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2020/07/12

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  • 思慮はあなたを守り

    思慮はあなたを守り、英知はあなたを保つ。(箴言2:11) 『箴言』全体がそうであるが、特にこの2章では、つぎのような言葉が多く使われている。 知恵、英知、知識、知性、思慮。 これらは、まことの神を信じる者の性質である。 ひとことで言うと、5節となる。 そのとき、あなたは主を恐れることをわきまえ知り、神を知ることを見出すようになる。(5) 「主を恐れること」「神を知ること」、これがまことの知恵であり、それは「見出す」とあるとおり、探し求めるべきものである。 もしあなたが悟りに呼びかけ、英知に向かって声をあげ、銀のように、これを探し、隠された宝のように探り出すなら、・・・(3-4) イザヤは神につ…

  • ダビデの子ソロモンの箴言

    イスラエルの王、ダビデの子ソロモンの箴言。(箴言1:1) 長かった詩篇も終わり、きょうから『箴言』に入る。 1節にあるとおり、「ダビデの子ソロモン」の格言集だ。 クリスチャン作家・三浦綾子さんは、聖書をはじめて読むなら『箴言』から読むとよい、と書いておられる。 短い格言でまとめられているので、とても読みやすく、かつ実践的なので、クリスチャンならずとも大変タメになるのだ。 主を恐れることは知識の初め。愚か者は知恵と訓戒を蔑む。(7) 「主を恐れること」、これがソロモンの言う「知恵」の核である。 これこそがいっさいの要石であり、「主を恐れること」がなければ、どんなに知識を増し加えようとむなしいとい…

  • 息のあるものはみな、主をほめたたえよ

    息のあるものはみな、主をほめたたえよ。ハレルヤ。(詩篇150:6) 5か月かかって書いてきた詩篇も、いよいよ今日が最終篇となる。 詩篇の世界をこんなにもじっくりと味わったことは、これまでなかった。 感謝なことだ。 詩篇はさまざまな感情が吐露されているものであるが、中でも、もっともくり返されるのは主への賛美と感謝だ。 わが歩みもかくありたし。 ハレルヤ。神の聖所で、神をほめたたえよ。御力の大空で、神をほめたたえよ。(1) 「神の聖所で」とあるからといって、教会に出向く必要はない。 神がお造りになったこの世界は、心から神を見上げるなら、どこでも「神の聖所」だ。 その大能のみわざのゆえに、神をほめた…

  • 両刃の剣があるように

    彼らの口には、神への称賛があり、彼らの手には、両刃の剣があるように。(詩篇149:6) 「神への称賛」と「両刃の剣」、この二つが「敬虔な者たち」の口と手にある。 興味深い表現だ。 ハレルヤ。新しい歌を主に歌え。敬虔な者たちの集まりで、主への賛美を。(1) 149篇はこのような賛美で始まる。 その根拠は、主の救いだ。 主はご自分の民を愛し、貧しい者たちを救いをもって装われる。(4) だからこそ賛美せよ、と。 敬虔な者たちは栄光の中で喜び踊れ。自らの床の上で高らかに歌え。(5) そして、冒頭の6節につながる。 主を信頼する「貧しい者たち」「敬虔な者たち」は、すでに主の救いにあずかっている。 と同時…

  • 主の御名をほめたたえよ

    主の御名をほめたたえよ。主が命じて、それらは創造されたのだ。主は、それらを世々限りなく立てられた。主は、去りゆくことのない定めを置かれた。(詩篇148:5-6) 148篇は、天上における賛美に始まる。 ハレルヤ。天において主をほめたたえよ。いと高き所で、主をほめたたえよ。主をほめたたえよ、すべての御使いよ。主をほめたたえよ、主の万軍よ。日よ、月よ、主をほめたたえよ。主をほめたたえよ、すべての輝く星よ。天の天よ、主をほめたたえよ。天の上にある水よ。(1-4) いま、コロナ禍もあって、家に閉じこもることが増えた。 その結果、うつ、もしくはうつ気味になる人が多くなっている。 ことに若年層において顕著…

