旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」2019年12月に、食道癌と診断されて禁酒したの中のひとの日記となりました。 2020年6月10日に切除手術を受け療養中。 アメリカの生活と日常、食道癌の治療の記録になります。
1999年に渡米。アメリカ東海岸在住。 日々の暮らしと出来事と思ったことなどを書いています。
今日は、来週の抗癌剤投与前の血液検査と検診に病院に来た。心臓医、歯科医、と続けて3日連続の猛打賞だ。違うか。 本当はこの血液検査と検診は月曜が通常なのだが、今度の月曜日はMemorial Dayの祝日で医者も休みで今日金曜にアポがずれたのだ。いや別にいいけど。 で面会したのは医者ではなくて、NP、Nurse Practitionerと言われる看護師で、ある程度の医療行為も認められている資格持ちの上級看護師。彼女は治療を受けてる癌患者の専門看護師でもあるらしい。 10分前の血液検査の結果を見ると、心配していた血漿板の数字も上昇しているし、ほか、白血球や赤血球の数値も下限値ながらokということで、…
今日は歯科医のクリーニング。 保険の切り替えの都合があって、この歯科医は1年ぶりとなった。 現在抗癌剤治療中である事も話して、今後の上顎のインプラントとか、歯科医がなんとも抜きたいらしい下顎の斜めの世界の親知らず一本の話しもした。 特に大きな問題は今のところ無いようでよかった。抗癌剤治療中に起きやすいというドライマウス用の歯磨きの処方してくれた。 ただ、抗癌剤治療中は、薬の影響で感染症にかかりやすいし、血小板が下限値を下回るし、骨形成にも影響があるらしく、インプラントは少し慎重になったほうがいいとのアドヴァイスを受けた。 以前に聞いたときは、抗癌剤の週でなければ問題ないと言われたけれど、再確認…
今週も医者通いだ。 きょうは「Heart Station」ということで、心臓の専門医。なんだかコンビニみたいな名前だけど。 別に心臓は悪くないと思うのだが、先月、低血圧で倒れたせいで、心臓の機能が疑われた。 2週間前に心電図やら簡易な検査でも問題がなかったのだけど、家族歴、弟がちょっと心臓をやっているということもあり「念のため」、と検査を入れられたのだ。 いやしかしこれは医者の儲けがちょっと入ってる気もするけど。 検査は2種類。 ひとつめは、超音波で心臓を診られた。むかし学校でやった集団検診の簡易なものではない本格的なもので、2，30分も延々と造影しながらいろんな画像や心音をチェックされた。検…
ハード系のパンが好きだ。美味いやつならそのまま酒のつまみになる。 職場の人に勧められていて、いつか買いに行こうと思いつつ1年近くも経ってしまっており、いつかいつか…と言ってるいつかはこのままでは永遠に来ないと思って、エイやっと、評判のベーカリーにバゲットを買いに行った。 土曜の朝、開店時刻を少し過ぎた朝8時過ぎに店に行くと、既に10人ほどの列が出来ていた。評判に違わぬ人気店らしい。 求めたバゲットは1本$3.75。安い。そしてまだほんのりと温かかった。クープが抜群に美しい。 大急ぎで帰宅してざっくり切って食べたらこれが美味かった。 そのままでももちろん美味いけれど、オリーヴオイルをちょっとつけ…
たまには癌患者らしく、健康状態をちょっと記録しておく。 食道癌ステージIIBの切除手術（2020年6月10日）後から間もなく1年。 体調はそこそこ。 でも普通にフルタイムで仕事には行っている。忙しく体を動かすような仕事ではないのが有難い。 職場の保険のカヴァーも有難い。そうでなければアメリカで癌の手術や抗癌剤治療など、とんでもない費用がかかる。（事実、食道癌の入院手術2週間だけで、12万ドル、1,300万円弱の請求書が来た。殆ど保険がカバーして支払いは100ドルくらいだったけれど。そして抗癌剤や放射線治療の費用はまた別。） さて健康状態。 倦怠感と低血圧による立ち眩みがときどきある。これは両方…
予報通り暑くなった。 米国伊賀市海岸には梅雨が無い。うすら寒い春から一気に夏になる。 今日の最高気温予報は88°F(31℃)。暑いけど、湿度が高くないので、扇風機でやり過ごせる。 YouTube で見た、トマト缶を水代わりに入れたカレーが美味そうだったので、真似して作って昼食にした。肉は使わず、冷凍保存しておいた圧力鍋で炊いた大豆を使った。 ほか材料は、ズッキーニ、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、S&B ゴールデンカレー辛口のルー。 うちはベジタリアンじゃないけれど、図らずもベジタリアンカレーとなった。 今週は抗癌剤を打っているので禁酒。大人しく玄米で食べて麦茶を飲む。 うまい。うまい。はい優勝…
はてなブログ無料版のまま、Google AdSenseに合格してから2か月あまり経ったのを思い出した。 dv6.hatenablog.com もともとこのブログで収益をあげるつもりは無く、Google AdSenseに合格するのが目標だったので、それが達成されたわけで満足した。 それでもそういえば「収益」はどうなのか、ふと気になったので調べてみた。 ほほう。1か月で＄3.45と出た。このブログのアクセス数は、だいたい一日100くらい。時々なぜか300とか超えたりするけれど、月平均では、やっぱり3000アクセスくらいだ。 それでひと月＄3.45。 ＄100以上にならないと支払いは無いそうなので、…
