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2020/05/04

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  • 9/1~9/12の退院まで滞在した個室

    私がいたT病院のSCUでは、看護師さん常駐の病室から出られるようになると、6人部屋か個室に移ることになっていました。 今回は、その時選んだ個室について書きたいと思います。 個室といっても、いろいろグレードがありました。一番高い部屋にはシャワー室までついていましたが、結構な額でしたので、とても入ろうとは思いませんでした。 どの部屋を希望するかと訊かれましたが、実際に病室を見学できる訳ではないので、値段とのにらめっこです。 私は、なるべく安い個室を選びましたが、それでも1日2万円弱かかりました。 ここには12日間滞在したので、差額ベッド代は約24万円ということになります。 高額療養費には該当しないので、当然、自費で支払いました。 その病室の間取りを紹介したいと思います。 正確な間取りではありませんが、大体の位置関係はわかると思います。 入り口からウナギの寝床のよう..

  • 赤い発疹が出現

    これは、血管造影剤検査をやった後のことです。 妙に足が痒いと思っていたのですが、検査後はギブスのようなものを着けている為、自力で起き上がるのが困難で、確認しようもありませんでした。 何とかかけないかと手を伸ばしたりもしたのですが、これがなかなか難しく、布団に足を擦り付けて何とかやり過ごしていました。 ギブスを外した後は、自分の足指でかいてみたりしながら、何でこんなに足が痒いのだろうと思っていました。 家族が面会に来た時に「何か、足が痒いんだよ」と言うと、母が確認の為に着圧靴下を下ろしてビックリ! 膝から下が赤い発疹で埋め尽くされて真っ赤になっていました。 すぐに看護師さんを呼んで足を見せました。すると、看護師さんもすぐに先生を呼んで、先生もビックリ! 先生は、すぐに皮膚科の先生を呼びました。 造影剤検査をやった後だったので、母はすぐに副作用を疑いましたが、皮膚科の先生は着圧..

  • 血管造影剤検査

    入院中、CTとMRIが交互にあったのですが、造影剤検査があったのはMRIの時だったと記憶しています。 入院当時は、検査項目にCT若しくはMRIとしか書かれていなかったので、よくわからなかったのですが、後日、私が受けていたのは血管造影剤検査だったことがわかりました。 どうしてわかったかというと、退院してから1年後にCT室で造影剤検査を受けたのですが、入院当時の記憶が曖昧で質問にハッキリ答えられなかった為、検査前に当時の記録を確認してくれたことで、血管造影剤検査だったことが判明したのです。 手術後、造影剤検査は何度か行っている筈なのですが、その時の記憶はとても曖昧です。 何度やったのか、何時やったのかもはっきり覚えていません。しかし、ベッド移動だったので、おそらくSCUに移る直前にやった検査だと思うのですが、カテーテルを使った造影剤検査のことを書きたいと思います。 検査がある日の..

  • SCUに移動してから変わったこと

    ICUにいる間は、検査以外でベッドから降りることはありませんでしたが、SCUに移ってからは検査以外でもベッドから降りる用事が出来ました。 それは、トイレです。 今までは、尿道カテーテルが入れられていたので、尿は勝手に排出されていましたが、これからはそうは行きません。尿意を催したら、トイレに行かなければならないのです。しかも、この病室にはトイレがないので、外のトイレに行かなければなりません。 手術以来、まだベッドから降りたことがない私は、かなりの不安を抱えていました。 果たして、行けるのか…。 その時は、面会時間の間にやって来ました。 この日は母と弟が面会に来ていたのですが、その面会の途中でトイレに行きたくなりました。 看護師さんを呼んで、その旨を伝えると、看護師さんは車椅子を持ってきてくれました。 いざ、車椅子に移動です。 しかし、ベッドに捕まって立ち上がった私の足は..

  • 天敵、現る!

    SCUに来て、初めての就寝時間になりました。 頭痛は相変わらず、薬が切れる頃には酷くなります。SCUに移ってからというもの、頭に響く音に悩まされた1日でしたが、皆が寝静まると共に静かになり、漸くリラックスできるようになりました。うとうとし始めた時、隣のおばあちゃんが声を上げ始めました。 理由は、昼間のうちにわかっていました。 隣のおばあちゃんは痰の吸引を受けていて、苦しくなってくると声を上げ始めるのです。 最初のうちは、苦しいんだからしょうがないと思っていたのですが、おばあちゃんの声はどんどん大きくなっていきます。お年寄りにこんな大声が出せるのかと思うくらいです。そして、それは看護師さんが来るまで続きます。「ナースコールを押せばいいのに…」と思いましたが、もしかしたら認知症で押せないのかもしれません。とにかく、看護師さんが来るまで大声で叫び続けるのです。 私は、その叫び声に、昼夜..

