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2020/07/12

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  • 復讐の神

    復讐の神、主よ、復讐の神よ、光を放ってください。地をさばく方よ、立ち上がってください。高ぶる者に報復してください。(詩篇94:1) 悪者が勝ち誇り、正しい者が苦しむ。 主よ、いつまでですか、悪しき者が、いつまでですか、悪しき者が勝ち誇るのは。彼らは放言し、横柄に語り、不法を行う者はみな自慢します。(3-4) このテーマが何度も繰り返されるのは、主にあって正しく歩もうとする者たちを励まし、信仰の忍耐を強めるためではないか。 彼らは言っています。「主は見ることはない。ヤコブの神は気づかない。」(7) これを言い換えると、「神はいない」のひと言になる。 人は神を信じられないのではなく、信じたくないの…

  • 主は力に満ちておられます

    大水のとどろきにまさり、力強い海の波にもまさって、主は力に満ちておられます。いと高き所で。(詩篇93:4) 93篇は5節と短いが、“主の御力”への賛歌であり、非常に力強い。 主こそ王です。威光をまとっておられます。主はまとっておられます。力を帯とされます。まことに、世界は堅く据えられ揺るぎません。(1) 主の御力を、わたしたちはどれほども想像できない。 万物を無から生み出し、今日まで驚くべき知恵と力で維持しておられる。 人間は簡単に「神などいない」と口にするが、そもそも自分が、この宇宙空間に漂っている地球に奇跡的に生きている存在であることを忘れてしまっている。 太陽は明日も存在するのか。 地球…

  • 主に感謝することは、良いことです

    主に感謝することは、良いことです。いと高き方よ、あなたの御名をほめ歌うことは。(詩篇92:1) わたしは、キリスト信仰を与えられてはじめて、教会に讃美歌があることに合点がいった。 まことの神のすばらしさを味わうと、賛美せざるを得ないのだ。 朝に、あなたの恵みを、夜ごとに、あなたの真実を告げることは。・・・主よ、あなたは、あなたのなさったことで、私を喜ばせてくださいました。あなたの御手のわざを、私は喜び歌います。(2・4) 朝に主の恵みを、夜に主の真実を思う。 いつもそうできるとは言えないが、そんな日々を重ねたいものだ。 主よ、あなたのみわざは、なんと大きいことでしょう。あなたの御思いは、あまり…

  • ご自分の羽であなたをおおい

    主は、ご自分の羽であなたをおおい、あなたは、その翼の下に身を避ける。主の真実は大盾、また砦。(詩篇91:4) 150篇の詩篇の中でも、91篇は特に好きな詩篇だ。 “完全なる守りの詩”とでも、つけたい。 いと高き方の隠れ場に住む者、その人は、全能者の陰に宿る。私は主に申し上げよう。「私の避け所、私の砦、私が信頼する私の神」と。(1-2) 「その人」が隠れ場としているのは、「全能者の陰」だ。 権力者や、強者ではなく、「全能者」である。 これ以上何を望もう。 十分ではないか。 主は、ご自分の羽であなたをおおい、あなたは、その翼の下に身を避ける。(4) これも、「全能者」の翼だ。 その翼をもっておおっ…

  • 自分の日を数える

    どうか教えてください。自分の日を数えることを。そうして私たちに、知恵の心を得させてください。(詩篇90:12) 90篇の表題は、「神の人モーセの祈り」となっている。 主よ、代々にわたって、あなたは私たちの住まいです。山々が生まれる前から、地と世界を、あなたが生み出す前から、とこしえからとこしえまで、あなたは神です。(1-2) 主ご自身が「私たちの住まい」だ。 わたしたちは、主の御手の中に生き、動き、存在している。 あなたは人をちりに帰らせます。「人の子らよ、帰れ」と言われます。まことに、あなたの目には、千年も、昨日のように過ぎ去り、夜回りのひと時ほどです。(3-4) 人は、ちりから造られ、ちり…