  • 主を恐れる者と、御恵みを待ち望む者

    神は馬の力を喜ばず、人の足の速さを好まれない。主を恐れる者と、御恵みを待ち望む者とを主は好まれる。(詩篇147:10-11) イスラエルを特別に守られる主をほめたたえる賛歌だ。 イエス・キリストをとおして神の家族とされたわたしたちキリスト者も、自分のものとして読むことができる。 主は心の打ち砕かれた者を癒やし、彼らの傷を包まれる。(3) このような言葉は、これまでの詩篇にも何度となく出てきた。 とにかく主は、人の奢り高ぶりを嫌われる。 それこそが、人を罪におとしめた根源だからだ。 主は心の貧しい者を支え、悪しき者を地面に引き降ろされる。(6) イエスさまの言葉を思い出す。 「心の貧しい者は幸い…

  • 君主を頼みとしてはならない

    あなたがたは君主を頼みとしてはならない。救いのない人間の子を。霊が出て行くと、人は自分の土に帰り、その日のうちに、彼の計画は滅び失せる。(詩篇146:3-4) なんと気持ちの良いみことばだろう。 君主がどんなに強そうで、富んでいて、頼もしく見えても、彼は「土」から造られた人間であり、やがて「土」に帰る存在に過ぎない。 そうわかっていても、わたしたちは、ある特定の人々をなにか“特殊な者”であるかのように崇拝し、頼みとしがちだ。 当たり前だが、彼が天地万物を造ったのではない。 彼もまた鼻で息をする人間に過ぎない。 主は、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた方。とこしえまでも真実を守り…

  • 世々限りなくほめたたえます

    私の神、王よ、私はあなたをあがめます。あなたの御名を、世々限りなくほめたたえます。(詩篇145:1) これも「ダビデの賛歌」だ。 ダビデは、心からこのように言えた。 日ごとにあなたをほめたたえ、あなたの御名を世々限りなく賛美します。主は大いなる方。大いに賛美されるべき方。その偉大さは、測り知ることもできません。(2) わたしは同じように言えるだろうか。 ダビデのように、主をダイレクトに賛美できるだろうか。 詩篇にこう書いてあるからと、それになぞって賛美することはあっても、心から主を見上げて賛美することが少ない気がする。 まあ、そう落ち込むことはよそう。 ダビデは、賛美すべき根拠も語ってくれてい…

  • 私の指を鍛えられる方

    わが岩なる主が、ほめたたえられますように。戦いのために私の手を、戦のために私の指を鍛えられる方が。(詩篇144:1) ダビデは“戦いの人”であったが、つねに主に依り頼んだ人でもあった。 自分の手、自分の指を強くしてくださるのは主であると、知っていたのだ。 だから、ほめたたえられるべきは、私ではなく主であると語った。 主よ、人とは何ものなのでしょう。あなたがこれを知っておられるとは。人の子とはいったい何ものなのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。人は息に過ぎず、その日々は影のように過ぎ去ります。(3-4) 主は私を鍛えてくださり、私を知っておられ、顧みてくださると、ダビデは証ししている。 つ…

  • みこころを行うことを教えてください

    あなたのみこころを行うことを教えてください。あなたは私の神であられますから。あなたのいつくしみ深い霊が、平らな地に私を導いてくださいますように。(詩篇143:10) これもダビデの詩篇だ。 ダビデの詩篇の特長は、「あなた」という呼びかけに満ちていることだ。 この143篇だけでも、全12節中に、実に18回も「あなた」が出てくる。 いかに彼が主を慕い求めていたかがわかる。 あなたに向かって、私は手を伸べ広げ、私のたましいは、乾ききった地のように、あなたを慕います。(6) 朝にあなたの恵みを聞かせてください。私はあなたに信頼していますから。行くべき道を知らせてください。私のたましいはあなたを仰いでい…

