仏教の岐路
最近、日本の仏教は崩壊の危機にあるのじゃないかと憂慮しています。 ちょうど、仏教がインドで滅びた時のように。 日本の仏教には大きく二つの勢力があります。 ひとつは、伝統的な既成仏教です。 いま、日本には、7万寺以上のお寺があります。 コンビニよりも多い数字です。 これは、江戸時代の檀家制度に守られてきました。 檀家制度というのは、つまり寺に市役所の戸籍係の役目を負わせて、江戸幕府がすべての人を管理する制度です。 ですから、どの家もどこかの寺に属することが強制されました。 これがびっくりすることに、現代まで受け継がれています。 寺の収入の主なものは、檀家による葬式や法事、そしてお布施によるもので…
2024/07/08 14:18