バラ園、桜園、梅園 その他あらゆる箇所が充実してきていて 特に近年の桜園は目を見張るものがある 京都には桜で有名なところがいくらでもあるが もうここだけで十分だろう この日は小雨上がりのどんよりと曇った日だったが 先日の休日のようなとんでもない混雑(だったらしい)もなく 多彩な木々や花々を楽しむことができた この日はそれほど時間がとれなかったが 私にとっては たった200円で一日中遊んでいられる場所である www.youtube.com…
たいていの人は聞き覚えのある曲ではないかと思う 平均律クラヴィーア曲集 第一巻第一番 プレリュードとフーガ BWV 846 ハ長調 などという長い名前がついている 平均律というのはピアノなどの調律の仕方で クラヴィーア というのは チェンバロのような楽器の名前 プレリュードは 前奏曲 フーガは 遁走曲 と訳される 1オクターブの 12音を主音を中心とする長調、短調について それぞれプレリュードとフーガがあるので24ある ・・・らしい まあ素晴らしい曲だが 音や和音というのか 心理的に不安になるようなものをわざと入れてあって それがまた解放されるような流れになっている ・・・らしい www.yo…
少し前のもの(今月の上中旬)になる キクザキイチゲとアズマイチゲ イチリンソウをいっしょにとりあげようと思ったが 彼岸になっても冷え込んで開花が遅れそうなのでやめる イチゲは 一華 だろう 園芸の花では アネモネ にあたる キンポウゲ科のイチリンソウ属で イチリンソウ ニリンソウ サンリンソウ キクザキイチゲ アズマイチゲ ユキワリイチゲ ヒメイチゲ ハクサンイチゲ さらにシュウメイギクが入る キクザキイチゲ(キンポウゲ科) アズマイチゲ(キンポウゲ科) いかにも 一華 にふさわしい花々だが ハクサンイチゲ や シュウメイギク は イチゲとも言えない まあ イチリンソウに対するニリンソウやサン…
朝から深い霧で、山肌に雲がかかるような景観が見られた このような日は幾分寒さも和らいで、しっとりとした風景が見られる ヤマエンゴサク(ケシ科) 兵庫県の明石のあたりに 朝霧 という名前の駅があったようにも思い 調べてみたらやはりあった ほぼ明石海峡に面していて朝霧もよく発生するのだろう 呉の雪風 佐世保の時雨・・ というのをご存じだろうか 大戦時 幸運艦と呼ばれ最後まで沈まなかった駆逐艦の名前である 帝国海軍の駆逐艦には 気象事象の名前が付けられていた 朝霧というのもあったように思い調べると やはりあった 響のいい言葉である
暑さ寒さも彼岸まで・・・ 昔の人はすごいなぁ・・と感心していたが そういった言い伝えが崩れ出し環境変化がはなはだしくなって久しい 昨日 春分の日は久々に実家の墓参りへ行き、皇子が丘公園にある早咲きのハツミヨザクラを 眺めていたが、急に時雨れて気温も下がり荒天になってしまった うっすらと降り積もった今朝も、昼からはまた吹き降りとなり、夕方にはまた積もり出してきている 三月下旬や四月になってさえ雪が降り積もった記憶はあり 荒天自体はありうることかとも思うが 今月になってからの気温変化が激しすぎる 三寒四温・・などという言葉はどこかへ行ってしまっている ハツミヨザクラ(バラ科) 寒い春分で誰も見に来…
キンポウゲ科の植物の中で早春に咲く花々は イチリンソウ ニリンソウ サンリンソウ キクザキイチゲ アズマイチゲ ヒメイチゲ ユキワリイチゲ バイカオウレン ミツバオウレン セリバオウレン フクジュソウ セツブンソウ ミスミソウ スハマソウ サバノオ シロカネソウ の仲間 などなど 春の妖精(スプリングエフェメラル)と呼ばれるものも含めて 多くの人に好かれているものばかりになる 他にも毒性の強いトリカブトや 高山に分布するハクサンイチゲや 水中に戻って行ったバイカモや たくさんあるショウマの仲間など キンポウゲ科の植物は進化の上では古い時代の植物にあたる 逆に新しい植物はキク科やラン科など それ…
小さな天満宮だが、少しだけ梅林がある 京都の社寺や各地の有名な梅林にも行ってみたいが 人混みを避ける習慣がついてしまった 都の邸宅にあった 桜は 道真との別れを惜しんで枯れたという 梅は 有名な 東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ の歌に呼応して一夜のうちに太宰府に飛んできたという またのちに 松が 遅れて飛んできたといい 老松(追い松)という 要はそれだけ花の、植物の好きな人だったのだろう 藤原摂関家の神社(春日大社がそうなのかもしれないが) でなく そういった人の神社が人々に親しまれているのは ありがたく思える おそらく竜巻のような突風が通り過ぎて行ったのだろう 数年前の…
なんのことはない 気温はまったく上がらず 午後も雪は降り続いた 護岸工事が進み ずいぶんと少なくなってきた川辺林だが 一気に雪化粧してくれた 日差しの違いでこれだけ変わる このケヤキの中央に道路が走っている
一月の下旬にまとまった積雪があったが、雪の少い年ですみそうである ありがたいことなのだが、そういえば今年は雪景色を撮っていなかった 今朝はちょうど 撮っておいてくださいね と言わんばかりの積雪になった ザゼンソウ(サトイモ科) やはりザゼンソウには雪がよく似合う
朝ドラの中で万太郎(牧野富太郎)のお母さんが好きだった花として取り上げられたので覚えておられる方もあるかもしれない 早春に咲くキンポウゲ科の花々の中で 比較的広く分布しているのでそう遠くへ行かずとも見ることはできる ただ近くのこの場所にはずいぶんと行っていなかったので咲いているかわからなかったが、ポツポツとではあるが咲いていてくれた 希少な花ではなくとも やはり母が好きだったという設定になるだけの魅力のある花ではある 五、六歳でお母さんを亡くされているが もしかしたら本当にお母さんの好きな花だったのかもしれない バイカオウレン(キンポウゲ科 例によって キンポウゲ科特有の花の構造をしている 黄…
暦のとおり雨になった 暖かい雨水だが週の後半には冷え込んでくるという 暦を調べていたらこんなことが書いてあった 微細な水滴が空中に浮遊するため、遠方などがぼんやり見える現象や、その際に見えるうっすらとした雲のようなものを「霞」と言います 現象としては霧と同じですが、春に発生するものを「霞」、秋に発生するものを「霧」と呼び、区別することがあります ただし、気象用語に「霞」は入っていません ということは 春霞 でよかったようだ まだまだ知らないことが多い スギナ(トクサ科) 雪の少い所では今の時期でも見かけるのかもしれないが 湖西ではあまりにも早すぎる
いいのか悪いのか?・・・ 決して悪い事象だとは言い切れないかもしれないが かといって素直に受け入れて良いものかどうか・・・ そのような状態の時に使う ほぼ20℃近い気温になった 二月の中旬である 今年は雪が少なくてありがたいのだが これとて少し考えてしまう すでに梅は咲き出したし いずれ桜も咲いてくれるだろうが 春らしい春 四季らしい四季が訪れるように願う きれいと言えばきれいだが 二月の風景とは思えない 似ている風景として 春霞とは書いたが 気温が高いので湖面から水蒸気が出ているのだろう 正確には霧かもしれない ただ春霧... などという表現はあまり聞かない 昨夜はとんでもない突風が吹き 今…
