欧州特許庁の情報提供に関してよくある質問とその回答をまとめてみました。Q. 情報提供に庁費用はかかりますか?A.いいえ。欧州特許庁における情報提供の庁費用は無料です。Q. 匿名での情報提供は可能ですか?A.はい。欧州特許庁では完全匿名で情報...
日本の特許事務所で勤務した後に渡独し、2011年からドイツの特許法律事務所で働いています。日ごろの実務で調べたことや、セミナーなどで仕入れた情報をブログに公開していこうと思います。
どのカテゴリーの組織が単一効特許を活用しているのかを調べてみました。 I. 方法 アプローチ ①大学、公的研究機関(Universities and public research organisations)、②零細企業、個人(SMEs
どの技術分野で単一効特許が活用されているのかを調べてみました。 I. 方法 アプローチ 単一効申請におけるシェア率(その技術分野における単一効申請数/単一効申請全数)が高い技術分野トップ10の単一効申請におけるシェア率と登録特許におけるシェ
統一特許裁判所のOpt Outが制度発効後どのように活用されているかをを調べてみました(「Opt Outって何」という方は過去の記事「欧州単一特許制度についてよくあるQ&A」をご参照ください)。 I. 方法 ツール – EP Bulleti
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欧州特許庁の情報提供に関してよくある質問とその回答をまとめてみました。Q. 情報提供に庁費用はかかりますか?A.いいえ。欧州特許庁における情報提供の庁費用は無料です。Q. 匿名での情報提供は可能ですか?A.はい。欧州特許庁では完全匿名で情報...
次回の欧州知財ウェビナーの日程およびトピックが決まりましたのでご案内申し上げます。トピック「G1/24, G1/23の解説と今後の実務の注意点 」欧州特許庁の拡大審判部は最近になってクレーム解釈の質問を取り扱ったG1/24そして先行技術とし...
欧州特許庁における進歩性の評価はProblem Solution Approachと呼ばれる手法に基づいて厳密に判断されます(「Problem Solution Approachって何?」という方は過去の記事「Problem Solutio...
2025年8~9月の私長谷川の日本での出没予報(仮)です。8月7日(木) 東京/クライアント訪問8月8日(金) つくば/クライアント訪問8月12日(火) 東京/クライアント訪問・研修講師8月13日~8月20日 休暇&リモートワーク8...
この度弊所Hasegawa弁理士事務所でAIを活用した日独翻訳のサービスを試験的に提供することにしました。サービスの詳細は以下の通りです。サービスの対象本サービスの対象はまずはPCT出願のドイツ移行案件のご依頼に伴う日独翻訳に限定させていた...
ChatGPT o3による翻訳チェックの精度を検証してみたところ、英語の表現の適否については適切に評価することができましたが、訳漏れの検出力が弱いことがわかりました。例えば翻訳文全文をChatGPTに一括投入した場合、段落丸ごと訳抜けしてい...
この度2年ぶりに日本でオフラインの対面式欧州特許セミナーを企画することが決まりましたのでご案内申し上げます。本セミナーの企画・運営は高橋政治先生が運営されている知財実務情報Lab.®にご協力をいただいております。トピック「UPC発足2年で見...
パリ条約における優先権の要件の1つに「最初の出願」があることをご存じの方は多いかと思います(同第 4 条 C(2)及び(4))。実際に日本の審査基準V部1章2.3.2でも「最初の出願」について以下のように明記されています。「パリ条約による優...
次回の欧州知財ウェビナーの日程およびトピックが決まりましたのでご案内申し上げます。トピック「UPCとEPOとで進歩性の判断が割れた EP3666797B1を分析する 」統一特許裁判所はケースUPC 1/2023においてEP3666797B1...
この度特に初めて欧州特許庁における異議を担当される日本の実務家向けに、制度概要から実践的な戦略まで包括的に解説した手引書を作成しました。しばらくの間無料配布をします。ご興味がございましたらお知らせください。内容:・異議申立ての基本制度と手続...
