私立中学受験の過熱ぶりを見ていると、公立教育での問題も影響しているように感じます。ここ数年の受験はコロナの影響で学校単位で迅速に動いた私立と、市区町村や都道府県単位で動きを統一させようとして動けなかった公立の差が出ているように感じます。
参考記事:コロナ禍、受動喫煙が3割増 国立がんセンター調査 2020年以降感染対策でテレワークが増加したようですが、その影響で受動喫煙の機会が増えた、との意見があるようです。 仕事場のみで吸う、という方が仕事を家庭に持ち込んで業務を行うこ
睡眠が浅くなり、人によっては脱抑制が起こり興奮して周囲とトラブルを起こすといったことがあるため、ベンゾジアゼピンは悪者になった感があります。しかし、適切に使うことで他の薬ではみられない効果が得られることも事実です。ベンゾジアゼピンの効果
各職場でテレワークをしたり出勤に戻したり試行錯誤をしていますが、業務が通常化に戻りつつある中で在宅でも残業、という状況が発生してきています。 通勤の負担が減る分、生活リズムは維持できるものの在宅でも問題が発生するケースがあります。22時以
ドラマをめっきり見なくなりましたが、ドラゴン桜2が最近は面白いです。子供を寝かした後は自分も眠くなるので、TVerで後で見ていますが気分転換にちょうど良いです。 ドラマの中に出てくる10箇条は、精神医療にも通じることなので家族の健康を保つ
精神科や医学に対する不要論を唱える内海聡先生の著書です。 「精神科はいらない」「向精神病薬はいらない」といった極論に主張は傾いているものの、エビデンスを意識しない精神科に対しての軽症ではないかと思います。すべての主張を受け入れるものではな
女優の深田恭子さんが適応障害にて療養との報道がありました。第一線で多忙なので不調になるときもあるでしょう。ゆっくり充電してもらいたいものです。そもそも病名周知が必要なのか 体調不良であれば病名を言わなければいけないのでしょうか。トップの方
昔、どこかのメンタルヘルス研修で「うつはうつる」という言葉をお聞きしました。ダジャレでなく、旦那さんが調子を崩し、その後しばらくして奥さんが調子を崩す。夫婦で外来に通院しているといった家族内で順繰りに症状が悪化することはよく見受けられます
後期研修をどう過ごすかを考える上で、参考になります。 研修が始まると、他病院の他の先生と話した際に「うちは研修医が多いから3か月に一回しか当直が回ってこない」「うちは夜間の前後半で担当が替わる」「当直の翌日は午後休み」など、研修病院ごとの
精神科通院中に、不安感や焦燥感がみられる、という情報提供書を産業保健側で送ると、大抵の先生は薬を減らす、もしくは気分安定薬を増やすという行動に出ます。ごく一部で抗不安薬を増やすということがあり、安易な情報提供は本人を幸せにしないのではと考
訪問診療をしていると、特に精神科では非常に多くの情報を得られます。診察室では身なり、周囲への態度、礼儀、話しぶり、緊張といったものをみています。訪問ではなにが違うでしょうか。まず外観から、ポスターやパソコンまで 外観は豪邸からゴミが溜まっ
「連休明けの外来の忙しさに主治医がパニックになっていて、肝心なことの相談ができませんでした」 連休明けは外来のマネジメントが非常に難しく、大抵混み合います。睡眠薬は長期処方できないために、4週以内に受診しなければなりませんが、処方制限がな
訪問診療を受けている患者さんが一定数いる中で、「自宅で接種できるのか」という質問をほとんどの患者さんから受けています。 現在のワクチン接種状況から、想定される接種場所や接種を急ぐかどうかについてを患者さんから得られた情報をもとに考えられて
個人的には休業期間のリワークをできるだけ勧めています。 復帰前の動きを支援者に見てもらうことで、職場でどのような問題が起きそうか、もしくは起きていたかが想像できます。 また、診断書の診断名は暫定的な場合も少なくなく、診断の推定にも利用でき