  • わたしのしもべダビデに誓う

    「わたしは、わたしの選んだ者と契約を結び、わたしのしもべダビデに誓う。わたしは、あなたの裔をとこしえまでも堅く立て、あなたの王座を世々限りなく打ち立てる。」(詩篇89:3-4) 89篇の主要テーマは、“ダビデ契約”だ。 上のみことばが、まさにそれである。 他の節でもくり返し、“ダビデ契約”にふれている。 「わたしは、わたしのしもべダビデを見出し、わたしの聖なる油で、油を注いだ。わたしの手は彼とともにあって揺るがず、わたしの腕も彼を強くする。・・・わたしの真実とわたしの恵みは、彼とともにあり、わたしの名によって、彼の角は高く上げられる。」(20-21・24) 「わたしの恵みを、彼のために永遠に保…

  • 最も深い穴

    あなたは私を最も深い穴に置かれました。暗い所に、深い淵に。(詩篇88:6) 88篇は、全編にわたって重苦しく、希望が見えない詩だ。 解説には、こうある。 <全詩篇の中で、八八篇は最も深い悩みと悲しみに満ちた詩篇である。キリストの苦難を想起するために、しばしば聖金曜日に読まれて来た> 「キリストの苦難」と聞いて、この詩篇の意味がグッと変わる。 主よ、私の救いの神よ、昼、私は叫びます。夜もあなたのみそばで。私の祈りを、あなたの御前にささげます。どうか、私の叫びに耳を傾けてください。私のたましいは、苦しみに満ち、私のいのちは、よみに触れていますから。(1-3) キリスト者であるならば、祈りが聞かれる…

  • この者は、この都で生まれた

    主が「この者は、この都で生まれた」と記して、国々の民を登録される。(詩篇87:6) 87篇は、異色だ。 そして重要な預言でもある。 主の礎は聖なる山にある。主はシオンの門を愛される。ヤコブのどの住まいよりも。神の都よ、あなたについて誉れあることが語られている。(1-3) 「聖なる山」「シオン」「神の都」、いずれもエルサレムを指すのだろう。 「ヤコブのどの住まいよりも」とは、イスラエルのどの町よりもという意味にとれる。 「わたしはラハブとバビロンを、わたしを知る者として記憶しよう。見よ、ペリシテとツロ、クシュもともに。『この者は、この都で生まれた』と。」(4) 「ラハブ」とはエジプトを指すようだ…

  • あなたの道を私に教えてください

    主よ、あなたの道を私に教えてください。私はあなたの真理のうちを歩みます。私の心を一つにしてください。御名を恐れるように。(詩篇86:11) 詩篇は何のために与えられたのか。 人の心を、神に向けさせるためだ。 この86篇を読むだけでもわかる。 あなた、あなた、あなた・・・ 主を呼び求めることばが、何度もくり返される。 主よ、耳を傾けて、私に答えてください。私は苦しみ、貧しいのです。私のたましいをお守りください。私は神を恐れる者です。あなたのしもべをお救いください。あなたは私の神。私はあなたに信頼します。主よ、私をあわれんでください。絶えず、私はあなたを呼んでいます。(1-3) 人は、神を呼び求め…

  • 愚かさに戻らないように

    聞かせてください。主である神の仰せを。主は、御民に、主にある敬虔な人たちに、平和を告げられます。彼らが再び愚かさに戻らないように。(詩篇85:8) 85篇は、主の赦しを確信する告白で始まる。 主よ、あなたはご自分の地に恵みを施し、ヤコブを元どおりにされます。あなたは、御民の咎を担い、すべての罪を、おおってくださいます。あなたは、激しい怒りをすべて収め、燃える御怒りから身を引かれます。(1-3) これは「ヤコブ」、すなわちイスラエルの民としての告白だが、いまやイエス・キリストをとおして神を信じるすべての者に適用できる。 4節以降は、神への嘆願だ。 帰って来てください。私たちのところに。私たちの救…

