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某塾講師の備忘録 https://jukukoshinohibi.hatenadiary.com/

底辺出身の塾講師である僕が、『教えること』に役立ちそうな情報を、『心理学』から『勉強法』までまとめるブログです。(教育に関するヘンな話への愚痴も少々)

中元 俊也
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2020/02/21

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  • 「言い出しっぺ」が”損をする”仕組みを破壊したい。

    宿題の出し方から仕事の依頼まで、他人が絡むことにおけるインセンティブの設計や機能には、かなり敏感になるよう心掛けている。 自分にも相手にもトクとなる行動を促すためにはどんな報酬を用意し、どう声掛けを、どのタイミングですればいいか。これが戦略ゲームみたいで面白いからだ。 その反動というわけではないが、自分が何をされたらやる気を失うかということにも、すごく客観的というか、他人事として観察するクセが付いている。 「なるほど、人はこういう扱いをされたらやる気を失うんだ、へー」という発見を得た方が、今後に活かしやすい。そう割り切れているんだと思う。 そんな僕が最近何度も食らう「やる気ぶっ壊しあるある」が…

  • 最強の塾講師はやっぱり・・・・【いいサイコパス】だよなぁと、すごく思う。

    学校や塾、ご家庭であるあるの問答は、20年以上前から変わらないと感じる。例えば宿題をあの手この手でやってこない生徒とのバトルなどなど、だ。 ここをどう説得し、完遂させるか。ここをナァナァにすると、指導自体に意味が無くなり、月謝を頂きながら成績向上を果たせなくなるので、つまり評判が落ちる。 生徒の「したくないんだよ!」という嘆願を如何に無視して、やらせるか。ここは担当講師だけじゃなく、その場を管理する人間の腕力にも大きく関係すると感じている。 こういうときは先行事例研究ではないが、他塾の校舎長のやり取り・実践例を調べるようにしている。今日も常習犯の対策について、色々読み漁っていた。 そして実際に…

  • 「他人へのイライラは自分の得意なこと」という記事を読んで。

    最近、メンタル的なことで自分の中で引っ掛かることがあった際、専門的・科学的なヒントを探す前に、同じことで悩んでいる人の言葉を読むようにしている。 具体的にはnoteに自分がもやもやする事柄のワードを打ち込んで、出てきた記事を大量にタブに開いて、ザッピングするという形だ。これが結構イイのである。 そんな中、「イライラ」をテーマにした記事で一つ、面白いものを発見した。タイトルが全てを物語っているが、これである。 note.com 他人へのイライラは、自分の得意なこと。この観点は今まで持っていなかっただけに、すごく興味深いもののように感じられてくる。 今日はそのメガネから自分と環境を観察してみたとい…

  • 「一切皆苦」という仏教哲学と、過去のクソ記憶が、僕の心を一番整える説。

    仏教哲学を独学で学び始めて久しいが、今一番自分にとって大事だと思う考え方は、「一切皆苦」である。これについて5か月前にも記事にしたが、解像度がちと低い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com その当時は、「楽しいとき、幸せなときの中にも、苦に繋がる種は隠れているから、喜んだり楽しんだりしつつも、冷静な心を持とう」みたいな風に解釈した。 しかし、今はもうちょっと深いところというか、「多分その理解だと本質から若干ズレてるよね」という印象を持つに至っている。 実際、ChatGPTに聞いてみたが、僕が感じたようなことはあまり含まれていないことに、すぐ気付く。 「一切皆苦」とい…

  • 全然腹落ち感なかった【リフレーミング】の意味が、やっと分かった、かも。

    「リフレーミング」という心理学用語がある。簡単に言えば、目先の出来事の解釈を変えることで、ネガティブな思考にヘンに囚われ続けないようにするものだ。 久しぶりにChatGPTに質問を丸投げして、その定義を改めて教えてもらった。曰く、こんな感じらしい。 リフレーミングは、特定の状況や問題を異なる視点や枠組みで捉え直すことを指します。 つまり、同じ事実や状況でも、その意味や解釈を変えることで、新しい理解やアプローチを生み出す手法です。 リフレーミングは、問題解決やコミュニケーション、心理療法などさまざまな分野で使われます。 例えば、ある事態が否定的に見える場合でも、それをポジティブな側面から捉え直す…

