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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 7月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。7月と言えば、酒造年度的に新年。もうH6BYのお酒は飲まれましたか? 「酒造年度って何?」という方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。和歴・西暦両方で一覧にしているので古酒を飲むときなんかにめっちゃ便利なんです。 さて、7月は日本酒が売れない月らしいですが、僕の方はとんでもないお酒との出会いにいっぱい恵まれました。めっちゃ濃いひと月だった!という訳で今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。まず内容部門から。 1本目は、飲み比べ記事。同じお蔵さんで同じお米で同じ酵母の同スペック、そして、両方とも市販酒日本一を決める…

  • 而今 > ラステルのお母さん(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【而今(じこん) 純米大吟醸 白鶴錦 火入】 米甘味 おだやか旨酸 上質に 日本酒会の2杯目、またレア酒!こないだ飲んだ千本錦の生がやっぱりめちゃくちゃ美味しかった而今さん。三重県名張市・木屋正酒造さんのお酒です。白鶴錦は初めて! 白鶴錦は、その名の通り、超大手メーカー・白鶴さんが開発した酒米です。山田錦のお母さん・山田穂(やまだぼ)と、山田錦のお父さん(短稈渡船)の近縁種・渡船2号の間に生まれた子。つまり、山田錦の妹になるわけですね。なんで弟じゃなくて妹かというと、妹の方がかわいいから。超優秀なお兄ちゃんにあこがれる妹です。 白鶴さんが白鶴錦を生み出すために、まずしたことは、お母さん・山田穂…

  • 寒菊 > シータ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【寒菊(かんきく) 酒未来50 -Wonderland-】 やわらかく 豊かな甘旨 かわいらしく 少し前に39をいただいた寒菊さん。千葉県山武市・寒菊銘醸さんのお酒です。大好きな銘柄! こちらは、先日参加した日本酒会の1杯目にいただいたお酒。僕はとあるLINEオープンチャットの日本酒グループに参加していて、この日はそのグループのオフ会でした。オフ会自体はしばしば開催されているんですが、僕が参加したのはまだ2回目。でも、毎日お話ししているような方たちなので、リアルでは初対面の方でもとても楽しかったです♪ 今回の「酒未来 -Wonderland-」は、そのグループの方が持ち込まれたお酒。山形県の酒…

  • たかじ > フクオさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【たかじ プロトタイプ 無濾過生原酒】 上質な やわらか酸苦 食中酒 ひらがなの たかじさんははじめましてですね。岡山県倉敷市・十八盛酒造さんのお酒です。よく見かけるのは漢字表記の多賀治さん。同じお蔵の十八盛さんはこないだ飲んだばかりです。 十八盛酒造さんは天明5年(1785年)創業。5代目当主の石合多賀治さんが十八盛という銘柄を立ち上げ、現在は8代目の石合敬三さんが蔵元杜氏をされています。メイン銘柄は十八盛と多賀治。十八盛はバランスを大切にした食中酒。そして常に新しいことに挑戦した5代目の名を冠した多賀治は、「地元の米と水にこだわり、真の通った誠実な酒」(原文ママ)を目指しているそうです。 …

  • 飛良泉 > 水沼史郎君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【飛良泉(ひらいずみ) サワーボーイ 生酒】 グレフルと レモンと蜂蜜 爽やかに なんか見かけないタイプのラベルがあったから注文してみました。どこかと思ったら、お久しぶりの飛良泉さん。秋田県にかほ市・飛良泉本舗さんのお酒です。全然飛良泉さんっぽくない! 飛良泉本舗さんは1487年創業。全国で2番目に古い酒蔵です。ちなみにいちばん古いのは、郷の誉を醸す茨城の須藤本家さんで、創業は1141年。3位は剣菱さんで1505年です。1487年と言えば室町時代、応仁の乱が終結してから10年後です。政情は不安定で、近江では六角征伐が起こり甲賀衆が大活躍、後に甲賀忍者と呼ばれるようになります。でも遠く出羽国では…

  • 大盃 > シャルル(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【大盃おおさかずき) 特別純米原酒 桶六十七号】 フルーティー やわらか強い 酸旨苦 こないだマッチョを飲んでめっちゃ美味しかった大盃さん。マッチョじゃない大盃さんは1年ぶりですね。群馬県高崎市・牧野酒造さんのお酒です。 今回このお酒を買ったのは、もちろん僕のブログの企画「数字のお酒コレクション」に加えるためなんですが、それがなくても飲みたかったお酒なんです。六十七号というのは貯蔵タンクの番号で、半期で最もコンディションの良い純米酒を貯蔵するためのタンクなんだとか。そりゃあ気になる。さっそく飲んでいきましょう。 上立ち香、リンゴと米旨、ほろ苦さ。ん?なんだこれ? フルーティーさとクラシックが両…