  • あなたの住まいは、なんと慕わしいことでしょう

    万軍の主よ、あなたの住まいは、なんと慕わしいことでしょう。(詩篇84:1) 詩人は、神の御住まいに想いを寄せる。 私のたましいは、主の大庭を恋い慕って、絶え入るばかりです。私の心も身も、生ける神に喜びの歌を歌います。(2) 「主の大庭」とはどんな所だろう? 豪華さよりも、清らかさで満ちている気がする。 雀さえも、住みかを、燕も、ひなを入れる巣を、あなたの祭壇のところに得ます。万軍の主、私の王、私の神よ。なんと幸いなことでしょう。あなたの家に住む人たちは。彼らはいつも、あなたをほめたたえています。(4) ちょうどいまは、野鳥たちの子育ての季節だ。 つい先日も、くちばしのまだ黄色い雀の幼鳥が、親鳥…

  • さあ、彼らの国を消し去って

    彼らは言っています。「さあ、彼らの国を消し去って、イスラエルの名が、もはや覚えられないようにしよう。」(詩篇83:4) イスラエルが、諸国の敵に囲まれている。 諸国はイスラエルを消し去るために一つになっている。 彼らは、心を一つにして悪を企み、あなたに逆らって、盟約を結んでいます。(5) 彼らは言っています。「神の牧場を奪って、われわれのものとしよう。」(12) 数年前にも、「イスラエルは地図から抹消すべき」と公言して憚らない大統領がいたが、いまも昔もイスラエルは憎まれる。 その原因が、イスラエル自身の神に対する不信仰や、悪魔及び悪霊たちの働きにあることは、聖書を見ればわかる。 しかし、いつの…

  • おまえたちは神々だ

    わたしは言った。「おまえたちは神々だ。みな、いと高き者の子らだ。にもかかわらず、おまえたちは人のように死に、君主たちの一人のように倒れるのだ。」(詩篇82:6) 82篇は、一見すると難解な内容だ。 出だしから難しい。 神は、神の会議の中に立ち、神々のただ中でさばきを下す。(1) 「神の会議」とは何?「神々」とは誰だ? 「さばき」がテーマであることは、次節以降からもわかる。 いつまで、おまえたちは不正をもってさばき、悪しき者たちの味方をするのか。弱い者とみなしごのためにさばき、苦しむ者と乏しい者の正しさを認めよ。弱い者と貧しい者を助け出し、悪しき者たちの手から救い出せ。(2-4) 「不正」なさば…

  • あなたの口を大きく開けよ

    あなたの口を大きく開けよ。わたしがそれを満たそう。(詩篇81:10) 81篇は、次のように始まる。 喜び歌え、私たちの力なる神に。喜び叫べ、ヤコブの神に。(1) 最近、いま日本各地で順次公開されている映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』を観た。 ゴスペルシンガーアレサ・フランクリンが教会で行ったライブレコーディングの様子を、最新技術を使って映画化したものだ。 この映画が、まさに1節そのものだった。 全身で賛美する歌手、聖歌隊、聴衆たち。 司会役をつとめるのがゴスペルの王と称されたジェームス・クリーブランド。 牧師でもある彼が、途中、こう語った。 「重要なのは、どんな曲を歌うかで…

  • あなたから離れ去りません

    私たちはあなたから離れ去りません。私たちを生かしてください。私たちはあなたの御名を呼び求めます。(詩篇80:18) 80篇は、イスラエルの回復を求める祈りだ。 このあたりの詩篇は似たようなテーマが多いため、こうしてブログを書くのもなかなか苦労するが、それほどに彼らイスラエル人にとって「国」が持つ意味は大きいということだろう。 イスラエルの牧者よ、聞いてください。・・・エフライムとベニヤミンとマナセの前で、御力を呼び覚まし、私たちを救いに来てください。(1-2) 解説によれば、エフライム、ベニヤミン、マナセは、「北方部族の中核」であり、この節は「北王国の滅亡」を予見させる。 神よ、私たちを元に戻…

