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2020/07/12

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  • 主は、あなたの足をよろけさせず

    主は、あなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。(詩篇121:2) 詩篇121篇、そう聞くだけで胸が躍るような気持ちになる。 それくらい大好きな詩篇だし、多くの人にとってもそうであろう。 あらためて味わってみたい。 私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。(1-2) わたしたちにとってたいせつなのは、「目を上げる」ことだ。 「目を上げる」ところから、すべてが変わりだす。 主は、あなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。見よ、イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。(3-…

  • 偽りの唇、欺きの舌から、救い出してください

    主よ、私のたましいを、偽りの唇、欺きの舌から、救い出してください。(詩篇120:2) 120篇は、「都上りの歌」とある。 解説をみると、<エルサレムに巡礼する人々によって歌われた>ということだ。 少年イエスが両親とともにエルサレムに向かったときも、きっとこのような歌を歌われたのだろう。 苦しみのうちに私が主を呼び求めると、主は私に答えてくださった。(1) 詩人は、「苦しみのうちに」あった。 どのような苦しみだったのか。 冒頭にあげた2節には、「偽りの唇」「欺きの舌」に囲まれていたことがわかる。 ああ、嘆かわしいこの身よ。メシェクに寄留し、ケダルの天幕に身を寄せるとは。(5) 彼は、異国の地に暮…

  • 心を尽くして呼び求めます

    私は心を尽くして呼び求めます。主よ、私に答えてください。私はあなたのおきてを守ります。(詩篇119:145) 119篇、最後の5回目は145~176節だ。 読みながら、ふと思った。 詩人はこれほどまでに、主のみことば、みおしえ、みおきてを愛し、求めている。 当時のみことばとは、モーセ五書(創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)であろう。 当時の人は言うかもしれない。 「あなたたちは、羨ましい。なぜなら、神の御子キリストからたくさんのみことばを直接いただいたのだから」 彼ら旧約の聖徒は「影」を見ており、わたしたち新約の聖徒は「本体」を見ている。 ならば、わたしたちこそ、彼ら以上に熱烈なる…

  • いつも、私の思いとなっています

    どれほど私は、あなたのみおしえを愛していることでしょう。それがいつも、私の思いとなっています。(詩篇119:97) 119篇、第4回目は97~144節とする。 上のみことばの「いつも」は、直訳では「一日中」であり、新改訳第三版ではそのように訳されていた。 わたしは、「一日中」のほうがしっくりくる。 このブログを始めて一年が過ぎたが、良かったと思うのは、これまでよりもはるかにみことばを祈り深く読むようになったことだ。 毎朝、祈りつつ聖書を開き、主のみことばを聞く。 みことばの戸が開くと、光が差し、浅はかな者に悟りを与えます。(130) そのとおり、朝の光とともに、みことばの光が心に差し込んでくる…

  • 真実をもって、私を苦しめられた

    主よ、私は知っています。あなたのさばきが正しいことと、あなたが真実をもって、私を苦しめられたことを。(詩篇119:75) 119篇、第3回目は65~96節とする。 71節は、よく知られるみことばだ。 苦しみにあったことは、私にとって幸せでした。それにより、私はあなたのおきてを学びました。(71) その少し前にも、似たような言葉がある。 苦しみにあう前には、私は迷い出ていました。しかし今は、あなたのみことばを守ります。(67) 詩人はあきらかに、苦しみにあったことを感謝している。 なぜなら、それによって主のおきてを学び、みことばを守るようになったからだ。 主よ、あなたはみことばのとおりに、あなた…

  • あなたの仰せを喜びます

    私はあなたの仰せを喜びます。それを私は愛します。私は、愛するあなたの仰せを求めて両手を上げ、あなたのおきてに思いを潜めます。(詩篇119:47-48) 119篇の第2回目は33~64節。 ここでは、詩人のみことばに対する“愛”に着目したい。 詩人は、「あなたの仰せを喜び、愛します」と歌った。 これは重要なポイントだと思う。 みことばに対する愛は、ほかならぬ、主ご自身への愛だからだ。 その熱い思いは、他の節のいたるところに見られる。 私があなたのみおしえから目を離さず、(34) 私はその道を喜んでいますから。(35) あなたのさばきはすぐれて良いからです。(39) 私はあなたの戒めを慕っています…