心気妄想だと思ってみていたら、心不全だったことや「お金がない」とずっと言っており貧困妄想かと見ていたら心配でお金を必要以上にため込んでしまっていた、お金をだまし取ってしまった、と言っており罪業妄想として見ていたら亡くなった親の年金支給が続
妊娠の報告を患者さんから受けると、事情は様々あるにせよ出産に向けて動くか迷いがあるのか、そのあたりの話を受けて薬を減薬終了できるか検討します。精神科通院している人は金銭的に裕福でない人が多いため、仕事の忙しさや相手との話し合いで迷いや妊娠
The Best and Worst Places to Be as Variants Outrace Vaccinations bloombergの記事で、新型コロナウイルスワクチンの世界的な状況との比較が記載されています。ワクチンの接種
メンタル不調で休業後、休みのパターンが見えてくると対処法が見えてきます。 よくあるのが休み明け、特に月曜日に休むパターンです。復帰後数か月で休む場合、月曜もしくは日曜始まりのカレンダーに勤怠を書き換えてもらうと対策が見えてきます。よくある
海外のニュースを参考にこの事件を検討してみます。「ソウル漢江で屋外飲み」行方不明の医大生、水上タクシー乗り場近くで水上に浮かぶ遺体発見=韓国漢江で遺体発見の医大生の父「これ以上失うものはない…対価を払わせる」=韓国 要約すると、医大生Aさ
海外ではワクチン接種が進んでおり、イスラエルは半数がすでに2回の接種を接種を終了し、感染者数が激減する状態です。 アメリカではCDCの統計によると、31.8%の方がワクチン接種を終了し、感染者数は昨年11月ころをピークに減っている状態です
私も新型コロナウイルスのワクチンを接種しました。今回は備忘録として記録をしていきます。接種後の参考にしていただければと思います。日々追記します。X日 36.8℃ 仕事を早退しワクチン接種(ファイザー社)。筋肉注射ということで垂直に接種され
見えている情報は批判の原因になりますが、その情報がなぜ出てきたのかを考えると、その先に政権が見ているものがわかるかもしれません。 ここにきて看護師やスポーツドクターのボランティア募集の情報が出てきました。出した人にとっては批判の根源にした
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私立中学受験の過熱ぶりを見ていると、公立教育での問題も影響しているように感じます。ここ数年の受験はコロナの影響で学校単位で迅速に動いた私立と、市区町村や都道府県単位で動きを統一させようとして動けなかった公立の差が出ているように感じます。
ネット上で「脳外科医竹田くん」というマンガが流行っているようです。 実在に近いもののようで、未熟な技術は人を不幸にするということを考えさせられます。 医師という立場からすると、謙虚な姿勢、常に学ぶ意欲など、人として何かが欠けていると人を殺
若い人への教育の方法をどうすればよいか悩む上司の方の相談が時々あります。 最近の管理教育は整備されている企業が大多数であり、パワーハラスメント対策はしっかり教えられており、圧力をかける伝え方はダメ、などべからず集はどこの会社でもできている
復職希望の際に異動希望を伝えてくるケースがありますが、実際に通るのでしょうか。職場復帰の原則:現部署での復帰 多くの企業では上記の通り、現部署での復帰を原則としています。復帰時の面談ではたいていこのように言われるので、現部署での復帰を想定
発達障害では、と健康管理室に相談が来る機会が増えています。保健所などの相談機関でも増えている印象です。ではあるものの、受け皿はなかなか増えていない状況です。既存の医療機関では現在の患者さんの受け入れで精一杯で、新規に開業するクリニックが発
五月病とは医師があまり関与しなくていいのではないか…という気もしますが、長期化することで引きこもりや士気低下につながるため、なるべく早めに周囲は対応したいものです。疾病分類 五月病はICDやDSMなどの疾病分類には載っていませんが、疾病構
職場復帰に向けて準備をする際、産業医面談が多い企業では面談のたびに何が足りないのかを確認していきます。嘱託で勤務する職場では面談を実施する機会が1回となるため、事前準備をきちんと行う必要があります。 「きちんと」とはどういうことでしょうか
