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2020/04/27

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  • 笑う人型ロボットと自民党

    キンモクセイの薫る季節になって、朝玄関を開けるとき、今日はどうかなとちょっとドキドキします。 京都大学の研究グループが、人の笑い声の特徴を分析して一緒に笑い声を出す機能をもつ人型ロボットを開発したそうです。こういうケースでは女性ロボットの場合が目立つのが少々引っかかりますが(あはは、とか、えへへ、とかいう笑いもそうです)、日進月歩でAIが「進化」するなか、昔のSF世界のアンドロイドがどんどん実現に向けて動いているようで、率直な驚きがあります。これでいいんだろうかという疑念や心配も含めてですが。 しかし、映像を見ていると、このロボットにはまだ何か気持ちの悪い感じがあります。端的に言って、動作・仕…

  • 「国賊」vs「反日」 国葬の日の記録

    岸田首相(政府)が「国葬」ではなく(正式には)「国葬儀」と言い張っていた安倍氏を「偲ぶ会(お別れの会)」は、知らぬ間に「国葬」という呼称で通されているようです。その「国葬」には行かないと公言した自民党の村上誠一郎議員が、9月20日に安倍氏を「国賊」と批判し、党内から反発を呼んでいましたが、27日、国葬に参列した長崎県平戸市の黒田成彦市長はツイッターに、国葬に反対する人たちを「反日勢力」と呼び、「一般献花の人の列がすごい(市長の妻のメールの記述)……テレビよ、反日勢力よ。この静かな反撃を直視せよ!」と投稿したとのこと。人のことはとやかく言えませんが、この国葬をやることで、すっかり世論は二分され、…

  • 戦時下ロシア 「部分的」動員令の波紋

    ウクライナ戦争で劣勢にあるロシア・プーチン大統領が「部分的動員令」を9月21日に出してから一週間。「部分的」という語が何となく引っかかって、勉強ついでに調べると、確かに«Частичная мобилизация (partial mobilization)»と言っているようなので、訳せば「部分的」となります。ショイグ国防相も「30万人の予備役兵、すなわち2,500万人からなるロシアの全動員資源の1%強に影響を与える」と発表していたと思うので、この限りなら「部分的」という形容句のとおりなのでしょう。 ロイター on Twitter: "極東カムチャッカ半島では、招集された予備役にライフルを渡す…

  • 「弔問外交」の違和感

    今日は短く。 テレビで昨日昼のNHKニュースを見ていたら、トップニュースは、まもなく「弔問外交」が始まり、岸田総理大臣はアメリカのハリス副大統領らと会談、午後(昨日26日)に会うのは10人余りということでした。「弔問外交」が始まる、という言い方に違和感をもつとともに、これがトップニュースかと、やや呆れました。 前にもブログに書きましたが、個人的には、弔問のために集まる機会を利用して各国首脳が意見交換など、簡単な会談をするのが「弔問外交」だと思っているので、葬儀のホスト国はそういう場を提供するのが役めで、自ら率先して他国の首脳と次々と会談するなど、はしたないことだと思っています。また、先の台風1…

  • 「錯誤」のなかでフタがとれ

    この国の政治の潮流、世の風潮の潮目が変わったというのは、この2ヶ月でたびたび感じるところです。フタがとんだ、とか、重しがとれた、という表現が言い得ているように、この数年間、報道・ジャーナリズムや学校教育をはじめ、いろいろなところを蔽っていた澱んだ空気、こんなことを言っても大丈夫なのかと、何となく発言を抑制したり自己検閲させたりする力が薄れた感じがあります。きっかけはまちがいなく安倍氏の死去です。逆に考えると、「安倍晋三」という存在は何だったのだろうか、と思います。まだ一変とまでは言えないものの、テレビには確実に変化が現れているように思います。今までが酷すぎたとも言えますが……。 日本テレビでは…