城や石垣は好きなのでよく各地の史跡を訪れることはある とは言っても よく古墳や石棺などが発見されて大々的に説明会が行われているのを見かけるが 今回のような発掘調査現地説明会のようなものには行ったことはなかった 友人の誘いもあって初めて出掛けてみたが やはり現物を見るのは面白く興味深い 整理券とかをもらうのに寒い中をずいぶんと待ったが 吉野ヶ里遺跡とかキトラ古墳とかと違って もう見ることはできないかもしれないと思うと 仕方ないかと思える 現地説明の方も 寒い中長い時間をお待ちいただき申し訳ありませんでした とのこと それにしてもやはりたくさんの人が集まるもので 今日だけで五六百人くらいになるかと…
私には 天の橋立 が連想されるが 若い人たちはまず モン・サン・ミシェル を思い浮かべるらしい 琵琶湖では昨秋から渇水が続き 湖岸線が沖合に引いて行く景観が各所で見られるようになった 以前にも時折取り上げている湖北の湖岸だが 琵琶湖岸の中でも最も遠浅の地形になっていて 至る所に砂地が現れるようになる 奥の洲と呼ばれる沖合の島まで 砂洲が伸びて繋がるようになり 歩いて渡れるようになった 新聞が取り上げたせいか 多くの人が訪れるようになり 最近は SNS などで このようなところがずいぶんと脚光をあびる 以下の画像や動画は現在のものではなく 数年前の渇水時のものである www.youtube.co…
これが何なのかはよくわからない ただ昨年から渇水が続いていて もとは内湖だったと思うが 公園の池として整備されているこの池もずいぶんと水が減っていた そしていきなりの積雪の後の姿である 水が干上がっていた池の底の土の色かとも思うし 何か藻類などの色かとも思えるが 暖かかったとはいえこの時期に増えるようにも思えず 何にしてもこれだけの広さの色彩の広がりは見事なもので 積雪に耐える地方への贈り物のようにも思える
青春や白秋という言葉が 四季を色で表現したところから来ているのをご存知だろうか 冬の玄冬(玄は黒、玄人、玄米など) 春の青春(青は緑、青信号、青葉など) 夏の朱夏(朱は朱色、朱肉とか) 秋の白秋(霧や靄のイメージだろう) 人生のそれぞれの時期を表す言葉として聞かれることも多いかもしれない その四季がかなり不安定になってきた昨年 あの異常な暑さをけっして過ぎればよかったと捉えず 子供達に少しでもまともな季節、気候を残しておかねばと思う 玄冬 青春 朱夏 白秋 もとより山へは登れず 体調を崩すことも多かった一年だが 振り返ってみると たくさんの自然に出逢っている 冬〜春 www.youtube.c…
この画像、動画も二日の夕刻のものになる 湖南からの帰りに湖岸に立ち寄ってみたのだが 湖面や東の空に様々な色が見られた ここの湖岸は少しトンネルっぽいところを抜けてゆくのだが 浜に出た途端に歓声を上げるほどだった 大袈裟に言えば 自然が語りかけてきてくれるような そんな夕景だった ありがたいものである www.youtube.com なお 動画の最後を見るとわかりやすいが この日の夕方はまったくの凪(なぎ)であるものの 弱いながら大きな周期のうねりが押し寄せてきている わからないが もしかすると地震の影響のものかとも思う 普段の凪でもそのようなものなのかもしれないが・・ 自然はあまりにも優しい面…
この朝景は二日のものである それゆえ初日の出とは言わないが 一日は荒天だったので敢えて言えば この日が初日の出にあたるかもしれない 残念ながら対岸の山々には低いながら雲が掛かっており 山々からの日の出はみられなかったが その代わりというか 湖面上では幻想的な霧が見られた 日の出の直前にはこのような薄紫色が出る 日の出直前 あるいは日没近くにも日によって時折この色が出るが 朝夕において もっとも好きな色である 月ではなく、太陽である 湖面上の霧 北(左)の方へ流されてゆく 北の方向をみると湖面の霧がよくわかる 手前の白いものは琵琶湖水位低下によって藻が干上がり 霜によって氷結したもの 現在の琵琶…
貫川(ぬけがわ)内湖 と読む 琵琶湖沿岸にある内湖の一つだが この内湖は北湖と南湖に分かれており その間を 境川(貫川)という川が流れて琵琶湖へ注いでいる 百聞は一見に如かず・・・ かつて琵琶湖岸には数多くの内湖があった また今は上の写真のように湖周道路というものができて便利に またほぼ全域の湖岸を巡ることが出来るようになったが 昔はほとんど船でしか行くことができず そのことで環境が守られていたところも多かった 近江八幡、正確には安土(あづち)になるが かつて大中湖(だいなかのこ)と呼ばれる琵琶湖岸で最も大きな内湖があったが 私が小学校の頃に干拓で埋められた ちょうど秋田県の八郎潟が干拓でなく…
すっかり紅葉も終わり ほとんどの木々は落葉した いよいよ強い寒波がきて雪景色に変わるだろう 少し前の今月上旬のものになる 毎年晩秋になると 湖岸のアカメヤナギに絡んだツタが見事な彩りを見せてくれる このヤナギにはナツヅタもフユヅタ(キヅタ)も絡んでいる ヤナギにとっては迷惑な話だが 何年も見ているがそれほど弱ってきたようにも見えない 共生にあたるわけではないが、寄生にもあたらない 湖岸を歩いているとよくこれらのツタに絡まれた木々を見かける と言って 湖岸の木々がツタだらけになるわけでもない 野鳥や昆虫や土壌生物や微生物や他の植物や あるいは風や雨や乾燥や温度や あらゆる自然が関わっているのだろ…
今回の紅葉はウルシ科の植物に絞ってとりあげている 触れるとかぶれる方がいるのは当然だが 画像を見るだけでも嫌だという方がおられるかもしれない その場合はパスしていただきたい 残念ながら今年は紅葉の盛りの十一月に出かけることができなかった 以前も取り上げたことがあり 晩秋に松原の紅葉が鮮やかなのは知っていたが いくらなんでも遅すぎるとは思いながら 近くに行く所要があったので寄ってみたが この時期になんと鮮やかなことか 驚くばかりの色彩が広がっていた 植栽された植物園か? と思えるほどの鮮やかさに出逢える 多様な株が多彩に色付いているだけでなく 一株の個体が多様な色に彩られている www.yout…
いよいよ紅葉は山々から山麓へと降りてきた 今年の植物たちの営みの総仕上げである 自然の営みには すべて意味があり 無駄なものは何もないという 植物たちは なぜ一年の締めくくりに このような鮮やかな色彩を散りばめて終えるのか おわかりだろうか www.youtube.com
今年の秋は思うように紅葉を見に行けなかったが 自宅周辺や公園を歩くだけでもよくさがせば素晴らしい紅葉はある 今夏のあの異常な暑さで ほとんどの木々の紅葉はまともには望めないだろうと思っていたが 多くの木々が暑さや乾燥に耐えて 見事に紅葉してくれた 振り返ってみれば このような不自由な日々もまた ありがたいことなのかもしれない 自宅周辺や公園の紅葉を集めてある www.youtube.com
県の北部、東部には伊吹山地、鈴鹿山地があるが 西部には比良山地と比叡山がある 湖西のこれら山並みと琵琶湖に沿って琵琶湖西岸断層帯というのが走っており 琵琶湖の西側というのは 湖面から急に山々がそびえ立つようになっていて それゆえ琵琶湖の東岸は遠浅だが 西岸は急に深くなっている 比良の名前は 縄文の言葉なのか ピラー という 崖という意味の言葉から来ていると聞いたことがある 湖南からの帰りに比良山の登山口に寄ってみたが 山肌の紅葉にはまだ早くとも、木々の秋景色が見られた カマツカ(バラ科) エゴノキ(エゴノキ科) ウリカエデ(ムクロジ科) ウリハダカエデ(ムクロジ科) ボタンヅル(キンポウゲ科)…
