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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

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2020/07/26

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  • 8月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。 今年の8月は暑かったですねえ。ニュースによると、今年の夏は、12万年ぶり暑さと言われた昨年を上回り、世界の平均気温が史上最高を記録したそうです。そこに加え、この台風です。進路が刻々と変わっていて予想が付きません。みなさんご無事でしょうか。これから台風が通る地域の方も、どうぞご安全に。って、いま天気予報見たら、北上してうちの方に来そう。 という訳で今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。まず内容部門から。 1本目は、蓬莱さん。こちら、お酒自体もめちゃくちゃ美味しかったんですが、天才と称されている杜氏さんの経歴につ…

  • 久保田 > ペジテの船の中の戦闘(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【久保田くぼた 萬壽】 米旨の ふくよかさの中 アルコール お久しぶりの久保田さん。新潟県長岡市・朝日酒造さんのお酒ですって紹介するまでもないくらいの超メジャー銘柄ですね。往年の淡麗辛口ブームを牽引した、新潟県を代表するブランドです。 その中でも、萬壽は高級ラインナップの純米大吟醸。グレードで言うと、特別本醸造の百壽をスタンダードとして、吟醸と純米吟醸の千壽、同じく純米吟醸の紅壽、山内仕込み純米大吟醸の碧壽、大吟醸生酒の翠壽と続き、純米大吟醸の萬壽が最高峰です。また、これ以外に、にごり等のような壽の付かない久保田シリーズもあります。ちなみに、朝日酒造さんの公式サイトでは百寿・千寿・紅寿・碧寿・…

  • 久米桜 > 酸の湖のシーン(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【久米桜(くめざくら) カルシス】 人は何故 ”最強”二文字に 憧れる 1ヶ月ちょっと前、カルシス(ロットVer.2)をいただきました。率直に言って、とんでもないお酒。酸度は16.3で、味わいチャートで、酸味に初めて5が付きました。キツかったなあ。 でもその時のカルシス、実は最強ではなかったんです。記事中にも書きましたが、初回ロットVer.1の酸度は18.3。最強を飲んでみたい気持ちはあったんですが、入手できないからと、まあ諦めていました。そしたらその後、通販で出てたVer.5の酸度がなんと18.8!!買うかどうか、悩みました。そもそもこのお酒、そこそこのお値段がするんですよね。送料を足したら…

  • 澤乃花 > 杏奈(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【澤乃花さわのはな KEG(ケグ) DRAFT(ドラフト) 純米吟醸60 無ろ過生原酒】 爽やかな モダン苦口 微炭酸 お久しぶりの澤乃花さん。長野県佐久市・伴野酒造さんのお酒です。最近は、別銘柄のBeau(ボー) Michelle(ミッシェル)の方が有名かもしれませんね。澤乃花さん、前に飲んだのは「澤の花」表記だったんですが、どちらも同じシリーズになっているようです。 公式サイトによると、澤の花とは、「信州佐久の清流に咲く美しい花の意。シンボルは〝あやめ〟の花」。ラベルにもあやめが描いてありますね。ブランドテーマは「心がすこし安らぐ酒」。です。一方のBeau Michelleのブランドテーマ…

  • 蓬莱 >カーチス(紅の豚)[ジブリ酒]

    【蓬莱ほうらい 純米吟醸 家伝手造り】 常温で 酸アルコールが くっきりツン 会社イベントでの蓬莱さん飲み比べ④。最後は、前にも飲んだ「家伝手造り」です。蓬莱さんの定番品ですね。よく見るやつ。 ちょうど、日本酒評価サイト・SAKETIMEさんに、杜氏の北場広治さんとこのお酒に焦点を当てた記事が載っていました。記事によると『ひだほまれを使った「家伝手造り」は味のバランスが良く、どんな食事にもよく合います。(中略)深い旨味があり、飛騨地域の方言でいえば「にぎやか」な味わいです』『実は「良い意味で味が変化し続けている商品。先代や先々代の杜氏が飲んだら、怒られてしまうかもしれません」と、北場杜氏は笑い…

