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2020/04/27

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  • 「永久顧問」と「永世名誉司会」

    今日も「短編」で。 自民党議員の「保守団結の会」が一昨日(8月29日)、元々会の顧問で、先月亡くなった安倍晋三氏を「永久顧問」に選任したというニュースを知りました。 「考えをしっかり継承していく」安倍元総理を“永久顧問”に選任 自民党「保守団結の会」 TBS NEWS DIG (1ページ)会にかかわりはないので、とやかく言う資格もありませんが、こういう「永久…」というのは近頃の「日本の心性」に合うのかも知れないという気がしました。 似たような事例かどうか、日テレの長寿番組の「笑点」に長く出演し、大喜利の司会もしていた落語家の桂歌丸さんは、病気療養中は「終身名誉司会」、2018年に亡くなって…

  • 過半数と国葬

    今日も短く。 土曜日に町内会の役員会があり、コロナ感染の収まりが見えないため、秋のお祭りは今回も中止と決まりました。決定が遅すぎたくらいですが、もう2ヶ月くらい前から今年も無理そうだという雰囲気はありました。でも去年、その前年と、過去2回休止にしてきたため、感染が収まれば何とかやりたいという声に配慮したギリギリの決定だったという見方もできます。最後のダメ押しをしたかたちとはいえ、小生も中止はやむを得ないと思っていました。しかし、週末に何度も集まって、太鼓やお囃子の練習をしてきた子どもたちの姿を見ている人には、今年こそは、という気持ちはあったと思います。他所で花火やお祭りをやっている自治体や自治…

  • 「この程度の国民に……」

    「この程度の国民には、この程度の政治家」――小生は、これは、かつて自民党宮沢内閣で副総理だった故渡辺美智雄氏の発言だと思っていました。実際、30年以上前にこのように言っていたのを聞いたような記憶もあるのですが、Webで調べても引っかからないので(法相だった故秦野章氏の発言というのはありました)、何人もの「先生方」が使い回していた台詞だったのかもしれません。元々は、19世紀イギリスの歴史家トーマス・カーライルの言葉「この国民にして、この政府あり」に由来するようです。 同じく1980年代の言葉に「経済一流 政治三流」というのもありました。バブル経済の絶頂に向かう頃のことだったと思いますが、日本が「…

  • 新聞記事の「余計なこと」

    今日は短く。 一昨日沖縄県知事選が告示されました。投票日は来月11日、2週間後です。 その選挙戦最中の沖縄で、昨日ある「事件」がありました。聴衆の一人が候補者に向けて古い銃弾のようなものを投げ付けたというのです。安倍氏の銃撃の余波がまだ残る中、現場は一時騒然としたということです。しかし、新聞によって、事件の報道のし方(情報)に違いがあるのです。いずれも短い記事ですが、受ける印象は違ってくるでしょう。 小生は最初に朝日新聞の記事を見ました。 街頭演説中の候補者、薬莢のようなもの投げつけられる 沖縄県知事選:朝日新聞デジタル 「投げたのはチョウ類研究者の女性」とあるので、ああ、そう言えば、前にそう…

  • 世の空気 時代の風

    7月8日に安倍氏が亡くなって四十九日。世の中の空気、というか、風向きは、参院選前に比べ、確かに変わったような感じがします。統一教会問題の報道では、TBSの「報道特集」はともかく、日テレ(読売)の「ミヤネ屋」があれほどガンガンやるとは想像もしませんでした。安倍氏の「国葬」に反対の声があるのは、自分がそうだし、まあ当然だと思いつつも、世論調査で反対が半数を超えるというのは、正直驚きでした。身近な人の中にも、統一教会問題や「国葬」を批判的に見ている人がわりと多いので、やっぱりそうだよなあ、自分はマイナーという穿った感じは少し改めないと、と思っています。 昨日(8月25日付)の「一月万冊」を見ていたら…

  • 郷原・鈴木対談 vol.2

    弁護士・郷原信郎さんの動画「日本の権力を斬る!」第166回(8月24日付)を興味深く見ました。ゲストは、「やや日刊カルト新聞」主筆で、今やメディアに引っぱりだこの鈴木エイト氏。概略を文字に起こして、3つほど部分引用しますが、動画全体も是非ご覧いただきたい内容です。【「統一教会問題」の今後、ジャーナリスト・鈴木エイト氏と語る(第2弾)】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#166 - YouTube<萩生田・自民党政調会長と統一教会> 郷原:政治家のかかわりにもいろいろとレベルの差がありますが、その中でも今一番話題になっている、濃い付き合いの人が萩生田さんという感じがします。今の(萩生田氏の)説明が…