  • 私は主に叫びます

    声をあげて、私は主に叫びます。声をあげて、私は主にあわれみを乞います。(詩篇142:1) 副題に「ダビデが洞窟にいたときに」とあるので、ダビデが敵から逃れて洞窟に潜んでいたときの祈りだ。 わけもなく恨まれ、追われる身。 その苦しみは、どれほどであったろう。 しかし彼は、いつもそうであったように、なによりもまず主に向かって声をあげた。 私は御前に自分の嘆きを注ぎ出し、私の苦しみを御前に言い表します。(2) 昨日も書いたが、この態度をとるかどうかで、心が守られるかどうかが大きく変わる。 信仰者の強味は、主に身を避けることができるという、そこにこそある。 このとき彼は、孤独のなかにあった。 ご覧くだ…

  • 私の唇の戸を守ってください

    主よ、私の口に見張りを置き、私の唇の戸を守ってください。(詩篇141:3) 141篇は、悪からの守りを願うダビデの祈りだ。 主よ、私はあなたを呼び求めています。私のところに急いでください。私があなたに呼び求めるときに、私の声に耳を傾けてください。(1) パウロは「絶えず祈れ」(1テサロニケ5:17)と書いたが、ダビデほど主の御名を呼び求めた人も珍しいかもしれない。 わたしたちは、ともすれば「祈りとは何ぞや」と考えたがるが、そんな暇があるなら、主の御名を呼ぼう。 主よ、私の口に見張りを置き、私の唇の戸を守ってください。私の心を悪に向けさせず、不法を行う者たちとともに、悪い行いに携わらないようにし…

  • 燃える炭火が彼らの上に降りかかりますように

    私を取り囲んでいる者たちの頭。これを自らの唇の害悪がおおいますように。燃える炭火が彼らの上に降りかかりますように。彼らが火の中に、深い淵に落とされ、立ち上がれないようにしてください。(詩篇140:9-10) このみことばからも分かるように、140篇は敵に対する神からの報復を強い言葉で願う祈りだ。 このような詩篇は、これまでにも何度も出てきた。 ポイントは2つあると思う。 詩人は自分で復讐しようとはしていない 詩人は心を隠すことなく神に祈っている 1.詩人は自分で復讐しようとはしていない 彼は自分をののしる者たちに、即座に反応してののしり返したり、攻撃したりはしていない。 やり返したいに違いない…

  • あなたは私を探り、知っておられます

    主よ、あなたは私を探り、知っておられます。(詩篇139:1) 「あなたのすべては知られている」と伝えられたら、どのような感情になるだろうか。 おそらくは、恐怖を覚えるのではないかと思う。 <お前のやっていることを知っている>という謎の手紙を受け取った人は自殺してしまった、という話を聞いたことがある。 それほどに人は、他者にすべてを知られることを恐れる。 いっさい隠し事のない生き方に憧れるが、そんな人がはたしているのだろうかとも思う。 139篇は、すべてを知りたもう神を讃えるダビデの賛歌だ。 彼は、すべて知られていることを、恐怖ではなく喜びと平安の根拠とした。 あなたは、私の座るのも立つのも知っ…

  • あなたの聖なる宮に向かってひれ伏し

    私は、あなたの聖なる宮に向かってひれ伏し、恵みとまことのゆえに、御名に感謝します。あなたがご自分のすべての御名のゆえに、あなたのみことばを高く上げられたからです。(詩篇138:2) ダビデは、聖なる宮に向かってひれ伏した。 「あなたのみことば」、すなわち主ご自身だけが“高い”お方であると知っていたからだ。 彼は王であるにもかかわらず、自分が高くされることを避け、むしろ主の前にひれ伏した。 だから、つぎのように言うことができた。 主よ、地のすべての王はあなたに感謝するでしょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです。(4) そして、高きお方のいつくしみ深さも知っていた。 まことに、主は高くあ…