平地ではまず、ウルシの仲間とナツヅタが紅葉する 湖岸のヤナギの木によくナツヅタがからんでいて 今の時期にきれいに紅葉する 絡まれているヤナギにとっては災難だが と言って湖岸の木々が蔦だらけになるわけでもない 自然には節度がある ナツヅタ(ブドウ科) 絡まれている木は アカメヤナギ(ヤナギ科) この木には フユヅタ(ウコギ科)も絡んでいるが ナツヅタとフユヅタは科が異なる またフユヅタはキヅタともいい、紅葉せず 常緑である 甲子園の蔦が有名だが 私は関西に居りながら甲子園に行ったことがない 甲子園球場の蔦は 以前は ナツヅタ と フユヅタ の両方が絡んでいたようだが 2009年の耐震工事の際に一…
ようやく少しは歩けるようになったので、野菊に見当をつけて歩いてみたが、今まで見たことがないほどのたくさんのヨメナやノコンギクに出逢った 少し前に撮っておいた ユウガギク などとともにまとめてみる ヨメナ(キク科) ノコンギク(キク科) この辺りの田の土手、畦にはびっしりと野菊が咲いている 「故郷の丘に咲いてた野菊の花束・・・」 こんな歌詞を覚えておられる人は年配の方だろう たくさんの野菊を見ながら歩いているとうれしいもので このようなことでこれだけ喜んでいられるのだからありがたい この木は田圃の真ん中に生えている 手前の赤が ナンキンハゼ(トウダイグサ科)で 奥の黄色が アカメガシワ(トウダイ…
十月の下旬から十一月にかけては タデ科の花々が盛りを迎えて生き生きとしてくる 条件さえそろえば密集して大きな群落を作るこれらの花々は 数少なくなった自然のお花畑のひとつである すべてタデ科の植物 後半はすべて ミゾソバ 一部過去の画像を用いている www.youtube.com 動画の中に入れていないが、この時期のもっとも代表的なタデ科の花の風景
まだ十月だが 晩秋から初冬にかけての気候が頻繁に訪れる 少し体調を崩してまともには外を歩けていない いよいよ紅葉の季節を迎えるが ゆっくり廻れるかどうか 十月に入ってから撮ってあった画像があるのであげておく 前半は京都府立植物園に立ち寄った時のものにあたる タヌキマメ(マメ科) これは果実なのだが これが花 鮮やかな色をしている カリガネソウ(シソ科) 造形美の代表のような花 カリガネ は雁の一種 イヌショウマ(キンポウゲ科) スズムシバナ(キツネノマゴ科) よく瓜割の滝で取り上げている ユキミバナ にそっくりだが こちらは大きさが倍近くある 絶滅危惧種である ミズトラノオ(シソ科) クロバナ…
朝晩は冷え込み、時折時雨の天候となる 晩秋の時期にあたる かと思えば昼間は汗をかくほど暑くなる 残暑の時期の感じがする ようやくキンモクセイの香りがするようになったが 二週間遅れだという ところがイチョウの色付きはずいぶんと早い 今年ほど秋の訪れをありがたく思える年も少ないだろう ただ いかにも秋らしい空気は 例年ほどには感じられない 要するに 不安定な気候が続いているように思える 今週末くらいから ぐんと冷え込むという 願わくば 一気に晩秋に そして冬になってしまわないように 蕎麦畑と虹 湖西 湖北では晩秋から初冬の時雨の季節によく見られる チカラシバ(イネ科) エノコログサ(イネ科) 奥の…
以前にも取り上げたかもしれないが 湖北地方には各集落に 野神(のがみ)の森 というものがあって 集落のはずれにあるところもあるが 集落内に驚くほどの大木があるところも多い 木之本町黒田には 黒田のアカガシ と呼ばれる野神があり この木は 新日本名木百選 に選ばれている (この黒田の集落は司馬遼太郎の小説にも出てくるが 黒田官兵衛 の先祖の集落との説もある) アカガシ(ブナ科) 黒田の集落の側を余呉川が流れており 少し下ったところには 大音(おおと)と呼ばれる 生糸の産地でよく知られた集落がある この集落のはずれには シラカシの大木があり この木もやはり大音の野神にあたる シラカシ(ブナ科) 株…
十月に入って急に秋めいてきた 秋本番である ただ今夏の暑さの異常ぶりから 秋や春がなくなって 夏と冬だけになっていくのではないか との心配を聞いた 事実その通り 先日は急な冷え込みで 晩秋の時雨のような気候になった 秋の花真っ盛りには違いないが そう言う目で見てみると 夏と秋の花が混ざっているような気もする ① ② と重なるものがあるかもしれない ヤブラン(キジカクシ科) スズラン ノシラン ハラン などのようにランはつくがラン科ではないものも多い たいていはキジカクシ科(以前はユリ科)が多い アレチハナガサ(クマツヅラ科) ヤナギハナガサ(クマツヅラ科) マメアサガオ(ヒルガオ科) マメアサ…
予想はついたが ほぼ一週間ほどの遅れ かつ 場所によって開花がバラついている 咲くのか? とも思っていたくらいの夏の暑さだった またこれもある程度の予想はしていたが 湖岸の群生地は平日の早朝にも関わらず 遠隔地からとんでもないほどの人が来ていた 早々に引き揚げて 扇状地に広がる果樹園や耕作地を歩いた 秋の色彩 ともいえる艶やかな一角 ヒガンバナの他に フタバハギ(マメ科) マルバルコウソウ(ヒルガオ科) ツリガネニンジン(キキョウ科) ヒガンバナ(ヒガンバナ科) 湖岸の群生地より 正面奥が伊吹山
弱い雨や曇りがちの日が続いていたが、この日のみを狙ったように快晴の日になった 昨年と同じく 月の出を湖岸から眺めたが やはり素晴らしいものだ ある意味で 感動ものである 山の端から月が出てくるだけのことだが 経験して見るとわかる 十六夜 や 立ち待ち月 居待ち月 寝待ち月 などの言葉があるはずである どこか山の端や 林越しに あるいは海や 街のビルからでもいいかもしれない もちろん中空に高く澄み渡る月もよいが 月の出はまた独特のよさがある だいたいの位置は予想がついたが ほとんど伊吹山の頂上付近から出てくるのには驚いた www.youtube.com 仲秋があるのなら 仲春もあるのかと調べたら…
ようやく秋の気配を少し感じる日々になった ただ今回の異常な夏は 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ・・・ では済まされない 喉元過ぎれば熱さ忘れる・・と言うが 全世界的な今夏の暑さと 全世界的な今回のパンデミックは 忘れてはならないと思う 小さい頃からよく聞かされた言葉に バチが当たる! と言うのがあるが それにあたる 人類のみならず あらゆる生物を含めて被害を受けるようになってきたが おおもとは 人間の欲 だろう 強敵 である 異常気象にも負けず 幾分の前後はあるかもしれないが 秋の花々は今年も咲き始めてくれた カラスノゴマ(アオイ科) どこにでもある野草でもないが 時々出逢う野草でもあ…
ツユクサに種類があると聞いたことはあったので それか? と思ったがウスイロツユクサと名付けられた品種にあたるらしい 牧野富太郎がウスイロと名付けているが 薄い色 との意味ではなく 日本古来の薄色(薄紫に近い藤色のような色) の意味ではないかとも言われる ウスイロツユクサ(ツユクサ科) 一般のツユクサの青に対して薄紫あるいは藤色のような色合い 並べるとよくわかる こうして見るときれいなものだ ありふれた花が一気に見栄えがする