  • 蓬莱 >北さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【蓬莱ほうらい 上撰】 くっきり甘 ほのかな熟成 米旨味 会社イベントでの蓬莱さん飲み比べ③。こちらもはじめましての上撰。この子は、蓬莱さんにしては珍しく煽ってきませんね。でも公式サイトを見ると「上撰こそが蓬莱の真髄」と言い切っています。その言葉は大言壮語というわけではなく、国際的なお酒のコンペティション・IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2021で金賞および、四合瓶で1000円以下の受賞酒から選ばれる「グレートバリューサケ」を受賞しています。残念ながらチャンピオンは逃していますが、凄いこと。普通酒と言って舐めてはかかれません。それでは飲んでいきましょう。 上立ち香、こちらもほんのり…

  • 蓬莱 > ニシンのパイを作るおばあちゃん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【蓬莱ほうらい 天才杜氏の入魂酒】 ほの熟の きれいな蜜甘 旨じわり 蓬莱さんの会社イベント飲み比べ②。蓬莱さんはいろいろ飲んでますが、こちらははじめましてですね。相変わらず煽りの効いたネーミング。蓬莱の文字を見なくても、「天才杜氏の~」ってだけで蓬莱さんってわかります。 まあ、渡辺酒造店さんのことだから、今さらこれくらいの大風呂敷には驚きません。でもラベルに大きく名前まで載ってる杜氏さんのことは気になりますね。 杜氏である北場広治さんは大阪生まれ大阪育ち。酒造りを志したのは中学2年生のときだそうです。ニュースで日本酒がお米からできていることに驚いたのがきっかけなんだとか。最初は中学卒業後すぐ…

  • 蓬莱 > マンマユート団のボス(紅の豚)[ジブリ酒]

    【蓬莱ほうらい 蔵元の隠し酒】 力強い 旨味しっかり クラシック ちょっと久しぶりの蓬莱さん。岐阜県飛騨古川・渡辺酒造店さんのお酒です。 実はこちら、会社のイベントで出てきたお酒。うちの会社、時々社内でイベントがあって、部長や役員陣がつまみやお菓子を用意してプレゼンしたりするんです。でもお酒は普段は缶ビールや缶チューハイだけ。この日もお酒には期待していませんでした。ところが、ある役員が日本酒をいろいろ買い込んできて、しかも蓬莱さんが4本もある。そりゃ飲まないわけにはいきません。というわけで、ここから蓬莱さんの4本飲み比べです。酒器は紙コップですが、それはまあ仕方ないでしょう。 まず1本目は、蔵…

  • 天領 > 二郎の母(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【天領(てんりょう) 飛切り 飛騨の特別純米酒】 きれいな酸 渋苦じわわん 食中酒 はじめましてのお酒、天領さん。岐阜県下呂市・天領酒造さんのお酒です。天領盃酒造さんの雅楽代なら飲んでるんですけどね。 天領酒造さん、調べてみたらいろいろこだわりのありそうなお蔵さんでした。品質を追求するために、原料米は全量契約農家に依頼した酒造好適米。精米も、品質を安定させるために自社で精米されています。その結果、①酒造好適米使用率:県下第1位(使用率100%)②自社精米比率:県下第1位(天領酒造調べ)③天然水使用比率:県下第1位(使用率100%)④特定名称酒出荷比率:県下トップクラス⑤生酒出荷比率:県下トップ…

  • 車坂 > ひろみ(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【車坂(くるまざか) KODO.ec162 純米酒】 爽やかな 酸から苦渋 軽快に お久しぶりの車坂さん。けっこう色々飲んでるんですが、ここしばらく会えてなかったんですよね。2年ぶり。 でも、今回のお酒はこれまでの車坂さんとはちょっと違う雰囲気。こちらは「高野・熊野世界遺産登録20周年特別醸造酒」。「KODO」というのは熊野古道の古道です。それも、ただ名前を借りただけじゃなくて、熊野古道の土壌から採取・分離した酵母で醸したお酒。その酵母が「KODO.ec162」です。こないだ花から採取・分離した花酵母の特集をしたばかりですが、土から採取っていうのは初めてですね。それでは飲んでいきましょう。 口…

  • 豊永蔵 紫芋焼酎(短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ番外編)

    【豊永蔵(とよながくら) 紫芋焼酎】 9本続けてきた香り系麦焼酎の飲み比べ企画ですが、今回はそのおまけ。芋焼酎を1本だけ紹介します。こちらは、飲み比べた中でいちばん感動した「麦汁」のお蔵さん、熊本県球磨郡・豊永酒造さんの紫芋焼酎。麦汁を飲んだちょっと後に、たまたま難波のデパートのお酒売り場に行ったら、豊永酒造さんが販売会をされてたんです。そこで、麦汁がいかに美味しかったかの感謝を伝えながら、いろいろ試飲させていただきました。そしてその中で、いちばん気になったのがこちらのお酒。 豊永酒造さん、住所の熊本県球磨郡というのを見てピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフラグシップ銘柄の「豊永…