  • バビロンの川のほとり

    バビロンの川のほとり、そこに私たちは座り、シオンを思い出して泣いた。(詩篇137:1) 137篇は、これまでのものと違う異色の詩篇だ。 バビロン捕囚時の民の嘆きを歌っている。 彼らは、遠い異国の地、バビロンの川のほとりで、シオンを思い出して泣いた。 街中の柳の木々に、私たちは竪琴を掛けた。それは、私たちを捕らえて来た者たちが、そこで私たちに歌を求め、私たちを苦しめる者たちが、余興に「シオンの歌を一つ歌え」と言ったからだ。どうして私たちが異国の地で、主の歌を歌えるだろうか。(2-4) ふつうは、川のほとりの柳は憩いをもたらす。 しかし、そのときのイスラエルの民にとっては屈辱の場でしかなかった。 …

  • 主の恵みはとこしえまで

    主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。主の恵みはとこしえまで。(詩篇136:1) 136篇は面白い形式になっている。 すべての節が「主の恵みはとこしえまで」という句で締められているのだ。 ここで語られているのは、もっぱら、主はどういうお方か、主は何を成してくださったか、である。 わたしたちがどういう者か、何を成すべきかも大事だが、それよりはりかに重要なのは主ご自身について知ることだ。 各節のみことばを、じっくり味わおう。 1~4節で語られるのは、主のご性質だ。 主はまことにいつくしみ深い(1) 神の神であられる方(2) 主の主であられる方(3) ただひとり、大いなる不思議を行われる方(4)…

  • イスラエルを、ご自分の宝として選ばれた

    主は、ヤコブをご自分のために選び、イスラエルを、ご自分の宝として選ばれた。(詩篇135:4) このみことばの「ヤコブ」「イスラエル」の箇所に、自分の名前を入れて読んでみよう。 遠慮はいらない。 あなたは主に選ばれ、主の宝とされている。 聖書が告げているのは、紛れもなくそういうことだ。 自己肯定感を高めるのに、自分を振り返る必要はない。 自分を選ばれた主が、どのような方かを思い起こそう。 まことに、私は知っている。主は大いなる方、私たちの主はすべての神々にまさっておられる。主は望むところをことごとく行われる。天と地で、海とすべての深淵で。主は、地の果てから雲を上らせ、雨のために稲妻を造り、その倉…

  • 夜ごとに主の家で仕える者たち

    さあ、主をほめたたえよ。主のすべてのしもべたち、夜ごとに主の家で仕える者たちよ。聖所に向かってあなたがたの手を上げ、主をほめたたえよ。天地を造られた主が、シオンからあなたを祝福されるように。(詩篇134:1-3) 134篇も133篇と同じく、3節だけの短い詩篇だ。 1節に、「しもべ」「仕える者」という言葉がある。 あるお屋敷で仕える者がいるとしよう。 彼は、主人を心から敬愛し、喜んで仕える。 なぜなら、主人は彼を真実に愛してくれるから。 しもべにすぎないのに、まるでわが子のように接してくれるのだ。 彼は主人の愛、麗しさ、知恵、恵み深さ、豊かさ、寛容さ、聖さを誇りに思い、生涯にわたって主人にお仕…

  • 兄弟たちが一つになって

    見よ。なんという幸せ、なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって、ともに生きることは。それは、頭に注がれた貴い油のようだ。それは、ひげに、アロンのひげに流れて、衣の端にまで流れ滴る。それはまた、ヘルモンから、シオンの山々に降りる露のようだ。主がそこに、とこしえのいのちの祝福を命じられたからである。(詩篇133:1-3) これも3節と短いが、印象的な詩篇のひとつだ。 麗しい兄弟愛の姿が、詩的に描かれている。 特に1節は、詩人の思いというだけでなく、主ご自身の思いだろう。 「兄弟たちが一つになって、ともに生きること」を、イエスさまはどれほど望んでおられることか。 そのためにこそ、人間を創造され…

