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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 6月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。もう今年が半分終わりって嘘でしょ。1月1日の地震からもう6ヶ月。まだまだ復興には遠く、大変な思いをされている方も多いと思います。改めてお見舞い申し上げます。 という訳で、特別枠。萬歳楽さんの復興応援酒です。めちゃくちゃ美味しかった! さて今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。今月は、凄いお酒にたくさん巡り会いました。普段の月ならここで紹介できるくらい美味しいお酒もたくさん諦めています。そんな厳選された記事の中の、まず内容部門からいきいましょう。 最初は、大七さん。大七酒造さんは、とにかく高い技術力を持ったお蔵さ…

  • 萬歳楽 > 小野寺さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【萬歳楽(まんざいらく 能登の復興応援酒「つなぐ石川の酒」】 旨辛な 石川らしい クラシック はじめましてのお酒、萬歳楽さん。石川県白山市・小堀酒造店さんのお酒です。ラベルには萬歳樂って書いてあるけど、公式サイトも萬歳楽って書いてるので、ここでは萬歳楽表記にします。旧字体使うと、カッコいいけどややこしくなりますね。 小堀酒造店さんは、1716年に創業。ん?最近見た年号。こないだ飲んだ松浦一さんの創業と同じ年ですね。江戸では暴れん坊・徳川吉宗公が第8代将軍に就任し、享保の改革が始まった年です。 ちなみに、小堀酒造店さんの住所は「石川県白山市鶴来本町1丁目ワ47番地」。「ワ」って住所が面白いですね…

  • 三千盛 > アリエッティのお父さん(借りぐらしのアリエッティ)[ジブリ酒]

    【三千盛(みちさかり 香るすずみさけ 純米大吟醸】 +17? 超辛なのに やわらかい! ひとつ前の18盛からの3000盛。167倍も盛ってる!!お久しぶりの三千盛さん。岐阜県多治見市・(株)三千盛さんのお酒です。3年半ぶりですね。よく三千櫻さんとごっちゃになっちゃいます。 今回いただくのは夏酒。香るすずみさけという名前が良いですね。辛口の多い三千盛さんの中でも、香りのあるタイプだそうです。さっそく飲んでいきましょう。 香りは、、、え?ほとんど香りません。「香る」とはいったい?? 口に含むとほの乳酸。それがふわっと広がりつつ、米旨ふんわり出てきます。やわらかおだやかクラシック。甘味は確かに無いん…

  • 十八盛 > 二郎の母(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【十八盛(じゅうはちざかり 純米大吟醸 Asahi28】 米旨味 やわらかきれいで 上品で お久しぶりの十八盛さん。岡山県倉敷市・十八盛酒造さんのお酒です。1年半ぶりですね。十八盛酒造さんは、別銘柄の多賀治が岡山県のランキング1位(SAKETIME調べ、2024.6.28現在)のお蔵さん。僕もこれまで、多賀治・裏多賀治・白黒動物シリーズ5種などを飲んできました。 でも、今回はちょっと佇まいが違います。なんせ、木箱入りで精米歩合28%の高級酒。他のお客さんからの、お店の周年記念のお祝いだそう。これはなかなか貴重ですね。ありがたくいただきましょう。 香りはおだやかお米の旨さ。やわらかきれいで上品で…

  • みむろ杉 > サツキ(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【みむろ杉 夏純 山田錦】 夏らしい 爽やかジューシー 酸苦渋 しばらくぶりのみむろ杉さん。奈良県桜井市・今西酒造さんのお酒です。風の森の油長酒造さんと並んで、奈良のトップを走るお蔵さんですね。こないだ飲んだ別銘柄の叶結もめちゃくちゃ美味しかった! 今回のお酒は、見るからに夏酒。爽やかなデザインが良いですね。さっそく飲んでいきましょう。 上立ち香、ライムとブドウと青リンゴ。爽やか酸ぽわフルーティー。 口に含むと甘酸ぽん。やわらかジューシーフルーティー。酸味がじゅわっと主張して、軽やかなのにしっかり味。最後に苦渋じわわんと。甘味は強くはないけれど、ずっと奥にいて存在感があります。苦渋しっかりある…