  • 全き道を行く人々

    幸いなことよ、全き道を行く人々、主のみおしえに歩む人々。(詩篇119:1) 117篇が最短なら、119篇は最長だ。 実に176節もある。 そこで、おおよそ30節ごとに区切って、5回に分けて書いてみたい。 1回目は、1~32節までとする。 よく知られるように、119篇はそのすべての節において主のみことば、主のみおしえについてふれている。 32節まで読んで印象的なのは、「道」という言葉がたくさん出てくることだ。 全き道(1)、主の道(3)、あなたのさとしの道(14)、あなたの道(15)、あなたの戒めの道(27)、真実の道(30)、あなたの仰せの道(32)、といったぐあいだ。 全き道、主の道を歩むに…

  • 主は私の味方

    主は私の味方。私は恐れない。人は私に何ができよう。(詩篇118:6) 118篇は“歓喜の歌”だ。 敵に囲まれ、まさに絶体絶命のときに、不思議な方法で主に助けられた。 そこで、主への賛美があふれ出た。 主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。(1・29) 冒頭と結末に、この同じ言葉がある。 それほど、主への感謝がほとばしり出た。 主は私の味方。私は恐れない。人は私に何ができよう。主は私の味方、私を助ける方。私は、私を憎む者をものともしない。(6-7) 「主は私の味方」とくり返している。 わたしたちも、大胆に、確信をもって、くり返そう、「主は私の味方」と。 「主は私の味方…

  • すべての国々よ、主をほめたたえよ

    すべての国々よ、主をほめたたえよ。すべての国民よ、主をほめ歌え。主の恵みは私たちに大きい。主のまことはとこしえまで。ハレルヤ。(詩篇117:1-2) 117篇は、これですべてであり、詩篇のなかでも最短の詩だ。 しかし、短いからこそ、そこに凝縮されたメッセージを受け取りたい。 カギとなる言葉は、「すべての国々」「すべての国民」だ。 このように旧約聖書においてすでに、“異邦人もともに神を賛美する”というメッセージがあらゆるところに語られている。 神はイスラエルの民をご自身の栄光を現わす器としてお選びになったが、最終的には「すべての国民」がその祝福にあずかるようにされた。 神は万物の創造主であるのだ…

  • 主が私に耳を傾けてくださる

    私は主を愛している。主は私の声、私の願いを聞いてくださる。主が私に耳を傾けてくださるので、私は生きているかぎり主を呼び求める。(詩篇116:1-2) 主は私の願いを聞いてくださる、主は私に耳を傾けてくださる。 このように確信できるひとは、ほんとうに幸いだ。 そして、わたしたちはそのような確信を持っていいのだ。 わたしたちの主は、生けるまことの神であられるのだから。 しかし、ひとはみな罪人であり、なかなか神に呼び求めようとはしない。 だからこそ、神は苦難を送られる。 死の綱が私を取り巻き、よみの恐怖が私を襲い、私は苦しみと悲しみの中にあった。そのとき、私は主の御名を呼び求めた。「主よ、どうか私の…

  • 主に信頼せよ

    主を恐れる者たちよ、主に信頼せよ。主こそ助け、また盾。(詩篇115:11) 115篇は、印象的なみことばで始まる。 私たちにではなく、主よ、私たちにではなく、ただあなたの御名に、栄光を帰してください。あなたの恵みとまことのゆえに。(1) 「主にのみ栄光あれ」と口で言うのはかんたんだ。 しかし、心の底から、自分ではなく主にのみ栄光を帰すのは、かんたんではない。 わたしたちの生まれながらの肉の性質に反することだから。 バプテスマのヨハネは言った。 「あの方は盛んになり、私は衰えなければなりません。」(ヨハネ3:30) 4節からは偶像について語っている。 彼らの偶像は銀や金。人の手のわざにすぎない。…

  • 岩を水の潤う沢に変えられた

    神は、岩を水の潤う沢に変えられた。硬い岩を、水のあふれる泉に。(詩篇114:8) 詩人は、出エジプトにおけるイスラエル民族の救いに思いをはせる。 イスラエルがエジプトから、ヤコブの家が、ことばの異なる民のうちから、出て来たとき、ユダは神の聖所となり、イスラエルは神の領地となった。(1-2) その道中、人間の常識では考えられない、主のみわざが何度もあった。 海は見て逃げ去り、ヨルダン川は引き返した。山々は雄羊のように、丘は子羊のように跳ね回った。どうしたことか。海よ、おまえが逃げ去るとは。ヨルダン川よ、おまえが引き返すとは。山々よ、なぜおまえは雄羊のように跳ねるのか。丘よ、なぜ子羊のように跳ねる…