  • 主はシオンを選び

    主はシオンを選び、それをご自分の住まいとして望まれた。(詩篇132:13) これも「都上りの歌」とある。 シオンの神殿に思いを馳せる歌だ。 主よ、ダビデのために、彼のすべての苦しみを思い出してください。彼は主に誓い、ヤコブの力強き方に誓いを立てました。(1-2) “ダビデの誓い”は、主の家を建てることだった。 「私は決して、私の家の天幕に入りません。私の目に眠りを与えません。私のまぶたにまどろみさえ。主のために、一つの場所を、ヤコブの力強き方のために、御住まいを、私が見出すまでは。」(3-5) このダビデの意志を受け継ぐかたちで、実際には息子のソロモンが神殿を完成させた。 これに対し、今度は“…

  • 乳離れした子が、母親とともにいるように

    まことに私は、私のたましいを和らげ、静めました。乳離れした子が、母親とともにいるように、乳離れした子のように、私のたましいは私とともにあります。(詩篇131:2) 131篇は全部で3節と短いが、非常に心にしみ入る詩篇だ。 「ダビデによる」とある。 ダビデは、言うまでもなく、当時の世界に冠たる王だ。 その彼が、こう告白している。 主よ、私の心はおごらず、私の目は高ぶりません。及びもつかない大きなことや奇しいことに、私は足を踏み入れません。(1) たいていの人は、上に立つほどおごり高ぶりやすい。 ひどい場合は、物事の分別がつかなくなって、人の宝物に平気でかぶりついたりする。 ダビデの偉いところは、…

  • イスラエルよ、主を待て

    イスラエルよ、主を待て。主には恵みがあり、豊かな贖いがある。(詩篇130:7) 信仰とは待つことであり、待つこととは信頼することだ。 だれかと約束をする。 その相手を信頼するから、待つ。 詩人は、このとき何らかの苦悩の中にあった。 主よ、深い淵から私はあなたを呼び求めます。(1) 「深い淵」とは、どのような場所だろうか。 光が届かない場所だ。 自力では上れない場所だ。 身動きもとれない場所だ。 ただし、上を見上げることはできる。 主よ、私の声を聞いてください。私の願いの声に耳を傾けてください。(2) ひとは、どんな状況であっても神に祈ることはできる。 この道がふさがれたら、わたしたちは生きてい…

  • 悪しき者の綱を断ち切られた

    主は正しくあられ、悪しき者の綱を断ち切られた。シオンを憎む者はみな、恥を受けて退け。(詩篇129:4-5) 129篇は、イスラエルを憎む者に対する宣告だ。 「彼らは、私が若いころからひどく私を苦しめた。」さあ、イスラエルは言え。「彼らは、私が若いころからひどく私を苦しめた。しかし、彼らは私に勝てなかった。耕す者たちは私の背に鋤をあて、長いあぜを作ったが。」(1-3) イスラエルは「若いころから」、すなわち創世記の昔から、人類の歴史全体にわたって迫害されてきた。 にもかかわらず、彼らは滅ぼし尽くされず、守られている。 それは、冒頭のみことばにあるように、主が「悪しき者の綱を断ち切られ」、敵はみな…

  • 主を恐れ、主の道を歩む

    幸いなことよ、主を恐れ、主の道を歩むすべての人は。(詩篇128:1) わたしは、『まんが日本昔ばなし』を見て育った世代だ。 あのなかにはかならず、“正直者の働き者”が出てきた。 それを意地悪な連中がいじめるのだが、最終的には彼らが痛い目にあうのがお決まりだ。 この128篇にも、“働き者”が出てくる。 あなたがその手で労した実りを食べること、それはあなたの幸い、あなたへの恵み。(2) これは、昨日読んだ127篇のみことばと、一見対照的だ。 あなたが早く起き、遅く休み、労苦の糧を食べたとしても、それはむなしい。実に、主は愛する者に眠りを与えてくださる。(詩篇127:2) 昨日も書いたように、これは…

  • 主が家を建てるのでなければ

    主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。(詩篇127:1) 127篇は、「ソロモンによる」とある。 このように明記してあるのは、127篇だけである。 ダビデの子ソロモン王は、神の宮を完成させ、富と叡智を世界中に知られていた大王だ。 その彼が、「主が家を建てるのでなければ・・・むなしい」「主が町を守るのでなければ・・・むなしい」と語っている。 ソロモン自身がいっさいは自分の知恵や力によるのではないと、だれよりもわかっていたのだろう。 あなたがたが早く起き、遅く休み、労苦の糧を食べたとしても、それはむなしい。実に、主は愛する者に眠り…