初夏から雪の降り始める頃まで咲くのでこの名前があるが さすがに今年のあの暑さと日照りで 盛夏にはほとんどまともには咲いていなかった 半年以上咲き続けるとはいえ ピークは九月から十月頃になるので 訪れてみると この暑さにもかかわらずたくさん咲いていた ユキミバナ(キツネノマゴ科) ダイサギ(サギ科) このサギは五メートルほどの距離を保つと逃げなかった 池の魚が魅力的だったのだろう やはり予想通りまだまだ暑い日が続くが ここ瓜割の滝はいつもながら冷気が漂っていて 滝の周辺のみならず一帯が涼しい いつも取り上げている ユキミバナ だが 滋賀県と福井県の一部の地域に分布が限られている希少種であり 絶滅…
幾分はましになったとはいえ 九月の気温ではない 地域によっては大きな被害も出ているようだが 今年に関していえば 台風が 一月近く降らなかった雨を降らせ 少しでもあの気狂いじみた酷暑を少しは和らげてくれた ただ これほど異常な夏にも関わらず 秋の花は咲き出し 秋の虫たちが鳴き始めてくれている 開花時期がずれたりすることもあるとは思うが 花や虫たちに出逢うと やはりほっとする 何回になるかはわからないが とりあえず出逢えた花々から ツユクサ(ツユクサ科) この時期に咲き出すこの花は 梅雨草 ではなく 露草 なのがわかる 今年ばかりは露も着かないが・・・ ゲンノショウコ(フウロソウ科) 現の証拠 腹…
おそらく八月の下旬、九月に入ってもこの暑さは衰えないのだろうと思っていた ただ、雲を見ていると、積乱雲もあるのだが秋の雲も混じってきて複雑な空模様をしている ただ日中はすこぶる暑い この暑さの中でも 秋の花々も見かけるようになってきた 湖西では都会と違って 夕方になると涼しくなる 八月の下旬になってもまったく衰える気配がなかった積乱雲をいくつか この積乱雲はかなり大きい いくつもの積乱雲を合わせたような大きさで 上空で横に広がる様子を見ると かなとこ雲 と呼ばれる積乱雲かもしれない この夏の暑さを象徴するような大きさだろう 同じ積乱雲を湖岸から見たもの 一部分のアップ 右端のものだけでも立派な…
不要不急の外出を避けるように・・・とのことで たしかにあまりの暑さに外出を控えていたが ここ数日遠く離れた台風の影響なのか 曇りがちで 気温も幾分ましな日が続いた 少しだけ湖岸を散策してみた エノコログサ(イネ科) アカザ(ヒユ科) ホウレンソウもヒユ科で シロザもアカザも茹でて食べると同じような味がするという たしかに感じが少し似ているが なんとインドでは日常の野菜とのこと ただしシュウ酸を含み 春の若菜のほうがいいだろう オオイヌタデ(タデ科) サデクサ(タデ科) 絶滅危惧種 分布が限られる植物 センニンソウ(キンポウゲ科) クサネム(マメ科) シロバナサクラタデ(タデ科) アレチヌスビト…
あまりにも暑い日々が延々と続き 異常が平常になってきている 台風によって少しは変化があるかと期待したが 数日の曇りがちな日の後、まったく変わらぬ日々が戻ってきた 元気なのは 夏雲のみ 先月から撮り溜めていたものを集めてある 夏雲 www.youtube.com 見てもらえればわかるかと思うが なにか引き込まれそうに感じるくらい発達したものもある
写真はずいぶんと前から、多分二十代の頃から撮っているが、動画などというものは最近になる と言っても、もう七年前になるがイエローストーン国立公園のUpperfalls だったかLowerfallsかを上から覗き込んだ時に思わず初めて柵にカメラを固定して動画を撮ったのが初めだと思う フィルムカメラの時はデジタルになると言われてもそんなばかな・・・ とくらいに思っていたが今や当たり前のようになり、動画もビデオカメラなど使わなくともカメラでしかも高精細な4Kというもので撮れる 何がありがたいと言って、過去の写真がPCの中で整理して保存でき、いついつのものもすぐに取り出せるのがありがたい 見返してみると…
写真とともに動画も撮ってあったのだが、湖岸の砂地に三脚を立てたため画面が傾いていた 工夫すればなんとかなるもので、短くまとめてあるが いいところを抜き出しているわけではない 風の強い日だったので波の音が大きかったり ピントが合っていなかったりするが 近くで子どもたちが喜んでいる雰囲気などがよくわかるかと思う よければご覧ください 三分半ほどある www.youtube.com
今年も昨年に続いて十五分の、球数も少ない花火大会がおこなわれた たった十五分だがこれで 十分 いや 充分 である 十分は数量的なものを、充分は精神的なものに使うとある やはりこの場合は充分である 毎年 湖岸に座って見ているのだが近くに町営住宅や障害者施設、老人施設などがあり 家族連れや車椅子の方やいろんな人がゆったりと楽しんでおられる 今年もすぐ近くで見ていた小さな子たちが大喜びしていた これでよいのだと思う 生まれ育った湖都では今年は四年ぶりに有名になってしまった花火大会が行われるが 反対運動が起こっている あまりにも多くの人々が訪れ身動きも取れぬようになり 地元の子供達ですらまともには見る…
あまりにも悲惨で暗い報告、画像ばかりなので 今回なんとか出逢えた花々・・ 西遊歩道になんとか保っている植生 を取り上げておく 二重の柵によって唯一残されている本来の植生 紫は ルリトラノオ(オオバコ科) 伊吹山の固有種 世界でここにしかない 赤は シモツケソウ(バラ科) 日本の固有種 メタカラコウ(キク科) 柵が写らないように工夫してとっているが よく見れば柵がわかる シシウド(セリ科) 大袈裟でなく本来はこんな植生だった 以下は過去の画像 在りし日の伊吹山 キバナノカワラマツバ(アカネ科) ミヤマコアザミ(キク科) 伊吹山固有種 キンバイソウ(キンポウゲ科) このような景観は頂上のお花畑では…
伊吹山全山壊滅! 今回のブログはいつものものと違って報告のようなものになる 七月の中旬に大雨で伊吹山登山道が崩れ通行禁止になったと聞いた 五合目あたりとのことだったが ある程度急なところはあっても崩れるような急峻な登山道ではない ニュースの写真を見るといく筋もの土砂崩れが起こっている S字状の登山道に土砂崩れの筋がかかっている もとよりこのような筋はあったと思うが植生がなくなってむき出しになり 崩壊がひどくなっている 大きく崩れたのはこれより下の五合目あたり避難小屋がある付近かと思う 最近は五十年に一度、百年に一度の気象事象が頻繁に起こるので そのためかとも思ったがそうではない 植生がなくなっ…
何かおかしいとは思いながら・・ 八ヶ岳白駒池を跳ばしていた あらためて・・ 八ヶ岳は夏沢峠を境にして 岩峰の目立つ南八ヶ岳と 針葉樹を中心とした森に覆われている北八ヶ岳に分かれる 男性っぽい南と 女性っぽい北に分かれ 御泉水のところでも出てきた蓼科山が妻に当たるのもうなずける www.youtube.com 白駒池を周回しても樹木が中心で花自体は少ない 麦草峠周辺や八千穂自然園の花を加えてある ニホンジカ(シカ科) いわゆる子鹿のバンビであり可愛いものだが・・・ この鹿の写真は蓼科の別荘地内で撮っている しかも二度目の遭遇で この鹿は親とともに三頭で悠々と空き地の草を食んでいた 今回信州で植物…