  • 岸田政権の「新しい内心の自由」

    岸田文雄氏が総理大臣になってもうすぐ1年。安倍・菅両氏に比べると、よくも悪くもアクがないので、揶揄するネタが少ない人のように感じてきましたが、国葬儀、統一教会、円安……と、いくつもの難題を前にして、いろいろと人格の「片鱗」を見せてくれるようになりました。苦境に立つと、やはり人間、「素」が出るようです。周辺からいろいろな話がこぼれ出てくるのも、報道管制が緩んでいるせいでしょう。それだけ「現場」には不平不満が渦巻いているのでは、と想像されます。 岸田首相、エリザベス女王「国葬」食い入るように視聴し飛び出した「国葬を見栄え重視に!」指令 Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] ニューヨ…

  • 良知力さんを読んで

    良知力 らち ちから さんという早逝した社会思想家の著書『向こう岸からの世界史』(未来社)を読みました。1848年のヨーロッパ、特にオーストリア・ウィーンの革命をめぐる話なのですが、学生の頃に一度読んで、よくわからず、就職してから、もう一度読んでも、やはり難しく、今度で三回目です。別の良知さんのエッセイ集も読んだことがあって、こちらはさくさくと読めるのですが、『向こう岸』の方は、立ち止まることがたびたびで、何回読んでも難解です(駄洒落でなく!)。マルクスを含むヘーゲル左派の周辺にあった人々や社会主義者のことがわからないところが壁になっている感じもしますが、表現や構成にけっこう凝った面があるので…

  • 森朗さんの天気予報

    昼ご飯時のテレビ番組、TBSの「ひるおび!」が太鼓持ち番組だと気づいてからは、あまり見なくなりました。しかし、台風接近の報せを聞いたときだけは別です。気象予報士の森 朗あきら さんの解説が楽しくて勉強になるからです。 昨日の森さんの話は、今週末に列島接近が予想される熱帯低気圧(台風15号?)の最新予報に加え、先週史上最強クラスに急発達した台風14号の予報の検証と反省の弁でした。通常、お天気キャスターが「手の内」を明かして、予報が外れた原因を長々と自己分析するなど、ほとんど見ない光景です(まあ、言い訳も含まれていましたが 笑)。しかし、視聴者にとってはそこが実はおもしろいところで、衛星画像など、…

  • 現代の「奴隷」

    今朝の毎日新聞に歴史家の藤原辰史さんの時評があります。「現代の奴隷」というタイトルに目が引かれました。 月刊・時論フォーラム:国際秩序の亀裂/現代の奴隷/安倍元首相国葬 毎日新聞 要約すると、「今の時代に奴隷なんているわけがない」と私たちの多くは思いがちですが、その認識は誤っています。昨年(2021年)の時点で、性奴隷を含め、強制的に労働させられている「現代の奴隷」は、全世界で2,800万人、強制的に結婚をさせられている人は2,200万人もいました。2016年時点と比べると1,000万人も増えているのです。強制労働をさせられている人のうち、86%は農業、建築業、家庭内労働などに従事し、(重…

  • エリザベス女王に「試練」の'90年代あり

    他人の財布に興味はありませんが、昨日の毎日新聞に、亡くなった英国のエリザベス女王の遺産の話があって、ふーんと思いながら読みました。調べてみると、9月17日付の日経にも同じ趣旨の記事があります。 質問なるほドリ:英女王の遺産どうなるの? 城や競走馬など610億円、相続税は免除され継承=回答・五十嵐朋子 毎日新聞 エリザベス女王の莫大な富、相続税は免除 新国王が「遺産」継承: 日本経済新聞 「遺産」の話を紹介する短い記事にあれこれ盛り込むことはできないのでしょうが、女王の収入源としては、所有する不動産や金融商品の類に加え、王室助成金があることにも触れた方がよいのでは、と思いました。 * 王室助…

