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あしたの図書室 https://tomorrowslibrary.jp/

あした何を読もうかな? 今日は何の日、にちなんだ本(小説、絵本、マンガ、エッセイ、実用書などなど)を読書のおともとともに、紹介します。

中学校の図書室に勤務しています。たくさんの本を紹介したいです🎵

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2020/04/14

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  • 4月30日 図書館記念日 『図書館戦争』

    4月30日は図書館記念日です。昭和25年のこの日、図書館法が公布されたことを記念して作られた記念日だそうです。ということで今回は、有川浩『図書館戦争』をおすすめします。2019年、架空の日本のお話。「メディア良化法」という表現の自由を著しく制限できる法律ができて30年。本はすべて検閲され、自由に本を読んだり、買ったりできなくなり、違反した場合は武力行使で罰せられるというような、極端な世の中になっていた。その中で、唯一図書館だけが資料収集の自由を有しており、対

  • 4月29日 昭和の日 『オリンピックの身代金』

    4月29日は「昭和の日」です。これは、昭和天皇の誕生日だったからですが、たしか昭和天皇が崩御されたあとは、しばらくはこの日は「みどりの日」でしたよね。2007年から、昭和天皇を偲ぶという意味をこめて昭和の日になり、みどりの日は5月4日に移動したようです。わたしとしては、みどりの日が4/29というイメージのままなので、たまに混乱します(;^_^A ということで今回は昭和39年の東京オリンピックの時代を描いた『オリンピックの身代金』をおすすめします。昭和39年、

  • 4月28日 よい庭の日 『思うとおりに進めばいいのよ』

    4月28日は「よ(4)いに(2)わ(8)」のごろ合わせで、『よい庭の日』だそうです。ということで今回は素敵なナチュラルガーデンを営んでいたことでも有名な、アメリカの絵本作家にして園芸家でもあるターシャ・チューダの言葉をまとめた『思うように歩めばいいのよ』をおすすめしたいと思います。アメリカのバーモンド州の山奥でスローライフを送っている絵本作家であるターシャ・チューダの日々の生活と含蓄のあることば、そして素敵な写真とともに綴ってある本です。見事な庭や絵本の中の

  • 4月27日 世界バクの日 『バク・ククク』

    4月27日は世界バクの日だそうです。バクの生息保護を呼びかけるために作られた国際的な記念日ですが、なぜこの日なのかは調べてもわかりませんでした。バクは、夢を食べる動物、という認識しかなく、実際に動物園で見た覚えもあまりない、私にとってはなじみの薄いものなのですが、そういえば、本棚にこの本がありました。ということで、今回は五味太郎『バク・ククク』をおすすめします。言葉の魔術師・五味太郎の言葉遊び絵本です。これはイングリッシュバージョンなのですが、「BAKU W

  • 4月26日 よい風呂の日 『バムとケロのにちようび』

    4月26日は「よ(4)いふ(2)ろ(6)」のごろ合わせで、「よい風呂の日」だそうです。映画化された『テルマエ・ロマエ』の制作委員会が定めた記念日だそうです。ということで今回は、お風呂に入る場面も楽しい、島田ゆか『バムとケロのにちようび』をおすすめします。雨の日曜日、外に遊びにいけないバムはおうちで読書をすることにします。読書をする前に、部屋を片付けて・・・と思ったら、雨降りのなか遊んでどろだらけになったケロが帰ってきたため、部屋もどろんこに。とにかくバムとケ

  • 4月25日 歩道橋の日 『本日のメニューは』

    4月25日は「歩道橋の日」だそうです。大阪駅前に日本初の歩道橋ができたことにちなんでいるようです。最近は歩道橋も作られなくなっているようですね。ということで今回は、歩道橋が一つのキーポイントとなっている小説、行成薫『本日のメニューは』をおすすめします。食をテーマにした、おいしくて泣ける短編小説集です。歩道橋が出てくる話は第一話『四分間出前大作戦』。お昼時にラーメン屋に通い、丼に水を入れて病院まで運ぶ、ということを続けている幼い兄弟がいました。聞けば、入院中の

  • 4月24日 植物学の日 『植物図鑑』

    4月24日は植物学の日だそうです。これは、植物分類学者として有名な牧野富太郎の誕生日に由来するそうです。ということで今回は、有川浩『植物図鑑』をおすすめします。さやかは、ある日成り行きで、空腹で行き倒れかけているイケメンを拾ってしまう。その日から同居することになったのだが、そのイケメン・樹は掃除も洗濯も料理も完璧。そして休みの日には二人で近所を散歩し、食べられる野草を収穫するという「狩り」にでかけることが習慣に。ノビルのパスタ、タンポポの天ぷら、ふきみそなど