  • 主は弱い者をちりから起こし

    主は弱い者をちりから起こし、貧しい人をあくたから引き上げ、彼らを、高貴な人々とともに、御民の高貴な人々とともに、座に着かせられる。(詩篇113:7-8) 主は、どのようなお方か。 主はすべての国々の上に高くおられ、その栄光は天の上にある。(4) 主は、「いと高き方」だ。 主より高い存在は無い。 万物の創造主なのだから当然だ。 天ですら、主から見れば低いのだ。 だれが、私たちの神、主のようであろうか。主は高い御位に座し、身を低くして、天と地をご覧になる。(5-6) すべてにまさって高きお方が、「身を低くして」ご覧になる。 その眼差しは権力者のそれではなく、聖なる愛に満ちた眼差しだ。 いまこの瞬間…

  • 惜しみなく分け与えた

    彼は貧しい人々に惜しみなく分け与えた。彼の義は永遠に堅く立ち、彼の角は栄光のうちに高く上げられる。(詩篇112:9) 112篇は、繁栄する人について語っている。 繁栄する人は、どのような人か? ハレルヤ。幸いなことよ、主を恐れ、その仰せを大いに喜ぶ人は。その子孫は地の上で勇士となり、直ぐな人たちの世代は祝福される。繁栄と富はその家にあり、彼の義は永遠に堅く立つ。(1-2) 第一に、主を恐れ、その仰せを大いに喜ぶ人だ。 仰せを喜ぶ人であって、仰せを守る人ではない。 そもそも主の仰せをほんとうの意味で守ることができるのは、仰せを大いに喜ぶ人だけである。 第二に、与える人だ。 幸せなことよ。情け深く…

  • 主を恐れること

    知恵の初め、それは主を恐れること。これを行う人はみな賢明さを得る。主の誉れは永遠に立つ。(詩篇111:10) 主を恐れることは知恵の初めだ。 「初め」は第一ボタンであり、ここを掛け違えたら、あとが完ぺきでも意味がない。 どんな知恵者であろうとも、「主を恐れる」ことがないならば、愚かなのだ。 「彼(彼女)は主を恐れる人です」は、信仰者にとって最高のほめ言葉だという。 では、「主を恐れる」とはどういうことだろう? たんに罪を犯さないということではない気がする。 「主を恐れる」とは、主の栄光をかすめ取らないということではないだろうか。 主にのみ栄光をお返しする、そういうあり方だ。 人はごまかせても、…

  • メルキゼデクの例に倣い

    主は誓われた。思い直されることはない。「あなたは、メルキゼデクの例に倣い、とこしえに祭司である。」(詩篇110:4) 110篇は、7節しかないにもかかわらず、新約聖書によく引用されている詩篇だ。 それだけ重要なメッセージが満ちており、全篇が“メシア預言”になっている。 主は、私の主に言われた。「あなたは、わたしの右の座に着いていなさい。わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまで。」(1) 作者のダビデはここで、「主」と「私の主」について言及している。 これはそれぞれ、「御父」と「御子」を示す。 イエスさまご自身が、そう明かされた。 イエスは彼らに言われた。「それでは、どうしてダビデは御霊によっ…

  • 彼が呪いを愛したので

    彼が呪いを愛したので、それは自分に返って来ました。祝福を喜ばなかったので、それは彼から遠く離れました。(詩篇109:17) 「呪」と「祝」の字は、よく似ているが意味は真逆だ。 口へんは、諸説あるようだが、人間を表すとする解釈が主流のようだ。 示(しめす)へんは、神に関するものの意味だという。 神、礼、祈、祷、祠など。 109篇全体は、言わば“呪いの祈り”とも言うべき内容だ。 キリスト者としてはどう読めばいいのか難しいが、詩篇におさめられているからには、主のみこころにかなう言葉と受け取るべきだろう。 私の賛美である神よ。沈黙しないでください。彼らは、邪悪な口と欺きの口を私に向けて開き、偽りの舌を…

  • 人による救いはむなしいのです

    どうか敵から私たちを助けてください。人による救いはむなしいのです。神にあって私たちは力ある働きをします。神こそが、私たちの敵を踏みつけてくださいます。(詩篇108:12-13) 108篇はユニークな詩篇だ。 他の詩篇の一部をくっつけたかたちになっているのだ。 前半(1~5節)は詩篇57篇7~11節を、後半(6~13節)は詩篇60篇5~12節を、それぞれほぼそのままもってきている。 どうしてこうなったのだろう? 讃美歌として、その箇所がよほど人気があったのだろうか? ヘブル語だと何か深い意味が見つかるのだろうか? いずれにせよ、ときどきあるこのような“くり返し”は、それだけ神からの重要なメッセー…