  • 兼八 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ⑨)

    【兼八(かねはち)】 麦焼酎飲み比べ企画の第9弾、最後を飾るのは、トヨノホシに続いて通常バージョンの兼八さん。大分県宇佐市・四ツ谷酒造さんのお酒です。本格焼酎の麦焼酎のなかでも、かなり人気の高い銘柄。僕が麦焼酎に目覚めたのも、兼八さんがきっかけです。 兼八さんのいちばんの特徴は、なんといってもその香ばしさ。麦を煎ったような香ばしさが素晴らしく、麦チョコとも言われています。 一時期はかなり入手困難で、プレミアム価格がついていたお酒。でも近年は手に入りやすくなりましたね。ありがたい。ただ、今でも定価(720ml1650円)で売ってるのは特約店だけだそう。この記事を書いてる時点で、Amazonでは2…

  • 兼八 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ⑧)

    【兼八(かねはち) トヨノホシ】 麦焼酎飲み比べ企画の第8弾は、めっちゃお久しぶりの兼八さん。大分県宇佐市・四ツ谷酒造さんのお酒です。前回飲んだのは4年前。同じこちらのお店で、今回のトヨノホシと通常バージョンの兼八さんの飲み比べでした。 こちらの黄色い兼八さんは、あんまり見かけませんね。トヨノホシというのは、大分県農林水産指導センターと大分県酒造協同組合が開発した焼酎用大麦の品種です。この「焼酎用大麦品種開発事業委員会」の委員長を務めたのが、四ッ谷酒造五代目の四ッ谷岳昭さん。そりゃ兼八で使いますよね。また酵母も大分県で、特産品のカボスから分離した焼酎用の酵母。つまりこの黄色い兼八さんはまさにの…

  • 青鹿毛 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ⑦)

    【青鹿毛(あおかげ)】 麦焼酎飲み比べ企画の第7弾は、青鹿毛さん。こちらは全く知らない銘柄でした。宮崎県都城市・柳田酒造さんのお酒です。 青鹿毛とは、馬の毛色のひとつ。サラブレッドには8種類の毛色があって、茶色→黒になるに従い、呼び方が、鹿毛(かげ)→黒鹿毛(くろかげ)→青鹿毛(あおかげ)→青毛と変化します。馬なのに鹿? まあ実は、このお酒が馬のことなのかはわかりません。 それでは、飲んでいきましょう。 香り濃厚、麦ぽわん。うわっ!! 今回は香り系の麦焼酎を集中して飲んでいますが、その中でもいちばん香りが強いんじゃないかな。 口当たり、とろんと入って麦旨ずどん。味も濃い!! こんなに旨味のを感…

  • 青酎 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ⑥)

    【青酎(あおちゅう) 麦】 麦焼酎飲み比べ企画の第6弾は、青酎さん。東京都青ヶ島村・青ヶ島酒造さんのお酒です。おおお!!青ヶ島! (青ヶ島・photoACより) 青ヶ島、ご存じでしょうか? 青ヶ島は、伊豆諸島最南端の有人島。有人と言っても人口は162人(2024年5月時点)で、日本で最も人口が少ない市町村です。住所は全て「東京都青ヶ島村無番地」で、電話番号も市内局番が1桁という珍しさ。住民のほぼ全員が高台に住んでいて「海上のマチュピチュ」「東洋のマチュピチュ」と呼ばれています。 東京から青ヶ島に行こうと思ったら、まずはこないだの「情け嶋」さんの蔵元がある八丈島まで、飛行機で50分またはフェリー…

  • 佐藤 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ⑤)

    【佐藤(さとう) 麦】 麦焼酎飲み比べ企画の第5弾は、佐藤さん。鹿児島県霧島市・佐藤酒造さんのお酒です。佐藤と言えば芋焼酎が有名ですが、麦焼酎もあるんです。佐藤さんの麦焼酎は、2020年にも飲んでて、その時も麦汁さんとの飲み比べでした。めっちゃ美味しかったのを覚えてるから、今回も安心していただけますね。 それでは飲んでいきましょう。 香りが麦汁さんとはけっこう違いますね。麦の香ばしさはふわっと立つけど、麦汁さんよりは少し控えめ。その代わり、芋焼酎のようなフルーティーさと、ほんのり糖分も感じます。良い香り!! 口当たりは、やさしい甘味。麦というよりお米の甘味みたいです。そして酸アルもほわっと出て…