このたび、日本知的財産協会における私の講師歴が10年を超えたことに対し、協会より感謝状をいただきました。約10年前、自分を売り込みたくて必死に日本知的財産協会にアプローチしたことを、まるで昨日のことのように思い出します。講師としての活動を通...
どのテキスト生成AIが特許出願書面の作成に優れているかを調査するため代表的なテキスト生成AIであるChatGPT o3、Claude 3.7、Cemini 2.5proに特許請求の範囲および明細書を作成してもらいました。発明の題材としては2...
この度、高橋政治先生が運営されている知財実務情報Lab主催のセミナーで私が講師を務めさせて頂くことになりました。 セミナーの概要は以下の通りです。テーマ:「EPOでよく指摘される記載不備の対処法・予防法」」日時: 2025年7月23日(水曜...
この度、発明推進協会の研修で私が講師を務めさせていただくことになりました。 研修の概要は以下の通りです。テーマ:「知財業務 × 生成AI ~現場での活用法と未来への可能性~」日時: 2025年6月5日 日本時間14:00~16:30会場: ...
欧州の特許業界に特化したオンライン情報プラットフォームであるJUVE Patentが「UPC Statistics: 60% Success Rate Patentees, Rapid, and Further Key Insights」と...
以前の記事「UPCはProblem Solution Approachを捨てたか?」ではUPCは進歩性判断の際にドイツのアプローチを採用し、欧州特許庁のProblem Solution Approachを採用しない方向に向かっていると説明し...
特許実務相談相手としてどのテキスト生成AIが優れているかを調査するため代表的なテキスト生成AIであるChatGPT 4o、ChatGPT o3、Claude 3.7、Cemini 2.5pro、欧州特許庁ガイドライン学習済NotebookL...
次回の欧州知財ウェビナーの日程およびトピックが決まりましたのでご案内申し上げます。・トピック「EPOの異議における口頭審理」欧州特許庁の異議は特許権者そして異議申立人が対立構造で議論する口頭審理で決着がつきます。本セミナーではEPOの異議の...
先日の記事「欧州向け明細書では効果を水平展開することが好ましいです」では、欧州向けの明細書では「効果の水平展開」つまり1つの特徴に対して2以上の異質な効果を明記しておくとが好ましいことを説明しました。今回は同質の効果を掘り下げること、つまり...
欧州特許庁の進歩性判断手法であるProblem Solution Approachではクレームされた特徴の効果が重視されます(過去の記事「Problem Solution Approachの3つのステップ」をご参照ください)。したがって欧州...
以前の記事「パラメータの測定方法の欠如が実施可能要件違反となる場合」では、パラメータの測定方法の欠如がEPC83条の実施可能要件と問題となり得ることを解説しました。 しかしパラメータの測定方法の開示だけでは実施可能要件を満たすのに十分ではあ
2024年8~9月の私長谷川の日本での出没予報(仮)です。 8月5日(月) 東京/クライアント訪問 8月6日(火) つくば・東京/クライアント訪問 8月7日(水) 神奈川・東京/クライアント訪問 8月8日(木) 神奈川・東京/クライ
ルーマニアがUPC協定に批准したことにより2024年9月1日以降に登録される欧州単一効力特許はこれまでの17カ国に加えてルーマニアにも効力が及ぶことになります。 しかし例えば2024年8月1日に単一効力申請の期限が終了してしまう欧州特許につ
先日の記事「ChatGPTを使ってEESRの応答案を検討してみた」では、ChatGPTから妥当な応答案の出力が得られうることを説明しました。 今回の記事ではChatGPTから妥当なOAの応答案を得る上で私が試行錯誤の結果気を付けるべきと思っ
40代のおじさんであれば誰もが知っている「邪王炎殺黒龍波」。 邪王炎殺黒龍波とは冨樫義博先生の代表作である「幽☆遊☆白書」というバトル漫画に登場する飛影というキャラクターが使う必殺技です。飛影というキャラクターのクールさ、黒龍波というネーミ