尖石縄文考古館というところがあったので少し寄ってみたが、なんと国宝を間近にふたつも目にすることができた 若狭にも縄文時代の博物館があり5000年前とか7000年前とかの縄文土器を間近にみたことはあるが、いつもながら私などには作れない素晴らしいものばかりなのでいつも感心してしまう 縄文土器の縄文(縄目模様)は 中の水に対する結界だと聞いたことがあるが なるほどそうかもしれない 神社などのしめ縄に現在でも残っている 黒曜石の矢尻 このような精密な矢尻は作れない 諏訪湖周辺の遺跡の分布 なんと密度の高いことか 黒曜石も産して 縄文時代の大都会のようなところだろう 国宝 縄文のビーナス 間近で見ると迫…
以前から信州の霧ヶ峰や八ヶ岳に行くことは多かったが 諏訪大社・・・は気にはかかるものの四社もあり 上社本宮 上社前宮 下社春宮 下社秋宮 はたしてどこへ詣ればよいのかわからずいつも通り過ぎていた 出雲大社の大国主神の国譲りの話にかかわり 次男の建御名方神(タケミナカタノカミ)を祀っているとのことで 意を決して 上社本宮 に詣った 社務所におられた巫女さんに聞いたところ 四社とも同じ祭神なので どこをお詣りされてもよい・・とのこと 弊拝殿 本殿ではない 祭典や神事を行う場所とのこと ただ一般にはここで詣っている 諏訪大社本宮には本殿はないとのことで いわゆる奥宮 守屋山 が祈りの対象なのだろう …
御嶽山の山麓にも多くの滝があったが、八ヶ岳の山麓にも同じように多くの滝の名が記されている。それほど有名なものはないように思うが、蓼科大滝の植生に味を占めて、いくつか記されている中でも歩きやすそうな滝を訪ねてみた。 南アルプス 左 北岳 中央 仙丈ヶ岳 右 甲斐駒ヶ岳 鳳凰三山 右 北岳 吐竜の滝 雰囲気のいい滝で よく取り上げている龍双ヶ滝に感じが似ている ミニ龍双ヶ滝のような感じ オタカラコウ(キク科) この地域にはカイタカラコウがあり 花が咲いてみないとわからないが おそらくオタカラコウだろう ミズナラ(ブナ科) ナツツバキ(ツバキ科) ブッダに因む沙羅双樹が日本にはないので花の似るこの木…
水量があり迫力はあるものの 大滝というほどの大きな滝ではない ただ 川沿いの植生がすごかった 周囲は以前から開かれた観光地や別荘地で このような亜高山の植生が残されているとは思わなかった 蓼科大滝 植生と雰囲気で言えば 東北の 奥入瀬渓流 に少し近い ただ誰でもこの滝までの道を歩いて驚くのは 多くの圧倒的な針葉樹に違いない ヒノキか? サワラか? よくわからなかったが一カ所低いところに葉が広がっていた サワラだった サワラ(ヒノキ科) それにしてもすごい大木だらけで 下手なテーマパークよりよほど面白い それほどの多雪地帯にも思えないが 川の氾濫によるものだろうか 大きな岩がゴロゴロしているとこ…
御泉水の御がなぜつくのかわからないと書いていたが やっとわかった 気付かなかったが、テラスの近くに御柱 (諏訪大社に使われた後、里帰りしたもの) があり、その近くにこのような説明があるらしい 御泉水物語 富士山と八ヶ岳が濛々と煙を出していた頃のことです ある時、二つの山が日本一の背比べをしたところ八ヶ岳の方が高いことがわかりました これに怒った富士山が八ヶ岳を蹴飛ばしたので、八ヶ岳は崩れ落ちて富士山よりも低くなってしまいました このことを聞いた八ヶ岳の妻の蓼科山(女の神山)は、夫の身を想い悲しんで涙を流しました その涙が溜まり女神湖(赤沼の池)になったということです 愛する人を想うその清らかな…
蓼科山の中腹から水が湧き出る地の園地なのだが なぜ 御 が付くのかわからないので 受付で聞いてみたり 少し調べたりしたがよくわからない また諏訪大社に関係したりするのだろうか ここは標高が1800m以上あり 下界は30度を超えていたようだが ここでは涼しく散策できる オオシラビソ(マツ科) 雄花 オオシラビソのマツボックリ なおオオシラビソは東北ではアオモリトドマツと呼ばれ 蔵王などの樹氷の代表樹種となっている さらに信州白馬では一般にツガと呼ばれ 栂池の地名の元となっている ヤマボウシ(ミズキ科) サルナシ(マタタビ科) 入り口近くに この地域の花々が植栽されているところがある タカネマツム…
霧ヶ峰 というと ほとんどの人が知っている地名だろう たしかに霧が多いらしく 夏も涼しい ニッコウキスゲの似合う草原のイメージがあり ずいぶん得をした地名のひとつかと思う この広大な草原は 風衝草原 と聞いたことがあったが 調べてみると人の手による二次草原だった 阿蘇と同じく 燃料 飼料 目的の結果らしい しかもそれが縄文時代にまで遡るという 牛馬とともに生活してきた頃を知らぬものにとっては 驚くばかりだが 日々の生活の中でここまで登り 刈り 降ろし 放牧や 火入れなどもしてきたのだろう 八島ヶ原湿原 コバイケイソウ(シュロソウ科) レンゲツツジ(ツツジ科) コバイケイソウ(シュロソウ科) 湿…
竹の秋・・という言葉がある 毎年五月になると 竹の葉は黄葉し落葉するが この時期をさしていう言葉にあたる そのことは知っていたが 実際はどういう変化なのかほぼ一月ごとに 竹林の様子を記録してみた ほぼ一月ごとの竹林の様子だが 黄葉が徐々に新緑に変わってゆくのがわかる 手前が竹林 おそらく モウソウチク(イネ科)で 後ろの山は夏緑樹のナラやクヌギなど 4月17日 5月22日 6月29日 みてわかる通り 黄葉して落葉するとはいえ 一般の落葉樹のように冬にすべて葉を落としてしまうようなことはない ということは落葉する時点ですでに新葉が出てきて置き換わるということになる もちろん今年に筍から芽吹いたも…
京都から始まった風習だろう どこまでおこなわれている風習かは知らないが 一年の半分が過ぎようとしているこの時に 穢れ払いと無病息災を願って 茅の輪をくぐり 水無月を食べる 今年は一月下旬にとんでもない寒波が来たが それ以降は 考えられないほどの災害は起きていない これからの梅雨末期の洪水と 夏から秋の台風が心配になる コロナも収まったような風潮だが まだまだ安心できるところまでは至っていない 公式発表だけでも全世界で688万人の死者がでた この三、四年間は後の歴史に残るだろう 昔平安京ができる前の京都は広大な湿地であり 山城 は 山背 で 奈良から見ると山の向こうの未開の土地だった 秦氏や賀茂…
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夏の風物詩 蛍(ホタル) 春といい 梅雨といい 気候の変動が大きく 今年はピークを過ぎてしまったかもしれない www.youtube.com
琵琶湖淀川水系と言い 県内に降った雨はほとんどが琵琶湖に注ぎ込み 大阪湾に行くが 一部日本海に流れてゆくところがあり この寒風川はそれにあたる 標高は200メートルほどしかないが 寒風川という名前がつけられているだけあって 気温が低いのだろう 源流部に生えるような木々が多く見られる www.youtube.com いよいよこれから雨の季節に入る