  • 【やや使用注意】心の動揺を鎮めるには、同じタイプの極端な事例をぶつけるのが良さそう。

    僕は退屈な時間が好きではない。なぜかと言うと、本当にぼーっとしているときほど、過去の嫌な記憶や、将来への杞憂が脳内に立ち込めてくるからだ。 酷いときは、その嫌な記憶が別の嫌な記憶を連想させ、その感情に完全に乗っ取られかけることもある。そういうのもあって、落ち着いた時間がそこまで好きじゃない。 実際機能も、過去に受けた理不尽なクレームの記憶が蘇ってきて、相手に向けたものなのか、それとも自分に向けたものなのか、よくわからない怒りに囚われてしまった。 その怒りを誤魔化すため・・・というわけでもないのだが、気付けばYouTubeのショート動画を次から次へとザッピングし、ひたすら眺めるという時間を過ごし…

  • 【英文読書ルーティン日記174】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅨ ~ぼく=理性+感情~

    僕が子供の頃、遊戯王という漫画が流行った。「もう一人のボク」というフレーズは、それもあってかとても印象深く、今も記憶に刻まれている。 厨二病みたいだが、時折自分の中には何人もの”じぶん”が居るような気がすると、つくづく感じてもいる。これは分人主義を学んだことからも影響を受けているのだが。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 家族の前。学校の中。異性の隣。その時々で、異なる僕が現れて、異なる思考回路を用いて、都度リアクションをしている気がする。 だがそれは、僕らが感知できない脳の機能でもそうなのだという。思考・情動をホルモンといったカタカナで学び直すのも不思議な話だが…

  • 【皆さんはどうですか?】僕が即答できなかった問いがあったので共有します。

    今日は会社の中で、担当している校舎の現状と課題、展望についてミーティングする機会があった。 前もって資料を作成しながら、自分なりにそれらを棚卸しした状態で臨んだので、大体は恙なく進んだのだが・・・”ある質問”で、僕は完全に停止してしまった。 その質問に答えられなかったことが自分でもすごく不思議で、その話し合いが終わった今も、すごくもやもやする気持ちが続いている。 だからこの記事を借りて、そのもやもやをただひたすら、書き殴ってみようと思う。では以下、本題である。

  • 「経営者目線」を獲得するためには、結局”数値で現実を見る”のが手っ取り早いっぽい。

    最近、「独立」という言葉を使わなくなった自分に気が付いた。これは何も、自信を失ったとか、現状に満足しているとか、別にそういうわけではない。 単に講師として自分はどう在るべきか、どんな講師でありたいか、その理想像がかつてないほどくっきり見えて、それを追求することにハマっていただけである。 もちろんその熱も未だにちゃんと高いのだが、だからこそそれをきちんと反映できる、落とし込める、共有できる場所とチームを創りたいと、改めてそっちに戻ってきた。 僕にとってのムセイオンがどんなところなのか、それはまだ曖昧模糊としている。だが、だからこそOODAループを回しながら、その輪郭を掴まねばならないわけで。 こ…

  • 器がデカい人ほど筋トレを推奨する理由が深くて面白い。

    僕も昔からそうなのだが、どうしても人の言動や視線が気になって、自分を押し殺すところが結構強い。(HSP気質を持っているんだろうなと思ってるけど) それは人類普遍の共通の悩みであるようで、心療内科の先生や、論文マニアの方への質問として、言葉こそ違えどいつ何時でも見かけられるものだともいえる。 そういうときのアドバイスとして、実はよく見かけるものがある。それは、「筋トレをすること」だ。もっと言えば、それによって、見た目を変えることである。 一時期は脳筋解法というか、ネタ色が濃いなとだけ感じていたのだが、色んな人の話を根拠付きで読んだり聴いたりするうちに、すごく納得感が強まっているのを感じる。 今日…