  • 喜楽長 > ペジテの女の子(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【喜楽長(きらくちょう わかなえ】 爽やか酸 ちょい辛じわ渋 フルーティー はじめましてのお酒、喜楽長さん。滋賀県東近江市・喜多酒造さんのお酒です。ちょくちょく見かけてるんですが、ようやく飲むことができました。どんなお酒かな? さっそく飲んでいきましょう。 香りは控えめマスカット。爽やか酸辛系ですね。 口に含むと酸ぽわん。フルーティーな白ブドウの酸が、やわらかくっきり。それがじゅわっとふくらみつつ、旨渋も出てきます。甘味は控えめ酸辛口。でもちゃんとジューシーです。苦味はあんまりないけれど、後半渋味がじゅわっと出ます。この渋味はアテがほしいですね。 で、注文したのは、いぶりがっこクリームチーズ。…

  • 松浦一 > おキヨ(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【松浦一(まつうらいち 純米吟醸】 力強い ふくよかやわらか 甘旨口 はじめましてのお酒、松浦一さん。佐賀県伊万里市・松浦一酒造さんのお酒です。松浦一というのは、松浦地方で一番になりたいという願いが込められた名前だそう。松浦というのは九州の北西部・長崎と佐賀にまたがる地方です。地方で一番というのが謙虚ですね。寡聞にして知らない銘柄だったんですが、正徳6年(1716年)創業の老舗。この年、江戸では暴れん坊・徳川吉宗公が第8代将軍に就任し、享保の改革が始まります。 また、松浦一酒造さんには、カッパのミイラが代々伝わっていて、お蔵さんに行けば見学できるそうです。公式サイトによるとその姿は『体調約70…

  • 大嶺 > 海ちゃん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【大嶺(おおみね 3粒 無濾過生原酒 出羽燦々】 梨桃の 豊かな甘味と ミネラル苦 こないだ春風かすみを飲んだ大嶺さん。山口県美祢市・大嶺酒造さんのお酒です。前回詳しく解説しましたが、大嶺さんのお酒は瓶を見ればだいたいのスペックがわかります。今回の場合は、 ・3粒:精米歩合505以上 ・米粒が白ギザギザ:出羽燦々 ・黒瓶:無濾過生原酒です。黒瓶ってレアなんですよね。去年飲んだ3粒山田錦の黒瓶は、年間2位の感動酒でした。写真部門では1位。だからもう、美味しいのはわかり切っています。めっちゃ飲みたかった。 こちらは、友達の猫谷さんが日曜だけやってる間借り日本酒居酒屋「休日の猫谷さん」でいただきまし…

  • 百黙 > ユパ様(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【百黙(ひゃくもく 純米大吟醸】 上品で 力強くて やさしくて はじめましてのお酒、百黙さん。はじめましてと言っても、このお酒をご存じの方には、実は全然はじめましてじゃないのもおわかりだと思います。百黙は、菊正宗酒造さんが2016年に立ち上げた新ブランド。去年いちばんたくさん飲んだのが菊正宗さんですから、もうおなじみです。ちなみに、菊正宗さんが新たなブランドを立ち上げたのは130年ぶりなんだそう。気合の入り方が違うはず。 原料米は、兵庫県三木市吉川・口吉川 嘉納会特A地区産の山田錦。嘉納会というのは、菊正宗酒造さんと特A地区の農家さんの、いわゆる契約栽培の会です。嘉納というのは、菊正宗酒造の社…

  • 信州亀齢 > 海ちゃん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【信州亀齢(しんしゅうきれい 純米吟醸 山恵錦 無濾過生原酒】 ジューシーで 甘苦じゅわわ 気持ちよく お久しぶりの信州亀齢さん。長野県上田市・岡崎酒造さんのお酒です。2年ぶりくらいになりますね。日本酒ランキングでは上位常連の大人気銘柄です。いまSAKETIMEのランキングを見たら、1位:十四代様・2位:新政陽乃鳥に次いで3位でした。相変わらず強いなあ。関西では全然見かけないんですよね。 この日は、たまたま近鉄奈良駅を歩いてたら、構内に良さげなお店を見つけたんです。既にまあまあ飲んでたからスルーしようかと思ったんです。でも、外から見える冷蔵庫の中にこのお酒を見つけちゃいました。これは、いま飲ま…