これまで不定期にブログを更新していましたが、今後のブログは下記リンクで作成いたします。 occuphys産業医のブログ
夫婦関係は非常に難しく、何が正しいのかは夫婦で決めてもらわないといけませんが、コロナによりメンタルヘルスや別居・離婚の問題や相談が増えている気がします。 夫婦間の関係はべったり仲良くが必ずよいとは限らず、距離を取って過ごすのが幸せなことも
このニュースの背景が気になります。熱中症対策は大事なので、エアコン導入は賛成ですが。 チラシ配布したら処分された先生の話 市立全中学校の美術室に、ということですが、他の音楽室や体育館などにはあって美術室に設置してないから動いたのか、音楽室
精神科に携わると、問題の深さや自分の技量によってふたを開けるか閉めるかの戦略を立てていきます。 臨床心理士はふたを開けることをできる先生もいますが、普段の外来診療では時間もない、問題をすべて引き受けられるかを考えなければならず、ふたを閉め
統合失調症の治療には、陽性症状にも陰性症状にも薬物療法が不可欠です。 薬物療法について整理してみます。なぜ薬が必要か 薬物療法を行う理由は主に3つあります。陽性症状を抑える 興奮状態を抑える、幻覚や妄想と距離が取れる陰性症状を改善する 意
「うつに優しく」という言葉があるものの、現場全体への配慮がないと周囲は押し付けられたと感じるかもしれません。 仕事での配慮は合理的であり、検討可能かどうか、契約内容を含めて不安回避への配慮は検討されます。すべて配慮は難しいと思います。不安
脳波検査で精神科専門医が扱いに困るケースを客観的に解決していくクリニックがSNSで話題になっています。この話題は複数の問題を含んでいるような気がます。 自由診療なので受ける受けないは自分の意思で決めることになると思いますが、個人的に気にな
統合失調症の家族教室の準備を進めているので、統合失調症についての話をしていきます。 一般的に言われていることを具体的にイメージしながら、疾病について理解していきましょう。 今回は疫学・統計についてです。数字でみる統合失調症100人に1人
医療者は暴力を振るわれることが多いです。言葉の暴力は数知れず、アルコールで衝動性が上がると手をあげられることに遭遇します。 暴力をすべて「病気だから」と判断してしまうのは、疾病を患っている本人にもよくありません。本人の暴力行為が正当化され
病気をおして無理して働くという事例は少なくなったと思います。少なくなったにも関わらず休みという撤退ができない背景について考えてみます。在宅勤務が増えた企業では通勤負担が減った分勤務できる人は増えているものの、実際のパフォーマンスが落ちてい
精神科をやっていると、統合失調症で通院している方から「仕事ができるか」という話が必ず出てきます。統合失調症の発症が10-20代が多いため、症状が落ち着いたら仕事をしてみたい、という気持ちにはできるだけ汲みたいところです。 仕事ができるとい
働き盛りの女性がかかる疾患で、乳がん検診は治る疾患のため健康診断受診が推奨されます。自治体の広報にも掲載されているので、自治体開催のものを利用するのもよいです。疫学 40歳以上は2年に1回のマンモグラフィの受診が勧められています。自治体の
精神科研修での必読書は統合失調症や気分障害が中心でしたが、アルコールや薬物の影響は切り離せないことが多く、物質使用の本を読み漁っているうちに松本先生の著書に出会いました。 松本先生の人生史を振り返る著書と言えるでしょうか、松本先生の生活史
職場復帰に向けて準備をする際、産業医面談が多い企業では面談のたびに何が足りないのかを確認していきます。嘱託で勤務する職場では面談を実施する機会が1回となるため、事前準備をきちんと行う必要があります。 「きちんと」とはどういうことでしょうか
これまで不定期にブログを更新していましたが、今後のブログは下記リンクで作成いたします。 occuphys産業医のブログ