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2020/04/11

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  • 「論理的思考」を考える③ 論理的思考を使いこなす

    渡邉雅子さんが『論理的思考とは何か』で示した4領域の論理的思考法。 ・経済領域の論理的思考法 ・政治領域の論理的思考法 ・法技術領域の論理的思考法 ・社会領域の論理的思考法 4領域の1つである経済領域のそれが、アメリカの「5パラグラフ・エッセイ」。 アメリカ 経済領域のレトリック 5パラグラフ・エッセイの型 ・序論 主張 ・本論 主張を支持する3つの根拠(事実) ・結論 主張を別の言葉で繰り返す このアメリカのエッセイこそ、まさしく我が「論理的思考」であり、こんにちの教育の中心柱ではないか。 経済領域のレトリックは、効率的に最大限の収益を上げることを目的とする。アメリカが資本主義経済の中心であ…

  • 「論理的思考」を考える② 論理的思考は一つではない?!

    この20年来、「論理的思考」というのはPISA学力に象徴されるような「筋道だって考える力」だと理解してきた。そして、それは唯一絶対のものだとも思っていた。 名古屋大学教授の渡邉雅子さんは、『論理的思考とは何か』のなかで言う。 論理的思考は一つではない。 論理的思考はグローバルに共通なものではなく、実は文化によって異なっており、それぞれの社会が何を重視し文化の中心に据えるのかと深く関わっている。 では、これまでの私の理解は間違っていたのか。 というと、そうでもない。視野が狭く、理解が不十分だったということだと思う。 渡邉さんは、作文教育に着目した研究をもとに、論理的思考の4つの型を紹介している。…

  • 人権教育としての情報教育

    情報教育(学校教育においてコンピューターを扱う活動)は、大きく3つの時期に分けられると思う。 Ⅰ期 コンピューターを扱えることをめざした時代 Ⅱ期 インターネットやメールの時代 Ⅲ期 SNSの時代 私なんかの世代は、Ⅰ期よりもはるか前に教育を受け、教師生活の終盤にⅠ期とⅡ期を経験したことになる。 いま現役の先生たちの多くはⅠ期の時代に教育を受けている。Ⅱ期の教育を経験した人もいるだろう。 Ⅲ期の教育を受けた教師は、だれもいない。 Ⅰ期の情報教育は、情報スキル習得の教育だった。キーボードの打ち方、文書作成のスキル、表作成のスキルを習得することが目的であった。 Ⅱ期の情報教育は、情報スキルの習得に…

  • 「論理的思考」を考える①

    学校教育の世界で「論理力」「論理的思考力」がクローズアップされるようになったのは、2003年の「PISAショック」がきっかけでした。 経済協力開発機構(OECD)が2003年に行った学習到達度調査(PISA)において、日本の「読解力」が2000年の8位から14位に転落しました。これが「PISAショック」です。 それまでの学校教育では、「読解力」というと文学的な文章の読みにウェートが置かれていました。 一方、PISA学力の「読解力」は、論理的・説明的文章の読みの力を基盤とするものです。 それが世界標準だとしたら、「これは大変だ」となったわけです。 PISAが定義する「読解力」について、文科省の資…

  • 人権教育としての包括的性教育②

    人権教育が進まないのはなぜか。 その主因は、時間割の中に「人権教育」という枠がないことにある。 学習指導要領の持つ拘束力に賛成の教師も反対の教師も、たとえば「道徳」の枠が設けられれば週1時間の授業を行っている。 つまり、文科省(国)は本気で人権教育を推進しようとは考えていない。 したがって、人権教育を進めるためには「創意工夫」と「ねばり強さ」がいる。しかしそれは「しんどいこと」でも「たいへんなこと」でもなく、道を拓くたのしいことだと私は思う。 さて、「包括的性教育」の理念を教育課程に落とし込んでいく作業である。時間割の枠がないわけだから、指導内容を関連づけながら各教科領域の年間指導計画に位置づ…

  • 人権教育としての包括的性教育①

    新年度の始まりです。 始まりにはワクワク感が伴うものですが、どうもそうした高揚感がありません。 子どもや教育を取り巻く、危機的とも思えるこのモヤモヤとしたものは何なのでしょうか。 教員だったころの私は、人権を教育実践の軸に据えてきました。不十分さはありますが、少なくとも心意気はそうでした。このブログでも「人権教育」のカテゴリーを設けて、一部を公開しています。 退職から10年が経ち、いま「人権教育」のカテゴリーに加えたいと考えていることが2つあります。 1つは「包括的性教育」で、もう1つは「SNS時代のIT(ICT)教育」です。 ここでは、「包括的性教育」について取り上げます。 「包括的性教育」…

  • 退職10年に想う

    退職して10年が過ぎた。 仕事を辞めると、当然のことながら家にいる時間が増える。 10年は長いようで、過ぎてみると案外早かった。そして、時間を持て余すこともなかった。 退職によって収入は大きく減る。年金受給が始まっても、現役時代の金額には遠く及ばない。現役時代と同じ生活水準を維持することは「ないものねだり」。求められているのは、暮らしの価値観の転換だ。この点については、10年経っても道半ばといったところだ。 金はなくても、時間はある。 それは、とても贅沢なものだ。これは、正直な実感。 金銭的なことを差し引いても、退職後、老後のくらしはじつにいい。 私は、現在の居住地で生まれ、ほとんどの期間ここ…

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教育逍遙 -小学校教育の小径をそぞろ歩き-
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