私立中学受験の過熱ぶりを見ていると、公立教育での問題も影響しているように感じます。ここ数年の受験はコロナの影響で学校単位で迅速に動いた私立と、市区町村や都道府県単位で動きを統一させようとして動けなかった公立の差が出ているように感じます。
職場復帰に向けて準備をする際、産業医面談が多い企業では面談のたびに何が足りないのかを確認していきます。嘱託で勤務する職場では面談を実施する機会が1回となるため、事前準備をきちんと行う必要があります。 「きちんと」とはどういうことでしょうか
これまで不定期にブログを更新していましたが、今後のブログは下記リンクで作成いたします。 occuphys産業医のブログ
夫婦関係は非常に難しく、何が正しいのかは夫婦で決めてもらわないといけませんが、コロナによりメンタルヘルスや別居・離婚の問題や相談が増えている気がします。 夫婦間の関係はべったり仲良くが必ずよいとは限らず、距離を取って過ごすのが幸せなことも
このニュースの背景が気になります。熱中症対策は大事なので、エアコン導入は賛成ですが。 チラシ配布したら処分された先生の話 市立全中学校の美術室に、ということですが、他の音楽室や体育館などにはあって美術室に設置してないから動いたのか、音楽室
精神科に携わると、問題の深さや自分の技量によってふたを開けるか閉めるかの戦略を立てていきます。 臨床心理士はふたを開けることをできる先生もいますが、普段の外来診療では時間もない、問題をすべて引き受けられるかを考えなければならず、ふたを閉め
統合失調症の治療には、陽性症状にも陰性症状にも薬物療法が不可欠です。 薬物療法について整理してみます。なぜ薬が必要か 薬物療法を行う理由は主に3つあります。陽性症状を抑える 興奮状態を抑える、幻覚や妄想と距離が取れる陰性症状を改善する 意
「うつに優しく」という言葉があるものの、現場全体への配慮がないと周囲は押し付けられたと感じるかもしれません。 仕事での配慮は合理的であり、検討可能かどうか、契約内容を含めて不安回避への配慮は検討されます。すべて配慮は難しいと思います。不安
脳波検査で精神科専門医が扱いに困るケースを客観的に解決していくクリニックがSNSで話題になっています。この話題は複数の問題を含んでいるような気がます。 自由診療なので受ける受けないは自分の意思で決めることになると思いますが、個人的に気にな
統合失調症の家族教室の準備を進めているので、統合失調症についての話をしていきます。 一般的に言われていることを具体的にイメージしながら、疾病について理解していきましょう。 今回は疫学・統計についてです。数字でみる統合失調症100人に1人
医療者は暴力を振るわれることが多いです。言葉の暴力は数知れず、アルコールで衝動性が上がると手をあげられることに遭遇します。 暴力をすべて「病気だから」と判断してしまうのは、疾病を患っている本人にもよくありません。本人の暴力行為が正当化され
病気をおして無理して働くという事例は少なくなったと思います。少なくなったにも関わらず休みという撤退ができない背景について考えてみます。在宅勤務が増えた企業では通勤負担が減った分勤務できる人は増えているものの、実際のパフォーマンスが落ちてい
精神科をやっていると、統合失調症で通院している方から「仕事ができるか」という話が必ず出てきます。統合失調症の発症が10-20代が多いため、症状が落ち着いたら仕事をしてみたい、という気持ちにはできるだけ汲みたいところです。 仕事ができるとい
働き盛りの女性がかかる疾患で、乳がん検診は治る疾患のため健康診断受診が推奨されます。自治体の広報にも掲載されているので、自治体開催のものを利用するのもよいです。疫学 40歳以上は2年に1回のマンモグラフィの受診が勧められています。自治体の
精神科研修での必読書は統合失調症や気分障害が中心でしたが、アルコールや薬物の影響は切り離せないことが多く、物質使用の本を読み漁っているうちに松本先生の著書に出会いました。 松本先生の人生史を振り返る著書と言えるでしょうか、松本先生の生活史