  • 旭鶴 > 機関士さん(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【旭鶴(あさひづる) 特別本醸造 拾壱萬石】 硬質な 旨味苦味が 力強く はじめましての旭鶴さん。千葉県佐倉市・(株)旭鶴さんのお酒です。旭鶴さんは1830年創業。江戸後期ですね。この年、吉田松陰や大久保利通が生まれています。当時この地にあった佐倉藩は江戸東方の要衝として栄え、その石高は11万石で現在の千葉県域では最大。全国諸藩の中で最も多くの老中を輩出しました。石高が銘柄になるのは、まえに飲んだ福知三萬二千石さんと同じですね。 こちらは、こないだの1787(いなはな)さんと同じで、柳生乱世さんにいただいたお酒です。たぶん僕の企画「数字のお酒コレクション」もご存じの上で送っていただいたんお酒。…

  • ごあいさつ ~このブログについて~

    こんにちは、こるねと申します。このブログも本日2024年7月25日をもって、めでたく4周年を迎えることができました。これを期に、このブログの説明記事を更新したいと思います。 ■こるねってどんな人?関西在住のメーカー勤務会社員です。家族は奥さんと娘がひとり。趣味はホルンで、大阪のアマチュアオーケストラに所属しています。あとは本を読んだり、休日に料理をしたり、いろいろ。でも、現在一番の趣味はやっぱり日本酒ですね。 ■ブログ立ち上げの経緯僕は以前は、ただ飲むだけの日本酒ファンでした。でも2020年のはじめくらいに、せっかくだから記録を付けてみようと思ったんです。最初はGoogleスプレッドシートに書…

  • 稲乃花 > サンドラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【稲乃花(いねのはな) 萌黄 無濾過生原酒】 おだやかな レモンの酸と シロップ甘 こないだ白(つくも)を飲んだ稲乃花さん。奈良県天理市・稲田酒造さんのお酒です。なんで白を「つくも」って読むのか推理したのが楽しかった。 ちょうど、わかむすめさんの萌木とか稲花酒造の1787(いなはな)さんとか飲んだばかりだから、メニューに並んでるのを見て、名前に運命を感じて選びました。だからどんなお酒か全くわかっていません。楽しみ♪ ラベルに萌黄色がありますね。 この「稲乃花」は2020年にスタートした稲田酒造さんの限定流通ブランド。ラベルデザインは、奈良在住の墨アーティストであるイマタニタカコさんの作品です。…

  • 御代菊 > 徳丸理事長(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【御代菊(みよきく) 純米吟醸 水酛 山乃かみ酵母】 コク苦が きれいに消える 水酛酒 1年ぶりのお酒・御代菊さん。奈良県橿原市・喜多酒造さんのお酒です。この銘柄、ちょっとややこしくて、前に飲んだ菊御代さんや御代桜酒造さん(津島屋)とごっちゃになりやすいんですよね。あと、滋賀で喜楽長を醸すのも、別の喜多酒造さんです。 御代菊さん、前回は倭(やまと)という純米酒を飲みました。しっかりクラシックだけど雑味のないきれいなお酒で、美味しかった。 今回は、水酛&山乃かみ酵母という、とても奈良らしいのお酒。水酛は、菩提酛とも言い、約600年前から奈良の菩提山正暦寺で行われていた酒母作りの方法です。コクとク…

  • 【ガチ飲み比べ】會津宮泉&冩樂 > テナー(ゲド戦記)[ジブリ酒]

    【會津宮泉(あいづみやいずみ) & 冩樂(しゃらく) 純米酒】 今日は特別編。会津の超人気銘柄、會津宮泉と冩樂の飲み比べです。両方とも、福島県会津若松市・宮泉銘醸さんの火入れ純米酒。ついでに言うとこの2本、使っているお米も酵母も全く同じです。そしてなにより、どちらも、世界一美味しい市販酒を決める日本酒コンペティション「SAKE COMPETITION」の純米酒部門で1位に輝いたことのあるお酒。これは燃えます。 そもそもこの飲み比べが実現したのは、ちょっと前にこちらのお店で冩樂の無濾過生を飲んだときに遡ります。お店のお姉さんと話していて、會津宮泉と冩樂が両方1位になったことがあるという話題になり…