  • 麦汁 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ③④)

    【豊永蔵(とよながくら) 麦汁(むぎしる)】 麦焼酎飲み比べ企画の第3弾&第4弾は、麦汁さん。熊本県球磨郡・豊永酒造さんのお酒です。通常バージョンと、こないだも飲んだ「超にごり」。通常バージョンは3年半ぶりです。もう美味しいのは知ってるから、超期待。ただ、超にごりはこないだレビューしたばかりだから、今回はレビューは省略。下のリンクをご覧ください。 麦汁さんの特徴は、無濾過。日本酒では無濾過って普通に見かけますよね。でも焼酎ではかなり珍しいんです。 日本酒の無濾過は、フィルターや活性炭で、雑味の元となる成分や滓・酵素・乳酸菌などを除去することを言います。 一方焼酎の場合は、けっこう大変。焼酎は、…

  • 泰明 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ②)

    【特蒸(とくじょう) 泰明(たいめい)】 ひとつ前の情け嶋さんからスタートした麦焼酎飲み比べ企画。第2弾は、はじめましての泰明さん。名前は知ってたんですが、どんなお酒かは知りませんでした。お店のお姉さんに「これも美味しいよ」って勧めていただいたから、迷わず注文です。 泰明さんは、大分県豊後大野市・藤居醸造さんのお酒。会社名は藤居醸造ですが、屋号は井田萬力屋です。今回いただく特蒸泰明は、泰明シリーズのフラグシップモデル。この特蒸泰明の新焼酎が「第2回 酒屋が選ぶ焼酎大賞」麦焼酎部門で大賞を受賞。この定番の特蒸泰明も優秀賞を獲得しています。 それでは飲んでいきましょう。 香りふわっと麦の旨。兼八・…

  • 情け嶋 (短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ①)

    【麦冠(ばっかん) 情け嶋(なさけしま)】 お久しぶりの情け嶋さん。東京都八丈島・八丈興発さんのお酒です。こちらは、麦焼酎。実は最近、香りぷんぷん麦焼酎をいろいろ飲む機会があったから、今日からしばらく、【短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ】を行います。今日はその第1弾。 情け嶋さんはだいぶお久しぶり。調べてみたら、飲んだのは2017年でした。僕は元々「兼八」という麦焼酎が好きだったんです。煎った麦のような香ばしさがたまらないんですよね。でもなかなか売っていませんでした。そしたらある方に「情け嶋も兼八に似た感じだよ」って教えてもらったんです。ちなみに情け嶋には芋焼酎もあって、その時は麦と…

  • 富翁 > アリエッティのお父さん(借りぐらしのアリエッティ)[ジブリ酒]

    【富翁(とみおう) 本醸造 京の町酒カップ】 クラシック きれいだけれど コクもある はじめましてのお酒、富翁さん。京都市伏見区・北川本家さんのお酒です。 北川本家さんは明暦3年(1657年)以前の創業。これ以前は文献が残っていないため、この年を創業としているそうです。かなりの老舗ですね。富翁という銘柄名の由来は、中国の四書五経の中にある「富此翁(とみ・これ・おきな)」という言葉。富というのはお金のことではなく精神的な豊かさのことで、「心の豊かな人は晩年になって幸せを得る」という意味だそうです。良い言葉ですね。 今回のお酒は、スーパーで買ってきたカップ酒。京都の夏の風物詩・五山の送り火が描かれ…

  • AKABU > 眞人(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

    【AKABU MOUNTAIN】 爽やかで 飲みごたえある 奥深さ こないだSEAを飲んだばかりの赤武さん。こちらは同じシリーズのMOUNTAINです。SEA・AIR・MOUNTAINの3本は、低アル原酒のシリーズ。SEAは軽快で爽やかで飲みやすいのに満足感もある、めっちゃ美味しいお酒だったから、MOUNTAINも楽しみです。さっそく飲んでいきましょう。 「王冠が跳ぶ恐れがあります」って書いてたけど、開栓は最後にプシュっと言うだけで、無事に開きました。 上立ち香、ラムネとハーブと青竹の、爽やか苦さがほわわんと。奥に和梨と桃フルーティー。良いですねえ。もう勝利確定。 口に含むと、やさしい酸と、じ…