  • 鷹長 > 月島靖也さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【鷹長(たかちょう 純米大吟醸 出品酒】 上質な 渋い大人の 米旨酒 ひとつ前の累醸酒がめちゃくちゃ甘いお酒だったから、それで終わって帰るつもりでした。でもそこで隣のお客さんが注文したのが、鷹長さんの出品酒。え??こんなの置いてあったの!? これは飲んでおきたい! 水をいっぱい飲んで口の中をリセットし、注文しました。 「鷹長」は、「風の森」を醸す油長酒造さんの別銘柄。風の森は全て生酒なので、火入れの今回は鷹長ブランドにしたそうです。鷹長さんは前に菩提酛を飲みましたが、ド変態で面白くて美味しいお酒だったなあ。恋する湯婆婆に例えました。 今回のお酒は、油長酒造さんが24年ぶりに出品する、全国新酒鑑…

  • 談山 > ユディトⅠ

    【談山(たんざん) 累醸酒(るいじょうしゅ)】 激甘で エロエロなのに 美しい はじめましてのお酒・談山さん。奈良県桜井市・西内酒造さんのお酒です。「だんざん」じゃなくて「たんざん」なんですね。由来は、お蔵さんから南に山に入ったところにある談山(たんざん)神社です。 談山神社は、西暦678年創建。主祭神は、大化の改新の立役者・中臣鎌足公です。鎌足公の長男で僧の定恵が、唐からの帰国後に父の墓をここに移転して十三重塔を造立したのが発祥です。談山という名前は、中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合をここで行い、後に「談い山(かたらいやま)」と呼んだからだそう。凄い!十三重塔は何度も消失していますが、…

  • 稲乃花 > サン(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【稲乃花(いねのはな) 白(つくも) にごり生原酒】 くっきり酸 甘味控えめ 苦じわわ はじめましてのお酒・稲乃花さん。奈良県天理市、稲田酒造さんのお酒です。 稲田酒造さんの代表銘柄は「稲天」。この「稲乃花」は2020年にスタートした限定流通ブランドです。ラベルデザインは、奈良在住の墨アーティストであるイマタニタカコさんの作品。お酒の味わいを表現しているんだとか。 イマタニタカコさんの公式サイトを見ると、『書という枠にとらわれず墨の自由な表現を追求。襖絵、屏風、掛け軸という和のベースに抽象的表現や墨と異素材を組み合わせた試み』とのこと。なるほど墨でしか表現できない独特の抽象画。めちゃくちゃカッ…

  • 而今 > 本庄(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【而今(じこん 純米吟醸 千本錦 生】 良い酒の 手本のような ちょうど良さ 約半年ぶりの而今さん。三重県名張市・木屋正酒造さんの造る、言わずと知れた超人気銘柄です。前回のにごりもめちゃくちゃ美味しかったなあ。 而今さん自体は時々はいただけていますが、千本錦は3年ぶりですね。お久しぶり。さっそくいただきます。 香りはおだやか米青バナナ。 口に含むとやさしい酸と、かすかにピリッと炭酸感。甘旨苦もぽわっと出てきて、米旨シロップと気持ち良い苦味がじわり。バランスが良いですね。突出した特徴はないんだけど、とにかく上質。めちゃくちゃ美味しい。含み香の米甘旨アルも、後味の苦ほの甘も、「ちょうど良い」を追求…

  • 篠峯

    【篠峯(しのみね) 純米山田錦 超辛口無濾過生酒】 今回も短縮版。飲んだ記録だけ残しておきます。こちらも、ひとつ前の風の森さんに続いて、和食ダイニング拓さんの店頭でいただきました。こちらは20mlの小さいお猪口で100円でした。これ「安い!」って思いますが、拓さんの普段の値段なんですよね。ちょっとだけ味見するにはぴったりです。 短縮版なので、篠峯さんの説明なんかはすっ飛ばして、さっそく飲んでいきましょう。 酸旨ほの甘、きれいなお酒。超辛と言うわりには、ほんのり甘味も感じられて飲みやすいし、なにより美味しかった! 好き度:★★★★ 【DATA】蔵元:千代酒造(奈良県御所市)造り:純米 無濾過生酒…

  • 風の森

    【風の森(かぜのもり) 雄町807】 今回は短縮版。いただいたお酒が少量で、深掘りできなかったので、飲んだ記録だけ残しておきます。 こちらは、奈良の和食ダイニング拓さんでいただきました。前にシン・タカチヨ、山法師 爆雷、儀助、謙信をいただいたお店ですね。この日は、「もいちど夜市 こにし夜市」というイベントの日で、拓さんの店頭で振る舞い酒としていただきました。ちなみにこのイベントは、観光地なのに普段は19頃に閉まってしまうお店ばっかりという「もちいどのセンター街」「小西通り」という商店街のお店が、22時まで開いているというイベント。逆説的に奈良人の商売っ気のなさが現れているイベントです。 短縮版…