  • 杉田水脈氏と「生産性」

    「人的資源」とか「人流」とか、人をモノ扱いするような言葉に出くわすと嫌な気分になります。「生産性」という語を人に当てはめ、その有る無しで人を分類するとき、ここにも人をモノ扱いして気に留めない差別性が滲み出ているように思えます。小生個人にとって、何と言っても、そのきっかけをつくったのは、先頃政務官に任命され、かつ、「過去に多様性を否定したこともなく、性的マイノリティーを差別したこともない」と言い放った衆院議員・杉田水脈氏です。 昨日(8月23日)の毎日新聞のコラム「火論」で、大治朋子さんがこう書いています。 火論:誰もが「非生産的」に=大治朋子 毎日新聞……杉田氏は数々の差別的発言で知られる…

  • 岸田内閣支持率急落をめぐる討論

    昨日の毎日新聞の一面トップは岸田内閣の支持率が急落したという記事でした。内閣改造後に支持率が下がるのは異例とのことですが、下がって当然のことをしていると思います。統一教会の関係者は少なくとも新内閣からは外すだろうという大方?の予想に反して、逆に増えています。これでは何のために、1ヶ月前倒しして内閣改造をしたのか分かりません。さらに、改造=仕事が一段落して夏休み入りし、1年半ぶりにゴルフに行って、「パー3つ」などと笑顔でコメントする岸田首相の映像が流れましたが、その夏休みを満喫しているあいだに、国内のコロナ新規感染者数は過去最多を記録しました。夏の静養を取りやめた天皇家と比較するのも何ですが、世…

  • 「イズムィコ先生ができるまで」を読んで

    今日は短く。 ロシアの軍事評論家・小泉悠さんの半生をたどる記事を興味深く読みました。 【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+ 小生が初めて小泉さんを知ったのは、北朝鮮が度々「飛翔体」を飛ばし、TBSの「ひるおび」に出演して、その解説をしていた頃ですから、2010年代の半ばではなかったかと思います。小泉さんの現在の肩書きは「東京大学先端科学技術研究センター特任助教」ですが、当時は「未来工学研究所研究員」でした。その後も、北朝鮮が「実験」をするたびに番組に呼ばれ、その「軍事オタク」ぶりを「披露」していました。軍事に疎い人間が、小泉さんを…

  • 「8.20 報道特集」を見て

    昨日(8月20日)の夕方、TBSの「報道特集」を見ました。統一教会問題を掘り下げるという「触れ込み」だったので、うっかり見逃さないように、録画予約までしました(笑)。番組注目の萩生田衆院議員(自民党政調会長)と教会とのかかわりをまとめた部分は、すでにWebに記事が上がっていて驚きました。改めてすごい時代になったと思います。 統一教会と政治家のかかわりについては、祝電から講演、会費の支出まで、濃淡がありますが、萩生田氏について言えば、当人がどう言い繕っても、親密度の点で関係の濃さは否定のしようがないと思います。萩生田氏と元信者の発言(証言)を並べてみると、それは明白です。以下、概略を引用します。…

  • 「丁寧な説明」考

    子どもの頃、岡山県と鳥取県の県境・人形峠がウランの産出地であることを知りました。学習用の地図帳には、人形峠に鉱山記号があり、その下に赤字でウランと入っていたことをおぼえています。しかし、このウランと核、とりわけ原子力発電との関係を、当時はまだよくわかっていませんでした。 時は移り、原発事故なども経験して、小生もそうですが、多くの国民が原子力発電を礼讃するわけにはいかないと感じています。人形峠のウラン鉱山はすでに閉山される方針とのことです。 今朝の毎日新聞のトップは、この人形峠から、撤去しなければならないウラン鉱石ほか、国内で処理できない核関連物質を、「精錬委託」を理由に、アメリカに引き取っても…

  • 続 国葬問題

    政府が安倍氏の国葬をすると言い出したとき、こんな疑惑だらけの大嘘つきを国葬にする必要はないと思いました。しかし、その一方で、歴代最長政権の首相だったから国葬にふさわしい、などと説明されると、多くの人は、そりゃそうかな、と思うかもしれないとも思いました。特に、10代、20代の若い人にとって、物心ついてからの8年の世相は記憶に強く刻印されます。「偉大な総理大臣」と言われたら、そうだよね、と。特に、長さだけその前後と比較したら、そんな気がしても不思議はありません。世の趨勢を眺めても、若い世代ほど、国葬賛成の意見が強い。 安倍氏「国葬」賛成42% 反対49% 世代で差、40代境に賛否が逆転 熊日S編ア…