  • 夜明け前 > リエ(おもひでぽろぽろ)[ジブリ酒]

    【夜明け前(よあけまえ) 絹華(きぬか) 純米吟醸】 絹のよう 華やかなのに やわらかく はじめましてのお酒、夜明け前さん。長野県上伊那郡辰野町・ 小野酒造店さんのお酒です。 小野酒造店さんは、元治元年(1864年)創業。幕末まっさかりですね。当初は千歳鶴という銘柄を造っていたのですが、明治になって商標制度ができたとき、他のお蔵さんに先に「千歳鶴」を登録され、使えなくなってしまいました。北海道の千歳鶴さんですね。で、次の銘柄が「頼母鶴(たのもつる)」。そして、1972年に新たに誕生した銘柄が今回の「夜明け前」です。 銘柄名の由来は、島崎藤村の小説「夜明け前」。「木曾路はすべて山の中である」との…

  • サビ猫ロック > ムーン(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【サビ猫ロック extra stage DRY! DRY!! DRY!!!】 やわらかい 苦旨ドライ じんわりと お久しぶりのサビ猫さん。新潟県糸魚川市・猪又酒造さんのお酒です。サビ猫ロックは、1年ちょっと前に赤サビと銀サビの飲み比べをしました。また、別銘柄の月不見の池(つきみずのいけ)を2年半前にいただいています。 今回のextra stageは、6月9日(ロックの日)にリリースされた辛口酒。公式のnoteによると「JUNMAI LIVE TOUR 2024 のextra stage の位置づけのサビ猫ロック夏の特別公演となります!」だそうです。相変わらずよくわからない。でも「じめじめを吹き…

  • わかむすめ >「ダンス・ ダンス・ ダンス」のハワイのシーン

    【わかむすめ Tropical(トロピカル) Bunbun(ブンブン) 超限定うすにごり 超限定うすにごり 超限定うすにごり 超限定うすにごり 超限定うすにごり】 やわらかい 甘味やさしい トロピカル 待ってました!!!ひとつ前の萌木に続いて、わかむすめさん。このトロピカルブンブンは、僕が一昨年2022に飲んだ422杯の中の頂点・第1位に輝いたお酒なんです。その時は外飲みで、次は絶対に買おうと思ってたんですが、2023年には発売されませんでした。今年も出るかどうかわからなかったから、蔵元杜氏の新谷文子さんのポストで発売されることを知った時には嬉しかったですね。そしていつも わかむすめさんを買っ…

  • わかむすめ萌木 > 空ちゃん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【わかむすめ 萌木(もえぎ) 純米吟醸 無濾過生原酒】 レモンの酸 甘苦ふわり 爽やかに 先月飲んだ十二秘色に続いて、わかむすめさん。山口県山口市・新谷酒造さんのお酒です。僕の推し蔵のひとつですね。何度も登場してるから、もうおなじみです。 今回のお酒は、萌木。3年ぶりになります。お久しぶり。この「萌木」も、他のわかむすめさんのお酒と同様、平安装束のかさねの色目です。萌木は時代によっては萌黄とも書き、単色だと新緑が萌え出るような緑色(#A7BD00)で、合わせの場合は表が萌木(#A7BD00)・裏が女郎花(おみなえし)(#F2F2B0)となります。例によって色チップも貼っておきます。参考にした本…

  • 三千櫻 > 次元(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【三千櫻(みちざくら) KEG(ケグ) DRAFT(ドラフト) 普通酒生原酒おりがらみ】 フルーティー? いやいやめっちゃ スモーキー 一応はじめましてのお酒、三千櫻さん。北海道上川郡東川町・三千櫻酒造さんのお酒です。一応というのは、三千櫻さんで造られたお酒はこれまで「みちこざくら」と「結ゆい」 を飲んでるから。これらは、2022年5月に家事で焼失してしまった茨城県・結城酒造の浦里美智子杜氏が、三千櫻さんで醸したお酒なんです。純粋な三千櫻さんははじめまして。 そもそも、三千櫻酒造さんは、岐阜県中津川市で明治10年の創業以来143年にわたって酒造りをしてきました。それが、東川町が公募した「公設民…