  • 小左衛門 > モニカさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【小左衛門(こざえもん Holiday サイクリング 純米大吟醸 生】 甘酸と 苦味もくっきり フルーティー こないだ早春しぼりを飲んだばかりの小左衛門さん。岐阜県瑞浪市・中島醸造さんのお酒です。今回のお酒は、広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業「コンセプト ワーカーズ セレクション」(CWS)のお酒。CWSは「感性に訴えるモノづくり」を大事にしたシリーズで、デザインにもこだわりがあります。この子も、どこかワクワクするラベルですね。 さっそく飲んでいきましょう。 香りはほんのり梨甘ミネラル。 口当たり、ぽわんと甘酸フルーティー。桃の甘味とブドウの酸。そこから糖甘ふくらんで、くっきり苦味も…

  • 台雲 > 風間俊君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【台雲(たいうん 生酛純米吟醸】 台湾と 日本の架け橋 極上酒 激レア酒!!!はじめましてのお酒・台雲さん。島根県出雲市・台雲酒造さんのお酒です。飲んだことある方、いらっしゃいますか? 台雲酒造さんは、2021年創業の新しいお蔵さんです。詳しい方はこの時点で「あれ?」って思いますよね。日本酒の製造免許は、現在、一部の例外を除いて新規発行はされていません。酒蔵を新設して日本酒を作ることは基本的にできないんです。だから新しく酒造りがしたいと思ったときにできる方法は、既存のお蔵さんを買いとるか、副原料を入れたりどぶろくにしたりするのが一般的。でも台雲酒造さんはそのどちらでもありません。 上に書いた一…

  • 和饗 > バーサ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【和饗(わきょう 歴史】 クセのない きれいなしっかり 熟成酒 はじめましてのお酒・和饗さん。長野県塩尻市・和饗酒造さんのお酒です。聞いたことないと思ったら、こちらは元々、笑亀酒造という名前で笑亀というお酒を造っていたお蔵さん。2022年から和饗エコファーム(株)という会社が運営していて、2023年に和饗酒造に改称したんだそうです。(この運営会社変更の陰にはとある事件が関係してるんですが、読んで気持ちいい話じゃないので、気になる方は「笑亀酒造 社長」で検索してください) 杜氏を務めるのは、笑亀時代から引き続いての森川貴之さん。大手酒蔵で10年間杜氏を務め、数々の受賞歴もある実力派です。この方、…

  • 鳴門鯛 > 息子(レッドタートル)[ジブリ酒]

    【鳴門鯛(なるとたい) 純米吟醸 にごり生酒 Silky Wave】 爽やかで しっかり旨い 夏の酒 2年ぶりの鳴門鯛さん。徳島県鳴門市・本家松浦酒造場さんのお酒です。今回は、夏限定の低アルにごり生酒。見た目から爽やかなのが良いですね。さっそくいただきます。 色は、軽く透明が入ったきれいな白。香りはほぼありません。 口当たり、やさしいほのピリ乳酸ふわり。きれいなお米の甘旨と、にごりの苦味も現れます。後味は、旨味を残してすうっと消えて、含み香ほんのり爽やか酸。 爽やかですね。これぞ夏酒。薄口? って思ったけど、お米の旨味の満足感がちゃんとあって、物足りなさはありません。 ジブリで例えると「レッド…

  • 八代目兼平本家

    【八代目兼平本家 純米吟醸】 はじめましてのお酒・八代目兼平本家さん。茨城県潮来市・愛友(あいゆう)酒造さんのお酒です。愛友酒造は、1804年(文化元年)創業。江戸後期の町人文化・化政文化が花開こうとしている時期ですね。元々は糀屋だったところ、初代兼平常七さんが酒造りを始められたんだそう。現在は八代目の兼平理香子さんが当主をされています。だから兼平本家なんですね。 こちらも引き続き簡易版です。いつもの冒頭の575まとめも、ジブリに例えるのもおやすみです。 それではさっそく飲んでいきましょう。 香りおだやか、かすかにアルコール。口当たり、バナナの甘味と乳酸ぽわん。それがほわっと膨らみつつ、お米の…