  • エルサレムを瓦礫の山としました

    神よ、国々はあなたのゆずりの地に侵入し、あなたの聖なる宮を汚し、エルサレムを瓦礫の山としました。(詩篇79:1) 昔も今も、世界の中心はエルサレムだ。 そこは神の「ゆずりの地」であり、「聖なる宮」がある。 そのエルサレムが、「国々」によって蹂躙されている。 彼らは、あなたのしもべたちの屍を空の鳥の餌食とし、あなたにある敬虔な人たちの肉を、地の獣に与え、彼らの血を、エルサレムの周りに水のように注ぎ出しました。彼らを葬る者もいません。(2-3) こういった記述を読んでも、現代の日本に生きる者としては、いまひとつピンと来ないというのが正直なところだ。 しかし、おそらく、ユダヤ人、それも敬虔なユダヤ教…

  • 神にできるのか

    そのとき彼らは神に逆らって言った。「荒野で食事を備えることが、神にできるのか。確かに、神が岩を打たれると、水が湧き出て、流れがあふれた。だが神は、パンも与えることができるのか。民のために、肉を用意できるのか。」(詩篇78:19-20) 78篇は、全部で72節からなる長い詩だ。 その大半が、出エジプトの際に、イスラエルの先祖がいかに不信仰で、神を怒らせ、また悲しませたかの記述になっている。 私たちの先祖が語ってくれたこと。それを私たちは、息子たちに隠さず、後の時代に語り告げよう。・・・彼らが神に信頼し、神のみわざを忘れず、その命令を守るために。先祖たちのように、強情で逆らう世代、心定まらない世代…

  • 私が弱り果てたのは

    私はこう言った。「私が弱り果てたのは、いと高き方の右の手が変わったからだ」と。(詩篇77:10) 77篇は、神への力強い信頼の言葉から始まる。 私は神に声をあげて、叫ぶ。私が神に声をあげると、神は聞いてくださる。(1) ところが、次節以降を読むと、これは力強い言葉というよりも、自分を叱咤する言葉であると思える。 苦難の日に、私は主を求め、夜もすがら、たゆまず手を差し伸ばした。けれども、私のたましいは慰めを拒んだ。神を思い起こして、私は嘆き悲しむ。思いを潜めて、私の霊は衰え果てる。(2-3) 彼は、苦難にあい、信仰的に沈滞したまま立ち上げれない。 平安を失い、不眠に陥る。 あなたは、私のまぶたを…

  • あなたは恐ろしい方

    あなたは、実にあなたは恐ろしい方。お怒りになれば、だれが御前に立てるでしょう。(詩篇76:7) このあたりの詩篇は、一連の流れでつながっているように見える。 75篇で「神こそさばき主」であることを示し、この76篇ではその恐ろしさが強調される。 神は、ユダにご自分を示される。イスラエルに、その御名の偉大さを。その仮庵はサレムに、その住まいはシオンにある。(1) 神はイスラエルを、そしてその中心の街エルサレムを選ばれた。 今日も、それは変わらない。 神はそこで、弓の火矢を砕かれる。盾と剣も、戦いも。あなたは輝かしく、獲物で満ちる山々にまさって威厳があります。剛胆な者たちは略奪され、深い眠りに陥りま…

  • 神こそさばき主

    まことに、神こそさばき主。ある者を低くし、ある者を高く上げられる。(詩篇75:7) 74篇は、わがもの顔で聖所を荒らす敵を見ながら、「いつまで」「なぜ」と神に問う祈りであった。 75篇は、そのアンサーソングのような形になっている。 「わたしが、定めの時を決め、わたし自ら、公正にさばく。地とそこに住むすべての者が揺らぐとき、わたしが、地の柱を堅く立てる。」(2-3) 神は、忘れておられるのでもなければ、見て見ぬふりをしておられるのでもない。 かならず「さばく」、その「定めの時」がある、と言っておられる。 「わたしは、誇る者には、『誇るな』と言い、悪者どもには、『角を上げるな。おまえたちの角を高く…