  • 十四代 > 菜穂子ちゃん13歳(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【十四代(じゅうよんだい) 中取り 無濾過 厳選】 美しい 溌剌酸と 梨甘味 こないだ、高龗さんとのブラインド飲み比べをした十四代様。言わずと知れた超人気&入手困難銘柄です。僕も、好きな銘柄はいろいろあるけど、日本一の銘柄は何かと聞かれたらやっぱり十四代様を挙げちゃう。ほんと、いつ飲んでも素晴らしい。 こちらのいつものお店では、時々十四代様が入ります。でも、やっぱりコロナ禍のときよりは減ってるんですよね。良いことだけど。だからこそ、飲めるチャンスには飲んでおきたい。さっそく、いただきます。 香りはやさしく梨と米。フルーティーで心地よくて、うっとりします。雪冷え(5℃)では梨が中心で、温度が上が…

  • みむろ杉 > マーニー(思い出のマーニー)[ジブリ酒]

    【みむろ杉 純米大吟醸 十周年感謝酒】 フルーティー 色っぽいのに 上品で こないだ夏純を飲んだばかりの みむろ杉さん。奈良県桜井市・今西酒造さんのお酒です。 実は先日、橿原に用事があって、そのついでに今西酒造さんに伺い、日本最古の神社にして酒造りの聖地・大神(おおみわ)神社に参拝してきたんです。まあ、日本最古の神社と言われているのは、他にも三重県熊野市の花の窟(いわや)神社・兵庫県淡路島の伊弉諾(いざなぎ)神宮・福岡県宗像市の宗像大社などいくつかあるんですけどね。とは言え、大神神社はやっぱり素晴らしい神社でした。 写真左は、大神神社の大鳥居とご神体の三輪山。鳥居の足元の幟を見ると、鳥居の巨大…

  • 1787 > 次元(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【1787(いなはな) ~炎(ほむら)~】 強アルと 甘酸不思議な スモーキー はじめましての1787さん。千葉県長生郡一宮町・稲花酒造さんのお酒です。なるほど、稲花→いなはな→1787ですね。前に飲んだ39-87(佐久乃花)と同じ理屈。稲花という名前ですが、こないだ飲んだ奈良の稲乃花とは関係ありません。 稲花酒造さんは、扁平精米を採用した日本初の酒蔵なんだそう。ほどんどのお酒を扁平精米で醸されているんだとか。扁平精米とは、従来のお米を丸く削る球形精米とは違い、お米を平らに削る方法。そうすることで、お米をあまり削らなくても、効率的に雑味の元となる外側のタンパク質を除去できます。 扁平精米の先駆…

  • W 美郷錦 > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【W(ダブリュー) 純米 美郷錦 無ろ過生原酒)】 色っぽい 甘アルプラス 米旨味 おなじみのWさん。岐阜県飛騨市古川町・ 渡辺酒造店さんの、販路を限定した上位ブランドです。基本は純米大吟醸スペックのアルコール17度。お米違いでたくさんの種類があります。 Wの由来は、渡辺酒造店(Watanabe)・世界(World)・そして笑い(Warai)。日本で一番笑顔あふれる蔵を目指している渡辺酒造店らしいネーミングですね。 Wさんは僕もよく飲んでて、前に特集記事も書きました。これまでに飲んだのは、山田錦・赤磐雄町・高島雄町・秋田酒こまち・出羽燦々・愛山・ひだほまれ・ひだみのり・穀良都・千本錦・強力・亀…

  • 亀齢 > サリマン先生(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【亀齢(きれい) 無濾過 五段仕込純米酒 八九(はちく)】 濃厚な 米甘乳酸 どすんずずん こないだ萬事酒盃中(ばんじさけさかずきのなか)を飲んだ亀齢さん。広島県東広島市・亀齢酒造さんのお酒です。 こちらは、お店のお姉さんに「変態で美味しいよ」ってお勧めされたお酒。最初、八九というのは精米歩合かと思ったんです。ずいぶん低精白だなあって。でも違いました。八九は麹歩合。 普通のお酒では、麹歩合は20~30%なんですが、この子の場合、それが89%。つまりほとんどが麹で、掛米はちょっとだけ。麹とは、お米に麹菌が繁殖したもの。ただのお米とは違い、麹菌のはたらきでお米のデンプンが分解されて糖になっています…