春が終わり夏に入ってゆく 夏は来ぬ で歌われるように ウノハナ(ウツギ) ホトトギス(の鳴き声) 五月雨 早乙女の田植え 橘(の花) 蛍(の光) 楝(おうち センダンの木) 水鶏(クイナ) おそらく今のような便利な世の中になる以前は 人々は 四季の移り変わりを日々感じとり 感性が遥に豊かで 研ぎ澄まされていただろう 私たちの世代は ずいぶんと大切なものを失ったように思える www.youtube.com
雨になる直前・・・ 少し霧雨が降り始め ときおり強い風が吹いたり弱まったり 毎年 新緑と紅葉の頃には訪れる天狗岩だが 今でこそ林道が周回しているので手軽に行けるが 昔は山奥の崖を上り下りせねば行けなかったところである 近くというか山麓に近いところに大きなキャンプ場や宿泊施設があるが ここにはほとんどの人は来ない 最近キャンプ場の琵琶湖側の木々を刈り払って 琵琶湖の眺望ができるようにしたところ コロナ禍後の影響もあると思うが 一気に人が押しかけるようになった 施設の人は こんなんで人が来るとは思わなかった・・・ と言っている 雨でも霧でも風でも 自然にはそれぞれの趣がある 長すぎるかもしれない …
不安定な春には違いないが やはり目まぐるしい速さで日々変化してゆく 春は一週間単位では追いつかず 一日単位で移り変わることも多い あれも見たいし あそこにも行ってみたい・・・ 青春の日々の変化が大きく 足早に過ぎ去ってゆくのと同じかもしれない 目に青葉・・・ それにしてもきれいな季節である 5分ほどある・・・ www.youtube.com
寒暖差の激しい 不安定な気候が続いたが 今年も木々は芽吹き しっかりと花々を咲かせてくれた 願わくば 今年の夏は 二年来続いたような酷暑 にはならぬよう 卯月を振りかえって・・・ www.youtube.com
書写山円教寺(書寫山圓教寺) (しょしゃざんえんぎょうじ) 371mの書写山の上にあり西の比叡山と呼ばれる天台宗の古刹 弁慶が若い頃修行していたという 麓を夢前川(ゆめさきがわ)という響きのよい川が流れている 姫路から西北の山中にある 何人かの友人と訪れたが ちょうど雨上がりの 少し霧雨が混じるような日で 新緑の瑞々しさに驚くばかりで 立派な伽藍を廻り 清々しい気持ちになれた 摩尼殿 本尊は如意輪観音 摩尼はサンスクリット語で如意の意味 初めに出逢うこの伽藍がもっとも感銘を受ける 造りはちょうど清水寺の舞台に感じが似ているが 周りの山や樹々と一体になっている 比叡山と同じく伝教大師の言葉 摩尼…
例年に比べ やはり今年も寒暖差が激しく不安定な春に思える ただ 木々の花々も 野草の花々も 遅れ気味で、またばらつきがあるものの 今年もしっかりと咲いてくれた 春の盛りを迎えている www.youtube.com
有名な動物だが 直に野外で出会うと驚いてしまう ハクビシンやアライグマが野生化して各地で被害を起こしているのは 聞いていたが・・・ 最近は鹿やサルばかりが増え というか人間社会に関わりすぎてきて 大きな問題になってきているが 熊などは問題を起こしすぎて 狩猟法の変更まで国会で決定された 昔よく見かけた キツネやタヌキやウサギはあまり見かけなくなったように思う タヌキに体型や行動や習性が似ているといえば似ている www.youtube.com
動画の中で述べているが 十二代 垂仁天皇の皇女 倭姫が 八咫鏡を持ち 近畿各地を少なくとも十四ヶ所 多ければ二十数ヶ所廻って 天照大神にふさわしい場所を探したという よく元伊勢と呼ばれるところにあたる 元は三輪山の麓だったが 先代の斎宮にあたる豊鍬入姫の後を継いで 各地を廻ったとされる 倭姫宮は その倭姫を祀って比較的最近に創建されたが 瀧原宮や伊雑宮は 実際に住まわれた場所にあたる www.youtube.com
小学校以来かと思うが 外宮、内宮ともにその佇まいや正宮を まったく覚えていなかった よく内宮の正宮を石段の下から撮っている映像を見たことがあるが あぁ、ここがそうか・・くらいの感覚だった 当然だが 外宮、内宮とも正宮は写せない 正面から拝むと大きな絹の直垂が下がっていて 正宮を見ることは出来ないが 風の強い日だったので 外宮の場合は直垂が大きく吹き上がり しっかりと姿を見せてもらえた ありがたいものである ただ 内宮、外宮は願い事をする場ではないとある 日々の感謝をする場であると www.youtube.com
小学校以来かと思う 二見浦の大きな旅館に泊まったのを覚えている 二見興玉神社 猿田彦大神と宇迦御霊大神を祭神とする ただ 有名な夫婦岩は 本来は今は地盤が沈下してなくなった 沖合の興玉神石を祀る鳥居にあたる www.youtube.com
今年は木々も草本も開花が遅れているが ようやく早春を告げる花々も咲きそろい出した この時期の花々に出逢うと清々しい印象があり ちょうど高山で出逢う植物と同じような印象を受ける 本来の四季が巡りくるように 祈るばかりである www.youtube.com
梅の開花も2月下旬の寒波の影響で随分遅れた 今年は他の木々や野草の開花も遅れるだろう 東寺には何度か訪れたことはあるが 梅や桜を見に行ったことはない こじんまりとした梅林だったが やはり京都の造園の伝統だろう 見事に手入れされた枝垂れを中心とした梅は 一斉に満開を迎えていた 東寺は金堂や講堂、五重塔 そしてこの梅林などをみるには拝観料がいるが その他の境内は普通に入って散策できる 神社で拝観料を取るところは知らない 多くの寺も少なくとも東寺のようにすべきだろう 何のための寺、神社なのか 考えればわかる www.youtube.com
もとよりセツブンソウの名はあっても 節分の頃に咲くわけではないが 今年は二月下旬に訪れた強い寒波と雪の影響で ずいぶんと開花が遅れ、またバラついた 草本だけでなく 梅などの開花も遅れている 遅れるのは構わぬが 四季が不安定になるのはやめてほしい www.youtube.com
学生時代を神戸で過ごし ずいぶん年月を経てから 友人たちと久々に出会い 偶然にも・・・ 震災の前日に神戸に泊まり 夕方に皆と別れた・・ 翌朝早く震災は起こった・・ 震災三十年を経て 久々に神戸の街を歩いてみたが 街はすっかり復興して見えても 何かふっと寂しさを感じる 当たり前のことだが 三十歳以下の人たちはあの震災のことを知らないと聞いて 驚くばかりだった 三十年前・・・ そして東北の大震災が2011年3月11日だから ちょうど十四年前になる・・・ www.youtube.com RE KOBE・・・ ありがたい言葉に感じた・・・
ほぼ十日ほど強い寒波が列島を覆ったが 降雪の波があり 積もっては止み、日差しが出て また強い吹き降りになり そういうことを繰り返した日々だった ちょうど今月の初めの 「冬景色」で述べていたように 除雪をしていないところでは1mを越えている ようやく寒波は収まった・・ www.youtube.com
二月も下旬のこの時期になってこれほど強い寒波が長引くことはあまりない 日本海寒帯気団収束帯 線状降雪帯 次々と新しい気象用語を聞くようになった 地球温暖化は・・・雪が降らなくなるということではなく 熱波が訪れ、異常乾燥が続き、大洪水が起こり、異常な大きさの台風が生まれ・・ 気象の変動が不安定になり、さまざまな事象の波が大きくなることを引き起こしている 願わくば・・・ 今年の夏は三年続きの酷暑にならぬよう 子供達が 普通に外で遊べる夏休みを過ごせるよう www.youtube.com