  • この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと

    この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救い出された。(詩篇107:6) 107篇では、上にあげた表現が四度も出てくる。 第一がこの6節で、行くべき場所、住むべき場所を見出せず、さまよう人が登場する。 彼らは荒野や荒れ地をさまよい、人が住む町への道を見出せなかった。飢えと渇きによって、彼らのたましいは衰え果てた。この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救い出された。(4-6) 第二は13節で、死に直面する者だ。 それは不信仰の結果として描かれる。 闇と死の陰に座す者、苦しみの鉄のかせに縛られている者、彼らは、神のことばに逆らい、いと高き方のさとし…

  • 神を忘れた

    今日7月12日で、このブログも始めてからちょうど一年となる。 ヨハネの福音書から書き始めて一章ずつ、一日も休まず続けることができた。 飽きやすいわたしの性格からすれば、奇跡的なことだ。 これも主の守りあればこそと、あらためて感謝したい。 聖書は汲めども尽きぬ泉そのものだ。 読むたびに新しい光が差し、力を与えてくれる。 学べば学ぶほど、これこそ真理であるとの確信が深まる。 神から与えられたこの不思議で偉大な書物を、ほとんどの日本人が、開くことも、味わうこともなく過ごしている。 なんという損失だろうか。 みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。(2テモテ4:2) このみこ…

  • 奇しいみわざを思い起こせ

    主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。その奇跡と御口のさばきを。(詩篇105:5) 「奇しいみわざを思い起こせ」と詩人は謳った。 2節にも、こうある。 主に歌え。主にほめ歌を歌え。そのすべての奇しいみわざを語れ。(2) その呼びかけのとおり、この詩では、主がイスラエルの民になされたみわざを振り返っている。 特徴的なのは、「主は~された」という言い回しがくり返されていることだ。 全45節のうち、20節以上がそのような表現だ。 こうして主は飢饉を地の上に招き、パンの蓄えをことごとくなくされた。主は一人の人を彼らに先駆けて送られた。ヨセフが奴隷に売られたのだ。(16-17) 主はご自分の民を大いに増…

  • 地は、あなたのもので満ちています

    主よ、あなたのみわざはなんと多いことでしょう。あなたは知恵をもってそれらをみな造られました。地は、あなたのもので満ちています。(詩篇104:24) 104篇は、“創造主への賛歌”だ。 詩人は、被造物たちの生き生きとしたさまを描いている。 わがたましいよ、主をほめたたえよ。わが神、主よ、あなたはまことに大いなる方。あなたは威厳と威光を身にまとっておられます。あなたは光を衣のようにまとい、天を幕のように張られます。(1-2) 「光」も「天」も、主の栄光を現わしている。 あなたは地をその基の上に据えられました。地は、とこしえまでも揺るぎません。あなたは、大水で、衣のように地をおおわれました。水は、山…

  • 天が地上はるかに高いように

    天が地上はるかに高いように、御恵みは、主を恐れる者の上に大きい。(詩篇103:11) 「ダビデによる」とされるこの103篇も、名句と名高い詩篇だ。 わがたましいよ、主をほめたたえよ。わたしのうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。(1) 「わたしのうちにあるすべてのものよ」、まさに全身全霊をもって主を賛美せよと言っている。 わがたましいよ、主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(2) 人にした良いことは覚えていても、人から受けた恩は忘れている、それがわたしたち人間ではなかろうか。 まして、目に見えない神が良くしてくださったことなど、意識すらしていないかもしれ…

  • あなたは変わることがなく

    しかし、あなたは変わることがなく、あなたの年は尽きることがありません。(詩篇102:27) 表題には、「苦しむ者の祈り」とある。 そのとおり、前半は苦しく、正直な祈りが綴られる。 主よ、私の祈りを聞いてください。私の叫びが、あなたに届きますように。私の苦しみのときに、御顔を私に隠さないでください。私に耳を傾けてください。私が呼ぶときに、すぐに私に答えてください。(1-2) 詩篇がもたらす慰めのひとつは、このように弱く苦しい祈りをささげてもよいのだと教えられることだ。 いつも賛美し、感謝し、喜べるに越したことはない。 しかし、わたしたちは生身の人間だ。 落ち込むこともある。 私の心は、青菜のよう…

  • 家の中を、全き心で

    私は、全き道に心を留めます。いつあなたは、私のところに来てくださいますか。私は家の中を、全き心で行き来します。(詩篇101:2) 101篇は、「全き道を歩む者」(6)の詩だ。 恵みとさばきを、私は歌います。主よ、あなたにほめ歌を歌います。(1) 「恵み」はやさしい響きがあり、「さばき」は厳しく感じる。 しかし、詩人はいずれをも「歌います」。 主にあって全き道を歩もうとする者にとっては、「恵み」も「さばき」も同じように素晴らしい。 私は、全き道に心を留めます。いつあなたは、私のところに来てくださいますか。私は家の中を、全き心で行き来します。(2) 全き道を歩もうとする者は、主人の帰りを心待ちにし…