  • 弔問外交と国の品性

    昨晩エリザベス女王の国葬の様子をテレビで見ました。映像は世界各国で生中継されたので、バグパイプの音色に包まれながら進むこの葬列を、世界人口の半分以上、約41億ものが人々が目にしたかも知れません。ホスト国に国威発揚の気持ちが皆無ではないでしょうし、英国民がすべて等しく哀悼しているわけでもないとは思います。しかし、全体として「品よく」儀式が進んでいったことには敬意をおぼえました。それを「国力」とか「国の品格」とするならば、一週間後に「国葬儀」(というより「偲ぶ会」)をとり行う日本が、世にどのような品性(品格)を示すことになるのか。世論が割れる(反対の意見の方が多い)中で、手当たり次第に招待状を送り…

  • 10月解散総選挙は無理でしょう

    岸田内閣の支持率の落ち込みに歯止めがかからなくなっています。土日の調査によれば、日経とテレビ東京の調査で、支持率は43%(前回8月:57% 不支持49%)。毎日新聞と社会調査研究センターの調査では、支持率は29%(前回8月:36% 不支持64%)となり、30%を切りました。いずれも、この間の国葬と旧統一教会問題に対する批判の高まりが反映されているようです。 内閣支持率16ポイント急落36% 発足以降で最低 毎日新聞世論調査 毎日新聞 一週間後に迫った安倍氏の「国葬儀」に関しては、岸田内閣は完全に国民世論を見誤り、局面を打開できずにいます。まず、国民に弔意を求めないと言明した時点で、論理的に…

  • 日朝首脳会談から20年の「拉致問題」

    小泉首相が北朝鮮を訪問し、金正日総書記と日朝首脳会談を行ってから20年となりました。拉致被害者5人は帰国しましたが、残りの拉致被害者の帰国や生存情報などは頓挫したまま。政府は「拉致問題は内閣の最優先課題」と称してきましたが、結局、膠着状態のまま目立った進展はありませんでした。ところが、実は、安倍政権当時の2014・15年頃、拉致被害者の「一時帰国」に関する提案を、政府が北朝鮮から受けていたことが分かった、というのです。 拉致被害者2人の一時帰国拒否 安倍政権時、幕引き警戒(共同通信) - Yahoo!ニュース 「複数の交渉関係者が明らかにした」とあるとおり、今になってこんな情報が漏れてくるとい…

  • 安倍県民葬と「王国」の落日

    山口県在住で親しい人がいないので、実際のところどうなのか、よくはわかりませんが、9月27日の安倍氏の国葬儀に続き、10月15日には同氏の県民葬がとりおこなわれるようです。安倍氏は、選挙区こそ親からの地盤を引き継いで山口県の人のように見られていますが、生まれも育ちも東京で、墓参りと選挙がらみ以外で「地元」に帰ることはほとんどなかったと聞いています。県民でない人を県民葬にすることは、県外の人間から見ても疑問です。しかも、この県民葬、その半月ほど前に国葬儀をしていることで、山口県民にとっては、「二番煎じ」の感が否めないのではないかと思います。実際、国葬儀と県民葬の「構図」がよく似ているのです。 ①葬…

  • アイテムとしての「電力需給逼迫」

    時事通信が9月9日から12日に行った世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比でー12.0ポイントの32.3%、不支持率は同+11.5ポイントの40.0%で、初めて不支持率が支持率を上回ったということです。安倍氏の国葬についても「反対」は51.9%、「賛成」は25.3%とのこと。この1ヶ月余りで様相は一変しました。 内閣支持32%、発足後最低 国葬反対51%―時事世論調査:時事ドットコム 細野豪志衆院議員(自民党)が、支持率低下に「動じる必要はない」とTweetしていますが、併せて、GX(グリーン・トランスフォーメーション 脱炭素エネルギー転換)や電力システムの安定などをテーマに自民党が闊達に…