  • 「即時停戦は『正義』か?」を読んで

    ロシアがウクライナへの侵攻戦争を始めて半年になります。この間も関心を失ったわけではなく、報道を気にしてきたつもりですが、当初のようにどんな些細なことでもキャッチしようとする気持ちが薄らいだことは否定できません。それでも、身元が分からずに亡くなった人が埋葬されるシーンなどを見ると、今でもおそらく毎日のように死者が出ているわけで、一刻も早い停戦の実現を願う気持ちは変わらずにもっています。 昨日毎日新聞で「即時停戦は『正義』か?」と題する識者3人のインタヴュー記事を読みました。3人の一人、歴史学者の冨田武さんが、和田春樹さんらとともに即時停戦を訴える声明を出していたことには、賛同もしたし、このブログ…

  • 稲村ヶ崎と九十九里

    無知にも程があると叱られそうですが、神奈川県鎌倉の稲村ヶ崎海岸が、海水浴場としては今は閉鎖されていることを知りました。夏ではなかったと思いますが、大昔に一度訪れた記憶があるので、びっくりしました。確かに最近、海開きのニュースで、片瀬海岸や材木座の名前は見かけましたが、稲村ヶ崎海岸というのは出てこなかったなあ、と改めて思います。閉鎖されたのは2002年ということなので、もう20年も前!ですが、サザンの桑田佳祐さんが監督をした映画「稲村ジェーン」は1990年の制作なので、実は映画を撮っている頃から、稲村ヶ崎の海岸線はすでに危うかった(だから撮影した?)のでは、という気がしました。 8月16日付朝日…

  • 「壺」に嵌まった自民党

    今日は短く、筆任せに。 昨日8月15日には第二次世界大戦で亡くなった方々を追悼する行事が各地でいとなまれ、岸田首相も全国戦没者追悼式で式辞を述べました。新聞によれば、今日から21日まで岸田首相も「夏休み」に入り、どこかの保養地に宿泊し、ゴルフや読書などをして過ごすとのこと。 首相、夏休み入り 毎日新聞 岸田首相、就任後初のゴルフで英気養う 17日から家族と静養 毎日新聞 今日、菩提寺で父親の施餓鬼供養というのがあって、合間に甥っ子と話をしていたら、曰く、「岸田さんが内閣改造を9月から8月(10日)にしたせいで、お盆休みを取れなくなった人がたくさんいる」とのこと。甥っ子は霞ヶ関の勤め人で…

  • NHTK 日本放送統一教会

    NHKが政権忖度(=グル)放送を始めるようになって久しいのですが、安倍氏が銃撃された翌日の7月9日土曜、参院選投票日直前であるにもかかわらず、NHKは急遽特別番組を仕立てて放送し、暴力によって、「言論が萎縮するというようなことだけは、あってはならない」と結んでいます。今から考えれば的外れ、というか、TBSも日テレ(ミヤネ屋)も連日のように統一教会問題を放送する中、その「あってはならない」「萎縮」をしている放送局はいったいどこなのか、という話です。 安倍元首相 銃撃事件の衝撃 - NHKスペシャル - NHK昨夜、何気なくNHKを見ていたら、「『旧統一教会』創始者死去10年」で北朝鮮から弔電が送…

  • 杉田水脈氏の政務官起用について

    今回の岸田政権の内閣改造を見ていて感じたこと――「内輪の論理」。 「外面だけ取り繕う」という言い方もありますが、今回は「繕う」気も見えません。あるいは、「ダブルスタンダード」という語もあり、これは「二重規範(二枚舌)」という意味で、日本政府の行動様式を示す用語として長く使われてきましたが、「変数」はいくつかあるとしても、内と外と「方程式(規範?)」が2つあるようにも思えないので、これもちがうかなと思います。 もっと言うなら、もはや「二重規範」を維持できないのです。異種の規範の並立を支え、整合性を保ち、何とか取り繕う能力は官僚や政治家の技能(技芸)のひとつだったと思うのですが、日本の政治家にそう…

