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わたしの家族 https://watashinokazoku.hatenablog.jp/

2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

りんご
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2020/08/12

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  • バグってる

    着実に去年の今よりは涙する回数は減ったけれど、それでもターがいない現実を信じられない気持ちは今でも変わらないというか、むしろ強くなっている気がします。「あ、この話、ターにしよう」とふと、思うことがあり、直後に「ああ、もういないんだった」と思っては脳がバグっている感覚になり、このまま自分はおかしくなるんじゃないかと冷静ではいられなくなるときがあります。 夫や猫たち、気にかけてくれる友人、そしてもちろん両親。彼らに支えられてます。

  • 【読書】ブリ猫。さん「家族もウツを甘く見ていました」

    最近、うつ病について描かれたコミックエッセイはたくさんあるけれど、この本はこれまで読んだ中でも一番よかったです。 「家族もウツを甘く見ていました」というブリ猫。さんのコミック。もともとKindle Unlimitedで読んでいたのですが、読み返すほどにいい本で。 ところで、私はうつ病ではありませんし、幸いなことにかかったこともありません。でもなぜここまでこの本が刺さったかというと…ターも20代の一時期、うつ病と診断され、薬を飲んでいた時期があり、そして実はここ数年でも精神科から安定剤をもらっていたのが分かったから。(ちゃんと治せばいいのに、家族に話してくれればよかったのに、なんでずっと隠してい…

  • 螺旋階段

    同じ自死遺族の方のブログを見ていたら「嘆き飽きた」という言葉がありました。 いま、自分が妊娠中だからちょっと気は紛らせていられるけれど、もし通常の身体ならきっと私も「嘆き飽きた」状態だったと思います。というか、妊娠が分かる前、なんというか、もう言い尽くしたというか言葉が出てこないというか…つまり「嘆き飽きた」状態になっていました。嘆くって何なんでしょうね。くよくよしたって現実が変わることはないのに、なんで嘆くんでしょうね。 もう、どうしようもないんだけれど、でも、こんなことってあっちゃいけないよなあ。あの時、どうして実家帰らなかったんだろう、電話しなかったんだろう、あんなのと付き合うのを止めな…

  • ラジオにヒントをもらう

    この前何気なくつけたラジオで、お祖父さんを亡くした方からの投稿がありました。周りから「早く立ち直って」とか「泣いてばかりいたらおじいちゃん喜ばないよ」と言われることがあるそうです。 それに対して、パーソナリティーさん。「涙はさんずいに戻ると書くし、泣はさんずいに立つと書く。元に戻るために、また自分で立ち上がるために涙を流して泣くのだから、それは悪いことじゃないよ」とコメントしていました。 少し元に戻ってきたという感覚のある今日この頃の心情に寄り添ってくれるようなコメントでした。 何気なくつけたにもかかわらず、励まされたり、生きるヒントをくれたりするラジオ。テレビよりネットより、好きだなあ。

  • 寂しい朝焼け

    最近朝早くに目が覚めてしまうことが多く、朝焼けを目にすることがあります。 以前は朝焼けを見られると、「いい一日の始まりだな」「まだ寝れるな」などと呑気に思ってましたが、いまでは「去年の7月7日、この時間にもし、ターの部屋に行っていたら助けられたかな」と思ってしまいます。 死亡推定時刻は午前2時。母がターの部屋を見に行ったのは6時過ぎとのことでした。真夏の6時過ぎならすっかり明るくなっていたはず。 あの日の夜中にでもターの部屋に遊びに行っていたら、もしかして助かっていたかもしれない。いままで約束もなしにふらっと夜中実家に帰ってターの部屋に入り込んだことがあったのに、あの日そうしなかった自分のバカ…

  • 彼女のために

    前に、周囲の人や友達に対して「理不尽な怒りや失望がある」と書いたけれど、幸運なことに、その逆に、ここまでやってくれるんだ…という友人がいます。 普段会っているのに手紙をくれたり、日々のことをLINEしてきてくれたり、外に連れ出してくれたり。 そんな彼女がもし家族みんな元気で何も失ってない人だったら、性格のひん曲がった私は、その優しさを受け入れることはできなかったかもしれないです。 「あんたになにが分かる」って突っぱねてたかもしれない。 ターが亡くなって知ったのですが、彼女も自死遺族でした。悲しいけれど、なんだかこんな偶然ってあるんだなあと、運命とすら感じてしまいました。 何か彼女のためにできる…