  • 「底なし」なのは……

    今日も短く。 東京五輪の汚職事件も底なしの展開になってきました。大手出版社KADOKAWAの角川歴彦つぐひこ会長が昨日(9月14日)東京地検特捜部に逮捕されました。同社の専務らが逮捕されて一週間後の逮捕です。この時差は、先に逮捕された専務ら2人が、取り調べで角川会長の関与を認めた(卑俗な言い方をすれば、吐いた)と理解しました。もし、そうであれば、逆に言うと、特捜部は会長を逮捕する決め手を欠いていて、2人の供述頼りだったともとれます。今から思うと、自身の関与を否定していた9月5日の角川会長の取材会見がむなしい感じです。「社員を信じる。(賄賂は)渡っていないと思う」というのは、「しゃべるんじゃない…

  • 森山軍治郎『ヴァンデ戦争』

    副題は「フランス革命を問い直す」です。文庫として出たのは今年の5月ですが、初版は1990年代半ばに刊行された単行本で、当時、本屋で目にした記憶はあります。ひょっとしたら、手に取って眺めていたかもしれませんが、副題から「歴史修正主義(右派的な歴史の書き換え)」の偏見が先走って、そのままになっていました。でも、『フランス革命下の一市民の日記』(中央公論社)を読んで恐怖政治下のパリの様子を知り、その頃から、フランス革命の理念と現実に起こった大虐殺に相容れない矛盾を感じていたので、当時読んでいたとしても、それなりに共感はできたように思います。 この戦争の舞台になったヴァンデ地方は、ブルターニュ半島の南…

  • 岸田首相、英国葬へ?

    今日は短く。 政治家にとって「外遊」とは何なのか、文字通り「外国に遊びに行く」感覚なのではと思うことがたびたびです(「遊」とは「よその土地に出かけて、学んだり、見聞を深めたり、気晴らしをすること」を意味するようですが、今や「気晴らし」が主になっているようです)。それを最初に感じたのは、小泉純一郎元総理のときでした。どうしてこの国へという疑問とともに、とにかく頻繁に出かけていた記憶があります。在任期間の5年余りの間で回った国・地域が49と、まるで公費で外国旅行ができるうちにとにかく行ってしまえ、ということなのではと思ったほどです。安倍晋三氏に至っては、それをはるかに超える80カ国・地域です。氏に…

  • 沖縄知事選のこと

    昨日(9月11日)沖縄県知事選が終わりました。早々に玉城候補の当選確実が出たことには安堵しました。でも、あえて失礼な言い方をすれば、対立陣営の「敵失」で勝たせてもらったようにも思えます。まず、もし、早い段階で対立候補が一人に絞られて一騎打ちになっていたら、あるいは、自民党と統一教会の根深いつながりが表沙汰にならず、佐喜真氏も教団関連団体のイベントに参加していなかったら、さらに言えば、佐喜真氏に政治資金規正法違反の疑いで告発されるような醜聞がなかったら、どうなっていたか。何と言っても、政権側は、春の段階までは、首長選に4連勝し、「勝つ条件」がそろっていたのですから。 しかし、玉城氏の当選で、今後…

  • 自民党が「点検」にこだわる理由

    今日は沖縄で大事な選挙の投開票があります。那覇は昨日は曇天、今日は晴天とのことですが、沖縄県は広い、というか、「長い」ので、台風がまた近づいているという話を聞くと、投開票に影響が出ないか、少し心配です。 先日統一教会との関係をめぐって自民党議員の自己申告に基づく点検結果が発表されましたが、その前からメディアで関係を取り沙汰されていた議員の名前がリストにないなど、いくつも問題が指摘されています。細田衆院議長を対象から外すなど、もってのほかですが、何をおいても中枢の中枢である、故安倍氏については、茂木幹事長も岸田総理(総裁)も、死んだ人だから、実態を把握するには「限界がある」と言って、頬被りです。…