  • あなたの山鳩

    主よ、どうか、心に留めてください。敵がそしり、愚かな民が御名を侮っていることを。あなたの山鳩のいのちを、獣に引き渡さないでください。あなたの悩む者たちのいのちを、永久に忘れないでください。(詩篇74:18-19) 74篇は、読んでいて苦しくなってくる。 神が選ばれた民、祝福の地シオンの山が、敵に踏みにじられ、そしられている。 神よ、なぜ、いつまでも拒み、御怒りをあなたの牧場の羊に燃やされるのですか。どうか思い起こしてください。昔あなたが買い取られ、ゆずりの民として贖われた、あなたの会衆を。あなたの住まいであるシオンの山を。(1-2) 敵の攻撃は容赦なく、聖所はずたずたに破壊された。 今や彼らは…

  • 神のみそばにいることが、幸せです

    しかし、私にとって、神のみそばにいることが、幸せです。私は、神である主を私の避け所とし、あなたのすべてのみわざを語り告げます。(詩篇73:28) 表題に「アサフの賛歌」とある。 アサフは、ダビデ治世下で聖歌隊を指揮する一人として用いられた人だ。 その人物の賛歌であるからには、さぞかし力強いものかと思いきや、そうならないのが聖書の面白いところだ。 まことに、神はいつくしみ深い。イスラエルに、心の清らかな人たちに。けれどもこの私は、足がつまずきそうで、私の歩みは滑りかけた。(1-2) 詩人は、神のいつくしみ深さを知っている。 にもかかわらず、彼の信仰の歩みは危なっかしい。 2節の最後は、以前の訳で…

  • 王は、牧草地に降る雨のように

    王は、牧草地に降る雨のように、地を潤す夕立のように下って来ます。(詩篇72:6) 72篇は、最後の20節によると「ダビデの祈り」だ。 表題には「ソロモンのために」とあるので、ダビデが息子ソロモン王のために祈った言葉とわかる。 しかし、ここにある「王」は、そのまま「王の王」であるキリストご自身に当てはめることができる。 つくづく聖書とは不思議な書物だと思う。 では、ダビデが祈り、描いた「王」とはどのような存在なのだろうか。 義をもって正しくさばく。 彼が義をもって、あなたの民をさばきますように。公正をもって、あなたの苦しむ民を。(2) 苦しむ者、貧しい者を守る。 王が、民の苦しむ者たちを弁護し、…

  • 白髪頭になったとしても

    年老いて、白髪頭になったとしても、神よ、私を捨てないでください。私はなおも告げ知らせます。あなたの力を世に。あなたの大能のみわざを、後に来るすべての者に。(詩篇71:18) 71篇は、年老いた者の祈りだ。 作者は、文面からするとダビデのようでもあるが、特に明記していないのでわからない。 詩人は、若い頃から神に祝福され「奇跡」と見られた。 私は多くの人にとって奇跡と思われました。あなたが私の力強い避け所だからです。(7) しかし、敵に追われる身となったとき、評価は変わった。 私の敵は、私のことを相談し、私のいのちを狙う者がともに企みます。彼らは言っています。「神は彼を見捨てたのだ。追いかけて彼を…

  • 私は苦しむ者、貧しい者です

    私は苦しむ者、貧しい者です。神よ、私のところに急いでください。あなたは私の助け、私を救い出す方。主よ、遅れないでください。(詩篇70:5) この詩篇も、ダビデが敵に追い詰められた状況で生まれた。 神よ、私を救い出してください。主よ、急いで私を助けに来てください。(1) このようなダビデの多くの詩篇を読むとき、それをそのままキリストが“追体験”されたことに気づかされる。 私のいのちを求める者たちが、恥を見、辱められますように。私のわざわいを喜ぶ者たちが退き、卑しめられますように。「あはは」とあざ笑う者たちが、恥をかいて、立ち去りますように。(2-3) イエスさまも、いのちを狙われ、あざ笑われた。…

