ストレスのコントロールとしての運動

ストレスのコントロールとしての運動

血圧の管理で運動は重要であると考えられています。しかし、運動してもなかなか血圧が下がらない場合も多く、患者さんは「折角、運動したのに、血圧が落ちないのか」と思いがっかりされることも多いようです。治療として運動を捉えると、その効果の低さから長続きしないような気がします。 皆さんは、ストレスのコントロールとして運動をとらえたことがありますか? 運動をすることでコルチゾールやアドレナリンが低下し、青斑核に影響を与えることによって、ストレスに対する感情がコントロールされます。心の緊張状態を和らげてくれるのです。加えて、セロトニン(幸福感を司る化学物質)やドーパミンなど、脳内の「心地良さ」に関わる神経伝…