  • 涙とともに種を蒔く者は

    涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取る。種入れを抱え、泣きながら出て行く者は、束を抱え、喜び叫びながら帰って来る。(詩篇126:5-6) 126篇は「シオンの復興」から始まる。 主がシオンを復興してくださったとき、私たちは夢を見ている者のようであった。(1) 解説によると、バビロン捕囚からの帰還を指すようだ。 そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。そのとき、諸国の人々は言った。「主は彼らのために大いなることをなさった。」主が私たちのために大いなることをなさったので、私たちは喜んだ。(2-3) 囚われの身が解放され、自由を得た。 それは叫びたくなるほど…

  • シオンの山のようだ

    主に信頼する人々はシオンの山のようだ。揺るぐことなく、とこしえにながらえる。(詩篇125:1) 「都上り」では、エルサレムに近づくほどに「シオンの山」が目に入って来ただろう。 そのときこの歌は、格別な思いをもたらしたにちがいない。 主に信頼する人は、あの山のようにどっしりとして揺るぐことはないのだと。 エルサレムを山々が取り囲んでいるように、主は御民を、今よりとこしえまでも囲まれる。(2) さらに周りの「山々」をぐるりと見渡しながら、主の守りを生き生きと感じることができただろう。 ああ、主は御民を取り囲んで特別に守ってくださるのだ・・・。 それは、悪の杖が、正しい人の割り当て地の上にとどまるこ…

  • 仕掛けられた罠から助け出された

    鳥のように、私たちのたましいは、仕掛けられた罠から助け出された。罠は破られ、私たちは助け出された。(詩篇124:7) 詩人は最初に、ひとつのフレーズを提示する。 「もしも、主が私たちの味方でなかったなら。」さあ、イスラエルは言え。(1) 「主は私たちの味方である」というメッセージはいつも聞いているが、逆の場合だったらどうかを考えてみようということだ。 「もしも、主が私たちの味方でなかったなら、人々が敵対してきたとき、そのとき、彼らは私たちを生きたまま、丸呑みにしていたであろう。彼らの怒りが私たちに向かって燃え上がったとき、そのとき、大水は私たちを押し流し、濁流は私たちを越えて行ったであろう。そ…

  • しもべたちの目が主人の手に向けられ

    まことに、しもべたちの目が主人の手に向けられ、仕える女の目が女主人の手に向けられるように、私たちの目は私たちの神、主に向けられています。主が私たちをあわれんでくださるまで。(詩篇123:2) 123篇は、次のように始まる。 あなたに向かって、私は目を上げます。天の御座に着いておられる方よ。(1) そのあとに、冒頭の2節がつづく。 わたしはずっと、2節のみことばを、しもべが主人の指図を逃さないように注視している姿を示したものととらえていた。 しかし、よく読むと、もっと大きな意味があることに気づいた。 主が私たちをあわれんでくださるまで。(2) 彼(彼女)が主人の手を見つめているのは、指示ではなく…

  • さあ、主の家に行こう

    「さあ、主の家に行こう。」人々が私にそう言ったとき、私は喜んだ。(詩篇122:1) これも「都上りの歌」で、「ダビデによる」とある。 人々が「主の家に行こう」と歌いながら、エルサレムを目指す様子が目に浮かぶ。 エルサレムよ、私たちの足は、あなたの門の内に立っている。エルサレム、それは一つによくまとまった都として建てられている。(2-3) 「エルサレム」という名そのものが、イスラエルの民にとっては、得も言われぬ響きなのだろう。 そこには、多くの部族、主の部族が登って来る。イスラエルである証しとして、主の御名に感謝するために。そこには、さばきの座、ダビデの家の王座があるからだ。(4-5) 都に上っ…

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