起業準備していると、何が経費になるかということに目がいってしまいます。 今の私がまさにそれです。 会社の福利厚生は住宅補助が徐々に削られてしまい、2010年代以降はもらっておりません。大手だと残っているものの、恩恵は昔と比べて少なくなって
「どんな病院や医師を受診すればいいか」 うつ病や統合失調症など疾病別の家族会を実施した際に、上記の質問が良く聞かれます。 よく言われるのは指定医や専門医を持っている医師が一番よい、とのことですが、一定技能や知識を持っているということではよい
私自身、パーソナリティ障害という言葉が蔑称として使われている気がするので、できるだけ他の診断名がつくようであれば他の診断名で説明や紹介状に記載するようにしています。 似た病名として「私は双極性障害じゃないのか」「娘は境界性パーソナリティ障
ワクチン接種で接種委託料をだまし取り問題になった事件で、ワクチンでなく生理食塩水を接種していたという内容が報道されています。 ワクチンが怖いものだという説明をした上で生理食塩水を接種したということで、接種された方にとって「医師に騙された」
感染者の待機期間が10日間から7日間に短縮されます。仕事をしている人で重症化していない場合は早く復帰することは歓迎されることでもありますが、会社はどう動けばいいでしょうか。科学的根拠は? 症状が軽症に至らない方や無症状の方も多いため、待機
詐病:意識的あるいは無意識的に病気であるかのようにみせかけること。 病気であるように見せかけるのはけしからん、という方も多く、職場ではあいつは病気ではないんじゃないかという空気が職場に流れるところもよく見聞きします。 詐病は見抜けるものでし
幼稚園バスの園児置き去りでなくなった事件。痛ましい事件であり、ご遺族の方にはご冥福をお祈り申し上げます。 ワイドショーを見る時間がないのでネットニュースだけで確認しましたが、第三者が欲しい情報ややらなければならないことは再発予防だと思いま
日本経済が回っていないからうつ病社会になるのか、うつ病社会だから日本経済が良くないのか、これらを同時に立て直す解決策を考えてみました。 一言でいえば中間搾取を減らすことでしょうか。 2022年夏は、農作物が盗まれ路上販売される事件をニュー
現在病院で勤務されていて、専属産業医としての勤務を考えている方向けに、自分の棚卸しも兼ねて記事を書いてみます。産業医採用も複数で携わっていたので、採用する側の気持ちも考えながら記事を作成しています。 転職活動に動かれる方の参考になればと思
今すぐやめたい5つのコロナ対策新型コロナ:行動制限の緩和が進む中、私たち一人ひとりの感染対策の考え方はどうあるべきか? 東京都の感染者数が減り始めており、今回のピークを越えてきた印象があります。感染が落ち着いている間に研修などいろいろなこと
会社よって今の在宅、出勤の対応は分かれてきています。 「出勤の方が業務効率が良いのではないか」 このような発言も経営層の人から聞かれることもあり、テレワークを進める中で出勤に近い環境を作ろうと常時カメラをつけるのはどうか、と言い出す方もい
感染が爆発しており、感染後職場復帰のタイミングに入っている人も多くなっています。 会社によっては出勤前に抗原検査やPCR検査を行ってから出勤するようにと言われているようです。陽性になり自宅待機期間終了しているのにいつまでたっても出勤できな
ウェブニュースでギフテッドが話題になっていたので、これについて少し考えてみます。ギフテッドとは wikipediaの定義の一部を抜粋しています。 一般的な人々と比較して先天的に顕著に高い知性や精神性、共感的理解、洞察力、独創性、優れた記憶
「発達障害と診断された。首になっちゃうのではないか。」 「障がい者手帳を取得すると業務内容に制限がかかるのでは」 「上司や関係者にはどう伝えればよいのだろうか」 発達障害をめぐる問題はさまざまです。芸能人が病名を公表すると、それに対して反
感染が7月に入り急増し、国からの制限もない影響かイベントでの発生も増えています。2-3年ぶりに開催されるイベントに皆気合を入れて参加したり、一生に一度の思い出になる日を職場の人と過ごしたり…その中で感染するのは仕方ないことですし、会社とし
