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  • 【9】タージマハルというお墓

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com ガチャ(ドアを開ける音) バタン(ドアを閉める音) 謎の男性:「無料だから!」 私たち:「・・・(またか)」 また(【6】の記事参照)車に勝手に乗ってきて、ガイド料は無料だから。と言い張る男性。 ❝まあ、今からタージマハルという素晴らしい世界遺産を見に行くんやから、 ガイドはあってもいいよな、しかも無料やし。 チップは後で考えよう。❞ っちゅーことで、 一人仲間が増えた。 (これから書くことですが・・ガイドさんから英語で聞いたので、もし間違っていたらごめんなさい) タージマハル周辺約1キロは車の乗り入れが禁止されているそ…

  • 【8】私が存在したかもしれない世界

    前回の記事☟ (読んでいただきありがとうございます。) littlegreeneri.hatenablog.com デリーを出発させられ、ジャイプルという街に来た私たち。 次の目的地は、アグラ(アーグラ)。 そう、そこはかの有名なタージマハルがある街だ。 デリーからずっと一緒♡Brij(ブリジ)さんの運転する車で何時間も移動を続けた。 砂埃の舞った道、ここに置いていかれたら生きていけないような熱帯地帯・・ 車の窓から、ものすごいスピードで通り過ぎていく景色を見て考える。 ぽつんと建っている家。 あたりに何もない穏やかな町。 無邪気に遊ぶ子供たち。 私はまるで何か次元の違う乗り物に乗っているかの…

  • 【7】私の血は、まずい!?

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com 前回はチップのプチ争奪戦?があり、疲れた私たちはホテルへと向かった。 「俺たちは一泊1500ルピー(当時3000円弱)以上のホテルしか手配しないんだぜ」(ドヤ顔) とデリーの自称政府公認の旅行会社の怪しいおっちゃん(顔覚えてるぞー)は言ったはず。 ※詳しくは記事の【3】【4】をご覧あれ。 到着してネットで検索すると、あら不思議。 一泊約半額の800ルピーで泊まれるじゃないかー。 さすがぼったくり旅行会社! しかし、AC(エアコン)もファンもついていたので快適だった。 それも朝起きるまでは・・・ 目が覚めると友達も目が覚め…

  • 【6】料金は無料。でもチップくれくれ!

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com 前回の記事ではデリーを強制的に出発させられ、 ピンクシティと言われるジャイプルという街へ向かった。 現地に到着するや否や、会社のガイドと名乗る男性が車に乗り込んできた。 私たちは「ガイドはいらない!」というと、 彼はガイド料はツアーに含まれているから無料だと言いはった。 絶対に完全に無料ならと念を押し・・・渋々(ほぼ無理やり)了承した。 これから、アンベール城という世界遺産に行くと言う。 ja.wikipedia.org ガイドの彼は英語が堪能で、敷地内のことを詳しく教えてくれた。 (内容については・・忘れた!(潔い笑)…

  • 【5】デリーを(強制的に)抜け(させられ)る

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com デリー騙され劇場に特別ゲストとして参加した私たちは、 晴れやかな気持ち・・・ではなく、疑問に思いながら、 旅行会社の建物からようやく出ることができた。 (※ツアーも強制ではなかったし、出ようと思えば出れる環境ではあった) デリーからジャイプル・アグラへは専属ドライバーがつくのだ。 紹介されたのは「Brij(ブリジ)さん」というガタイのいい男性。 さっそく車に乗り込み、走り続けた。 見ず知らずの人の車で・・爆睡した。 多分私口開いてたし、目も半開きになってたかも・・笑 危機感が足りないのだが、疲れがピークに達していた。 ハ…

  • 【4】そのチャイ、毒入り!?睡眠薬入り!?