  • 私たちは主のもの

    知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊。(詩篇100:3) 本篇は、100篇目にふさわしい名句だ。 全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ。喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。(1-2) まことの神を知る者は、喜びに満ちている。 偶像では、そうはいかない。 帰るべきところに帰り、住むべきところに住む。 まことの平安、喜びがそこにある。 知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊。(3) 名工が作った陶器には、その人物の銘が入る。 そのように、わたしたちには、造り主なる神の銘が刻まれている。 ゆえに、「私たち…

  • 主は聖なる方

    大いなる、恐れ多い御名をほめたたえよ。主は聖なる方。(詩篇99:3) 「主は聖なる方」、99篇ではこのことばが三度も出てくる。(3・5・9節) 主の聖さが、特に「さばき」に関連して語られる。 主は王である。国々の民は恐れおののけ。ケルビムの上に座しておられる方に。地よ、震えよ。主はシオンにおられる、大いなる方。主は、すべての国々の民の上に高くいます。(1-2) 主は「王」であり、すべてにまさって「高くいます」お方である。 主よりも高い存在は無い。 イエスさまは、こう言われた。 「わたしには天においても地においても、すべての権威が与えられています。」(マタイ28:18) このことばの意味するとこ…

  • 山々も、こぞって喜び歌え

    海とそこに満ちているもの、世界とその中に住むものよ、鳴りとどろけ。もろもろの川よ、手を打ち鳴らせ。山々も、こぞって喜び歌え。(詩篇98:7-8) このあたりの詩篇は、賛美の連続だ。 毎日、圧倒される思いだ。 主を賛美すること、喜び歌うこと、それがどれほど大きな力になることか。 新しい歌を主に歌え。主は、奇しいみわざを行われた。主の右の御手、聖なる御腕が、主に勝利をもたらしたのだ。(1) この力強い御手によって、わたしたちも守られている。 主は、イスラエルの家への、恵みと真実を覚えておられる。地の果てのすべての者が、私たちの神の救いを見ている。(3) 「イスラエルの家」が素晴らしいから覚えておら…

  • 喜びは、心の直ぐな人のために

    光は、正しい者のために蒔かれている。喜びは、心の直ぐな人のために。(詩篇97:11) 詩篇には「正しい者」と「悪者」の対比がくり返し出てくるが、97篇も例外ではない。 主を愛する者たちよ。悪を憎め。主は、主にある敬虔な者たちのたましいを守り、悪者どもの手から、彼らを救い出される。(10) わたしも、「主を愛する者たち」、「主にある敬虔な者たち」、「心の直ぐな人」でありたいと思う。 しかし、わたしの心はよこしまであり、捻じれ曲がっている。 ただ主の前に小さく無力な者としてひれ伏すときにのみ、心が直ぐになり、喜びに満たされる。 傲慢さは、つねにこの喜びを奪い取る。 もっともしつこく、やっかいな性質…

  • 新しい歌を主に歌え

    新しい歌を主に歌え。全地よ、主に歌え。主に歌え。御名をほめたたえよ。日から日へと、御救いの良い知らせを告げよ。(詩篇96:1-2) 「新しい歌」を主に歌え、とある。 新曲ということではなく、新たな思い、新鮮な喜びをもって歌え、ということだろう。 そうだ、かつて大いに祝福してくださった主は、今日も祝福しようとしておられる。 主はとこしえまで変わらないお方。 汲めども尽きぬ泉そのものだ。 過去の祝福や体験を喜ぶだけでなく、今日、新たに主を体験しよう。 主も、わたしたちも、日々新しい。 まことに、どの民の神々も、みな偽りだ。しかし主は天をお造りになった。(5) どの神々も、どの宗教も、どの哲学も、ど…

  • 心を頑なにしてはならない

    まことに、主は私たちの神。私たちは、その牧場の民、その御手の羊。今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない。メリバでのように、荒野のマサでの日のように。(詩篇95:7-8) 95篇のこのみことばは、『へブル人への手紙』で何度も引用されている。 それくらい、わたしたちキリスト者にとって重要なみことばだ。 前半の1~6節は、創造主なる神への賛歌だ。 さあ、主に向かって、喜び歌おう。私たちの救いの岩に向かって、喜び叫ぼう。感謝をもって、御前に進み、賛美をもって、主に喜び叫ぼう。まことに主は大いなる神。すべての神々にまさって、大いなる王である。(1-3) 「主」は、目に見えないし、…

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