パタン、とドアを閉め。「・・・・・ただいま」小さく呟いてみるが返事はない。いつもここにいた人は―「―・・・・っ」涙がこぼれそうになって、慌ててこらえる。ダメだ…
電話が鳴った。スマホの画面に表示されたのは教会の電話番号で。 「シウォン、昨日はどうしたの?大丈夫?」慌ただしげにシウォンが出かけて行ったのは一昨日のことだ…
司祭館の一角に、神父が生活の場として使っているところがある。そこの一室の扉をそっと開いた。きちんと片づけられて、ベッドと机の他にはなにもない部屋が目の前に現れ…
夜が明けていく。どんなに朝が来ないようにと願っても、時をとめることなんてできはしない。雨戸もカーテンもない台所の窓から入ってくる光で、だんだんと明るくなってい…
遠ざかる温もりに、無意識のうちに身を寄せた。ふっと、頭の上に暖かな息がかかり、もう一度温もりに包まれる。安心して身をまかせていると、額の髪をさらりとかきあげら…
バイトから帰ってきて、扉を開けようとしたところ。「わっ」内側からドアが開いて、出てこようとしたチャンミンとぶつかりそうになり、バランスを崩したところを受け止め…
10月に入ってから、いわゆる『ブライダルシーズン』というやつで忙しくなっていた。家に帰った途端、眠くて限界という日が続いている。その日も、風呂から出てほとんど…
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