  • SCUへの移動 8/27

    8/27(火)の午前11時頃、ICUからSCUへと移動することになりました。 時間になると先生がやってきて、脳槽ドレーンの確認を始めました。 私は全く見ることができませんでしたが、先生曰く「綺麗になった」そうです。後に母に尋ねたところ、最初はピンク色だった液体が徐々に茶色に変色していったと言っていました。 先生は、「大丈夫そうだから、外します」と言って、ドレーンを外しにかかりました。私はちょっと身構えましたが、特に痛みはありませんでした。 ドレーンを外した後は、当然、穴が開きます。先生は、その穴を残しておいた頭皮で蓋をすると、ガーゼで覆ってテープで止めました。 私が塞いだ穴の部分を確認出来たのは個室に入ってからですが、そのお話は後程したいと思います。 ドレーンが外されると、今度は看護師さんが尿道カテーテルを外しました。 まだ、ベッドから降りたこともないのに大丈夫かと不安になり..

  • SCUって、どんな病室?

    SCUとは、Stroke Care Unitの略で、日本語では脳卒中集中治療室といいます。 言葉通り、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を患った患者さんが治療を受ける病室です。 今日は、私が入院していたT病院のSCUについて書きたいと思います。 T病院では、中央にナースステーション・看護師さん常駐の病室・六人部屋等があり、それらを囲むように廊下が配置されていました。廊下の外側には、個室・風呂場・トイレ・談話室・食堂等が配置されており、SCUの中はぐるっと1週回れるようになっていました。 その他にも、関係者以外立ち入り禁止の部屋やカンファレンス室等の患者が入れない部屋がありましたが、その辺りは割愛させて頂きます。 ICUから移って来た患者は、まず、看護師さんが常駐する病室に運ばれ、1週間程様子を診てOKが出ると、6人部屋か個室に移れるということでした。 看護師さんが常..

  • 襲ってくる頭痛・顔面痛・目の奥の痛み

    くも膜下出血の患者の多くが訴えるという激しい頭痛。この頭痛には、私も長く苛まれました。 今回は、術後の『痛み』について書きたいと思います。 最初の頭痛を感じたのは、手術の翌日、8/21の朝、回診が終わって暫くした辺りでした。 最初は少しズキンズキンと痛み出したな…と思っていたのですが、5分もしないうちに痛みは倍増。それどころか顔面も痛み出し、顔を抑えた手を離せなくなりました。 すぐにナースコールで看護師さんを呼びましたが、看護師さんは「10段階で言うとどれくらいですか?」と聞いてくるのです。 その10段階という意味が、私には全く理解出来ませんでした。「10段階って何?10段階の10ってどれくらい?10がMAXというと、気を失うくらい?それとも死ぬくらい?」などと頭の中でグルグル巡り、意識があって、まだ耐えていられる状態なら3くらいだろうと「3」と答えました。 「あと、顔が…..

  • 術後、いろいろな医療器具に繋がっていた私

    手術後、点滴の針が4か所も刺さっていたことや脳槽ドレーンのことを話してきましたが、他にもいろいろな医療器具が取り付けられていました。 今日は、その医療器具についてお話したいと思います。 ◆気管内チューブ 術後、目覚めた時には既に入っていました。私が使用していたのは、鼻から気管に入れるタイプのものです。 呼吸を助ける為のものらしいですが、実のところ、これ…結構苦しいです。 3日程で鼻腔カニューレに替わりました。 ◆鼻腔カニューレ 気管内チューブを取った後に使いましたが、これは鼻に入っているのは1cm程なので、とても楽でした。 ICUを出る時に外しました。 ◆酸素マスク こちらは、造影剤を使った検査の時に、呼吸が苦しくなって使用しました。 あとは手術の時かな。すぐに意識がなくなっちゃったので、同じ物かどうかはわかりませんけど…。 ◆心電図 ..