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com 「まずはチャイでもどう?」 /どかーーーーーん\ この言葉が爆弾のように投下された。 (ちょっとこの表現嫌いだけど) 私:(げ、これ睡眠薬とか危ない薬が入ってるかも・・・) 友達:「いっただきまーす」 私:(え!!!!!!) 止める暇なく、躊躇なくチャイを飲んだ友人を横目に、 私は友達に何もなければ飲もうと思った。 (ごめん。しかもこのことは本人に言えずじまい・・・笑) 怪しいおっちゃん:「君たちの予定は?」 と聞かれたからには答えてあげよう世の情け・・(ポケモンのロケット団風) おっちゃんに私たちのプランを話した。 怪…

  • 【3】デリーで連れ去られる

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com デリー駅に到着した。 ここからが面白い(?)ところ… インドへ行く人が口を揃えて話すこと。 それは、 「騙される」 ということ。 そう、デリー駅で騙される人が一番多いのは知っていた。 心配性の私は何度も何度もインターネットで情報を集め、騙されまいとしていた。 だから、 駅でインド人男性に 「そこの道路(メインバザール)は選挙があってとても危険だ。 入るのに政府が発行する許可証が必要なんだよ。」 と言われた時、 私は、 (きたーーーー!これが騙されるやつや!) と喜んでいた。(泣) 友達はそうとは知らず、私の横でうんうん頷…

  • 【2】北京でのトランジット

    前回の記事☟ littlegreeneri.hatenablog.com 3時間もすると、北京に到着した。 ここでは9時間のトランジットがあるので、 中国に入国し観光することにしていた。 万里の長城へ行く予定だったが、 時間がかかることが判明し急遽行き先を変更した。 天安門広場に行くことにした。 それにしても、 飛行機の中からも空港からも疑問に思っていたことがあった。 空中に浮いているタンポポのようなものは何だろう? タンポポのような白いふわふわがたくさん飛んでいたのだ。 後で知ったのだが、環境汚染によるものだった。 本来たくさん観光する予定だったが、 環境汚染にテンションが下がり、 少し洒落…

  • 【1】忘れることのないインド・スリランカへの旅

    2016年4月10日 朝。 私は関西国際空港にいた。 飛行機出発の2時間前に到着した私と女友達は、 バーガーキングで朝食をとっていた。 そして、 これから始まる未知への不安と期待とで、 なんとも言えない気持ちを抱え、 私は大好きなアボカドの入ったバーガーをほおばった。 食事を終えた私たちは、 ATMで現金を引き出し、 100円ショップでこの旅限定で使う腕時計とお土産を購入した。 お土産というのは、スリランカにいる女友達の友人用に、だ。 そう、これから私たちはインドとスリランカへ。 3週間の旅が始まるところだった。 ことの始まりは、 その女友達と出会ったの約3ヶ月前のこと。 私は派遣社員として3…

  • 【序章】インド旅行記

    私は旅が好きだ。 見たことのない景色、 聞いたことのない音、 出会うはずのなかった人々、 それらが身体に入ってきて 私という人物をより近いところから見つめることができるから。 もっと知りたい、 もっと見てみたい。 この気持ちはきっと一生私の中から消えることはないでしょう。 この世界には知らないことがたくさんある。 そう痛感したのはきっと、 インドへ旅した時だろう。 そこは想像すらしていない日常、 見たこともない光景、 価値観という言葉さえ壊され、 何もかもが新鮮な毎日だった。 旅の中で一人の青年と出会った。 その人に出逢って、インドへもう一度行くことになる。 それはまた先のお話。 死の街と呼ば…

  • Back To Japan

    お久しぶりすぎます、 えりりんです! 実は2020年3月30日に、 バンクーバーから日本へ帰国しました。 というのも、 コロナの影響で仕事は一時解雇になり、 これ以上滞在しても仕方がない、 と区切りをつけることになりました。 (帰国前は2週間カナダで自宅待機し、帰国後ももちろん自宅待機しました。軽い散歩はしましたが・・) そして・・シアトルにいる彼氏とも同時期に別れ(を告げられ)、 タイミングばっちりの帰国になりました。 別れはいつになっても辛いですね。 最初はやっぱり自分のことも彼のことも責めていました。 「どうして・・」とか「もっと努力できなかったのか」とか、ね。 考えてみると・・・ どう…

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