  • 日本魂 > おソノさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【日本魂(やまとだましい) 無濾過生原酒 水酛スペシャルⅡ】 酸甘が くっきりなのに やわらかく はじめましての日本魂さん。兵庫県明石市・江井ヶ嶋酒造さんのお酒です。これを書くまで気付かなかったんですが、江井ヶ嶋酒造さんって前に飲んだ神鷹のお蔵さんですね。その時も水酛でした。 水酛というのは、約600年前から奈良の菩提山正暦寺で行われていた酒母作りの方法です。菩提酛とも言いますね。生酛よりもさらにコクとクセがあるのが多いんですが、最近はきれいな水酛もけっこうあるから油断できません。 日本魂さん、よく行く酒屋さんに置いてあるから名前は知ってはいたんですが、どんなお酒かは全く知りません。でもお店の…

  • 姿 > おかみさん(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【姿(すがた) 特別純米生酒 浴衣すがた】 爽やかな 甘苦柑橘 がっしりと 半年ぶりの姿さん。栃木県栃木市・飯沼銘醸さんのお酒です。いま飯沼銘醸さんの公式サイト見てたんですが、トップページのいちばん下にGoogleマップのストリートビューで蔵の中が見れるようになってました。バーチャル蔵見学ができる!面白い! 今回は夏酒ですね。でも姿さんはこれまで飲んだのが全部濃厚で力強かったから、夏酒のイメージがわきません。どんなでしょう? それでは、いただきます。 香りはやさしい米旨甘。 口当たり、くっきり爽やか甘苦酸。フルーティーな甘味と、柑橘の酸苦。名前の通り夏っぽいですね。でもその奥からしっかり苦旨が…

  • 雁木 > リサ(崖の上のポニョ)[ジブリ酒]

    【雁木(がんぎ) スパークリング 純米発泡にごり生原酒】 超元気 シュワシュワ甘苦 パワフルに 半年ぶりの雁木さん。山口県岩国市・八百新酒造さんのお酒です。雁木さんの中でも圧倒的にたくさん飲んでいるのが、今回のスパークリングにごり。飲むのは2年ぶりなんですが、もう6回目になります。キャップシールにしっかり書いてある通り、吹き出し注意のお酒。はじめて飲んだ時、お店のお姉さんが「開くまで20分くらいかかります」「マスター、私これから20分は、いないものだと思ってください」って言ってたのが印象的でした。 ゆっくりしてると温まって事故の危険性が高まります。さっそく開けましょう。 キャップを少し回すと、…

  • 浅間嶽 > ルイ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【浅間嶽(あさまだけ) 純米吟醸 無濾過生原酒】 豊潤な 甘苦アルが 力強く はじめましてのお酒、浅間嶽さん。長野県小諸市・大塚酒造さんのお酒です。小諸市は佐久市のお隣さんで、地域としては佐久エリアになります。佐久エリアは酒処で、13のお蔵さんが集まる地域。僕が飲んだことがある中では、佐久乃花・澤の花/ボーミッシェル・御園竹・井筒長・茜さす・寒竹 が佐久のお酒。昔は年に数回は佐久に出張に行ってたんですが、異動でそれがなくなっちゃったのが寂しいです。 浅間嶽の「嶽」は「岳」の異体字。つまり、浅間嶽は浅間山のことですね。浅間山は、長野県北佐久郡軽井沢町・御代田町と群馬県吾妻郡嬬恋村との境にある活火…

  • 積善 > ラウラちゃん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【積善(せきぜん) 純米吟醸 カーネーション】 酸中心 意外にドライに 華やかに こないだ牡丹の花酵母のお酒を飲んだ積善さん。長野県長野市・西飯田酒造店さんのお酒です。本老の松の東飯田酒造店さんのお隣さんですね。比喩ではなく、ほんとに隣接してます。ちなみに2蔵とも蔵元は飯田さんですが、親戚ではないそうです。なんで??? 積善さんといえば花酵母。とあるサイトに「県内唯一全量花酵母の仕込み蔵」とあったんですが、そんなの全国を見てもほとんどありません。ぱっと調べた限りでは、西飯田酒造店さんと、「元文」の岐阜県・布屋原酒造場しか見当たりませんでした。他にもあるのご存じの方がいらっしゃったら教えてくださ…

  • 月弓 > マキさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【月弓(げっきゅう) 純米吟醸】 おしとやか 最後にぶわっと 甘旨味 はじめましてのお酒、月弓さん。同じお蔵さんの名倉山と竹正宗は飲んでるんですけどね。福島県会津若松市・名倉山酒造さんのお酒です。 名倉山酒造さんは、大正7年創業。元々は松本醸造場という名前で、竹正宗というお酒を作っていたんですが、猪苗代湖畔にある名倉山の美しさから、社名と銘柄名を変更したんだそうです。日本酒には山の名前の銘柄も多いですね。 それではさっそく飲んでいきましょう。まずは雪冷え(5℃)から。 香りおだやかほのライチ。 口に含むとおとなしい、ライチの甘味がやわらかく。おしとやかで上品ですね。と思ったら、ぶわっと甘旨味が…