  • 術後経過 ICUにて 2 8/21~8/26

    今回は、前回の「術後経過ICUにて1」で書き切れなかったことを書いておきたいと思います。 ICUにいる間、同じICU内にいる患者さんとの接触は全くありませんでした。 移動の際はカーテンが引かれ、他の患者さんは見えないようになっていました。 手術後、私は最初に入っていた個室の隣の個室に移動したのですが、初日に入っていた個室には別の人が入っていました。男の人でした。見えないのに何でわかったかというと、「痛いよ、痛いよ」という大きな叫び声が、隣の私の部屋まで聞こえてきたからです。 その叫び声は、毎日、毎日、聞こえてきました。私より、大変なことになっている人がいると思っていましたが、ふと気づいたらその声は聞こえなくなっていました。 その男性がどうなったのかは知りません。ただ、後で母に確認すると「あんたが入った翌日に入ってきて、あんたより先にいなくなったよ」と言いました。 男性がどう..

  • 術後経過 ICUにて 1 8/21~8/26

    前回、ICUについてお話しましたが、今回はそのICUにいた8/20~8/26までの術後経過を書きたいと思います。 初めて目覚めた時のことは、細かくは覚えていないのですが、とにかく体が動かないと思ったのをよく覚えています。あと、顔面に違和感を感じたこと。その時は、痛みというより違和感でした。 体を動かせないながらも、回りを見回して状況を確認していると、看護師さんがすぐにやってきて、後遺症の確認を始めました。 両腕を上げて両掌を握ったり開いたり出来るかの確認・目を閉じたままで片手が下がらないかの確認・看護師さんの手をぎゅっと握れるかの確認・足があげられるかの確認等です。 幸いにも、手足の後遺症はありませんでした。 あとは体温や血圧を測りましたが、こちらも問題はなかったようで、「もうすぐ朝食です」と言って部屋を出て行きました。 暫くすると、本当に朝食が運ばれてきました。 看..

  • 襲ってくる頭痛・顔面痛・目の奥の痛み

    くも膜下出血の患者の多くが訴えるという激しい頭痛。この頭痛には、私も長く苛まれました。 今回は、術後の『痛み』について書きたいと思います。 最初の頭痛を感じたのは、手術の翌日、8/21の朝、回診が終わって暫くした辺りでした。 最初は少しズキンズキンと痛み出したな…と思っていたのですが、5分もしないうちに痛みは倍増。それどころか顔面も痛み出し、顔を抑えた手を離せなくなりました。 すぐにナースコールで看護師さんを呼びましたが、看護師さんは「10段階で言うとどれくらいですか?」と聞いてくるのです。 その10段階という意味が、私には全く理解出来ませんでした。「10段階って何?10段階の10ってどれくらい?10がMAXというと、気を失うくらい?それとも死ぬくらい?」などと頭の中でグルグル巡り、意識があって、まだ耐えていられる状態なら3くらいだろうと「3」と答えました。 「あと、顔が…..

  • 最初に入った病室はICU

    入院中、最初はICUという病棟にいて、後にSCUという病棟へ移りました。 ICUとはIntensive Care Unitの略で、日本語では集中治療室と言います。 調べればわかると思いますが、簡単に言えば、重篤な患者に対して24時間体制で高度な医療や看護を行うことを目的とした施設です。 今回は、私が入院していた病院のICUについて話したいと思います。 私がICUにいる間、母は毎日通っていたのですが、病室に辿り着くまでが大変だと言っていました。 まず、病棟の入り口でインターホンを押して、中に入れて貰います。次に、病室に入る前に看護師さんを呼び出し、手を洗って消毒してから漸く病室に入れて貰えます。 その時のドアの開閉は全て足でやると言っていました。踏むところがあって、そこを踏むとドアが開くようになっているそうです。 中は広い空間になっていて、中央に集められたデスクにはPC..

  • 高額療養費制度を利用しよう!

    前回、くも膜下出血出血の場合、どんな手術をするかを記載しましたが、今回は手術で気になるであろうもう一つの項目、お金についてお話したいと思います。 まず、手術の費用といいますが、実際の所、手術費用だけがかかる訳ではありません。 手術の前には必ず検査が入りますし、術後も複数回の検査が入ります。術後に投薬ということもありますので、その他諸々が入院費としてかかってきます。 それらを実費で払うと、数百万かかります。 私の場合、8月20日~9月12日の24日間入院しましたが、実費計算をしたら、400万弱という計算になりました。健康保険の3割負担を適用しても100万位かかる計算です。 この金額を出費するのって、結構な痛手ですよね。 そこで利用したいのが、高額療養費制度です。 父が脳梗塞で入院した時は、この制度を知らなかったので、入院費に70万以上払いました。病院では一切教えてくれな..

