仏伝だけでは、スジャーターは、仏陀が苦行を止めようと決意したときに、1回乳粥を差し上げただけの人のように受け取られます。 しかし、スジャーターの村の伝承を見ると、スジャーターは仏陀の成道において(ということは仏教全体において)極めて重要な役割をしたことがわかります。 ぐったりとしている仏陀を見て、スジャーターは乳粥を差し出します。 しかし、仏陀はかたくなに食べようとしません。 つまり、この時には、仏陀は苦行=断食を止めようと決意してなかったということです。 しかし、スジャーターは乳粥を食べるように何度も勧めます。 というのも、スジャーターは結婚してましたが、子供がまだだったため、毎日神様に子供…