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2020/02/14

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  • クマでもわかるシュティフター

    はじめに。 詩的リアリズムという言葉をご存知? だいぶ前にフォンターネを紹介したときに触れたもので、写実主義と呼ばれたりもしますね。 リアリズムという言葉からもわかるように、写実主義作家は現実的な事柄を描写にとりこむのです。 この文学思潮においてフォンターネと並んで有名なドイツ人作家がシュティフター(1805-68)。 ボヘミアで生まれたシュテフターは、はじめ作家ではなく風景画家を目指していました。 自然を愛する彼は故郷の森などを多く描いていたそうですが、彼が抱く大自然への思いは文学作品にも色濃く現れています。 彼の代表的な短編集『石さまざま』などには、自然とそこに住む人間との関係性がもの静か…

  • クマでもわかるルートヴィヒ・ティーク

    はじめに。 ドイツのぷちロックダウンはまだまだ続くみたい。 ドイツ・ロマン主義の作家を語るうえでティーク(1773-1853)の存在は欠かせません。 フリードリヒ・シュレーゲルや、前に紹介したノヴァーリスとも親交を結んでいたそうです。 類い稀な才能を若い頃から発揮したティークは、20歳ごろから職業作家として活躍していました。 彼の代表的な作品は諷刺喜劇『長靴をはいた牡猫』(1797)や、メルヒェン『金髪のエックベルト』(1797)などなど。 中世の物語を発掘して近代風に語り直したりしたそうな。 メランコリー 小説家としてのみならず、劇作家、さらには詩人として高い評価を得ていたティーク。 今回は…

  • クマでもわかるジャン・パウル【ぷち作品編】

    はじめに。 少し前の記事の続き... baroquema3.hatenadiary.jp プチ・ロックダウンにも関わらず、ドイツに帰ってきました。 ということで、また少しずつ書いていけたらと。 陽気なヴッツ先生(1793) 実際には「アウエンタールの陽気な先生マリア・ヴッツ」という名で1793年に刊行されたこの作品。 題名が示すように、牧歌的な要素が作品の重要なものとして扱われています。 この物語は、ある田舎教師の一生を伝記風に描いたもので、ジャン・パウルの最も有名な作品のひとつ。 ちなみに牧歌とは本来、古代ギリシア・ローマにさかのぼるもので、牧人や農夫の生活を主題とした詩歌を指すものでした。…

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