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もののaware https://monono-aware.hatenablog.jp/

とある福島県民の雑記ブログです。 テーマはローカル・自然・ふるさと・教育・働き方・職人・まちづくりetc… 福島には「ほんとの豊かさ」があると信じています。

tamayosu
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高山市
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福島県
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2020/03/15

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  • 南会津の木地師・後編

    お椀やお盆の材料となる良質な木を求め、山から山へと移り住んだ流浪の民、木地師について。今回は後編。いよいよ福島県南会津にいた木地師に迫る。 (前編はこちら↓) monono-aware.hatenablog.jp (余談だが、お椀やお盆類、つまり轆轤などで内側をくり抜いて作られるものの総称はあるのだろうか。椅子やテーブルは「脚物」、箱なら「箱物」と呼ぶけれど。「椀物」と言いたいところだけれど、既に「お吸い物」という意味で存在するからなあ・・・) さて、南会津の木地師と銘打ってはいるが、木地師誕生の地・近江から福島県会津地方への木地師の動きから見ていこうと思う。 1590年に豊臣秀吉により行われ…

  • 南会津の木地師・前編

    木地師というテーマを入り口にした記事を書いたが、その後木地師についてより深く知る機会があったので、備忘録としてまとめてみようと思う。 monono-aware.hatenablog.jp 改めて木地師とは・・・ 手挽き轆轤(てびきろくろ)を用いて、生木からお椀やお盆などを作る職人のこと。彼らの生活は山と共にあり、良質な材料を求めて山に入り、そこの木を伐りつくすと次の山へと移り住み、その都度山中に住居を構え、里との物々交換によって生きてきたという。 木地師の始まりは平安時代ごろ、惟喬親王(これたかしんのう)という人物によるものとされている。 惟喬親王は55代天皇の文徳天皇の第1皇子として生まれた…

  • ウラヤマ

    先日、秘密基地と題した記事を書いたが、僕が通った児童館の裏手は、中々にワクワクする場所だった。 小高い丘になっていて、木々のトンネルや根っこの階段を手足駆使して登ると、そこには大きな石碑の鎮座する小さな広場があった。周囲をぐるりと大きな雑木に囲まれていたので、どちらかと言えば薄暗く、静かな聖域といった具合の場所だった。となりのトトロに出てきそうな場所である。 雑木の隙間からは、一面に広がる田んぼが見えた。当時は田んぼを見ても綺麗だなとは思わなかったかもしれないが、今思い出すと、それはもう見事な眺めだったと感じる。休み時間になると、表の校庭の遊具遊ぶよりも、裏手のこの場所で遊んでいた。 この雑木…

  • 彦左衛門の森

    かつて高山市清見町(旧清見村)の山にも、木地師と呼ばれる、ろくろを使ってお椀やお盆などを作る人々がいた。彼らは山に住み、作った木工品を里の人々と物々交換することで生活していた。 ある日、木地師の一家の元に、彦右衛門という落ち人が現れた。負傷していた彦右衛門を一家は介抱し、かくまってやることにした。そして彼は、傷が癒えると一家の木地師としての仕事を手伝うようになった。落ち武者と言えど仮にも武士、刃物の扱いに長けていた彦右衛門は木地師としての才能があったようで、一家もそれを喜び、いつしか一家の一人娘と恋仲になったという。 しかし、一家の一人息子は、突然現れた落ち武者に、木地師の跡継ぎの座を追われか…

  • 秘密基地

    ご縁があって、岐阜市の木育施設「ぎふ木遊館」と、岐阜県立森林文化アカデミーの森林総合教育センター「morinos」に行く機会を頂いた。とても有意義な1日を過ごすことが出来た。 ぎふ木遊館は、今年7月にオープンしたばかりの木育施設。岐阜県産材をふんだんに使った館内は明るく開放感があり、まだ真新しい木の香りが漂っていた。コロナ禍により入場制限を行っている状況ではあるが、たくさんの親子連れでにぎわっていた。ここにくる全員、大人も子供も関係なく楽しんでいるのが印象的だった。 また、県の施設ということで、行政がこのような場所づくりに取り組んだということ自体がとても興味深かった。岐阜県の木育に対する意識の…

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