2021年5月
アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う/ゲイル・キャリガー ★ 異界族の存在を受け入れた19世紀のロンドン。この地で突然人狼や吸血鬼が牙を失って死すべき人間となり、幽霊たちが消滅する現象がおきた。原因は科学兵器か疫病か、あるいは反異界族の陰謀か。疑われたアレクシア・マコン伯爵夫人は謎を解くため、海軍帰還兵で賑わう霧の都から、未開の地スコットランドへと飛ぶ― シリーズ第二弾。 うーん、読みにくい!! 訳のせいなのか、自分には非常に読みにくく感じました。 おかげで話も入ってこない。 内容もそこまで好みじゃないかな。
冬きたりなば… /ベティ・ニールズ ★★★★★ 冬のさなか、病床にあったメグたち三姉妹の母親が亡くなった。家を売って、お金は姉妹で分けましょうという長女の提案に、ロンドンで華やかに暮らす、美しい末娘も大賛成。家を守り、母の看病に明け暮れていた次女のメグは気が重いが、自己主張が苦手で、一言も反論できないままだ。ところが、ふたを開けてみるとなかなか買い手がつかない。誰もこの家を買わないかもしれないわ―と思い始めたころ、長身のハンサムな医師が現れた。メグは胸をときめかせるが、彼は母のために家を探していると言い、メグを見もしなかった。 家を売ることになり行き場を失ったヒロイン。 職場を提供したのは、家…
不機嫌な教授/ベティ・ニールズ ★★★ 会えば必ず口論になる教授。彼はわたしなど、いなければいいの?最初は、とても楽しみなアルバイトだった。ポリーは、近くに住むサー・ロナルドが募集した、彼の手書き原稿をタイプで清書する仕事に採用され、喜んでいた。ところがその友人で、“教授”と呼ばれるサムの登場で、楽しいはずのアルバイトは、とたんに緊張の連続となった。サー・ロナルドが突然の病で亡くなり、サムの屋敷に住み込んで、清書を最後まで終わらせることになってしまったのだ。彼と同じ家に住み、美しい婚約者には嫉妬の目を向けられる日々に、ポリーは耐え切れず、急いで仕事を終えると屋敷をあとにした。だがサムとの再会は…
魔女に捧げる誓い/デボラ・シモンズ ★★ スティーブンは何ひとつ不自由なく暮らしていたが、実際は、日々のつのるむなしさのせいで酒も女も楽しめない。しかもこの厳しい寒さの中、レストランジュ家の姫君ブリードを、ウェールズの館へ送り届けろと父キャンピオン伯爵から言い渡された。始終しかめっ面のブリードは彼をいらだたせるだけの存在だった。だがのろのろと道中を行くに従って、まるで魔力に導かれるがごとく、彼女への好奇心と欲望は、やがて抑えきれないものに…。 旅の中で共に信頼しあい、成長していく冒険ロマンスファンタジー。 ヒロインがしっかりしていて好感な一方、アル中なヒーローがダメダメすぎて対称的。 どちらか…
料理番の娘(アン・アシュリー) ★★★★ 両親と死に別れて天涯孤独となったエマは、夫婦で宿屋を営む元乳母のもとで、料理番として働いている。あるとき、ロンドン社交界の花形貴族のベネディクトが、長逗留のための荷物をたずさえ、颯爽と現れた。最高の花婿候補として、浅はかな女たちに追いかけ回されることに疲れ、この片田舎で羽を伸ばそうとやってきたのだろう。美しい黒髪にバイオレットブルーの瞳をした彼が持つ品格に圧倒され、エマは思わず華やかな舞踏会で彼にエスコートされる自分を夢想した。だがすぐに、現実の我が身を振り返り、恥ずかしさに頬を染めた。しがない料理番が上流階級の彼に恋しても、惨めな思いをするだけ…。 …
2021年5月
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