  • 秘境奥島根弥栄

    【秘境奥島根弥栄(ひきょうおくしまねやさか) 特別純米酒 2022】 はじめましてのお酒・秘境奥島根弥栄さん。島根県江津市・都錦酒造さんのお酒です。秘境って、なんか自虐的な感じもしますね。秘境奥島根弥栄というのはお酒の名前であると同時にお米のブランド名でもあります。お米の方の公式サイトから、紹介文を引用してみましょう。『いくつものトンネルをぬけ、山の奥へ奥へと進むと、静かな山あいに懐かしい田園風景が現れます。そこには信号もコンビニもありません。あるのは手つかずの自然と、人々がていねいに育みつづけてきた田畑のみ。大自然にそっと寄り添うようなその風景は、まさに「秘境」そのもの。そんな大自…

  • 白菊

    【白菊(しらぎく) ピュア茨城 特別純米原酒】 はじめましての白菊さん。いま気付いたけど、ひとつ前の白木久さんからの白菊ですね。凄い偶然!ちなみに白菊というお酒には他にも、こないだ飲んだ石川・白藤酒造の「奥能登の白菊」や、岡山・白菊酒造の「大典白菊」、岩手・菊の司酒造の「杜の白菊」もあります。 今回のお酒は、茨城県酒造組合の共同企画・ピュア茨城のお酒です。こちらは、茨城県初の酒造好適米・ひたち錦と、茨城生まれの酵母(諸説あり)・小川酵母を使って、県内17蔵がそれぞれのお酒を造るという企画。今回いただくのは白菊さんだけですが、飲み比べしたら楽しそうですね。小川酵母好きだからやってみたい! それで…

  • 白木久 > リン(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【CHIMERA(キメラ) 特別純米酒 無濾過生原酒】 酸中心 奥から不思議な 苦じわり こないだSHARI DIAMONDを飲んだ白木久さん。京都府京丹後市・白杉酒造さんのお酒です。まあ例によってどこにも白木久とは書いてないんですけどね。でもネット上では白木久の名前が付いてるから、今回も白木久にしておきます。 白杉酒造さんは酒造好適米を使わず、食用の飯米で作るという謎のこだわりを持ったお蔵さん。でも今回のお酒はそれだけじゃありません。 キメラのテーマは「酸」と「ブレンド」。麹を3種、酵母を3種使ったというお酒。だからキメラなんですね。麹は、日本酒用の一般的な黄麹に加えて、焼酎用の白麹と黒麹。…

  • アルプス酵母スペシャルブレンド > ユパ様の剣(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【アルプス酵母スペシャルブレンド2022】 甘酸と いきなりがっつり アルコール はじめましての謎なお酒、アルプス酵母スペシャルブレンドです。これ、銘柄名?造っているのは長野県長野市の(株)発酵長寿研究所さん。うん、こちらも謎な会社ですね。調べてみましょう。 発酵長寿研究所さんは、長野県工業技術総合センターで長年にわたり酵母の研究をされていた蟻川幸彦さんが、定年退職後の2021年に起業された会社。やっぱり「アルプス酵母スペシャルブレンド」というのが銘柄名で、ご自身が開発に関わった3種の酵母で造ったお酒をブレンドしているんだそうです。 なるほど、研究者の方のベンチャー企業なんですね。公式サイトも…

  • 清泉 > モンスリー(未来少年コナン)[ジブリ酒]

    【清泉(きよいずみ) しぼりたて 純米吟醸】 甘酸ぽん 鋭く硬い アルコール はじめましてのお酒、清泉さん。新潟県長岡市・久須美酒造さんのお酒です。こちらは、友達の猫谷さんが日曜だけやってる間借り日本酒居酒屋「休日の猫谷さん」でいただきました。 久須美酒造さんと言えば、日本酒マンガの金字塔「夏子の酒」のモデルになったお蔵さんとして有名です。「夏子の酒」は、1988~1991年に講談社の「モーニング」に連載された尾瀬あきらさんのマンガ。酒蔵の娘が亡き兄の残した幻の酒米・龍錦を復活させて酒造りをする姿が描かれます。 ちなみに「夏子の酒」はマンガアプリ・マガポケでラスト3話以外は全て無料で読めます。…