  • ずっとイライラして不調なときに、どう自分を中立へ引き戻すか。

    なるべく好奇心を持って観察しようとは努めているのだが、今日ははっきり言ってメンタルの調子が滅茶苦茶悪い。ただし、別に鬱というわけでもない。 まず、起きてから何故かずっと、滅茶苦茶イライラしている。起きてもいないトラブルを想定してカリカリし、ムカつく言動を思い出しては勝手にストレスを感じている。 それだけじゃなく、集中力も今日はまるで深まっていかず、アイデアを出したいのに思考は散漫で、些細な刺激で簡単に気が散ってストレスがどんどん溜まっていく。 正直、早く仕事を切って、とっとと酒を飲んで寝て、今日という1日を終わらせたくて仕方ない。何が原因かは心当たりがないのだが、それだけに性質が悪い。 さて。…

  • 「なんとなく嫌なこと」を、コーチングのメソッドを使って掘り下げてみた。-すると超ヤバかった。

    【観察力の鍛え方】を読んでいると、「”苦手”は思考停止ワード」という指摘があって、ちょっとドキっとする。 僕自身、嫌なことや、やってて手応えに乏しいことほど、さっさと「苦手」とラベリングし、距離を置いてしまいやすい思考の癖があるからだ。 当然、その対象への理解は、かなり前半で止まってしまう。そして理解が及んでいないのだから、曖昧だという感覚が全然消えず、自然と”不安”がそこにくっついてくる。 ということで今日は、実際に僕が「苦手だなぁ」と思っていることを棚卸しながら、この辺について思うことを書いてみる。

  • 「過去の自分を受け入れ」たくて、色々考えたら、血の気が引く結論に至りました。

    別ブログなのだが、こんな話を書いた。 hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com 「嫌いなもの」を取っ掛かりとして自己内省を深めてみるという内容なのだが、その結果たどり着いたものは、なかなかに興味深い。 それは、僕は過去の自分が猛烈に嫌いというものだ。具体的には、特に小1頃までの自分が凄く嫌いで、だからこそ似た言動をする子供も嫌い、という仮説が立ったのだ。 自分の中で許せていない自分があるからこそ、それがトリガーとなって特定の言動に強い苛立ちや憤り、嫌悪感を覚えてしまう。 となれば、僕が子供の躾と同時に取り組むべきタスクが浮き彫りになる。それは、過去の自分…

  • 【英文読書ルーティン日記172】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅧ ~環境がつくる”鬱”~

    諸行無常。滅びの美学というか、なにかオシャレなフレーズとして使われるイメージのある言い回しだと思う。 しかしこれは、単に、この世に生きている時点で逃れられない現象の呼び名のようなものではないかと思いつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕にとっては、諸行無常は質量保存の法則と同じ言葉や定義のジャンルで括られている。つまりは世界に適応されている法則の1つなのだ、と。 すなわち、脳どころか、ひっくるめて僕も環境も世界も、日々変わりゆくのが前提なのだ。そう考えれば、定常不変、変わらない方が異常だと言える。 問題は変えようという意思と、変え方なのではないか。この本…

  • ダニングクルーガー効果の建設的な使い方ガイド。

    ここ最近、調べれば調べるほど、色んな意味で”面白い”と思っている語句がある。それは、「ダニングクルーガー効果」だ。 死ぬほど乱暴に言えば、正直浅い知識の人ほど、何故か自己評価が凄く高いよね、という傾向を指す言葉で、実はイグノーベル賞を受賞しているほどの研究である。 【知っておきたい】ダニングクルーガー効果とは? なぜ自分を過大評価してしまうのか リカレント 詳しく調べるために元の論文を読もうとしてみたが、なんか有料のヤツしか見つからなかったので、曲解していないか少し不安は残るけど、今日はそれに関する記事である。 このダニングクルーガー効果を、自分や相手に対してのモノサシとして、きちんと機能…