  • 「楽しい」と思えた

    私の手掛けた仕事のおかげで色々うまくいったらしく、関係者さんからものすごくお礼を言われた~✨ 仕事で褒められるって最高!この仕事、やっぱ好きだなあといういい気分のまま、友人宅へお届け物へ。仕事は褒められる。親しい友達が待っていてくれる。お腹にはみんなが待ちわびてくれた子どもが育っている。道中、久々にわくわくっと感情が湧き上がってきて「楽しいなあ」と呟いていました。 ターが亡くなる前、念願だった在宅仕事で生活できるようになり、仕事の合間あいまに自宅のベッドに倒れこみながら猫たちに触れつつ、「あー、幸せ!」と叫ぶことがありました。 が、ターがいなくなってからは、叫びたくなるような幸福感はもちろん、…

  • あり得ない

    私の妊娠のことを話してから、母からは「ターが小さいころの姿の満面の笑みを浮かべている夢を見た」、ターの幼馴染であり親友さんからは「すごく嬉しそうなターさんが出てきた」と聞きました。 それを聞いたときは、そんなもんかねえ、とちょっと冷静な気持ちだったけれど…。やっぱりターが生まれ変わってみんなにもう一度会えるからかな?なんて思うようになりました。何かきっかけがあったというわけではないけれど。 「うちがまさか、ターがまさか。死んじゃって、しかも自死なんていう悲しすぎる最期で、それで終わりなんてことあるわけない」という思いがあるからかな。 自死で今生の別れなんて、自死で子を喪うなんてこと、あっちゃい…

  • フィクションを受け付けない

    柳美里さんのエッセイを読んでいたら、2010年3月11日のことが出てきて、「この日以来小説も映画も一切のフィクションを受け付けなくなった」とありました。 私は辛いときこそ本や映画といったフィクションに逃げていたけれど、ターのことがあってから、やっぱり柳さんと同じくフィクションが一切だめになったことがあったので、柳さんにそう書いてもらって、少し共感してもらえたような気になりました。 「だめになったことがあった」というより、今も、フィクションは好んで読むことはなくなりました。何を見ても読んでも、「家族が自死したことに比べたらなんてことないじゃん」と冷めてしまうから。 フィクションどころか、自分に子…

  • 自死や死をタブー視する社会

    先日の日記に、「ひとり時間を大事にするとかポジティブなオーラとかぺらぺらした言葉ではない慰めが欲しい」と書いたのですが、ちょっと考えてみました。 そういう言葉が欲しいなら、雑誌を見ていたのではだめだよなあ。やっぱり書籍で「自死遺族のために」「死別に苦しむ方へ」とそういう人に向かって書かれたものを読まないとだめだよなあと。 だけど、そこにも私は違和感を覚えてしまうのです。雑誌みたいな、万人が読むようなものに自死とか死別とかが書かれていた方がいいのではないか?遠い世界に思っていた人にすら、自死は近くて突然起きるものだってもっとみんな知ってほしい。(過去の自分の無知とお気楽さを棚に上げて何を言うと言…

  • 手放せない悲しみや苦しみ

    ある雑誌を読んでいたら、とある作家さんだったか女優さんの文章が載ってました。「生きるって楽しみだけではないもの。苦しみも悲しみもある。だけど、それを味わい尽くしてこそ人生の深みが出てきます。そして味わい尽くしたら手放せばいい」 っか~~~~、オメデタイ人生送ってきたんだね、あんた!ああそうだ、会社でちょっとやなことがあった、仕事ミスった、人間関係がこじれた…そういうことで悩んでた自分というのも経験してきたので、その気持ちはわからないでもない。当時の自分ならそうだよねと励まされたかもしれない。 だけど、「手放せない悲しみや苦しみはどうしたらいいんだい?」まあ、この作家さんが悪いわけではないし、そ…

  • 「存在のない子供たち」

    「存在のない子供たち」という映画を見ました。これ見ようと決めたわけじゃないけれど、なんとなく仄暗い映画が好きで、ザッピングしてたらおすすめに出てきたので、という理由なのですが💦 まー、格差の激しい国のさらに貧しい家庭ということで親がアホすぎて子どもが救いようないという内容で…親にイライラしながら見進めていきました。 そして、やっぱりターのことを思い出してしまう。「ターにこういう映画見たことあるか聞いてみたい」という思いと、「こんな環境からしたら、うちなんて天国なのに。全部をかけて子どもファーストの家だったのに、何が不満だったんだよ」という思いと。 でも、貧困とか社会とかということとは別次元だっ…

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