  • 国葬が「KOKUSOGI 2022」に変わるとき

    安倍氏の「国葬儀」に反対する声明や決議が地方議会からも上がっています。 9月6日火曜、神奈川県三浦半島にある葉山町議会は、安倍氏の「国葬」に反対する意見書を可決し、翌7日、岸田文雄首相と衆参両院議長宛てに送付したそうです。9月8日付朝日新聞の記事には、こうあります。 神奈川・葉山町議会が国葬反対の意見書 「弔意を国民に事実上強制」:朝日新聞デジタル ……意見書では「国民のなかでも評価が大きく分かれる安倍元首相を礼賛する立場で国葬を実施することは、政治的立場・姿勢を、国家として全面的に公認・賛美することになる」とし、「弔意を個々の国民に対して事実上強制することにつながることが強く懸念される」とし…

  • エリザベス女王が亡くなって……

    今日は短く。 昨日の閉会中審査で岸田首相は安倍氏の国葬について「丁寧」なる説明をし、質問に「丁寧」なる回答をしたようです(主観的満足度において)。 【丁寧バカ】丁寧、丁寧と言うが一向に丁寧でない岸田ついに弱音を吐き始めた?:のら猫 寛兵衛:SSブログ終わったと思ったら、今度は自民党の茂木幹事長が先延ばしになっていた例の壺調査=国会議員の統一教会との関わりを自己申告させた「点検」結果なるものを公表しました。すると、「丁寧」な説明でお疲れの岸田首相がぶらさがりで、物価高に対する新たな総合経済対策を取りまとめ、住民税非課税世帯に5万円の給付金を支給すると言い出しました。夕方のニュースに合わせるかのよ…

  • 森喜朗の胸像募金のこと

    森喜朗氏の胸像を建てるために5月から募金集めがなされているそうです。 ご存じのとおり、森氏は東京五輪・パラリンピックの組織委の会長でしたが、その差別発言(認識)が会長職にある者として適性を欠くと批判され(見苦しい、いや、みっともない会見をした挙げ句に)、辞任した人です。さらに今、「呼びかけ」の時期からすれば順番は逆ですが、東京地検特捜部が進める五輪汚職事件捜査で名前が出ている御仁です。悪い冗談はよしてくれと思います。森喜朗氏胸像建立で募金集め 橋本聖子氏ら発起人「偉大な功績顕彰」:朝日新聞デジタル これは一種の「歴史戦」でしょう。森胸像を建てたいと思う人たちは、森氏がW杯ラグビーやオリンピック…

  • 「右派雑誌」の言説

    哲学系ユーチューバーじゅんちゃんの動画に編集者・広告研究家の早川タダノリさんが出演し、安倍氏銃撃事件後の「右派雑誌」の記事(電車中吊り広告)や右派論壇について話をされていて、興味深かったです。この種の雑誌は見出しだけ、新聞の紙面広告で目にすることはあっても、買って読むことはないので、こういう解説は新鮮な感じがしました。安倍晋三と右派雑誌(Hanada,WILL,正論など)のこれからと今後 ~早川タダノリ先生インタビュー~ - YouTube ここで言う「右派雑誌」とは「正論」、「WiLL」、「Hanada」の3誌です(昔だったら「諸君!」=2009年休刊 も入るかも知れません)。早川さんによる…

  • 時事川柳 キッシー国会へ行く

    安倍氏の「国葬」が3週間後に迫ってきましたが、ここに来て、安倍政権時代の桜を見る会を5年連続で受注したという業者がこの「国葬」も落札したことがわかって、ますますイヤーな感じがしてきました。各種世論調査では世間の「国葬離れ」というか、「国葬」を冷ややかに見る人たちは日に日に増えてきている印象です。 先日の会見で、岸田首相は9月8日に実施が見込まれている国会の閉会中審査に出席して、この「国葬」について、自らの口で国民に説明すると表明しましたが、なぜか、これが自民党内で波紋を呼んでいるというのです。まさか、臨時国会を召集もせず、閉会中審査に出席など言語道断だ!などと、自民党は思わないよなあと思ってい…