  • 4月23日 サン・ジョルディの日 『桜風堂ものがたり』

    4月23日は、サン・ジョルディの日です。スペインで女性が男性に本を送る日ということになっていて、これをきっかけの一つとして、こども読書の日、世界本の日、著作権の日など、本にちなんだ記念日が目白押しの4月23日。ということで今回は、本にまつわる話ということで、村山早紀『桜風堂ものがたり』をおすすめします。月原一整は、物静かな書店員。人間嫌いなわけではないけれども、他人の領域に踏み込むような人付き合いは苦手としていました。書店員としては「宝探しの月原」と呼ばれる

  • 4月22日 よい夫婦の日 『ささらさや』

    4月22日は「よ(4)いふうふ(22)」で、「よい夫婦の日」だそうです。11月22日の「いい夫婦の日」のほうが有名ですが、4月にも夫婦の日がるんですね。ということで、今回は理想ともいえる夫婦(とは言っても片方は幽霊なのですが・・・)の小説、加納朋子『ささらさや』をおすすめします。さやと赤ちゃんのユウスケの目の前、夫の俊彦は交通事故死してしまいます。幼子を抱えて途方にくれるさやが心配で、俊彦は成仏できません。さやがいろいろな事件に巻き込まれるたびに、ゴーストに

  • 4月21日 ローマの創建記念日 『バビロンまで何マイル?』

    4月21日はローマの創建記念日だそうです。紀元前753年(!)のこの日にローマが建設されたという神話に基づくようです。ということで今回は、ローマ教皇の庶子で、ルネサンス時代、イタリアの統一を目指したチェーザレ・ボルジアを扱ったマンガ・川原泉『バビロンまで何マイル?』をおすすめします。幼馴染の2人は、幼いころ助けたグノーシスからもらった指輪で、タイムスリップができるようになります。自分が行きたいと思ったところにいけるわけではなく、アトランダムにある時代に飛ばさ

  • 4月20日 四川料理の日 『戸村飯店青春100連発』

    4月20日は、四川料理の日だそうです。なぜか?というのはなかなか複雑で、4月は四川の「し(4)」だそうです。そして、80の発音が四川方言の「おいしい」の発音と同じだそうです。そして、80÷4が20だから、ということで、4月20日を四川料理の日と定めたということですが。なぜ割り算?疑問は残りつつも、今回は、四川料理、かどうかわかりませんが中華料理店の息子が主人公の小説、瀬尾まい子『戸村飯店青春100連発』をおすすめします。大阪の下町の庶民的な中華料理屋

  • 4月19日 飼育の日 『その道のプロに聞く生きものの持ちかた』

    4月19日は、「し(4)い(1)く(9)のごろ合わせで、「飼育の日」だそうです。ということで今回は、松橋利光『その道のプロに聞く生きものの持ちかた』をおすすめします。犬や猫の正しい持ち方、というのであればどこかで見たことがある気がします。しかしこの本では、バッタ、へび、ワニ、さそり、など、実際なかなか機会がなさそうな生き物の正しい持ち方を教えてくれます。生き物を傷つけず、なおかつ、人間も傷つかない、最適な持ち方を写真で説明しているのでわかりやすい、なおかつ、

  • 4月18日 発明の日 『きまぐれロボット』

    4月18日は「発明の日」だそうです。現在の特許法のもととなる法律が施行された日にちなんでいるようです。ということで今回は、その著作の中でのかなりの数の発明品を生み出したと思われる、星新一『きまぐれロボット』をおすすめします。ショートショートという超短編集の第一人者の星新一。彼は1000以上のショートショートを生み出したと言われています。その中で、さまざまなロボットや発明品を生み出しました。この『きまぐれロボット』の中で扱われているのは、「寝ながら勉強のできる

  • 4月17日 恐竜の日 『きょうりゅうのたまご』

    4月17日は「恐竜の日」だそうです。1923年のこの日、アメリカの動物学者がゴビ砂漠へ向けて出発したそうで、その結果、恐竜の卵の化石を初めて発見したことにちなんでいるようです。ということで今回は、なかがわちひろ『きょうりゅうのたまご』をおすすめします。かえるとか、かめとか、生き物をたくさん飼っているぼくのうちに、きょうりゅうがやってきました。「あのう・・・わたしのたまごしりません?」ぼくは、きょうりゅうを恐竜公園に連れて行ったり、博物館に連れ

  • 4月16日 女子マラソンの日 『君ならできる』

    4月16日は「女子マラソンの日」のようです。これは、日本初の女子フルマラソンの大会が開催されたことにちなんでいるようです。ということで今回は、小出義雄『君ならできる』をおすすめします。ご存じ、高橋尚子を金メダルに導いた、亡き小出監督の著書です。自分がスポーツをやったり、子供たちがスポ少や部活動をやったりする中で、いいコーチや顧問もたくさんいたけれども、かなり怒り過ぎるコーチもたくさん見かけてきました。何が正解かはもちろんわからないのですがやはり個人的には、小

