本を読んでいる間だけは、無心で自分と向き合える時間。 「読みたいを届けたい」をモットーに幅広く本を紹介します♪
【書評・感想】「マインクラフト はじまりの島」――マイクラで学ぶ36の教訓
「マインクラフト はじまりの島」竹書房 マックス・ブルックス/著 北川由子/訳 目次 はじめに 著者 概要 印象的なフレーズ おわりに はじめに マイクラ公式小説の1冊目。 7人の著名な作家が1作ずつマインクラフトの世界を書き下ろすという企画が進行中で、現在日本語版は3冊出版されているようです。(2020/06/28現在 原作は4冊目まで出版されているようです) 本書「マインクラフト はじまりの島」の担当は「WORLD WAR Z」などの人気ゾンビ映画を世に送り出したマックス・ブルックス。 このことは知らずに読んだのですが、言われてみればこの2作には「立てこもっているだけでは生き残れない」とい…
【書評・感想】「とにかく散歩いたしましょう」――犬は茄子を投げたくても、投げられない
「とにかく散歩いたしましょう」毎日新聞社 小川洋子/著 目次 はじめに 著者 概要 印象的なフレーズ おわりに はじめに 本書は小川洋子さんが毎日新聞で連載していたエッセイを一冊にまとめたものです。 何気ない日常を色彩豊かに語り、日常をリアルな質感で伝えてくれる作家さんのエッセイが大好きです。 多くの読者に影響を与える文章を紡ぐ作家が、どんなものから影響を受けているのかを知ることができるので、非常に面白かったです。 読んだことがある小説の裏話も聴けて大満足の一冊でした。 著者 小川洋子 1962年岡山県生まれ。「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞を受賞。 翻訳された作品も多く、海外での評…
「コンビニ人間」文春文庫 村田沙耶香/著 第155回(2016年)芥川賞を受賞した「コンビニ人間」 この作品のラストはハッピーエンドなのか、それともバッドエンドなのかTwitterを見ていても意見が分かれているような印象を受けます。 筆者へのインタビュー記事を読んでみると、筆者のもとに届く感想も結末から受けた印象は二分されており、女性はハッピーエンド、男性はバッドエンドと感じた人が多いのではないかと発言しています。 もちろん、どちらかが正解というわけではないのですが、私自身もやもやしているところがあるので、「コンビニ人間」の結末について少し整理して考えてみたいと思います。 納得のいかない点であ…
【書評・感想】「ラスト・イニング」――ねえ、兄ちゃん、マウンドで投げ続けることって、楽しい?
「ラスト・イニング」角川文庫 あさのあつこ/著 目次 はじめに 著者 概要 印象的なフレーズ おわりに はじめに 最&高。 本作は「バッテリー」の続編。番外編といった方が正しいかもしれません。 「バッテリー」本編では天才ピッチャー原田巧に焦点が当てられていましたが、本作ではもう一人の天才門脇秀吾にスポットが当てられています。 口達者な水垣の視点で語られるということもあって古語が結構出てきたりと、本編より数段語彙力のギアが上がっています。(私は数回辞書を引きました笑) 著者 あさのあつこ 小説家、児童文学作家。 代表作に「バッテリー」「THE MANZAI」など。 小説「バッテリー」はのべ100…
【書評・感想】「バッテリー」――おれは、嘘じゃなく野球が好きだったんだ
「バッテリー」角川文庫 あさのあつこ/著 目次 はじめに 著者 概要 印象的なフレーズ おわりに はじめに 全6巻のシリーズものなのでとっつきづらさがあったのですが、KindleUnlimitedで全巻公開されていたので、この機会に一気読みしました。 筆者が「少年の成長物語などと言わせるものか。友情物語などに貶めたりしない。」と語っている通り、野球を通して人間模様やそれぞれの葛藤が描かれています。 バッテリーⅠ~Ⅲは天才ピッチャー原田巧の野球を妨害する外的要因(人間関係、規則)、Ⅳ~Ⅵでは巧みに狂わされた選手達の葛藤にスポットが当てられているように感じました。 著者 あさのあつこ 小説家、児童…
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