  • あなたの家を思う熱心が

    それは、あなたの家を思う熱心が私を食い尽くし、あなたを嘲る者たちの嘲りが、私に降りかかったからです。(詩篇69:9) 読んだ瞬間、ああ、このみことばはここにあったのか、と思った。 この69篇はあまり印象に無かったのだが、なんと三箇所も福音書に引用されている。 一つ目は、9節の前半だ。 あなたの家を思う熱心が私を食い尽くし・・・(9) これはヨハネの福音書に出てくる。 (イエスは)宮の中で、牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを見て、細縄でむちを作って、羊も牛もみな宮から追い出し、両替人の金を散らして、その台を倒し、鳩を売っている者たちに言われた。「それをここから持って行け…

  • 御力は雲の中に

    力を神に帰せよ。威光はイスラエルの上に、御力は雲の中にある。(詩篇68:34) 68篇は神の御力の賛歌であるが、雲の多い梅雨の時期に読めたのは良かった。 「御力は雲の中にある」とダビデは謳った。 雲は神の臨在の象徴だ。 出エジプトのときには、神が雲とともに民を導いた。 主は、昼は、途上の彼らを導くため雲の柱の中に、また夜は、彼らを照らすため火の柱の中にいて、彼らの前を進まれた。(出エジプト13:21) ダビデも、神の導きと守りについて思い巡らす。 神よ、あなたが御民に先立って出て行き、荒れ野を進み行かれたとき、地は揺れ動き、天も雨を降らせました。シナイにおられる神の御前で。イスラエルの神である…

  • 御救いが、すべての国々の間で知られるために

    どうか、神が私たちをあわれみ、祝福し、御顔を私たちの上に、照り輝かせてくださいますように。あなたの道が地の上で、御救いが、すべての国々の間で知られるために。(詩篇67:1-2) 神がイスラエルを選ばれたのは、彼らを通してご栄光を現わし、それによって世界中の国々が神を知るようになるためであった。 同じように、神がわたしたちを救われたのは、わたしたちを通してご栄光を現わし、さらに周りの人々もまた神を知るようになるためだ。 上のみことばは、まさにその目的を示している。 神の「祝福」とは、神が「御顔を私たちの上に、照り輝かせて」くださることだ。 陽光によって大地の実りが得られるように、神の祝福がわたし…

  • もしも不義を、私が心のうちに見出すなら

    もしも不義を、私が心のうちに見出すなら、主は聞き入れてくださらない。しかし、確かに神は聞き入れ、私の祈りの声に耳を傾けてくださった。(詩篇66:18-19) わたしが信仰の師として仰いだ方が、かつて聖書の学びのなかで次の箇所を引用された。 「主の目は正しい人たちの上にあり、主の耳は彼らの叫びに傾けられる。しかし主の顔は、悪をなす者どもに敵対する。」(1ペテロ3:12) 正直に言うと、このみことばを聞いて、わたしは落胆した。 なぜなら、(ああ、自分の祈りが聞かれないのは、主への不従順せいだ)と感じたからだ。 冒頭のみことばも、同じように捉えていた。 もしも私の心にいだく不義があるなら、主は聞き入…

  • みもとにすべての肉なる者が参ります

    祈りを聞かれる方よ、みもとにすべての肉なる者が参ります。(詩篇65:2) 主のみもとに「肉なる者」が相集う。 上記は新改訳だが、口語訳、新共同訳、聖書協会共同訳のいずれも「肉なる者」という訳で一致している。 そうだ、わたしたちは例外なく、「肉なる者」なのだ。 土から造られた「肉」に過ぎない。 そのような者が、神に祈り、神がその祈りを聞かれる。 なんと不思議なことだろう。 祈りは霊的な交わりであり、人間だけに与えられた賜物だ。 他のいかなる被造物も、祈ることはしない。 ひざまずいて祈る敬虔な猿を、見たことがない。 しかし、残念ながら、人はみな、神に背き、罪の中にある。 数々の咎が私を圧倒していま…

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