  • 叶結 > 風になる(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【叶結(かのうむすび) きつね 純米吟醸】 くっきりと 乳酸甘旨 爽やかに はじめましてのお酒、叶結さん。奈良県桜井市・今西酒造さんのお酒です。みむろ杉のお蔵さんですね。 こちらは、こないだの東京出張の帰り際に、東京駅のはせがわ酒店さんで買ったお酒。わざわざ東京に行って地元奈良のお酒を買うというのも可笑しかったんですが、見たことないお酒だったし、かわいいし、躊躇はありませんでした。後から調べたら、このお酒の情報がはせがわ酒店以外には全然見つかりません。PB(プライベートブランド)なのかな? やっぱり買って正解でした。 叶結というのは、水引などの結び方の名前。結び目を表から見ると口の形に、裏から…

  • 鍋島 > ソフィアちゃん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【鍋島(なべしま) 純米吟醸 愛山】 やわらかく きれいなライチと 青リンゴ お久しぶりの鍋島さん。佐賀県鹿島市・富久千代酒造さんのお酒です。今回いただくのは、酒米のダイヤモンド・愛山の純米吟醸。鍋島さんの愛山は、これまで純米大吟醸と純米酒があったけど、純米吟醸は新発売なんだそうです。純米吟醸と言っても、鍋島さんの純米吟醸って精米歩合50%なんですよね。スペック的には純米大吟醸にしても良さそうなものなんですが、なんで純米吟醸なんでしょうね。 まあ、鍋島さんなら間違いないでしょう。それではいただきます。 香りはふわっと青リンゴ。奥にまろやかバナナもいます。 口に含むと酸甘ぽわん。フルーティーでや…

  • 大七 > 中トトロ(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【大七(だいしち) 純米生酛 生酒】 生酛コク やさしい旨味が やわらかく お久しぶりの大七さん。福島県二本松市・大七酒造さんのお酒です。僕の中での大七酒造さんのイメージは、福島のイメージとは真逆のクラシックで、凄い技術を持ったお蔵さん。それを最も表しているのが、生酛と超扁平精米です。 大七さんと言えば生酛というイメージがあるくらい生酛造りにはこだわられていて、杜氏の佐藤孝信さんは生酛造りの全国第一人者とも言われる方。卓越した技能者が表彰される「現代の名工」にも選ばれている方です。そして大七さん、生酛造りの純米酒で全国新酒鑑評会の金賞を2度も獲っています。これ、ほんと凄いこと!! よく誤解され…

  • [特集]いけばなの日 お酒とお華を楽しもう!

    本日 6月6日は「いけばなの日」です。 なんでも、古来より芸道の稽古始めは6歳6月6日が良いと言われていることが由来だそう。日本いけばな芸術協会が日本記念日協会に申請して、2020年に認められたようです。 ちなみに6月6日は他にも、楽器の日・大麦の日・メロンの日・山形さくらんぼの日・ロールケーキの日・手巻きロールケーキの日・人事労務の日・ロムの日・娘婿を励ます日・アンガーマネジメントの日・ほんわかの日・コックさんの日、その他いろいろ。 僕の誕生日でもあります。 まあそれは置いといて、せっかくなので、生け花+お酒の特集を組みたいと思います。 僕と生け花の出会いは、日本酒VTuver・おコメちゃん…

  • 英勲 > 草壁タツオさん(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【英勲(えいくん) やどりぎ 純米大吟醸】 上品で やさしくおだやか 良いお酒 お久しぶりの英勲さん。京都市伏見区・齊藤酒造さんのお酒です。意外なことに2年半ぶりですね。近所のスーパーでもよく見かけるので、もっと飲んでるかと思ってました。今回のお酒は、京都府城陽市の酒販店・マルマン酒店さんのPB(プライベートブランド)です。どんなお酒でしょうね? さっそく飲んでいきましょう。 香りはほとんどないけれど、わずかに爽やか米甘旨。 口当たり、透明感あるほのかな酸。そこから甘旨出てくるけれど、おだやかなまま続きます。最後にじわっと米旨味。アルふわ含み香ふわっと立って、きれいな旨苦後味残し、やさしくふん…

  • THE SHOT 赤> アレン(ゲド戦記)[ジブリ酒]