今ちょうど第一級の寒波がおおっているが 湖西では10〜20センチほどでそれほどの積雪はない (多い時は1mを超える) またいつもなら湿気を含んだ重い雪が木々を化粧するが 気温が低いためかサラサラしている 今日は日中も降り続いている 流石に明朝は久々の積雪になるかもしれない 以下は睦月からの冬景色にあたる
今年は積雪がずいぶんと少ない いつか述べたようにいつもの冬の季節風 北西の季節風 が 西風に変わってきているように思う それゆえ 北陸や東北では大雪になっているところがあると聞く 時には1メートルを超える雪が降る湖西や湖北にとっては ありがたいことには違いないが どんなものかと思ったりもする 大寒を迎えた・・・ www.youtube.com
安曇川(あどがわ)とよむ 多くの人は あずみ川 と読むのではないだろうか 古代の海洋族の安曇族が九州から全国に移動し 信州の安曇野なり ここ湖西の安曇川なりに住み着いた 昔 司馬遼太郎さんが安曇川の地名を聞いて 「ほぅ ここにもありましたか」 と言われたそうである この前何かを見ていて 渥美半島の渥美(あつみ)も 熱海の(あたみ)も 安曇族のあずみからきているとのことで なるほどなぁと感心する 琵琶湖にそそぐ河川の中でも 最も水量の多い川である 湖西は湖東と異なり 断層によって 比良山地 比叡山 野坂山地などの山々が 急激に琵琶湖から競り上がっている そのため比叡比良山地の西側に降った雨は 簡…
昨年は一本も咲かなかった 一昨年は全山雪かと思うほどに咲き誇った 今年はある程度は咲いている どういう風になっているのか 湖西のオグラス山に咲くタムシバでも同じようなことが起こる 柿などの隔年結果はよく知られている現象だが 果実の成長とともに翌年の花芽形成が行われる果樹で特によく見られるとある 花芽形成の養分の減少や植物ホルモンの影響や色々な要素が挙げられているが 果樹園全体や一地方に同調してみられることがあるとのことで 一個体内の生理現象だけで説明できないように思える 難しい話だが・・・ 昔 今西錦司 が戦争にゆくときに 遺言のように記されたという 生物の社会 という本の中に 種社会 という…
二年前の夏の豪雨によって洪水を引き起こし 何ヶ所かの決壊と 河口部さらには琵琶湖全域へ大量の流木が流れついた この画像 映像は 上流部のものにあたるが さらにここより上の源流部に豊かな植生が残っている が・・・入れない 洪水が起こる数年前から源流部の工事が行われていて 侵入禁止になっている 以前工事初期の頃は入れたので歩いたことがあるが 多くの貴重な植物の見られた崖が 全面削り取られて拡幅されていた 以前 丹生ダム計画というのがあって ここに大規模なダムが計画されていた 流域の小さな集落もずいぶんと前に集団移転し廃村となり 久しかったが 県のもったいない施策によって 中止になった なぜ今ダム計…
春にはそれほど目立たなかった湖岸も 初夏には 野草の花々が咲きそろい 彩りを増してくる 主に湖西の今津浜を中心にとりあげているが 湖北 湖西 全般の湖岸のものが混じっている 毎年 今津浜では初夏にマツヨイグサが咲き 広大で見事な花畑になる ・・・が、毎年間もなく花ごとすべて刈りとられる 夏は 遊泳場、あるいは湖岸リゾート地として利用されるためである ただ 刈らずに放っておくとどうなるかというと 波打ち際まで ヨシやススキが広がっていって多くの野草は消えてゆく 湖岸に限らず 野草や木々などは 人と自然との関わりの中で維持されてきたものも多い よく言われるようになった 里山 がその代表である ただ…
冠山(かんむりやま) 岐阜 福井県境の山だが 容姿がすこぶる印象的な山で 烏帽子 というのか昔の冠 いわゆる衣冠束帯とかいう頃の冠の形をしている 昔 それこそ15年以上前になるが よく友人たちと登った 姿がよい上に 展望もよく さらに花々が豊かである 友人の登山の案内をした 冠山へ続く尾根を少し歩いただけで登ってはいない もちろん登りたいが・・・ ピークに近づくにつれブナの純林が出てくる 霊峰白山 中央が 御前ヶ峰 右が 別山 途中の尾根からでもよく見えるところがあった この日は雨の降る前で 風もあり かなり曇っていたが 遠望は効いた やはり信仰の対象になるだけの威容がある ブナ(ブナ科) 尾…
五月は照葉樹にとっても 落葉と同時に 新葉展開 の時期にあたる ナラやサクラ、ケヤキなどの夏緑樹は落葉するが シイやカシ、ツバキなどの照葉樹は常緑である 常緑樹という言葉を鵜呑みにすると 一年中葉をつけているように思えるが そんなことはなく やはり葉を更新している その時期が初夏の今にあたる 湖北 湖西にも 照葉樹は生育しているが 照葉樹の森 となると県南部へ行かねばみられない 伊勢神宮の森や奈良春日大社の森へ行ければよいが いつもは三井寺の裏山あたりを歩く ほぼ照葉樹の森 手前の黄緑は大津市歴史博物館の植栽のケヤキ もう少し早ければシイの木が花や新芽を芽吹いて黄金色に輝くのだが コジイ(ブナ…
一気に 比叡山 ① ② ③ をアップしている 以前からよく歩いていた大宮川沿いの林道だが 大宮川の名前の由来について 日吉大社には 大物主神(いわゆる大国主神)を祀る西本宮と 大山咋神を祀る東本宮があるが 流石の比叡の地主神である大山咋神も 出雲の大国主神に対しては 西本宮の方を 大宮 と呼ばざるをえない その西本宮のそばを流れているので 大宮川 という 誰も驚かないと思うが 以前から 大宮川 大宮川・・ といっていたものにとっては あぁ〜 そうなのかぁ・・ と感動する このようなことで感動できるので得である なお 東本宮におられる あるいは 奥宮におられる 大山咋神の妻の 鴨玉依姫 だが 山…
日吉大社の奥宮への登山道を時間をかけて登り そこから奥にほぼ水平な道(行者道)へ さらに大宮谷に降りて林道を戻ってきている 比叡山には種々の植物が分布しているが 古くからの 神域 境内のため 照葉樹も多く ちょうど落葉、芽吹きの時期にあたり 色彩が豊かだった コジイ(ブナ科) いわゆるシイの木 白っぽく見えるのが新芽と花 遠目には黄金色に光って見える この時期は遠目にも一目瞭然 イチイガシ(ブナ科) イチイガシはほぼ木肌でわかるが ちょうど今は落葉の時期なので樹下を見れば確実にわかる クスノキ(クスノキ科) 少し丸くなっているのがクスノキの葉 樟脳の匂いでもわかる サカキ(モッコク科) 神社の…
比叡山としているが 日枝山(ひえのやま) もともとの比叡の山をとりあげている 以前から行きたいとは思っていたが 標高差200mくらいの急勾配を登ることになる 平地はある程度歩けるが 坂で負荷がかかると体調を崩してしまう ただ 奈良への旅である程度の標高差なら 時間をかければなんとかなる感覚だったので 思い切って出掛けてみた 以前にもどこかで述べているが 比叡山はもともと日枝山(ひえのやま)で 地主神である 大山咋神(おおやまくいのかみ) を古くから 日吉大社で祀ってきたが 天智天皇の大津京遷都の際に奈良の三輪神社より 大物主神 を勧請して ともに祀られるようになった その後最澄が延暦寺を開いて…