NHKで精神科医師の取材を一方的に流したことで、様々な反響を呼んでいます。 安倍元総理の暗殺と言うことで、様々なメディアが犯人の背景を取り上げようとしていますが、国営放送を名乗っているのであれば本人の話を聞かずに推論で話をしたものを流すの
2022年7月に入り、感染者が急増しています。ワクチン3回目を打った医療関係者の同僚も「動くのがつらい」「かかってはいけない病気だ」とSNSで苦しさを伝えてきており、改めて「ただの風邪ではない」ことを感じさせられます。後遺症の問題もあるの
派遣業というのは本当に必要な仕事なのか?虚業ではないかと最近は考えることが増えました。医師の派遣は禁止されていますが、医師の紹介業者というのは増えており、そこの質を考えてみます。 私自身の転職にも紹介業者を利用していましたが、自分が転職者
新人が研修を終わると各現場に配属されますが、配属が決まった時点で辞めてしまうこともしばしばみられます。 身体不調となって健康相談に来る人の中には、配属への不満が根底にあるケースも少なくありません。配属で不調に陥った、「職場ガチャ」が外れた
職場復帰の面談では、療養中の経過を本人からお聞きしています。 その際に「薬を飲まずによくなりました」と話される方がいます。 治療を適切に受けていたのか、何が変わったのかなどを聞いていきますが、薬を服用しない場合はどのようなことが考えられる
メンタルヘルス支援で職場からの相談で取り上げられるのが、「何を言ってよいのか」「何を言ってはいけないのか」ということです。 労務提供ができていない、と職場側が困っていても「そもそも仕事自体を振られていない。腫物扱いにされている」という話を
患者さんの携帯電話のロックが開かないとのことで操作すると、私より年上でも多くのSNSを入れており、私より気持ちは全然若いんだろうなと感じさせられてしまうことがあります。 昔はmixi、facebookを経て今はtwitter、友人との連絡
有名人の自死が次々に報道され、いい加減にしてもらいたいものです。 いのち支える自殺対策推進センターも再三の呼びかけをしていますが、11日朝の報道がひどい公正だったため、だめな部分を赤で強調して書き出しています。ここまでしないとわからないの
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私立中学受験の過熱ぶりを見ていると、公立教育での問題も影響しているように感じます。ここ数年の受験はコロナの影響で学校単位で迅速に動いた私立と、市区町村や都道府県単位で動きを統一させようとして動けなかった公立の差が出ているように感じます。
ネット上で「脳外科医竹田くん」というマンガが流行っているようです。 実在に近いもののようで、未熟な技術は人を不幸にするということを考えさせられます。 医師という立場からすると、謙虚な姿勢、常に学ぶ意欲など、人として何かが欠けていると人を殺
若い人への教育の方法をどうすればよいか悩む上司の方の相談が時々あります。 最近の管理教育は整備されている企業が大多数であり、パワーハラスメント対策はしっかり教えられており、圧力をかける伝え方はダメ、などべからず集はどこの会社でもできている
復職希望の際に異動希望を伝えてくるケースがありますが、実際に通るのでしょうか。職場復帰の原則:現部署での復帰 多くの企業では上記の通り、現部署での復帰を原則としています。復帰時の面談ではたいていこのように言われるので、現部署での復帰を想定
発達障害では、と健康管理室に相談が来る機会が増えています。保健所などの相談機関でも増えている印象です。ではあるものの、受け皿はなかなか増えていない状況です。既存の医療機関では現在の患者さんの受け入れで精一杯で、新規に開業するクリニックが発
五月病とは医師があまり関与しなくていいのではないか…という気もしますが、長期化することで引きこもりや士気低下につながるため、なるべく早めに周囲は対応したいものです。疾病分類 五月病はICDやDSMなどの疾病分類には載っていませんが、疾病構