  • ひげん > 哲学研部長(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【ひげん 純米 Asama Vind】 ちょい辛な 旨苦ぐぐぐ クラシック はじめましてのお酒、ひげんさん。群馬県吾妻郡・浅間酒造さんのお酒です。去年飲んだ「浅間山」のお蔵さんですね。こないだ飲んだ長野の浅間嶽さんは、浅間山をはさんでちょうど反対側になります。 ひげんって何かと思ったら、浅間酒造さんのメイン銘柄が漢字表記の「秘幻」なんですね。銘柄名には、「お客様がもう一度味わいたいと、夢に見るような酒をつくりたい」という思いが込められているんだそうです。そして、「日本一野菜に合う酒造り」を標榜しているんだとか。 今回のひらがな「ひげん」は、やさしさと、さらりとした酒質を表現。日本の普段の食事と…

  • 北雪 > 久子さん(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【北雪(ほくせつ) 佐渡の鬼ころし】 鬼ころし なのにやさしい 淡麗酒 はじめましてのお酒、北雪さん。新潟県佐渡市・北雪酒造さんのお酒です。まあまあ有名銘柄だと思うんですが、これまで飲めてなかったんですよね。ただ、別銘柄の「鬼夜叉」さんは飲んでて、めっちゃ美味しかった。いかつい名前に反してとてもやさしくてきれいだったんです。 今回は、鬼夜叉の正反対、鬼ころし。鬼なのかい? ころしたいのかい? どっちなんだい!?ちなみに鬼ころしは、こないだ、清洲城信長・日本盛・武蔵之国一之宮の3本飲み比べをして、特集記事も書きました。そちらとの違いも楽しそうですね。特集記事では、鬼ころしについてのアンケート結果…

  • 大盃 マッチョ > おろく婆さん(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【大盃(おおさかずき) Macho(マッチョ) FUSION80 マッチョクイーン 純米 山田錦×愛山】 フュージョンが 王+女で 女王様 こないだ飲んだ桶六十七号もマッチョキングも、やっぱりめっちゃ美味しかった大盃さん。群馬県高崎市・牧野酒造さんのお酒です。マッチョというのは、低精白→タンパク質が残る→タンパク質と言えばマッチョ という謎理屈。そして今回のお酒は、山田錦(マッチョキング)と愛山(女マッチョ)をフュージョンしたからマッチョクイーンです。これ、絶対楽しんで作ってるやろ!ちなみに他のマッチョシリーズも、男マッチョ(雄町)・ゴリマッチョ(生酛&野生酵母)・覆面マッチョ(酒米非公開)・…

  • 越乃男山 > 玉三郎(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【越乃男山(こしのおとこやま) 金撰 本醸造】 ほの酸の 淡麗辛口 クラシック はじめましてのお酒、越乃男山さん。新潟県柏崎市・阿部酒造さんのお酒です。って、阿部酒造!?!?こちらは「あべ」が大人気なお蔵さんが代々引き継いでいるブランド。でも全然知りませんでした。阿部酒造さんの公式サイトにも載っていませんしね。 ちなみに、○○男山という銘柄は、20以上あるそうです。元祖は江戸時代に兵庫にあった酒蔵さん。それが大人気だったので、それにあやかって○○男山と名付けたお酒が乱立しちゃったんです。当時は商標制度もありませんでしたしね。◯◯正宗と同じパターンです。元祖のお蔵さんは既になくなっているのですが…

  • 㐂津禰 > キキのお父さん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【㐂津禰(きつね) 純米酒 紅狐】 やわらかい 旨ほの酸な クラシック はじめましてのお酒、㐂津禰さん。島根県鹿足郡津和野町の、、、ん? 製造者:合資会社石州酒造 販売者:華泉酒造合資会社となっていますね。どういうこと??このふたつのお蔵さん、住所は同じでした。調べてみたら、どうやら1973年に、「華泉」を造っていた華泉酒造さんと、「魁龍」を造っていた石州酒造さんが、製造部門を石州酒造さんに、販売部門を華泉酒造さんに合併したようです。ややこしいから、せめて公式サイトにはそのことを書いておいてほしいですね。どっちのお蔵さんのお酒なのか迷いますが、販売サイトを見ると華泉酒造さんの名前が出ていること…

