【書評・感想】「薬指の標本」――偶然と運命を結ぶ”虚無”という視点
清涼飲料水工場に勤めていたわたしはある日、機械に指を挟み、薬指の先が欠けてしまう。わたしはこの事故をきっかけに工場を辞め標本室と出会う。標本室と言っても、研究のような複雑なことを行っているわけではない。この標本室の役割は標本を作り、保存すること、ただそれだけ。わたしは戸惑いながらも標本室で働くことになり、標本技術師の弟子丸氏に次第に心を惹かれていく。
2020/10/05 19:00
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