連休中はどこへも行かないようにしている ただ 足早に過ぎ去ってゆく春に感じたが 木々の新緑については 山麓ではすでに終わっていても 箱館山へ上がればまだ残っているだろうと 朝早くから行ってみた 数日前ならさらに多彩だったかもしれないが ほぼ新緑の盛りだった ほぼ垂直に切り立つ天狗岩の新緑はみごとで また 平池(だいらいけ)では ズミが満開を迎えていた 箱館山には林道が周回しており 登り切った所には大きなキャンプ、宿泊施設がある そこの来訪者を避けて朝早くから上がってみたのだが なんのことはない 昼近くになっても誰にも会うことはなかった 近年 平池のカキツバタは有名になって あとひと月もしないう…
昨秋から続いていた渇水もほとんど解消され 見慣れた湖岸の景色の中で桜を見ることができた コロナ禍以来 多くの人が湖岸に訪れ憩うようになった 何かキャンプ場、あるいはグランピング場とかいう施設がやたらと増えてしまった もう登山はできないが 全国の山小屋の設備も昔とは見違えるようになっているようだ よくわからないが富士山がとんでもないことになっていると聞く 私は海外の山々も含めて数多くの山へ登ったが 富士山は登ったことがない 富士山は見る山だと思っている 人口の減少が近年よく問題になっているが 滋賀県は人口が減っていない 京阪神からの人が多いかもしれないが 多くの人が一戸建て、集合住宅も含めて 琵…
ずいぶんと寒い日々が続いたかと思うと 急に初夏の陽気になり 一気に春が来たものの 桜の開花も 木々の芽吹きも ずいぶんと迷っていただろう 初夏がすぐにくるだろうとは思っていたが やはり各地で四月に三十度を越すことになってしまった 四月を振り返って・・・ 種々の桜が一斉に咲いてしまっているように見える 少し霞がかかっているが 白が タムシバ(クスノキ科) 黄緑が イヌブナ(ブナ科) ヤブツバキ(ツバキ科) 今年はヤブツバキがなかなか咲かず やっと四月に一斉に咲き出している ヤマザクラ(バラ科) イヌブナ(ブナ科) コバノミツバツツジ(ツツジ科) オオカメノキ(ガマズミ科) ウリハダカエデ(ムクロ…
葛城山麓にあるいくつかの神社を訪ねてみたが ほとんど中腹と言ってよいくらいの所にある 南にはおそらく大峰山系 東には高取山などとその手前の丘陵 その少し北には畝傍山と大和盆地が見えていた 古代になぜこのような葛城山の中腹とも言える傾斜地に出雲からの人々が住み着いたのか 周りの景色を見渡していたがよくわからなかった ただ 役行者 も葛木系賀茂氏だといい 父が出雲系とある 大阪の人にとっては葛木山麓というのは行き慣れた場所かもしれないが ここは私の中の奈良の概念からは外れていた 東大寺があり薬師寺があり法隆寺があり 明日香があり 吉野があり 宇陀があり さらに大峰山系がある それらが奈良だったが …
山中になってくるので 照葉樹の数は減り 夏緑樹が増えてくるため 紅葉の名所になっているのだろう 千メートルに満たない高度だが カヤやモミの針葉樹も見られる フデリンドウ(リンドウ科) 春に咲くリンドウ 5センチくらいの高さか よく見ていないと見落としてしまう ハナイカダ(ハナイカダ科) フサザクラ(フサザクラ科) 渓流沿いに多い植物 桜ではない トチノキ(ムクロジ科) タチツボスミレ(スミレ科) シハイスミレ(スミレ科) イヌブナ(ブナ科) ヤマルリソウ(ムラサキ科) ハシリドコロ(ナス科) 右下に茶色い花が見えている イタヤカエデ(ムクロジ科) ヤマザクラ(バラ科) ミヤマハコベ(ナデシコ科…
今でこそ道がついているが とんでもない山奥である すぐ近くに 洞川(どろがわ)温泉という 大峰山の修験道の行者が宿泊所としたところがあるが 昔はそこへゆくのも大変だったろう 奈良は山中の川の水がきれいで深みがある 周辺の川を含めて たしかに気持ちのよい渓谷である 大峰山に入る前の御手洗の意味かと思ったが 南朝の帝が禊ぎをおこなったとの伝説からついた名という www.youtube.com
木々が芽吹き 新葉が展開し 花々が咲き やはり新緑のこの時期はすがすがしい 花々を 新緑を見ながら また 古墳や あるいは神社を詣でながら歩くので 私には障害物競争をやっているようなもので なかなか先へ進めない 以下 樹木、道端の栽培のものも含めてかなり多くなった・・・ イチイガシ(ブナ科) かつて奈良盆地には広大な湖のような湿地帯が広がっていて それをとりまくようにイチイガシ林が極相として広がっていたといわれる アラカシ(ブナ科) カシの代表だが この木が多かった モウソウチク(イネ科) 竹の秋 五月のイメージだがもう黄葉していた クスノキ(クスノキ科) コナラ(ブナ科) モチツツジ(ツツジ…
新緑が鮮やかなのはその頃を狙って出かけたのだが うれしいことにところどころに桜が咲き残っていてくれた 時期的に カスミザクラが多かったと思うが なかには ヤマザクラもあったように思う 三輪神社から石上神宮まで歩いた中で 多くの優れた景観に出逢ったが 最も印象に残ったのが 崇神天皇陵の景観だった www.youtube.com 新緑と桜と堀の水面と・・・ どうぞ見てくださいと言わんばかりの景観である ただこの桜は何なのかもう一つよくわからない 時期的に カスミザクラ だが色が濃すぎる ヤマザクラ は種々の色の葉が花と同時に展開するはずで エドヒガンザクラ は時期的に遅すぎるのと 水面に花が散り始…
歩いているうちに気付いた あぁ ここは昔の 私たちが子供の頃の風景だと 景観条例・・とかいうものがあるのだろう また歩けばわかるが 至る所に古墳がある 下手に掘れない 道も付け替えられない 田も畑も昔の面影のままである いつの頃だったろう 農地が効率を求めて整理され 直線的な区画ばかりになったのは ここの農地は昔のまま 楕円形だったり 三日月型だったり 大きかったり 小さかったり 道は曲がりくねって 太かったり細かったり 上がったる下がったり と言って住んでおられる人たちにとっては 不便この上なく 効率も悪いはずである ただ 効率や利便性ばかりを求めて 失ってきたものも多かったのは 今のこの国…
どこから歩き始めてもよいのだろうが、三輪神社(大神神社)からにした 神様の御魂(みたま)には 和魂(にぎみたま)と 荒魂(あらみたま) があるとされ さらに 和魂は 幸魂(さきみたま)と 奇魂(くしみたま)の二つの働きにわかれる 出雲の大国主命の 和魂 を 大物主神 の名で三輪山に鎮めたとされ それゆえ神社の裏にある三輪山が御神体にあたる 要するに出雲の大国主命の魂を祀ってある 奈良は大和であり 大和朝廷の発祥、本拠地のはずである なぜ国譲りをしたという出雲の神が大和の中央に祀ってあるのか? 歴史をよくご存知の方はわかっておられるのかもしれないが・・・ 今回の奈良行きでは 出雲系の神社を巡って…
ずいぶんと前になるかもしれないが 以前訪れた時に シロバナのショウジョウバカマを見たのがよく印象に残っている ということは今回よりも早い時期に もしかすると吉野の桜と併せて訪れたのかもしれない ただ 木々の芽吹きは今回の方が鮮やかだったと思う カスミザクラ(バラ科) 近づけないがカスミザクラだろう タチツボスミレ(スミレ科) ミヤマハコベ(ナデシコ科) イズセンリョウ(サクラソウ科) 照葉樹の林床でよく見かける ツルカノコソウ(スイカズラ科) コチャルメルソウ(ユキノシタ科) オノマンネングサ(ベンケイソウ科) サンショウソウ(イラクサ科) ハシリドコロ(ナス科) 猛毒の植物 ショウジョウバカ…