  • 菊正宗 > レモネード(紅の豚)[ジブリ酒]

    【菊正宗(きくまさむね) れもんスパークリング】 シュワシュワの 鮮やか爽やか レモン酒 こないだ百黙を飲んだ菊正宗さん。百黙は正統クラシックでとても上質な、素晴らしいお酒でした。一方今回は、ある意味それとは正反対のお酒です。まあそもそも日本酒ですらないんですけどね。 今回のれもんスパークリングは、分類上はリキュール。去年飲んだ「れもん冷酒」のスパークリングバージョンです。れもん冷酒は、原料の不作によって発売休止になってしまった「すだち冷酒」の代替品として昨年発売された新製品。すだちの不作は解消されたようですが、すだち冷酒は復活しませんねえ。めっちゃ美味しかったのに残念。とは言え、れもん冷酒も…

  • 両関 > オープンカーのイケメン(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【両関(りょうぜき) 本醸造 冷用】 甘旨味 爽やかきれいな 本醸造 半年ぶりの両関さん。秋田県湯沢市・両関酒造さんのお酒です。別銘柄の花邑は飲めてるんですけどね。今回は、冷酒用の本醸造。酒屋さんに行ったら、なんか見たことない四角い瓶のお酒が合ったので買ってきました。こちらは180ml(1合)瓶だけど、調べてみたら、720ml(四合瓶)も四角瓶なんですね。珍しい。四角瓶って、並べた時に隙間が少ないから輸送効率は良いんですよね。それなのに丸瓶の方が一般的なのは、たぶん丸の方が強度があるのと作りやすいのとコストが安いからだと思います。 それではさっそく、飲んでいきましょう。冷酒用とあるので、しっか…

  • 上川大雪 > アスベル(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【上川大雪(かみかわたいせつ) KEG(ケグ) DRAFT(ドラフト) 無濾過生原酒】 フレッシュな ピリシュワ甘苦 食中酒 お久しぶりの上川大雪さん。北海道上川郡上川町・上川大雪酒造さんのお酒です。上川町ってことは、緑丘蔵(りょっきゅうぐら)ですね。上川大雪酒造は、製造を休止していた三重県の酒造会社を移転し、2016年に上川町に新設された比較的新しいお蔵さん。その上川町の蔵が緑丘蔵。その後、2020年に十勝・帯広市の帯広畜産大学内に碧雲蔵(へきうんぐら)、2021年に函館に五稜乃蔵(ごりょうのくら)を建てられます。SAKETIMEの北海道ランキングを見ると、1位上川大雪、3位十勝、5位神川と…

  • 久米桜 > 酸の湖(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【久米桜(くめざくら) カルシス】 酸度最強は舞美人STRONGの9.6、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。 俺はこれまで、数々の最強酒に挑んできた。山法師 爆雷の日本酒度+28舞美人MYVYの日本酒度-154千代の松 イタリアと、土田 研究醸造15のアミノ酸度4.0史上最強ではないものの、精米歩合95%で八段仕込みという千代の松 神仏習合の酒そして舞美人STRONGの酸度9.6みんな強敵だった。中でも舞美人STRONGは強く、途中で何度も諦めかけた。そして彼らを飲み干したことで、自分も強くなった気でいた。 しかしそんな自信は、広島の友人の一通のポストによって脆くも崩れ去ってしまっ…

  • 麒麟山 > ゴル(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【麒麟山(きりんざん) 伝統辛口】 旨辛口 味わいしっかり クラシック はじめましてのお酒、麒麟山さん。新潟県東蒲原郡阿賀町・麒麟山酒造さんのお酒です。東蒲原郡阿賀町って、前に「ほまれ麒麟」や「蒲原(かんばら)」を飲んだ下越酒造さんと同じ町ですね。調べたら、直線距離で400mほどのご近所さんでした。麒麟山というのは、阿賀野町にある標高191mの山の名前。ラベルに書いてある山がそれですね。ゴツゴツした山の形が霊獣・麒麟に似ていることから付けられた名前です。 麒麟山酒造さんは1843年創業(天保14年)創業。江戸後期ですね。酒米は全て蔵から半径10キロ内のもので、仕込み水も蔵のすぐ側を流れる常浪川…

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