  • 自民党話法あれこれ

    メディア記者のツッコミ方の問題もあるのですが、最近の国会議員、とりわけ自民党議員の「話法」は、改めて酷いものが多いと思います。誰か、指南している人でもいるのかも知れませんが、虚偽、責任転嫁、黙秘、逆ギレ、脅迫……と、まるでかつて学校で教員から注意や指導を受けたときに、目前の子どもたちが駆使した「言い逃れ」術を、大のおとなが堂々と実演しているかのようです。それでも、小生の知る限り、子どもたちの大半は、最終的には、自分がやりました、自分が悪かったです、と認めるのですが、この「おとな」たちには、そういうことがほぼありません。たまに「謝る」ふりをすることもありますが、それとて「国民に誤解を招いたとすれ…

  • 父親と農 ある声明を見て

    8月12日。父親が亡くなって1年。新盆見舞いに訪れた人たちとお話ししながら、父親が独りで黙々と農に勤しみ、それを周りの人たちも温かく見ていたことを改めて知りました。今、そのあとを展望もなく引き継いでいる息子には、父親の大きさばかりが感じられます。年齢からいって、早すぎることもないのですが、まだまだ生きていてほしかったなというのが実感です。 一昨日(10日)、岸田内閣「改造」のアナーキーというか「無原則」ぶりを見て、これでは統一教会はもちろん、資本と国家主義によるある種の攻勢(策動)に抗しきれない、むしろ、さらに助長するだろうなと、嘆かわしく思ったのですが、昨日、農と食を国家主義・排外主義の枠で…

  • 中井久夫さんのあるエッセイ

    精神科医の中井久夫さんが8月8日に亡くなったことを知りました。 訃報:中井久夫さん 88歳=精神科医 毎日新聞 中井さんのエッセイが楽しかったので、その感覚でむかし『西欧精神医学背景史』という著作を読んだら、まったく歯が立たなかった記憶があります。これは「別人」が書いたのではと思ったくらいで、改めて中井さんの「背景」にあるもの――その知識と裾野を感じます。 そう感じたのは、Twitterに偶然中井さんがむかし書いたというエッセイを紹介する記事を見つけたからです(何か時系列が逆になりますが)。ああ、これが中井さんの「裾野」なんだと思いました。cuminさんのTweetから拝借して、一部文字転…

  • 「国葬問題」の国対ヒアリング

    昨日(8月9日)、8月5日に続く2回目の「国葬問題」に関する国対ヒアリングがありました。 まず、「国葬」に要する費用です。これは予備費で賄うとされていますが、補正予算を組まずに予備費から出すのでは予算の使途を国会が事前にチェックできません。「国葬」は災害などによる緊急事態ではありえません。8月9日付東京新聞にこの点の指摘があります。安倍元首相の国葬費用「国会通さず税金使うのは間違い」 予備費支出に批判の声「災害とは違う」:東京新聞 TOKYO Web◆財政民主主義の理念に反する 安倍氏の国葬は9月27日に行われる。費用は明らかになっていないが、各国から首脳級の参列も予想され、多額を要するのは必…

  • なぜ8月9日長崎に原爆が……

    お盆が近づき、去年亡くなった父親の新盆見舞いで、毎日人が来宅します。8月は亡くなった人に手を合わせる時期ですが、今年は少し別格です。 安倍氏の銃撃事件から1ヶ月が過ぎ、歴史における偶然と必然の連鎖について、ぼんやりと考えることがあります。安倍氏の死などまったく予期していなかったし、その後、知っている人は知っていたのかもしれませんが、統一教会と特に自民党議員の深刻な癒着が政局の波乱要因になるなど、微塵も予想できませんでした。かりに安倍氏が銃撃されても負傷して存命だったら、こうなっていただろうかと、このわずか1ヶ月の事態の変遷には、あらためて驚きます。 今日8月9日、午前11:02に長崎が原爆で攻…

  • 内閣・党役員人事より調査と決別を!

    安倍氏殺害事件をきっかけに、統一教会がこの国の政治、とりわけ自民党の中枢に深く関与していることがわかってきました。「関与」というより「(マインド)コントロール」と言ってもよいような深刻な状況に思えます。端からはそう見えるのですが、中にいれば空気と同じで、存在の大きさをそれと自覚できないのではないか、という疑いさえもちます。 共産党が行った旧統一協会問題追及チームの第3回会合の切り取り動画(8月4日付)を眺めていたら、2015年は大きな「分水嶺」だったという話をしています。https://twitter.com/snc20165/status/1555833867616935936 ※全編は以下…