    【月桂冠(げっけいかん) THE SHOT 純米吟醸 香醇エレガント】 くっきりと 酸苦渋な 食中酒 今年2月13日に発売されたTHE SHOTの新製品、青に続いては新しい赤です 終売になった前の赤は「鮮やかジューシー 純米酒」だったけど、エレガントな純米吟醸にグレードアップしていますね。青がちょっとびっくりするくらい美味しかったから、こちらも期待です。さっそく飲んでいきましょう。 香りはリンゴの華やかさ。でも甘くはなさそうで、きっちり辛口を予感させる苦さを感じます。 口当たり、リンゴの酸とブドウの渋味。リンゴと言っても甘味はなくて、酸だけくっきりしています。ブドウも同じく甘くはなくて、収れん…

  • THE SHOT 青 > 絹さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【月桂冠(げっけいかん) THE SHOT 上撰生詰 芳醇クラシック】 辛口の やわらかきれいな クラシック お久しぶりの月桂冠さん。言わずと知れた京都伏見の大手メーカーです。月桂冠さんはけっこういろいろ飲んでて、ブログでは過去に2回特集記事を出しています。 今回いただくのは、1合瓶THE SHOTシリーズの新製品。THE SHOTシリーズは以前の4種、黒・白・金・赤は全て飲んでいて、日本盛さんの生原酒シリーズとのガチ対決飲み比べもやりました。 そのTHE SHOT、白と赤が終売になって、今年2月13日に青と別の赤が発売されたんです。つまりテコ入れ。てことは前を超えてきているはずなので期待です…

  • [特集]なぜアニメのエンディングでは左に走る/歩くのか

    このブログは日本酒ブログです。でも、今回は日本酒は全く出てきません。今日、長年疑問に思ってたことが解決したから、その興奮のまま、この記事を書いています。 アニメのエンディングって、なぜか走る/歩くやつ多いですよね。昔の作品だけでなく、今でも時々見かけます。そしてその多くが、左向きに走ってるんですよね。これ、なんで? ってずっと思ってたんです。その理由がやっとわかりました! 左は、前向き?原則として、アニメの演出では、右→左の方向はポジティブで物事を進める方向、逆に左→右の方向はネガティブで物事を元に戻そうとする動きが表すことが多いです。 アニメで走る描写は、右に向かってると過去や失望などのネガ…

  • 農口尚彦研究所 > 五ェ門(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうしょ) 観音下(かながそ)観音下観音下観音下観音下】 甘くっきり 強アルコールで ぶった切る お久しぶりの農口さん。石川県小松市・農口尚彦研究所さんのお酒です。農口尚彦研究所は、その名の通り、農口尚彦さんの酒蔵。農口尚彦さんは“酒造りの神様”の異名を持つ名杜氏です。1932年生まれで、御年91歳。吟醸酒ブームの立役者・山廃仕込みの復活・全国新酒鑑評会通算27回連続12回の金賞受賞など業績は枚挙にいとまがなく、卓越した技能者が表彰される「現代の名工」に認定されています。その農口尚彦さんの技術・精神を次世代に継承すべく2017年に新設されたのが、農口尚彦研…

  • 麦汁 > ユパ様(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【豊永蔵(とよながくら) 麦汁(むぎしる) 超にごり限定酒】 香ばしい 麦の香りが ほわあああ 今日は焼酎回。去年も飲んだ、めっちゃ香る麦焼酎・麦汁さんの超にごりです。今年の分が入荷したので、早速いただきます。 そもそもこの麦汁さん、普通のやつでも麦チョコの中身みたいな香ばしいお酒でめちゃくちゃ美味しいんですよね。兼八・佐藤 麦・麦冠情け嶋などと並ぶ、香ばしい系麦焼酎です。そして超にごりはその無濾過・にごりバージョン。 ここで言う無濾過・にごりって、日本酒の場合とは違う意味なんです。日本酒では無濾過・にごりって普通に見かけますが、焼酎ではかなり珍しい。 日本酒の無濾過は、フィルターや活性炭で、…

  • 5月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。みなさん、そろそろいろいろ夏酒を飲まれてる頃でしょうか? 早くも梅雨入りかと思うじめじめした日が続いていますが、そんな中での爽やかな夏酒は良いですね。ちなみにうちの近所のスーパーでは、もう秋酒・ひやおろしも売ってます。まあ、このひやおろしは年中売ってるんですけどね。ちなみに製造年月を見てみたら令和6年4月。ひと夏貯蔵して気温が冷えてきた秋に出荷するのがひやおろしのはずなのに4月、、、さすがに荒れそうな気もするのでモザイクかけときましたが、僕も前に飲んでるお酒です。 気を取り直して、今回も記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りし…

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