  • 大嶺 夏のおとずれ > 菜穂子ちゃん13歳(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【大嶺(おうみね) 3粒 夏のおとずれ】 柑橘の 酸甘ジューシー 爽やかに ひとつ前の夏純かすみに続いて、同じく大嶺さんの夏酒・夏のおとずれです。こちらは、先日の凄い日本酒会で、開かなかったものをありがたくもいただいたものです。KENBISHIさん、ありがとうございます。 ちなみにこの日本酒会、主催の方がこのお酒の浮き輪を持って来られていました。写真では見てたけど、実物ははじめて。凄い!おしゃれ! せっかくいただいたお酒ですし、しっかり味わって飲んでいきましょう。 上立ち香、爽やかやさしい蜂蜜レモン。ふんわり米旨も心地良い。 口当たり、柑橘酸甘ジューシーじゅわん。奥からグレフル苦渋じわり。夏に…

  • 大嶺 > フィオ(紅の豚)[ジブリ酒]

    【大嶺(おうみね) 3粒 夏純かすみ生酒 山田錦】 甘酸が 爽やかかわいい かすみ酒 こないだ飲んだ黒瓶の無濾過生原酒 出羽燦々がやっぱり素晴らしかった大嶺さん。山口県美祢市・大嶺酒造さんのお酒です。 大嶺さんの夏酒と言えば、この「夏純かすみ」と「夏のおとずれ」の2種類。夏のおとずれは去年も一昨年も飲めてるけど、夏純かすみは2年ぶりです。大嶺さんの季節酒は、夏のおとずれ・冬のおとずれと、春風かすみ・夏純かすみ・秋麗かすみ。それに、ひやおろしが山田錦と雄町の2種類あります。大嶺さんは大好きだけど、さすがに7種類全部飲めた年はありませんね。 ともあれ、久しぶりの夏純かすみ。さっそく飲んでいきましょ…

  • たかちよ > 千尋(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【たかちよ SEVEN】 ピリシュワと メロン果汁と 不思議なコク お久しぶりの、ひらがなたかちよさん。お久しぶりと言っても1年ぶりなんですが、その後で高千代と髙龗と59Takachiyoとシン・タカチヨと髙龗と髙龗を飲んでるから、だいぶ久しぶりな気分です。 こちらのお酒、ラベルに書いてある正式名称は「豊醇無盡たかちよ扁平精米無調整おりがらみ生原酒SEVEN」なんです。長っ!!贅沢な名だねとは思いませんが、あまりに長すぎるので、ここではお前は「たかちよ SEVEN」だよ。 ちなみに「豊醇無盡」って読めます? 僕は読めません。だから調べました。「盡」は「尽」の旧字体らしいです。全然違うやん!! …

  • [花の日特集]花酵母のお酒

    本日 8月7日は「花の日」です。と言っても、特に記念日として決まっているわけではないですし、他にも花の日と呼ばれる日はあるんですけどね。でもまあせっかくの花の日なので、花酵母のお酒について特集してみましょう。 花酵母というのは、花から採取して分離した酵母のこと。と言っても、なんのことかわかりにくいので、もう少し詳しく説明します。 ■酵母って?そもそも、酵母というのは、お酒を造るのに必要不可欠な微生物です。酵母菌ともいうくらいだから、細菌の仲間ですね。英語ではyeast(イースト)。酵母という分類があるわけではなくて、糖を分解して炭酸ガス(二酸化炭素)とアルコールを出す微生物を一般に酵母と呼んで…

  • 土佐しらぎく > 里見さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【土佐しらぎく 斗瓶取り大吟醸出品酒】 鑑評会 出品酒らしい 酸旨酒 日本酒会の8杯目。最後の1杯は、3年ぶりの土佐しらぎくさん。おひさしぶりです。 今回のお酒は、全国新酒鑑評会への出品酒。山田錦の40%磨きで斗瓶取りという本気スペックですね。その本気に負けぬよう、しっかり味わっていきましょう。 香りはふわんと酸旨アルコール。クラシック吟醸ですね。 口に含むと酸味と旨味。きれいな乳酸とお米の旨味がほわっと開いて、気持ち良い苦アルもじわり。甘味は奥におだやかに。 いかにも出品酒らしい、きれいな酸旨辛口クラシックでした。高級感のある磨かれたお酒。 ジブリで例えると「風立ちぬ」の里見さん。菜穂子さん…