  • 4月15日 よい遺言の日 『七回死んだ男』

    4月15日は「よ(4)いい(1)ご(5)ん」のごろ合わせで、「よい遺言の日」だそうです。「遺言」は一般的には「ゆいごん」と読みますが、法律用語では「いごん」と読むのですね。ということで今回は、遺言がもとで騒動が起きる、SF×推理小説の傑作・西澤康彦『七回死んだ男』をおすすめします。久太郎、通称キュータローは、不定期に1日が何度も繰り返す「反復落とし穴」にはまってしまうという特異体質の持ち主。そのおかげで高校生にしては見た目も考え方もいやに落ち着いている。キュ

  • 4月14日 よい椅子の日 『人間椅子』

    4月14日は、「よい(4)い(1)す(4)」ので、「よい椅子の日」だそうです。「4」を「す」と読ませるのは、中国語かな?ということで、今回は江戸川乱歩『人間椅子』をおすすめします。貧しくて醜い椅子職人が、この世をはかなんで、大きな椅子の中に隠れ、椅子として生きる道を選びます。その椅子は貴婦人のもとに運び込まれ、椅子職人は、その婦人が自分が潜む椅子に座るたびに、悦びを覚えるのでした・・・。なかなかに気味の悪い怪奇小説短編集です。表題作の人間椅子も面白か

  • 4月13日 喫茶店の日 『コーヒーが冷めないうちに』

    4月13日は、1888年のこの日、日本で初めて喫茶店ができたことにちなんで、「喫茶店の日」と制定されているようです。ということで、今回は川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』をおすすめします。。この小説の舞台は、時をさかのぼることのできる喫茶店。この喫茶店のとある場所に座ると,過去に戻ることができます。しかしそれにはいろいろな面倒な条件があって・・・。 過去に戻ったとしても、この喫茶店を訪れたことのない人には会えない/現実は変えられない/席を

  • 4月12日 世界宇宙旅行の日 『宇宙へ』

    4月12日は、1961年のこの日に、世界発となるソ連の友人宇宙衛星船が打ち上げに成功したことから、「世界宇宙旅行の日」と制定されているそうです。ということで今回は、福田和代『宇宙へ』をおすすめします。この小説は、宇宙エレベーターが実用化された近未来を描いています。宇宙エレベーターというのは、地上から宇宙ステーションまでをエレベーターで行き来できる技術。決してSFの話ではなく、現状の技術レベルでも手の届きそうな範囲にあるということで、アメリカや日本で実現に向け

  • 4月10日 メートル法公布記念日 『ザ☆単位のマンガ』

    4月10日は「メートル公布法記念日」だそうです。日本で1921年に、これまでの尺などの単位を使うのではなく、メートルという単位に一本化しようと制定された日を記念したものだそうです。ということで、今回はうえたに夫妻『ザ☆単位のマンガ』をおすすめします。この本は、世界共通で使えるように作られた7つの単位についてわかりやすく紹介しています。7つとは、長さのm(メートル)、質量の㎏(キログラム)、時間のs(秒)、電流のA(アンペア)、温度のk(ケルビン)、光度のcd

  • 4月10日 ヨットの日 『神様のボート』

    4月10日は「よ(4)っと(10)の日」ということで、「ヨットの日」だそうです。ということで「ヨット」と「ボート」では、ちょっと違いますが、今回は江國香織『神様のボート』をおすすめします。この話は、葉子と娘の草子の物語。事情があって離れ離れになった愛する人を探すため、葉子は娘の草子をつれてひたすら引っ越しを繰り返します。そのたびに転校せざるを得なくなる草子は、葉子になぜそんなに引っ越すのか、と聞きます。「神様のボートにのってしまったから」「あの人のいないとこ

  • 4月9日 大仏の日 『だいぶつさまのうんどうかい』

    4月9日は大仏の日です。これは、752年に東大寺の大仏の開眼供養が行われたことにちなんでいるそうです。東大寺の大仏はたしか、天然痘の大流行や飢饉を鎮めるために建立されたと習った気がします。これを習ったときはそんなものかと思いましたが、病の流行をしずめるために何かにすがる気持ちというのが理解できそうです。ということで今回は、苅田澄子・文、中川学・絵『だいぶつさまのうんどうかい』をおすすめします。今日は仏様たちの運動会。千手観音、阿弥陀如来、弥勒菩薩などに交じっ

  • 4月8日 灌仏会 『ブッダ』

    4月8日は、お釈迦様の誕生日をお祝いする灌仏会です。ということで今回は、手塚治虫『ブッダ』をおすすめします。ブッダの生涯を描いた手塚治虫の超大作です。お釈迦様という偉人を主人公にすえながら、1人の苦悩する若者として描いた手塚治虫はすごい!!今回、十五年ぶりぐらいに再読したのですが、かなり忘れてたので、また新たな気持ちで感動できました(^^♪ブッダの登場は二巻からですが、ブッダ以外の登場人物にも感情移入してしまいます。全12巻。とまらず読めてしまいます。

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