OpenAI社によるChatGPTが弁理士業界で話題になってからしばらく経ちますが、実際の特許実務に活用しているという話はそれほど表立っては聞きません。 そこでChatGPTが実際の実務でどれだけ使えるかを検証するために、ChatGPTを用
ハンガリーでは出願4年目から出願日の各年の応当日(期日)から3月以内に維持年金を支払わなければなりません。そして期日の2月前から維持年金を納付することが可能です(Art. 23, 84/L(2), (3), 115/M(3) PA)。 また
Case number Division EP patent Hear the other party Protective letter Outcome of decision UPC_CFI_2/2023 Munich local E
以前の記事「主要国における欧州単一効特許の活用率」の最新版の作成してみました。 単一効申請率は、 これまでの単一効申請全数/UPC協定発効後の2023年6月以降の登録欧州特許件数 で求めました。 また計算に用いたデータは2024年5月21日
単一効力特許に基づく権利行使がどれぐらい活用に行われているのかを調べてみました。 I. 方法 データ入手方法 - 単一効力特許の件数: EPO Statistics and trends centreから入手 - 2022年のドイツ、フラン
従来の有効化型欧州特許と単一効力特許との間で権利の活用度に差があるかを調べてみました。 I. 方法 ツール EP Bulletin search Database: BULL 2024/20 母集団 UPC協定発効後の2023年6月以降に登
次回の欧州知財ウェビナーの日程およびトピックが決まりましたのでご案内申し上げます。 ・トピック: 「ChatGPTを利用してEPOのOA対応案を検討してみる」 近年目覚ましい進化を遂げる生成AIの代表格であるChatGPTを利用してEPOの
従来の有効化型欧州特許と単一効力特許との間で欧州特許庁における異議の申立率に差があるか調べてみました。 I. 方法 ツール European Patent Register 母集団 UPC協定発効後の2023年6月および7月に登録になった欧
以前の記事「用途限定の解釈(欧州特許)」で、方法クレームにおける用途限定は、方法におけるステップの1つとして解釈され、発明限定事項として認められる説明しました。 しかし方法クレームにおける全ての用途限定が発明限定事項として認められるわけでは
今ではアクセスできなくなっていますが、2022年10月7日に公開された欧州特許庁長官によるBudget and Finance Committee向けのレポートで公開された2021年の欧州特許庁における異議の統計データの一部を抜粋します。
日本特許庁でも欧州特許庁でも出願書面が塩基配列又はアミノ酸配列を含む場合は、配列表を提出することが求められます(特許法施行規則27条の5、EPC規則30条)。 日本はこの配列表の運用にかなりおおらかです。例えば配列表が明細書に記載された配列
過去の記事「PCT出願の欧州移行を依頼する際に必要な書面・情報」で説明したように、国際段階でPCT34条補正をした場合は、欧州移行時に必ずPCT34条補正の補正書の翻訳の提出が求められます。 ここでPCT34条補正の補正書とは、補正されたク
昨年に引き続き今年も日本知的財産協会主催の2024年度の研修「欧州特許制度」の一部で私長谷川が講師を務めさせて頂くことになりました。 研修の日程は以下の通りです。 受講者の皆様にとって有意義な情報および時間を提供できるよう努めます。欧州にお
欧州特許庁における異議では口頭審理の前に異議部による予備的見解が発行されます。 この予備的見解では異議部はかなり具体的に特許性に関して言及します。つまり主請求そして補請求が維持可能であるか否かについてまで異議部は非束縛的に見解を示します。
次回の欧州知財ウェビナーの日程およびトピックが決まりましたのでご案内申し上げます。 トピック「EPOでよく指摘される記載不備の対処法・予防法」 欧州特許庁からよく記載不備を指摘されるのだけれど、反論すべきなのかそれとも補正で対応すべきなのか