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2020/10/12

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  • ゲルハルト・リヒター展

    そっかアートって、こういうこと言うのねってお手本みたいな展覧会でした。お目当ては、「ビルケナウ」第二のアウシュビッツと言われたアウシュビッツ近くの強制収容所の名前がついた作品。リヒターは制作の背景をオープンにして、世界観そのものを作品に押し込めることをよくやります。このビルケナウもそう。展示会場では、作品の説明はありませんが、ヒントはありました。作品は4枚組の作品が3組で構成されています。一つ目は、絵画そのものの4枚組。二つ目は、絵画を撮影し絵画と同じ大きさにプリントした4枚組の作品、 絵画作品と向かい合う形で展示してました。そしてもう一つは、ビルケナウで撮られた写真、4点この三つの構成から読み取るのは、相当な想像力の持ち主でないと辿り着けないと思うんですが、リヒターは、その制作過程をオープンにすることで鑑賞者の想像を補完し、作品に深さを与えようとしているんだと思います。リヒターは、ドイツの現代作家であり、東ドイツ出身。世界中で語られるユダヤ人に対しての残虐な行為を行った強制収容所。日本人にはアウシュビッツが有名だけれど、ドイツでは、ビルケナウという名前は、多分、相当重く受け止められていると思う。作品の制作過程は、その残虐な行為が行われていた時代に、ビルケナウで撮影され4枚の写真を、一枚ずつキャンバスに描くことから始まります。描かれたものの上から、リヒターは、絵の具を重ねていく。何層も描かれるうちに、最初に描かれた、写真の模写した形は、全く解らなってしまう。展示された絵画は、その作品の制作過程を知らなければ、決して、この絵の下に、ビルケナウで撮影された情景が書き込まれたことは、全く解らない状態。そんなビルケナウ。背景を知らずに観た人と、そうではない人の、捉え方の違いは簡単に想像できると思う。僕は、雑誌で、その背景を知った上で鑑賞しました。もう絶句でした。この4枚組、三組の作品群は、ビルケナウで起こった、残虐性も、人の怒りや悲しみ、いろんなものが内包されているように見えて、凄く、苦しくなった。こんな感覚を美術館で感じたことがなかったので、新しい感覚でした。リヒターの作品に、写真の上から絵の具で描き足すという手法の作品があります。このビルケナウも、考え方としては同じベクトル。突然、こんなことをやってもあれですが、表現のアイデアとしては練りに練られてるんだと思います。このビルケナウもそ

  • 岡本太郎展 中之島美術館

    岡本太郎と云えば、大阪は万博記念公園にある「太陽の塔」。それに渋谷の駅にある、「明日の神話」を思いだします。 これだけの作品を観ても、次から次へと好きとか嫌いとかそんな陳腐な言葉を、ばさっと押し退けてしまう絵力が凄いと思う。パリでピカソの絵を見て影響を受けまくったとい通り、和製ピカソです。最初は真似だったのかもしれないけれど、ちゃんと本物になれるんですよね。絵を見るとグッとくるものあります。赤の使い方が、ほんと好き。大人よりも子供達に見て感じてほしい展覧会でした。

  • 灯台下暗しのKADOMAを撮ってみた

    阪神淡路の震災で自宅が傾いてしまって、その後、仕事場へのアクセスを考えて、この街に越してきて20年以上。だけど、この街のこと知らないことに今更ながら気づいてます。撮りたいと思うと、知りたいと思う。この感覚があると、写真が撮れる気がします。いつものことですが。