  • AKABU > トンボ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【AKABU SEA】 軽快な 柑橘酸の 実力派 日本酒会の7杯目。前から飲みたいと思っていた赤武さんです。こちらはSEA・AIR・MOUNTAINと続く低アル原酒のシリーズ。赤武さんはどれも美味しいから、低アル原酒をどう造ってきたのか楽しみです。さっそく飲んでいきましょう。 上立ち香、爽やか柑橘、米旨ふわん。軽やか爽やか良い香り。 口当たり、グレープフルーツの酸から入り、それがふわっとふくらみつつ、軽やかな甘味も現れます。美味しい!!後半は、やっぱり軽い旨苦アルが現れるけど、それもすうっと消えていきます。 軽快で爽やかで、するする飲めるお酒。めっちゃ飲みやすい! そして奥にはちゃんと芯もあっ…

  • 鳳凰美田 > フェラーリン(紅の豚)[ジブリ酒]

    【鳳凰美田(ほうおうびでん) ミクマリ 純米大吟醸酒 生酒】 酸ふわり 苦旨じわり 軽快に 日本酒会の6杯目。見たことのない鳳凰美田さんです。こちらは、4月下旬に六本木ヒルズで開催された、サッカー元日本代表・中田英寿さん主催のイベント「CRAFT SAKE WEEK 2024」で先行リリースされて、一番人気になったというお酒です。 ミクマリという名前は、水分神(みくまりのかみ)に由来します。お! ちゃんと「みくまり」で変換できる! 水分神とは、神道でその名の通り水の分配を司る神様。「くまり」は「配り」の意味で、水源地や水路の分水点などに祀られているんだそうです。今回のお酒は、日光の御神水で仕込…

  • 陸奥八仙 > アシタカ(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【陸奥八仙(むつはっせん) 夏どぶろっく 活性にごり酒】 シュワ酸が 旨苦甘を ぶった切る 日本酒会の5杯目。2年ぶりの陸奥八仙さん。青森県八戸市・八戸酒造さんのお酒です。このお酒、どこにも陸奥八仙とは書いてないんですが、どこの酒屋さんのサイトを見ても陸奥八仙って書いてるから陸奥八仙ブランドなんでしょう。 前回飲んだ陸奥八仙 夏吟醸もその名の通り夏酒でしたが、この子も夏酒。品目は一応「日本酒」となっていますが、どぶろくに近いたっぷりにごりです。そして、開栓注意の爆発酒。今回持ち込まれた方も、何度もゆっくり開閉を繰り返してようやく開栓。かなり苦労されてました。 それでは、いただきます。 上立ち香…

  • わかむすめ >「ダンス・ ダンス・ ダンス」のハワイのシーン

    【わかむすめ Tropical(トロピカル) Bunbun(ブンブン) 超限定うすにごり 超限定うすにごり 超限定うすにごり 超限定うすにごり】 やわらかい 甘味やさしい トロピカル 日本酒会の4杯目。こないだ飲んだ超限定うすにごりが超絶美味しかった、わかむすめトロピカルブンブンの澄み酒バージョンです。こちらは、僕がこの日本酒会に持ち込んだお酒です。僕が一昨年2022に飲んだ422杯の中の頂点・第1位に輝いたのは、うすにごりバージョンだったから、澄み酒は初めてです。めちゃくちゃ楽しみ。さっそく飲んでいきましょう。 開栓は普通に、ちょっとポン。うすにごりほど発泡感はなさそうです。 上立ち香、バナ…

  • 信州亀齢 > サンドラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【信州亀齢(しんしゅうきれい) 真里ラベル 純米吟醸 山恵錦】 華やかで バランスの良い フルーティー 日本酒会の3杯目、またまた激レア酒!こないだ同じ純米吟醸山恵錦の無濾過生原酒を飲んだ信州亀齢さん。長野県上田市・岡崎酒造さんのお酒です。SAKETIMEのランキング3位の超人気銘柄で、ただでさえ手に入らないんですが、こちらはさらにレア。 真里というのは、漫画家のおかざき真里さんのこと。スピリッツで連載していた、最澄と空海を描いた作品「阿・吽」を描いた方ですね。美しい絵柄が特徴。おかざき真里さんは、岡崎酒造の蔵元三姉妹の長女さんなんです。ちなみに杜氏は妹の岡崎美都里さん。 ラベルはもちろん、お…

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