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2020/02/25

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  • 3-11.アメキウディの饗宴(第一稿)

    ウンノー泊(どぅまい)(面縄港)に戻ってサグルーたちと合流したサスカサたちは、先代徳之島按司(とぅくぬしまあじ)の妹の犬田布(いんたぶ)ヌルと会った。犬田布ヌルは山北王(さんほくおう)を倒してくれた事を感謝したが、中山王(ちゅうざんおう)が今の按司を倒す意志がない事を知って悲しんだ。 犬田布ヌルは二人の若ヌルを連れていて、一人は先代の娘のリン、もう一人は今の按司の娘のマクトゥだった。リンは両親と兄と弟を山北王に殺されていた。犬田布ヌルがマクトゥの指導をする事に決まった時、リンは敵(かたき)の娘に会いたくないと言って会わなかった。あれから三年が経って、当時、七歳だったマクトゥは敵ではないと理解し…

  • 3-10.トゥクカーミー(第一稿)

    シンシンとナナが予想したように、島ヌルのカリーと親方の息子のサクラーは消えてしまった。どこに行ったのかわからないが、無事に帰ってくるまで、サスカサたちは待っている事にした。 ヒューガは先に帰ったが、サンダラたちは一緒に残った。トカラの宝島まで行けば冬にならなければ帰れないので、急ぐ必要もないと言って、浜辺に店を開いていた。サスカサたちは硫黄(いおう)の採掘を手伝ったり、島の娘たちに武当拳(ウーダンけん)を教えたり、カリーの代わりに子供たちに読み書きを教えたりして過ごした。 四日目の夕方、カリーとサクラーは無事に鳥島(とぅいしま)に帰ってきた。気がついたら豪華な御殿(うどぅん)にいたので二人は驚…

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