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うちのガラクタ http://utinogarakuta.blog.fc2.com/

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

どこか昭和を感じさせる生活道具や民具が好きです。”雑閑”では日々の雑記・展覧会・読書・映画・フリマ・骨董市などでの感想を、”モノがたり”では部屋のガラクタを、”一枚の写真”では昔の旅写真などを載せています。つたないモノコトの紹介ですがお愉しみください!

フナコレタロ
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小平市
出身
旭川市
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2020/09/05

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  • 1107 昭和時代のふつうの暮らし

    ● 『あのころ、うちのテレビは白黒だった』 平野恵理子著 海竜社 2020年ほぼ同世代、都会と地方の差はまだ画然としていても「昭和時代のふつうの暮らし」として、本書にはたしかにこれもあったあれもあったと、懐かしい品々が並んでいる。章立は、玄関・居間・客間・子供部屋・台所寝室・洗面所・浴室とトイレ・縁側・庭年中行事とお祭り・旅そして最終章に、忘れられないものたちという構成。著者による温もりあるイ...

  • 1106 モノがたり _303 ピクニックバスケット

    ● ピクニックバスケット 280×155×400ミリもう随分と昔のあるフリマで女の子がひとり、このカゴの上に小物を並べ店を張っていた。いずれの物品も、どうやらお婆ちゃんの家から持ち出した物らしく、なんとも古めかしい。なかでもあまりに素朴な竹製の洗濯挟み6個が目を惹いて、訊くと全部で20円。なんだか売値そのものもお婆ちゃん時代の価格で・・・・・、ついでにこのバスケットも頂いてきちゃいました。 ● 提げるとこんな大きさ...

  • 1105 モノがたり _302 絣布

    ● 絣布 カンボジア 巾930×長さ3300ミリ『天然染料と衣服』 青木正明 日刊工業新聞社のなかに、ラック染料を用いたカンボジアの絹絵絣「ピダン」が紹介されていた。「ピダン」ははじめて聞くことばながら、カンボジア語で天蓋をさし、古くから寺院の内陣を囲んだり、本堂の天蓋などに吊す飾り布という。そういえばプノンペンのロシアンマーケットで求めた長い布も、これだったなと久しぶりに出してみる。幾何学紋の精緻な絵絣...

  • 1104 モノがたり _301 脱衣カゴ

    ● 脱衣カゴ 径500×高さ230ミリかって山形の銭湯で使われていたというこのカゴを、20年来家風呂で使っている。故郷の銭湯の脱衣カゴは籐(ラタン)製であったけど、こちらはマダケ製である。以前紹介した碗カゴと基本はおなじ編みだけど、ヒゴ割りは4つとサイズも大きくなってニュアンスが幾分異なっている。 ↓ブログ№1020 モノがたり _243 碗カゴこれもひとえに編組品のもつ面白さだろうか。銭湯好きにはこちら。 ...

  • 1103 モノがたり _300 サナ

    ● □□ 145×450×3ミリ真鍮のもつ独特の素材感にひかれ忘れ形見として頂いたもの。2つを立てて撮ってみたけど、さらにいくつか並べ寝かせて使います。こういった物の正式な名称はなんと呼ぶのだろう。いまなら素材はステンレスだろうけど、どうやらこれは一つずつ手作りで仕上げています。パッと見で解った貴方は凄いです!答えはこちらより ↓ブログ№499 大銭湯展よろしければ、こちらもクリック下さい! 励みになります...

  • 1102 モノがたり _299 団扇

    ● 団扇 275×415ミリはやくも夏至となり、こんな団扇をだしてみる。団扇のイメージの定型版ともいえる渋引きの讃岐団扇。現行品ながらも、ふるくからの作りを踏襲しつつ、この簡素なかたちが心地よい。文化2年発行の季語本“夏の部”にも「夏雜」の項に、夏短・蚊帳・扇・日傘・編笠・夏断安居・夏書・・・・・ などとともに団扇がみられる。ついでに『和漢三才圖會』では団扇は「服玩具」に登録されるも、その図は唐風で随分と異なっ...

  • 1101 モノがたり _298 ビン

    ● キンカン瓶 45×25×高さ100ミリ昨晩は、からだの凹んだ部分、臍、股間、ひかがみ(膝裏)、肘裏(ちゅうか<肘窩>っていうんだ)に湿疹ができあまりの痒さにたじろいだ。痒さといえばやはり“キンカン”、といってもこちらは虫刺され用ですが。キンカン瓶はちょっと前の蓋がゴム製のスポンジ付きのほうが味があって好みだ。蓋はすっかり硬化して捨ててしまったけれど、こんなかたちの瓶。子どもの頃は、あの高野豆腐のようなス...

  • 1100 モノがたり _297 篩

    ● 篩 径370×高さ75ミリ油屋で使われていたという煤けた篩がある。側は竹輪4段を藁縄で連結、網の素材は麻紐だろうか、およそ2ミリメッシュと細かい。菜種でも選り分けたものだろうか ・・・・・ためしにマスタードシードに定規を当ててみたら、ほぼ2ミリ弱。どうやらこれでいけそうだ!よろしければ、こちらもクリック下さい! 励みになります。...