  • 当事者比ですが、作業効率を爆上げする方法を開発したので、シェアします。

    自分で言うのもなんだが、ここ最近打ったライフハックが次々とハマって、僕という個人の生産性が凄く高まっている。 なにか大きなことを成し遂げたとかそういうわけではないが、日々の細分化されたタスクが未消化のまま終わることが無くなり、嫌いな電話への抵抗も、かなり減った。 この方法論について、別に科学的な根拠など無いし、あくまでも”僕に”ハマったというだけの話だ。だが、もしかしたら何かしらのヒントになるかもしれない。 ということで今日は、ここ最近自分にバッチリハマッたライフハックを、3つほど手前味噌だが紹介してみる記事である。

  • 「どうでもいい」という言葉は、とてつもなく懐が大きい言葉ではないかと思えてきた。

    「受容」「受け入れる」「ありのままを受け止める」「期待しない」といった、心を中立に保つための心構えを、方々で見かける。これが簡単に聞こえて、難しい。 僕自身もその大切さは頭で理解しているのだが、それを体現したらどうなるか、その意識にどうすれば持っていけるか、腹落ちしないまま1年くらいもやもやしっぱなしだ。 どうすれば僕は、思い通りにいかない現実を、もっと許せるのだろうか。執着を手放し、心を中立に置けるのだろうか。偏りのない思考は、どうすれば実現できるのか。 それを知りたくて色んなことを勉強してきたが、どれもしっくりこず、僕はどうしても、理不尽を「受け入れる」だけの器が無いように思えて、落ち込む…

  • 今一番の僕のコンプレックス。「無責任な期待」をどうやって捨て去るか。

    人間というものは不思議なもので、30年チョイ生きてくれば、自覚し、直そうとしさえすれば、自分にとって弱点だと思える思考の癖も段々と取れてくるもののようだ。 しかしその中でも、新たに目立ち始めたのか、それとも実は昔からそうだったのかわからないが、自分の「無責任に期待しがち」という思考の癖がとても気になっている。 特に低学年の子供と接する際に感じるストレスの元凶はここにあると感じており、ここを認知して正していくことは、今の僕にとって本当に急務レベルのものである。 期待をどうやってかなぐり捨てるのか。ケガで拘縮した筋肉を、使うことでその機能を取り戻すように、僕の心の歪んで固まった部分を内省し、その正…

  • 理解しきれない他者の背景を読み取るスキルを、僕らは小説の読解問題から学んでいる。

    大体どの高校入試も大学入試も、小説・物語の読解問題が出題される。その狙いについては皆様それぞれ一家言あるだろうが、僕はこう考えている。 曲解や決めつけ、当て推量といったやり方で、対人評価や状況の判断をするヤツをふるいに掛けるため。 得てして、物語文が苦手な生徒は、自分の主観を全開にしてそれを読解しがちだ。例えば、泣いているなら絶対に悲しいのである、という風に。 その人の価値観や背景、事情といったヒントを考慮に入れず決め打ちするタイプの人間は、実際に接していてもとてもめんどくさい。 そういうのを学校に入れないため、物語文は課されているのではないか。そんな風にさえ考えている。 だが逆に、物語文の読…

  • 「現状維持バイアスの外し方」が超簡単で超効果的だったのでシェア。

    世の中は絶えず変化し、万物は流転する。こんな話は平家物語の序文でも書かれている「当たり前だよ」と思われる話かもしれない。 しかし人間とは不思議なもので、変化を歓迎し、前向きに適応できる人の方が稀有である。僕らは変わりたくないのだ。多少不便でも、今のままこそ至高なのだ。 理性と感情が思いっきり衝突しているようなちぐはぐさは、一体何が引き起こしているのだろうか。その説明の1つになるのが、「現状維持バイアス」という認知の歪みだ。 現状維持バイアス(Status Quo Bias)とは、変化を避けて現状維持を求める、現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない心理傾向を指します。 確証バイアス…