  • 術前と手術

    まず最初に、くも膜下出血には2つの対処法があるということをお伝えしておきます。 一つはカテーテルを体内に入れ、動脈瘤にコイルを詰め込む「コイル塞栓術」、もう一つは開頭手術で直接動脈瘤にクリップをかける「クリッピング術」というものです。 私は「クリッピング術」を受けましたが、両方の詳細が記されたサイトがあるので、詳しく知りたい方は下記を参照してみて下さい。 Medical Note 検査後、翌日(8月20日)の19時から手術することが決まり、私はそのまま入院することになりました。 ベッドに寝かされたまま運ばれたので、どの病棟に運ばれたのかもわからなかったのですが、運ばれた病室はとても静かで、他の患者さんは見当たりませんでした。 後で母に訊いたところ、初日からICUにいたと言っていたので、検査後はそのままICUに運ばれたのではないかと思います。 朝、目が覚めると、..

  • CT検査・MRI検査

    病院の中に入ると、エアコンが効きすぎる程に効きすぎていて、とても寒く感じました。すると、すぐにトイレに行きたくなり、検査前にトイレに寄って貰いました。 歩けないので、当然車いすでの移動です。車いす用のトイレで用を足してからCT検査室に入りました。 検査台に乗るように促されましたが、この時、また吐き気が…。 「気持ち悪…ちょっと待っ…」と言った途端に、今日3度目のリバース。 救急隊員に貰ったビニール袋を持っていて良かった。その場で何度か吐いて、落ち着いてから検査台に乗りました。 検査台に寝ると、頭の微調整をされて「そのまま動かないで下さい」と言われました。 検査台が動くので、特に何もすることもありませんし、痛み等も全くありません。ほんの数分で、すぐに終わります。 検査終了後に私が起き上がろうとすると、ベッドへの移動はこちらでやるから起き上がらないでと言われました。 検..

  • 救急車で救急搬送

    今日は、救急車が到着してから病院に搬送されるまでです。 横になったまま、どうにかこうにか洋服を着てから、母が119番通報をしました。 救急車は数分で到着したので、洋服を着てからの通報は正解です。 救急隊員は、まず歩けるかどうかの確認をし、私が歩けないと知るとすぐさま担架を持ってきました。 担架に乗る時は自分では動かず、救急隊員に任せます。 腕の位置などを指示してくれるので、その指示に従いました。 救急車に乗せられると、まず、事の顛末を尋ねられたので、「くも膜下出血は突然やってくる」で書いた一通りのことを説明しました。 救急隊員は「殴られたような感じの痛み」かということを強調して尋ねてきました。しかし、私が感じた痛みは実際そうではありません。説明しましたが、イマイチ理解してもらえませんでした。でも、普段とは違う激しい頭痛であることは確かだったので、最終的には「そ..

  • くも膜下出血は突然やってくる

    2019年8月19日の20時頃、お風呂に入っていたところ、お腹がキリキリと痛み出し「これは下ったかな…」と思いながら、お風呂から上がり、そのまま裸でトイレへと駆け込みました。 案の定、下痢。出した瞬間、ズキン…と無意識に頭を抱えてしまう程の頭痛に襲われました。 くも膜下出血というと、よく頭を殴られたような痛みと言いますが、正直、殴られたような感じの痛みではなかったです。 最初の痛みを感じてすぐに、頭を何かで覆われるような感覚に襲われ、耳も聞こえ難くなりました。どう表現していいか難しいところですが、頭の中が液体で満たされていくような感じとか脳に膜が張られていくような感じというか… ともかく、初めて感じる妙な感覚でした。 耳の感覚は、車で山を昇り降りした時や飛行機に乗った時に「あー、耳が変」と感じるものが一番近いかもしれません。 頭痛と共に暫くその感覚が続き、「これ、ダ..

  • 初めに

    このブログは、2019年8月19日に、くも膜下出血を発症した自身の記録です。 当時は日々を普通に覚えていたのですが、退院後は不思議と記憶が曖昧になっていました。家族との記憶が食い違ったり、家族に言われて初めて「そういえば…」と思い出したり…。 退院から3か月弱、体力も多少は回復したので、これ以上忘れてしまう前に当時のことを書き留めておこうと思います。 それと、もう一つ。 こういう病は、無事に退院出来た後も不安になることがあります。私自身、くも膜下出血の情報をネットで探したり、発症した方の体験記を探したりしました。 同じ境遇になったら、誰でもきっと不安になるだろうな…何かの役に立てればな…と思ったのが、このブログ公開のきっかけです。 思い出せないことも多くあり、本当に役立つかどうかはわかりませんが、少しでも同じ境遇の誰かの心の支えになればと思います。 脳卒中..

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私、くも膜下出血になったよ。
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