職場復帰に向けて準備をする際、産業医面談が多い企業では面談のたびに何が足りないのかを確認していきます。嘱託で勤務する職場では面談を実施する機会が1回となるため、事前準備をきちんと行う必要があります。 「きちんと」とはどういうことでしょうか
これまで不定期にブログを更新していましたが、今後のブログは下記リンクで作成いたします。 occuphys産業医のブログ
夫婦関係は非常に難しく、何が正しいのかは夫婦で決めてもらわないといけませんが、コロナによりメンタルヘルスや別居・離婚の問題や相談が増えている気がします。 夫婦間の関係はべったり仲良くが必ずよいとは限らず、距離を取って過ごすのが幸せなことも
このニュースの背景が気になります。熱中症対策は大事なので、エアコン導入は賛成ですが。 チラシ配布したら処分された先生の話 市立全中学校の美術室に、ということですが、他の音楽室や体育館などにはあって美術室に設置してないから動いたのか、音楽室
精神科に携わると、問題の深さや自分の技量によってふたを開けるか閉めるかの戦略を立てていきます。 臨床心理士はふたを開けることをできる先生もいますが、普段の外来診療では時間もない、問題をすべて引き受けられるかを考えなければならず、ふたを閉め
統合失調症の治療には、陽性症状にも陰性症状にも薬物療法が不可欠です。 薬物療法について整理してみます。なぜ薬が必要か 薬物療法を行う理由は主に3つあります。陽性症状を抑える 興奮状態を抑える、幻覚や妄想と距離が取れる陰性症状を改善する 意
「うつに優しく」という言葉があるものの、現場全体への配慮がないと周囲は押し付けられたと感じるかもしれません。 仕事での配慮は合理的であり、検討可能かどうか、契約内容を含めて不安回避への配慮は検討されます。すべて配慮は難しいと思います。不安
脳波検査で精神科専門医が扱いに困るケースを客観的に解決していくクリニックがSNSで話題になっています。この話題は複数の問題を含んでいるような気がます。 自由診療なので受ける受けないは自分の意思で決めることになると思いますが、個人的に気にな
統合失調症の家族教室の準備を進めているので、統合失調症についての話をしていきます。 一般的に言われていることを具体的にイメージしながら、疾病について理解していきましょう。 今回は疫学・統計についてです。数字でみる統合失調症100人に1人
医療者は暴力を振るわれることが多いです。言葉の暴力は数知れず、アルコールで衝動性が上がると手をあげられることに遭遇します。 暴力をすべて「病気だから」と判断してしまうのは、疾病を患っている本人にもよくありません。本人の暴力行為が正当化され
病気をおして無理して働くという事例は少なくなったと思います。少なくなったにも関わらず休みという撤退ができない背景について考えてみます。在宅勤務が増えた企業では通勤負担が減った分勤務できる人は増えているものの、実際のパフォーマンスが落ちてい
精神科をやっていると、統合失調症で通院している方から「仕事ができるか」という話が必ず出てきます。統合失調症の発症が10-20代が多いため、症状が落ち着いたら仕事をしてみたい、という気持ちにはできるだけ汲みたいところです。 仕事ができるとい
働き盛りの女性がかかる疾患で、乳がん検診は治る疾患のため健康診断受診が推奨されます。自治体の広報にも掲載されているので、自治体開催のものを利用するのもよいです。疫学 40歳以上は2年に1回のマンモグラフィの受診が勧められています。自治体の
精神科研修での必読書は統合失調症や気分障害が中心でしたが、アルコールや薬物の影響は切り離せないことが多く、物質使用の本を読み漁っているうちに松本先生の著書に出会いました。 松本先生の人生史を振り返る著書と言えるでしょうか、松本先生の生活史
職場復帰に向けて準備をする際、産業医面談が多い企業では面談のたびに何が足りないのかを確認していきます。嘱託で勤務する職場では面談を実施する機会が1回となるため、事前準備をきちんと行う必要があります。 「きちんと」とはどういうことでしょうか
これまで不定期にブログを更新していましたが、今後のブログは下記リンクで作成いたします。 occuphys産業医のブログ