尻というか、尾てい骨。 受け身も取れずに倒れて、頭と右肘と尾てい骨を強か打って救急車で病院に運ばてから、3週間が経った。 頭の傷は、縫合代わりのホチキスの針も外してもらってほぼ完治。シャンプーもok。 肘は1週間くらいで痛みが無くなった。 最後まで傷んだのは尾てい骨だ。 頭から尻まで、CATスキャンをされて、骨に異常が無い打撲だとの診断が下されたものの、座っても寝てても痛いので、椅子に座る時にはドーナツクッション、寝る時は尻がつかないように横向きに寝るようにしていた。姿勢を間違えると起き抜けに肩や腕が痛んだ。 それが今朝がた、真っ直ぐ仰向けになっても、さほど尻が痛まくなっていることに気づいた。…
今日散歩してたら、ついに見かけた17年ゼミ。 17年ぶりか。 前回は2004年で、隣の州に住んでいたけれど、わさわさ出た。車を運転しているとばちばち当たってくるし、窓を開けていれば数匹は容赦なく入ってくるような状態だった。まさに大量発生。サバクトビバッタ程ではないにしろ、これには驚いた。苦手な人は堪らないだろう。 ja.wikipedia.org 彼らは17年に一度しか出てこないので、17年に一度しか世代交代しない。ということは環境に適応する進化も格段に遅いと思うのだけれど、よくぞまた出てきて繁栄しているものだと思う。 極私的には、自然、17年前と、17年後のことを考える。 17年前は2004…
いつもより写真が多めの（椎名誠・風） 共通点は「苦味」（にがみ）ですね。 さいきんヤングがビールを飲まなくなった、と、村上龍とビール会社の社長とでうひゃひゃひゃひゃ！と意気投合してた。ようにみえた日本の番組をYoutubeで観た。 いや、ヤング自体も日本は少子化なんだからそりゃヤングもビールの消費も減るでしょうに、というわけでもなくて、ビールは年ごとに売り上げが落ちているらしい。じゃそりゃ税金ですね。げんに「第三のビール」と呼ばれる発泡酒などの売り上げは伸びているそうだし。 けれどそれらを含めた「ビールっぽい飲料」ぜんたいとして、やはり売れてないらしいのだ。 酒飲みの観点としては、「ストロング…
今日は取り止めのないことを書く。気がする。 子供の頃から、〇〇の日、〇〇デー、というイヴェントは胡散臭いと思っていたので、大概無視して生きてきた。私は正しいと思う。 アメリカに暮らして長いけれど、彼らの大仰な家族大事大事アッピールの胡散臭さといったら無い。普段何もしてないみたいぢゃないか。そして半数以上離婚するわけだ。 「やってる感」が大事なのは何処の文化でも一緒か。 母の日も知ったこっちゃない。いつだって思っている。この日だけ特別に何かする理由はない。学校で何か書かされたり描かされたりするのが堪らなく偽善的で嫌だったのをいつも思い出す。 やりたい人だけやればよい。 それはさておき。 老母は日…
豆腐と麦茶を買いに、ちょっと立ち寄った日本のグロサリーストアで見かけた。 「Pasco 超熟6枚切り」。 今どきは日本の食パンも輸入しているのか。 "From Japan"と印刷してあるし、消費期限も印刷されていない。輸出仕様だろう。 初めて見た。 で、「Pasco 超熟6枚切り」$6.65は良い値段だなぁ、と思いつつ買った。 いいじゃないか、（たぶん）美味いんだったら。どうせ沢山食べられない。朝食にトースト1枚食べるくらいだし。 の$1=109円換算で、724.85円。スライス1枚120.80。 超高級食パンだ。 これは日本でも高級路線の食パンなのではないか？ と思って調べてみたら、ネットス…
せんじつ不本意ながら倒れて、後頭部に裂傷を負い、これをホッチキス(stapler)で6針留められた。 Before 昨日、chemotherapyを終えた後、emergency departmentで、空いていそうなら外してもらおうと立ち寄った。 忙しくなさそうだったした実際に本人確認を終えると直ぐに処置室に通された。 若い女医さんのような人が来て、あーオッケー大丈夫だわこれ、と言いながら、ホッチキスの針を抜いてくれた。 シャワーもシャンプーもオッケーだけど、暫くは強く擦らないことと言われておしまい。 After 髪の毛で隠れて目立たないからいいか。 所要ものの10分。時々素早い医療をするアメ…
少し更新していないと死んでるんじゃないか？と思われるので、たいして書くことが無いのだけれど、頭の傷をホッチキスで留められた写真でも載せておく。 ヲッサンの後頭部見る？ 閲覧注意。つってもサムネで見えちゃうのか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ まんま「ホッチキス」だな。 「Stapler」というけどアメリカでは。 これは先日、倒れて頭を打ったときに出来た裂傷を、Emergency roomで留められたもの。 バチンバチンバチンバチンバチンバチン と、確かに6回打たれた。少しだけ痛かった。 これは「stitch」、「縫う」よりも簡便な処置だと思われる。傷が浅かったからかもしれない…
こんな記事をみつけた。 www.asahi.com 作家の倉本聰氏が、彼の友人が末期の肺癌で苦しみながら亡くなった事について書かれている。 自分もステージIVの癌患者であるし、どう死を迎えたいのか、という希望はあるけれど、果たしてそのとおりになるかどうか、は時折考える。 近代の医療は目覚ましい進歩があり、確かに人は救われ、簡単には死ななくなった。 他方、治る見込みがなく、苦しみながら、或いは寝たきりで意識もないままの患者の延命措置をし続けることが、医療倫理として正しいことなのか、楽にしてやれる医療技術があるのに、これを行わないのは、人の尊厳を考えない哲学の欠如ではないかと氏は指摘する。 「尊厳…
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