  • LUMIXのマイクロフォーサーズを使ってみた

    パナソニックさんからマイクロフォーサーズのカメラを2台(GH5M2、GH6)お借りしました。作品撮りにはパナソニックのフルサイズ機、LUMIX S1RとS5を活用中。最近は8割くらいこの2台で撮ってます。とはいえ普段使いは、軽くて小さくて機動力の高い、マイクロフォーサーズのオリンパスのE ~M1Mk2を併用中。マイクロフォーサーズは、安くてナイスな描写のレンズも豊富。マクロ並みにどのレンズも寄れるし、被写界深度が深い分ピント合わせも楽。手ぶれ補正もすごい。それにカメラって持ち出すことが億劫になった時点で、心が離れてしまう気がするので、マイクロフォーサーズ最大のメリットである軽さは、最大の魅力。パナソニックのマイクロどうかなって興味もあって、今更ですがお試しさせてもらってます。GH5M2は2021年6月。GH6は2022年3月に発売されている現行モデル。まず最初の感想は、デカい・・です。マイクロフォーサーズのコンパクトな売りは、どこ?って感じです。レンズ含めたシステムの小ささや軽さのアドバンテージあるんでしょうけど、オリンパスに較べると、かなりでかい。フルサイズ機のS5よりも大きい。いやはやびっくりです。このカメラはお気楽な普段使いのカメラでは無いということでしょうね・・。オリンパスとはそもそも思想が違うんでしょうか。女流一眼とか言ってた頃のイメージはどこに・・。オリンパスのカメラは、えっそんなカメラで撮るの?って痛い視線を感じることがありますが、パナのマイクロって大きさ的にはフルサイズですもんね。ハッタリは効きそうです。デザインはGH5M2の丸っこさとスッキリ感が好きです。今風のデザインではない小ぶりなボタンも良いです。GH6は背面に冷却用のファンの吹き出し口や液晶の出っ張りが気になります。全体にゴツゴツして無骨な感じは悪くはないけれど後ろ姿はカッコ悪い。ボタンは大きめで操作性は良さそう。形から想像出来るように握った感じもだいぶ違います。GH6はグリップの高さがあってしっかり持てて、プロの道具って感じ。GH5M2の浅いグリップは、巷で言われるほど悪くなく、丸っこさもあって手に優しい感じです。女流一眼の雰囲気残ってます。見た目と触った感じは、GH5M2の方が好きですね。一日使ってみても、この印象は変わらなかったです。でも撮影してみると印象がだいぶ変わります。背面のボタンの位置が微妙に違い、GH5M2 のAFのグリ

  • コストと美味しさの関係

    値上げの連鎖が止まらないですね。飲食店の話ですが、お客さんがコロナで自粛することに加え、原材料や光熱費の価格高騰で、コストが跳ね上がり、価格を見直す店も多いと聞きます。価格据え置きだと思ってたら量が減ってたり。ステルス値上げって言うらしいです。ナイスなネーミングだなと変なところで関心してました。さて、飲食のコストって、どこまで削ぎ落していいのか?仕入れ価格は高騰するうえに、遠のく客足に、廃棄率もあがって、踏んだり蹴ったり。味を落とすことは店の信用を落とすことなるからやらない。そんなお店ばかりだと思ってたら、そうでもないようです。とある焼肉屋さん、明らかにグレードが落ちました。値段はそのままなんだけど。美味しくないんです。いつもの美味しさが消えてる。明らかに肉のグレードが落ちてました。次回からは自然と足が遠のくだろうなと思うと、今までの美味しさを知ってるだけに残念。とある蕎麦屋さんは、価格据え置きで大盛り無料を継続中。この状況でも繁盛してる人気店。しかし、ここ何度か食べてみて、基本である「ざるそば」が美味しくない。熱さのせいなのか? 価格高騰のあおりを受けて、なにかが変わったんだろうか? なにか手を抜いてるんじゃないか? いろいろと勘繰ってしまいます。美味しいものを食べれると思って出向いたお店で、がっかりしちゃう。なんだか増えてる気がするのは、気のせいですかね?色々とこの国は、変わりだしてるのかもしれない。悪い方に。

  • ギターメンテナンス

    アコースティックギターを見ることが好きです。高校の入学発表の日、受験番号があることを確認すると、親から入学祝いにもらった3万円と貯金を握りしめて、大阪は心斎橋の三木楽器へ。店員さんに「弾いてみますか?」って聞かれた、触ったこともない憧れのギター。恥ずかしくて首を振りながら、買い求めたそのギターは、ネックやペグを交換したり、修理しながら今も使い続けてます。 久々にメンテナンスのために楽器屋さんへ。店に入った途端、飛び込んできた、ギターだらけでの景色。とっても好き。 中古を扱うカメラ屋さんで、ずっと見てる感覚と同じですね。デジタルカメラになってしまって、カメラはメンテナンスをしても、劇的に何かが変わるわけではないけれど、ギターはメンテナンス直後から、音色や、弾きやすさが微妙に変わって、その変化も楽しい。メンテしてもらったギターが、良い感じになって、密かに喜んでます。

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