  • 【英文読書ルーティン日記171】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅦ ~脳と脳の環境をみる~

    鬱の状態だった頃を思い返したり、或いはそうなっていた人の体験談を読んだりすると、あるイメージが頭に浮かぶ。 自分は決められた筋書きを演じるに過ぎず、しかもそのプロットは悲惨な結末にまっしぐらで向かっている。あらゆる環境も演者も、それに向けて力添えをするのだ、と。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 鬱とは強固なストーリーだ。そう説いているのはこの本だけではない。【心をリセットする技術】で、下園壮太氏もそんな話を書いていた。 僕は自分にどんな物語を課しているのだろうか。心が弱っているときに、それを冷静に問えるよう、今はしっかりとこの本を読み進めたいと思う。

  • 嫌な記憶というストーリーを、徹底して分解してみよう。

    あなたに不快な気持ちを生じさせるトリガーはなんだろうか。この質問をされて、即答できる人など、皆無ではないかと思う。 嫌な記憶や感情など、誰だって浸りたくない。だからなるだけ目を反らすし、別の没頭できる対象を見つけて気晴らしするのが効果的だとされている。 こんなことを書いている僕も、何が自分に不快な感情を引き起こさせるのか、そのトリガーを正確に把握しているわけではない。いくつか心当たりが浮かんでいるだけだ。 その一つは、いわゆるネット上の誹謗中傷である。これは言われた側の心中を想像して僕が辛くなる・・というより、コメント自体が痛々しくてしょうがないためだ。 今日もうっかりYouTubeか何かのア…

  • 僕は早起きがしたいんじゃない。”早く起き上がりたい”んだ。

    僕は朝が苦手だ。今もそう思っているが、最近は世間が言うそれと僕の認知の間には、少しズレがあるんじゃないかと思い始めている。 僕はそもそも、生粋の夜型である。朝日とともに”目覚めたくない”という本音もまた、この仕事をしている理由の結構な割合を占めているくらいだ。 世間でいう早起きが苦手というのは、ついつい夜更かしをしてしまい睡眠時間が短くなりがちとか、そういうのを指している気がする。 だが僕は、睡眠時間自体の確保においてだと、別に難儀していない。何なら毎日8時間くらい平気でグースカしているくらいなのだ。 僕が昔から困っていることは、覚醒してから何かしらの行動に繋げるまでが、猛烈にしんどいというこ…

  • とある低学年男子の癇癪を”教科書通りに”止めたので、その振り返りを行っておく。

    今、左腕と左足のハムがプルプル震えている。小さい男の子のどこにこんな筋力があったのか、事が収束した今も、心のどこかで驚いている。 何があったのか。タイトル通りだが、低学年の男子が1人、塾に来るや否や暴れ始めた。トリガーはよくわからないが、虫の居所が悪かったのだと思う。 あーね。こういう風に爆発”したまま”来ることもあるのかよ。正常バイアスだろうが、僕は何故か物凄く冷静に、暴れ狂うその子と向き合った。 そして、手前味噌だが、それは概ね教科書通りに達成できたと考えている。もちろん新たな課題も見つかったが、これはこれで一つの貴重な経験値だ。 だから今日は、それがまだ新鮮なうちに、記事にして言語化して…

  • 「心の目」の意味が少し腑に落ちた、かも。

    有名な漫画からガチガチの武術の指南本まで、「心の目」という表現がよく出てくる。 「とにかく深く見ようね」といったすごく浅い意味で僕は納得していたのだが、最近その意味が少し更新された。 そのきっかけは、五輪書の【水の巻】を読んだことにある。ここの「観見」という言葉がヒントになったのだ。 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫) [ 宮本 武蔵 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 今日はだいぶ抽象的なテーマになるが、僕なりの「心の目」についての理解の現在地を、ざっくり言葉にしておこうと思う。