  • 朝日の国会議員アンケート

    今日は備忘録がわりのメモです。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家の関係について、朝日新聞のHPにすべての国会議員と知事(計759人)を対象に行ったアンケート結果が公表されています[9月6日に予定されていた自民党の「例」の調査、なぜか幹事長(=NHKで他党を誹謗中傷する「スポットCM」を流すなど、最近特に目つきと人相がよろしくない御仁)は記者を恫喝しながら「点検」だと言い張るのですが、その結果発表は延期するとのことです]。政治家と統一教会との関わりに濃淡があることはかねてより指摘されてきましたが、「濃淡」の具体的な中身を「見える化」し、事実を確定させないと、表向きだけ「今後は一切関わり…

  • 金平さんのレギュラー降板のこと

    長年踏み込んだ調査報道で知られるTBSの「報道特集」ですが、2010年からキャスターを務めてきた金平茂紀さんが、今月いっぱいでレギュラーから外れることになったことが話題になっています。昨夕放送された番組は直接見ていないのですが、夜、録画された動画を見て、金平さん本人が短いコメントの中にどれだけの思いを込めたのかを想像しました(以下は「なつみかん」さんTweetから借用したものです)。 https://twitter.com/natsumiccann/status/1566051383601930241 日刊ゲンダイの記事によると、金平さんのレギュラー降板の背景には、局の上層部(経営陣?)との軋…

  • 「国葬」の費用と業者選定のこと

    学校では学校生活の思い出写真集を「卒業アルバム」として子どもの卒業時に渡すことが慣例になっています。小生も教職員として何度かこの係になり、業者選定や撮影の手配などに関わったことがあります。業者選定については、1990年代くらいまでは、地元の写真屋さんとか、馴染みの業者に頼むことが多く、毎年だいたい同じところになる傾向がありましたが、世紀が変わった頃から、競争入札をする決まりになって、得体の知れない業者が参入するようなケースも出てきました。時代によって、学校規模(生徒数)によって、金額が変わってくるとは思いますが、単純に1冊1万円と仮定して、これに生徒数を乗じれば(実際は単価よりも総額の方が先だ…

  • 岸田劇場・第二幕 幕引きに四苦八苦

    ※タイトルを改めました。 内田樹さんがtwitterに安倍国葬に反対する理由は、「この政治家が日本の国益を深く損なったと判断しているから」として、2年前に自ら書いた記事を引いています。既読感はありましたが、一通り読んで、改めて安倍氏の所業の罪深さを感じました。平たく言えば、安倍氏は、国民に道徳を説く(べき)権力者が、権力者であるがゆえに自身の道徳性は問われないというご都合主義(でたらめ)を国民こぞって受け入れさせた、そういう「教育」を「見事」に施したということだと思います。 安倍政権を総括する - 内田樹の研究室……私たちは今はもう政治家であれ、官僚であれ、財界人であれ、指導者たちが「国民全体…

  • ゴルバチョフ氏のこと

    8月30日、旧ソ連の指導者ゴルバチョフ氏が亡くなりました。振り返ってみると、同時代を生きた政治家の中で、最大の敬意を表したいと思わせる唯一の政治家かもしれません。 調べてみるとたぶん1980年頃なので、当時、小生はまだ学生だったと思うのですが、ブレジネフ政権末期のソ連の後継指導者について書かれた新聞記事(読売)があり、ソ連の政治局員の一覧に48歳のゴルバチョフの名前を見たのを何となくおぼえています。他がだいたい60代・70代の中にあってひときわ目を引きました。もちろんまだ素性はわかりませんでしたが、直感的に、この人の名前は記憶しておかなければならないと思いました。 1980年頃のロシア(ソ連)…

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