  • 1945年8月6日朝「経験の大きな黒い塊」

    今日は短く。2008年に亡くなった加藤周一さんが1945年8月6日の後の広島を回想した文章です。 広島には一本の緑の樹さえもなかった。見渡すかぎり瓦礫の野原が拡がり、その平坦な表面を縦横の道路と掘割の水が区切っていた。石造の建物がいくつか、崩れ落ちずに立っていたが、その窓は破れ、壁は半ば崩れて、近づくと建物を透して向こう側の青空が見えた。人の住むことのできる家は一軒もなく、しかし、その焼け野原には影のようにいつも誰かが彷っていた。国民服の男の埃に汚れた顔は、放心して現ないようにみえた。子供たちの顔は、火傷の瘢痕にひきつり、髪の抜けた女は、風呂敷で頬かぶりをして、太陽の下を逃げるように歩いていた…

  • 「国語力・言葉の脆弱性」について

    「『ごんぎつね』の読めない小学生たち、恐喝を認識できない女子生徒……〈いま学校で起こっている〉国語力崩壊の惨状」という記事を読みました。何のこっちゃ?ということもなく、学校にいたことのある人にとっては、ああ…と思い当たるところのある話です。 一口に「国語力」と言っても、漢字の読み書きから、表現、「てにをは」を含む日本語文法など、いろいろなレベル(部分)があり、これらを「国語力」という語で括れるかという問題も含んでいると思います。そもそも「言語力」や「日本語力」でなく、なぜ「国語力」なのか、という定義の問題もあります。この点、わざと曖昧にして「網」を広げているような感じもしますが、ここで問題にさ…

  • 佐々木実『市場と権力』を読んで

    一昨日の「一月万冊」で、ジャーナリストの佐藤章さんが紹介していた本で、副題は、「『改革』に憑かれた経済学者の肖像」――この「経済学者」とはむろん竹中平蔵氏のことです。本書は2013年に刊行されたものですが、2年前に文庫化されたタイトルは『竹中平蔵 市場と権力』と、竹中氏の名前が前面に出ています。 現在東京オリンピック組織委の元理事とAOKIホールディングス前会長が贈収賄容疑で捜査されていますが、「一月万冊」の中で、検察は次のターゲットとして、この竹中氏を射程に入れているとの「特ダネ」が紹介されていました。竹中氏は、今世紀初めから「改革の旗手」とされ、毀誉褒貶はありますが、「改革」にともなう「利…

  • 現実は経験を越え 島田雅彦さんの記事を読んで

    昨日も暑かったです。当地は多少海風が入るので千葉県内でも比較的涼しい方だと思っているのですが、それでも最高気温が35℃に達しました。なかなかお目にかかれないような高温度です。東京・都心は40℃手前まで上がったということですが、まったくいつまで続くのやら……です。昼間の外出は控えるようにと、防災無線やテレビニュースで「通達」「指導(命令)」を聞かされますが、何もしないと畑は草だらけです。やむなく、午前中に所用を済ませ、午後から1時間半ほど草刈りにでかけましたが、自宅から400メートルほど離れた畑まで行くあいだに、誰とも(車にも)すれ違いませんでした。帰り途で車一台に追い抜かれたくらいです。みなさ…

  • 「そんたく」とは「共謀・共犯」のことか?

    連日の暑さと連日明らかにされる統一教会報道にはゲンナリします(「真相」が報道されること自体はよいのですが、その内容には唖然、慄然とさせられることが多いです)。“統一教会汚染” とも呼ぶべき、特に自民党の、とりわけ清和会(安倍派)の国会議員たちの関わり方は尋常ではありません。カルトだから問題というより、彼らは「信者」から多額の金を巻き上げてきた反社会的集団です。個々の議員が、私は関わりました、私は関わってません、というのは特定個人への攻撃を避ける=人身御供にされるのを防ぐための、あるいは、自民党自体の関わりから世間の目をそらすための「人海戦術」になっていないかと思ってしまいます。こんなところにも…

  • 「犬の連鎖」 トルストイ『文読む月日』8

    土曜にTBSの番組「報道特集」を見ました。1960年代から70年代にかけて、アメリカで統一教会・政治部門の幹部をしていたというアレン・ウッド氏のインタビューの中に唖然とする話が出てきました。7月30日付紹介記事から引用します。「我々は世界を支配できると思った」米・統一教会の元幹部が語った"選挙協力"と"高額報酬"の実態【報道特集】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース■『私は文(鮮明)氏の犬だ』 日本での献金はアメリカでの信者獲得にも使われたという。 1960年代から70年代にかけてアメリカ統一教会の政治部門の幹部だったアレン・ウッド氏。報道特集の…

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