  • 海外の先生は【癇癪(Tantrum)】にどう対処している? ―そして見える、共通の真理。

    2023年以降、僕の中でとても大きな勉強のテーマになっているのは、いわば「幼児の心理」だ。最初は実務的な理由から学んでいたが、今は興味の対象となっている。 子供の感情は目まぐるしく変化し、その発露はもはや「爆発」に等しいことがある。社会的に好ましいとされる行為を否定し、反発を繰り返す子もいる。 言うことを聞かないのが当たり前の子達をどう教育し、どう引率していくのか。正直、さっきも書いたが、最初は周りからのクレームが怖いからその術を探し続けた。 だが気付けば、それが純粋な”知りたい”に変わっているから不思議だ。コントロールしているという全能感が欲しいのではない。単に寄り添いたいと思えているのだ。…

  • 「節約」は究極の自由研究だ!!

    最近、支出がエグい。財布の底に穴でも空いているのかと思うほど、気付けばお金が無くなっている。 デカい買い物もあったので、ここ数ヶ月は「やむ無し」という大義名分で、いくばくか貯金を切り崩して凌いだのだが、それを補填せぬままここにきている。 ひろゆき氏も著書で触れていたが、生活水準は一度上げると落とせないという。これが本当にその通りだと、今物凄く納得している。 その理由はなかなかに難しいが、お金さえ少し払っておけば、大抵の選択や思考は大幅にカットできるから、ではないかと思う。 「魚が食いたい、でもサーモンのブロックはちょっと高いな、でもまぁいっか。」という風に。魚が食いたいだけなら、鯖缶でも十分な…

  • 【英文読書ルーティン日記170】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅥ ~鬱を紐解く、ただしありふれた観点以外から~

    最近、五輪書を読み始めた。大学2年の頃に新訳版に一度挑んだが、その内容の深さに圧倒され、それきりになってしまっていたためだ。 しかし僕なりに観察に関する本をいくつも読み、日常生活でそれを心掛けて、何より飽きもせず数千もの記事を書いて言語化を練習した今なら、また結果は変わるだろう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そう思ったためだ。そして今、水の巻の冒頭を読んでいるが、ここに書かれていることが腑に落ちて読めている自分に気が付いた。何か既視感さえ感じている。 全ての道はどこか同じところへ通じているのだろうか。では、この本を通じて、脳に対する思索を突き詰めれば、僕はど…

  • 「掲示物」を改めて考える。

    「ビジョナリー・カンパニー3」を読んで以来、言葉にできない緊張感をずっと抱えている。僕らは今、破滅の途上にいるに違いないという恐れが、日増しに高まっている。 企業としての死は、癌のような段階を経て進むとある。最終段階まで行くと、もはや末期がんのように、”如何に綺麗に仕舞にするか”を考えるしか、選択肢が残されない。 そうなる前に食い止めて、一発逆転策の誘惑に打ち勝ち続けながら、着実にどん底を脱していかねばならない。僕が今果たすべき使命が、否が応でも浮き彫りとなった。 そのときすごく肝心だと思ったのが、【雰囲気】だ。この雰囲気とは一言でいうのが難しいが、組織全体を取り巻く緩やかな感情、という風に今…

  • 頑張りすぎる人は、尊いのではなく、ウザがられてる説。

    今日は特定の誰かに苦言を呈するという話ではなく、むしろ自分への戒めとして、一般論をまとめたいというのが狙いである。 僕は自分で言うのもなんだが、とても頑張り屋さんだ。またしても連勤術の最中であり、次のフル休みは2週間ちょっと先まで無いくらいである。 これは人気講師だから仕事がたくさん舞い込むとか、そういう話では全く無い。実情はもっと夢の無い話だ。 仕事をさばくのが下手だとか、他の人がやりたがらないがために進まない仕事を肩代わりするとか、その所以なのだ。 だから利益という意味では割と乏しく、一生懸命働きながらも、ただ時給を安くしているに等しいのである。 この弊害は、実は他にもたくさんある。頑張り…

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