本日大晦日。今年も1年、のんびり1日1話のお話ブログにお付き合い頂き、ありがとうございました。ほぼ天狗山だけの1年で実に申し訳ない(笑)そして、まだしばらく続…
手首についてるミサンガを触りながら、鴉の後ろからうちに入った。廊下のところで天ちゃんがにやにやしてこっちを見てて、僕は慌ててミサンガから手を離した。「着替えて…
いつもならアップしてる時間だけど、イマイチ書けなくてまだ白紙です💧今日のどこかでアップします。もしかしたら別のお話かも??分かんないけど、必ず何か1話はアッ…
にやにやぐふぐふ気持ち悪く笑う天狗に出迎えられて家に入って、俺はすぐ着替えた。服がくさい気がして。においが染みついてる気がして。着替えて手洗いうがいをして台所…
少しの間、じっとしてた。こんなとこ、天ちゃんに見られたら………って考えるとこわいけどさ、だってさ。これ、ブレスレット。鴉がつけてくれたやつ。天ちゃんもおそろい…
「ありがとうは僕だよ」今度はじたばた暴れず、おとなしく俺に抱き締められてる光が、俺の肩辺りに顔を埋めたまま言った。やっぱり光のにおいは、いい。これは単なる好み…
ぽんって、いつもみたいに鴉のデカい手が僕の頭に乗った。僕は頭を撫でられるほど小さくないよ‼︎とは、もう思わないからそれがちょっと恥ずかしいよね。何で思わなくな…
「光」まだ外。家の前。なのに光。鴉って俺を呼んで、こっちに来る。その顔が嬉しそうに見えるのは気のせいか。光の後ろには気狐。随分タイミングよく光が外に居たな。天…
やめよ‼︎こういうの。ひとりで勝手にぐじぐじするの‼︎って、僕は顔を上げた。もう何回もやってる。そして何回も言ってる。思ってる、分かってる。勝手なんだよ。勝手…
「だからぴかるんへのプレゼントは天ちゃんと別のにしなきゃダメだっつてんだろ⁉︎」「そうだよ、鴉〜。その通りだよ〜?」「………」俺が選んだものにダメ出し。しかも…
ごめんね、ぴかるん。あと1時間ぐらいかかる鴉のピースにどきどきしてたら、その次に来たのがそれだった。「え」あと、1時間ぐらい。外だから。2枚目の写真が。外だっ…
「え?オレとぴかるんに?」「………そう。天狗と光に」「うっっっっっそーーーーーん、すんごい嬉しいんだけどーーーーーっ」「………」まったねー‼︎絶対来てよ‼︎絶…
鴉が仕事してる。鴉が今、お弁当屋さんで仕事してる。僕はすごくどきどきして、次の写真を待った。待ってる僕が分かってるのか、最初写真は15分置きぐらいに来てた。全…
『ひなくん』は、不思議な感じの人だった。気づいたら居た。俺が初めての『仕事』に必死だったせいもあるのかもしれないけど、いつから居たのか分からないぐらい静かに調…
「ごめんね、いっちゃん。今日は家に居てもいい?」鴉が天ちゃんに連れられて行っちゃって少しして、いっちゃんとまーちゃんが来た。今日は棘岩だろうなって思ってて、行…
それからの2時間はあっという間だった。特に最後の15分ぐらいは目がまわりそうだった。『お疲れさま‼︎ありがとうっ‼︎すんっっごい助かった‼︎』って言われて、俺…
天ちゃんが作ってくれたパウンドケーキは美味しかった。………って言いたいけど、ごめんね、天ちゃん。僕には味がほとんど分かんなかった。僕のラーメン発言が、鴉の最初…
「へい、らっしゃーい‼︎」天狗について行ったら、ものすごい勢いで言われて正直ビビった。うおってなってびくってなった。何だ、今の。何て言った?どういう意味だ?俺…
鴉を連れて行きたいところがある。そろそろ鴉には愛の鞭が必要。だからって。だからって‼︎「え、きょ、今日行くの?鴉が?山の下に?街に?」「うん。今日行くといい気…
「え、きょ、今日行くの?鴉が?山の下に?街に?」「うん。今日行くといい気がするから今日行く〜」急すぎる展開についていけない俺のかわりに、光が天狗に聞いた。今日…
昨日、何を思って色々。天ちゃんに聞かれて思い出してた。昨日僕が思ったこと、思って言ったこと。母さんはもう居ない。母さんは死んじゃった。だから、昨日のアレが本当…
天狗が作ってたのは、パウンドケーキだった。すぐできちゃうから〜ってオーブンに入れて、焼きあがるまでお待ち下さいって後片付けを始めた。ついでに全部洗っちゃうね〜…
台所に入る前に、天ちゃんに見られる前にって、いいにおいがしてきてる台所の入り口のとこで、僕は手をもぞもぞ動かして鴉の手とのコイビト繋ぎを離してもらった。立ち止…
今日は和食メニューだった。ご飯、味噌汁、焼き鮭、たまご焼き、ほうれん草のおひたし。光を連れて台所に戻ったら、天狗がもうテーブルに皿を並べて準備をしててくれた。…
「えええええ⁉︎何でえええええ⁉︎何で抜けてないのおおおおお⁉︎」毎朝恒例になった鏡チェック。今朝は何が何でもしたかった鏡チェック。僕は昨日夢のような、でも天…
「えええええ⁉︎何でえええええ⁉︎何で抜けてないのおおおおお⁉︎」色々あった昨日で今日。朝。今日も俺が拾った小さいのは騒がしい。いつも通り天狗が朝ご飯を作って…
『光』口がまた僕を呼ぶ。っていうか。え、それしか言ってなくない?そう思ったら、すごく真面目に必死に色んなことを伝えようとしてる自分にちょっと笑えてきた。何して…
ぼーだーゼロ - BORDER(みやぎ) - カクヨム汝、問え。己は陰か。己は陽かkakuyomu.jp移行中でございます。アクセス数稼ぎにご協力をお願いしま…
『光』たくさんの口が、一気に一斉に光を呼んだ。声に出して。俺が気狐と見たときと違う。俺が見たとき、口は光を呼んではいなかった。ぱくぱくと声に出さず何かを言って…
吹いた風は天ちゃんの風。僕に『そういうの』が分かるはずないのに、何でかそう思った。最初の風と全然違ったから。すごいさ。すごい、勝手なんだけどね。勝手に、その天…
走って光に近寄った。側に駆け寄った。でも、光が俺を見ることはなかった。俺が、まったく存在していないみたいだった。………みたいっていうか。光の目には、見えてない…
鴉の声が聞こえたのは1回だけだった。風を感じたのもそれっきり。そして口は、母さんの口は増え続けて、声がないままそれぞれ動く。夢だ。いつもの夢。違うのは、かーく…
浮かび上がったのは口だった。赤い口。口紅の口。これには見覚えがあった。あれだ。光の夢で見たやつ。つまり、光の母親の口。何でだ?これは夢じゃない。現実のはず。……
天ちゃんと鴉。ふたりの話はなかなか終わらなかった。何でだろう。何の話だろう。座り込んで動かない僕に、かーくんが地面にぴょんっておりてダンスを始めた。よくやって…
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