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  • 煮物の香り

    久しぶりなので、あまり筆が乗りません。暫くはエッセイを続け、腕鳴らししたいと思います。昨日、近くのスーパーの物産展で竹輪を購入。厚揚げや大根と共にそれを煮込んで、昨日の夕飯にしました。今朝もそれを温め直して、美味しく頂きました。大量生産の安価な品物とは違い、確りとした食感の練物でした。噛み締めるその味に、昔ながらのお店の品質を感じていました。その後、2階で用事を済ませ、階下に降りて来た時の事です。私は廊下に漂う煮物の残り香に出逢いました。ほんわりとして温もりのある香気です。『懐かしい…、』、これは何処かで嗅いだ事がある匂いだと、私は直ぐに気付きました。私の臭覚の記憶にある香り。そうして直ぐに合点しました。『これは母の里の台所の香りだ。』。私はよくこの香りに出逢いました。母の実家にいて、台所に足を踏み入れた...煮物の香り

  • 2024年3月ですね

    昨夏からの久々の投稿です。今年もよろしくお願い致します。さて、長く続いたコロナ禍が漸く過ぎたようだ、と思っていたところ、今年は新年から能登地震があり、過去数年同様に、今年も今迄のところ忙しなく過ぎて参りました。特にこの1年は個人的な家庭の事情もあり、尚更に世話しなく落ち着かない日々でしたが、皆様には如何お過ごしでしたでしょうか。本当に、3月になってホッと一息ついた私です。私ももう高齢です。知人の訃報を目にすることが多くなりました。厄災や災害ばかりでなく、明るいニュースも聞きたいところです。身近なニュースなら尚更です。辰年に期待したいですね。2024年3月ですね

  • 猛暑の夏2

    母と私はサイズも違うので、当然合わないものなのですが、Fサイズというものや、中には着苦しいからと、母が通常着るより大きいサイズを指定していた物も有り、私もどうやら着る事が出来る衣類が有ります。その中から、私は、着てみようかなと思い、今夏幾つか着用したのでした。やはり一寸ときついかなと思い、私も太ったものだと若かりし頃を懐かしく思い、私の幼い頃の、若かりし母の顔を思い出したりしていました。さて、気付いた方もおられる事でしょう。いくら親子といっても、私が無断で母の衣類を借用しない人間である事や、その他一寸した我が家の異変から、母の変化を感じ取った方がおられるでしょう。そう、その勘は正しいです。今年、母は父の元へ旅立ちました。猛暑の夏2

  • 猛暑の夏

    今年は毎日がそうでしたね。猛暑、地球沸騰化なんて言葉も聞きました。本当に、クーラーの部屋に居ても息苦しい時ありました。そうしたのだろうと思ったくらい、身体にきつい夏でしたが、朝夕少しずつ涼しくなって行くようです。さて、今夏、私は折々母の服を着用していました。元々母と私は性格が合わず、当然好みも違うので、服の嗜好も違っていました。私は安価でカジュアル、落ち着いたイメージの服が多く、暖色系でも単色等、そんな感じの服でした。母はというと、フェミニンな衣服が多く、何処かファッショナブルで個性的、自分を主張していながら、上品な婦人服が多かったものです。そんな女性2人の関係でしたから、私もそうですが、母も時折私のセンス?、に目が向いたようです。機会があれば、私が選んだ母の服を買ってきて欲しい、などと言ったものです。確...猛暑の夏

  • 母校のグランド4

    この草丈なら。スカートの裾に触れないだろう、そう考えた私は、グランドを対角線上に横切りました。横切りながら、目新しい遊具への新鮮さや、無くなってしまった遊具への喪失感等、様々な感情に触れていました。この間、私の足に触れたであろう雑草への接触感や、不快感は、不思議に思うくらい私にはありませんでした。通り過ぎたグランド。校舎の影に入る場所になると、私はホッと一息吐いたものです。難所を1つ超えた気持ちになりました。日傘をさしていても、ムッとした外気が感じられる。そんな正午前の夏の戸外で、私は日射病への不安を思いながら、まぁ歩けるものだぁと、妙な感慨を胸に抱いて歩いていました。目的を果たすと、帰路は狐の嫁入り、パラパラと天気雨です。日傘をさしてきてよかった。傘の内側の骨組みを見上げ、華奢なパラソルに身を屈め、熱気...母校のグランド4

  • 母校のグランド3

    正午前、カンカン照りの校庭。パラソルを差した私は影の恩恵で涼を取っていることを感じ、グランドの白んだ砂から、この場所が真夏の熱気にむせ返っているのを感じるのでした。それにしても、私は自身の目に映ったこの光景をどう表現したものか。今に至っても巧く表現出来ない事をもどかしく思っています。今回、語彙の不足を感じてしまいます。さて、この草叢の灌木林、とでも書いてお置きましょうか、10数センチ程の高さの草が織りなす緑のパノラマに、私は足を踏み入れるべきかどうか、迷いました。人が通った気配が無い事、は勿論、何かが心に掛かります。草叢といえば虫、それは直ぐに頭に浮かんだのですが、否、もっと違う何かが有った…、と思うのです。思い付かない儘、私は校庭を見回し、体育館の開いた扉にも注意を向け、この後の進路をどう取ろうかと、再...母校のグランド3

  • 母校のグランド

    この時の私は、引き返すという考えが浮かんで来ませんでした。遥か校庭の対角線上の向こう側、そちらの出口を見詰めていました。グランドを渡る事しか考えていなかったのです。そこでグランドの校舎に沿って向こう側へ渡るか、母校のグランド

  • 母校のグランド

    先日の事、近道をしようと、昨春廃校になった母校のグランドへ足を踏み入れました。対角線上に進路を取る訳です。目的地は近隣の銀行、介護保険料の振込手続きが目的です。この時、私は他にも所要があり、とても急いでいました。全体の歩く行程でも、ほぼ全ての道は斜めに横切って歩いていました。そこで、このグランドでも、広く斜めに横切る事にした訳です。これはちょっと勇気が入りました。さて、自宅を出て、懐かしい小学校の校舎、その裏に差し掛かると、子供時代、プールへ通った通用口、その扉が開いていました。何時もは閉じている様でしたから、私はびっくりしました。夏休み…?、は、季節柄直ぐに連想しました。しかし、未だ早いかな、と、思い直しました。実際にはその日、小学校は一学期の終業式だった様です。勿論新しい学校でです。開いた通用口は、プ...母校のグランド

  • もう夏ですね

    7月に入り、もう直ぐに本格的な夏ですね。今年ももう折り返しに入りました。1年の後半地点です。同様に私の人生も今や後半地点、毎日暑いです、無理せずにを心掛けています。さて、相変わらず家のパソコンは壊れたままです。今回は携帯で書いてみます。…書いている途中で、電話でした。中学校の同級生から、同窓会へのお誘いの電話でした。私の方へは、同窓会の通知が来てい無かったので、この件については彼女の電話が初耳でした。私は、「毎回欠席してきたので、私への通知はもう来ないのだろう。」と、話し、やはり今回も欠席、同行出来無いから、と、ごめんねと謝って置きました。彼女に限らず、こういうのは連れ立って行きたいものですものね、誠に申し訳無いです。友達甲斐の無い私でした。ということで、聞いてみるからと、私の方から別の同級生に電話です。...もう夏ですね

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