  • 1099 モノがたり _296 スプーン

    ● スプーン 長さ120~125ミリなんともチープな型抜きのアルミ製スプーン。これは、平成のはじめごろ店終いした、鎌倉の八幡さまにあった茶店でむかし使われていたもの。ものが乏しき時代を経てきたものか、縁に緑の二本線がついた統制陶器の湯呑も一緒に残されていた。おなじく、茶店の忘れ形見の氷コップとともに長らくしまい込んだままだったけど。梅雨が明けてからでも、久しぶりにこめかみにキーンとくるかき氷に使ってみ...

  • 1098 モノがたり _295 栓抜

    ● 栓抜 87×35、78×37 ミリ使い古された卓袱台にはさまざまな輪染みが勲章のようについている。そのなかにあきらかに栓抜がつけた痕跡を認め。手持ちの古びた栓抜と重ね合わせてみるとピッタリこん。プルトップ、スクリューキャップに押されこのところ栓抜の出番もすっかり減ったけどやはり飲むなら“シュポン”と栓抜きで豪快に王冠を開ける瓶ビールかな!よろしければ、こちらもクリック下さい! 励みになります。...

  • 1097 モノがたり _294 剣玉

    ● 剣玉 165×35×55ミリ学生のころのサークルで、誰かが剣玉を持ってきたばかりに、一時ブームとなったことがある。本格的に渋く「日本けん玉協会」公認の赤玉で、版画を刷る前のウォーミングアップにほどよく、皆でぴょこぴょこやっていた。コツは爺むさく膝をバネに身体全体でリズムをとること。大皿、中皿、小皿、剣先・・・・と、慣れてくると連続して小気味く出来てしまう。ほかにも皿の角に乗せたりといろいろ技があったけど、...

  • 1096 モノがたり _293 素焼のうつわ

    ● 素焼の器 ネパール 径85×高さ65ミリはじめてインドを旅したころは、路上のチャイ屋でこんな素焼の器が使われていた。一回こっきりのポイ捨てで、やがては土に還るから彼らの衛生概念にも根付いていた。そんなチャイカップを幾度か持ち帰ってみたけれど、焼きが甘く鞄のなかでことごとく粉々に崩れてしまった。このネパールの器は、そんなチャイカップよりは一回り大きい、ヨーグルト用だったもの。物好きにも持ち帰り、底の...

  • 1095 モノがたり _292 木器

    ● 木器 ネパール 107×60×高さ80ミリ芒種・蟷螂生<ぼうしゅ・かまきりしょうず>先頃カマキリの孵化したばかりの赤ちゃんを見かけたとおもったら、関東地方は早くも梅雨入り。ドクダミのなかに八重のものを見つけ、一輪手折ってこんな器に挿してみる。何につかわれたものだろうか、口の部分には小穴が2つ、蓋でも付いていたのだろうか。無骨ながらも、吊りにも置きにも花器としてほどよく使えます!よろしければ、こちらもク...

  • 1094 曳家

    「曳家(ひきや)」そんな聞き慣れないことばの記事がどこかにあったなと手繰ってみる。知人の本家が文化財登録された号の小冊子「民家」のなかに見開きのコラムを発見。 ● 知人ゆかりの本家が登録されたときの小冊子 ● この冊子の見開きにあった“曳家”の記事 ● 工法は3種類。総受工法、上腰工法、下腰工法 ● 使用するのはこんな道具 小さな記事ながら、民家を山の上に移動したり、小学校の建物全体をそのまま移動した...

  • 1093 モノがたり _291 箕

    ● 箕とミニチュア毎月3日は箕の日ということで、知人がサンカのミニチュア箕を掲げていたけれど。ミニチュアは大きさが実用品の実物と異なるだけで、そのニュアンスは随分と異なるけれど、それなりに編む手間がかかっているのが知れる。こちらは某資料にあった、熊無の氷見箕の例。カードの備考欄には、「山桜の皮は白桜ではなく赤桜を使う」とあるけどどう違うのかなぁ。よろしければ、こちらもクリック下さい! 励みになりま...

  • 1092 モノがたり _290 クリーニングバー

    ● ヘッドクリーニングバー 長さ165ミリ机の抽斗のなかにこんなものが残っていた。ノーマル、クロム、メタルと格付けがあったものの、いまやすっかり終わったメディアとなったカセットテープ。そんなデッキのクリーニングキットに付いていたものだろう。当時はほとんど綿棒に液を浸ししこしこやっていたので、これはまったく使った記憶がない。先端にゴムが付いただけのものだけど、柄の握りと傾斜がほどよく、こういった簡易な...

  • 1091 モノがたり _289 和ろうそく

    ● 『和ろうそくは、つなぐ』 大西暢夫 アリス館 2022年 ● ハゼノキ 鎌倉広町緑地にて 和ろうそく 愛媛県内子先日寄った緑地にはハゼノキがあり花を終え小さな実をつけていた。ハゼの実は“和ろうそく”になるのだなぁと見上げてみた。そういえば愛媛の内子で求めた和ろうそくがあったなと、30年ぶりに出してみたら薄緑色だった表面はすっかり真っ白く粉を吹いていた。図書館の児童書の新着コーナーに、なんともタ...

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