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YNWC的な日常 https://blog.goo.ne.jp/happy_yukicchi

横浜の片隅、人工物が多い雑多な町に生まれて50年ちょっと。こんな町にも小さな自然があり、季節の移り変わりを教えてくれます。日々の暮らしの中で出会う季節と生き物の情報をお届けしています。

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2020/02/03

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  • 閏年と暦、それから宇宙

    「閏年(うるうどし)」の反対は「平年(へいねん)」。「閏」とは平年よりも日数や月数などが多いことを指す言葉だそうです。そして、その「閏」がある年を「閏年」と呼びます。青少年科学館@札幌暦には種類があり、現在使われている暦(カレンダー)は、太陽暦(新暦)。1年を365日として計算されています。これは、地球が太陽の周りを一周する時間なのですが、正確には365日5時間48分46秒つまり1年に約6時間。およそ4年で24時間(1日)ずれていることになります。ということがわかっています。そこで、およそ4年に1度、1年を366日にすることで調整をします。その年を閏年と呼ぶわけです。考えだすとややこしいです。しかも、1日の長さも24時間と言われますが,実際に地球が自転に要する時間は23時間56分4秒。しかも年々わずかに1日の時...閏年と暦、それから宇宙

  • 梅を見に行く

    2月下旬ともなると横浜近郊では「梅まつり」が開催される公園がちらほら。我が家から近い梅林といえば大倉山梅林公園。以前の勤務先の近くということもあり、馴染みの深い場所ですが、最近はご無沙汰。写真は2016年のものですので、現在と違っていたらごめんなさい。大倉山梅林公園は東急東横線大倉山駅を出てすぐ右側にある坂を10分ほど登ったところに入り口があります。公園の中には、白い梅を中心に赤やピンクの梅が植えられています。名札もついている木が多いので、それを見て回るのも楽しいです32種類200本の梅があるそうですが、白加賀という品種が一番多かったような…こちらは茶筅梅↓↓↓最初は散ったあとかと思ったのですが、地面に花びらもなく…。名前を見て納得。これ、花が茶筅(ちゃせん)みたいに見える梅なんですね!!花びらは退化しているん...梅を見に行く

  • ヤナギ萌え

    ヤナギがほんのり色づいてから季節。萌黄色と呼ばれる淡い黄緑色が美しいです。「萌え」って、本来は「芽生え」とか「芽吹き」の様子を指す言葉。ちなみに「ヤナギ萌え」という言葉は私の造語。この季節ならではの大好きな風景。「下萌え」なんて言葉もあるそうです。枯れ草の下から若草が芽生える様子を表した言葉なんだとか。「草萌え」ともいうそうです。日本語って美しい!!本当にちょっとだけ顔お出した若葉たち。これから葉を広げ伸びていくんですね。暖かな夕日に包まれていました。春は霞の季節でもあります。ぼんやりとした風景は幻想的です。ーーーーーーーーーーーーーーホームページ横浜歳時記七十二候Instagramyokohamasaijikiーーーーーーーーーーーーーーーにほんブログ村ヤナギ萌え

  • 河津桜を見に行く

    神奈川県足柄上郡松田町2月中旬〜3月上旬にかけて、松田山の斜面に植えられた360本の河津桜と菜の花の美しい世界が広がります。菜の花とのコラボも美しく、おすすめの桜スポットです。(※この記事の写真は2020.2.24に撮影)駅前から看板がついているので、迷うことはないかと思います。わたしが行ったときには、案内の方も立ってくださっていました。祝日だったからかな?下からのんびりと登っていく途中は絶景だらけ。たくさんの人でにぎわっていました。皆さん思い思いに眺めたり、写真を撮ったり、途中で足を止めながらのんびり歩いてました。のどか〜「梅にウグイス」ならぬ、「桜にメジロ」逆光だったので完全に背景がとんじゃってますがスマホでここまで撮れれば上出来♪こんなことをしていると、なかなか近づかないゴール(笑)そして、ついに登り切っ...河津桜を見に行く

  • 雨水の頃のガーデニング事情

    冬の寒さで閑散としていた花壇が生き生きとし始める頃。我が家の庭では球根植物がまず勢いを増してきます。液肥を与える回数を増やし、伸び始めた雑草を早めに摘み取るようにしています。ヒヤシンス(キジカクシ科)原産地:地中海沿岸/3〜4月に開クロッカス(アヤメ科)原産地:ヨーロッパ南部/2〜4月に開花クリスマスローズ(キンポウゲ科)原産地:ヨーロッパ南部/2〜4月に開花ムスカリ(キジカクシ科)原産地:アジア南西部/3〜5月に開花スイセン(ヒガンバナ)原産地:地中海沿岸/12〜3月頃開花アネモネ(キンポウゲ科)原産地:ヨーロッパ南部/2〜4月に開花球根は植えっぱなしでも翌年出てくるから。手間なしだし季節感があっていいなって思います。ただしムスカリなどは、掘り上げておかないと、やたらに葉っぱが伸びるので注意が必要。掘り上げな...雨水の頃のガーデニング事情

  • コブシとハクモクレン

    コブシとハクモクレン。モクレン科の白く大きな花が梢にたくさん咲く季節になりました。遠くから見ると似たように見える花ですが、花弁の数や花のつきかたなど、よく見ると違いがあることがわかります。ハクモクレンは上向き、あまり開かないため中心は見えにくいです。そして花被片は外花被合わせて9枚!コブシよりも肉厚。見えにくい中心部分についてはこちらの記事を参照ください。→ハクモクレンの受粉システムコブシの花は、花被片が開き中の蕊が見えます。花被片の数は外花被を合わせて6枚。外花被というのは、もとは萼だったものが花弁と同じように変化したもの。この場合、本来の花弁は内花被と呼びます。チューリップやアヤメなどもこのような花の作りです。モクレンの仲間は日当たりを好むそうで、森の中では日当たりの良い高い枝にだけ咲いていることも多いです...コブシとハクモクレン

  • 「春いちばん」のお話〜今年はいつ吹くのかな?〜

    立春を過ぎ、最初に吹く南風のことを「春いちばん」と言いますが、春いちばんが吹いたあとは再び寒くなることも多いのだとか。春いちばんは毎年気まぐれで、春分までに吹かない年は「記録なし」となるようです。さて、それでは「春いちばん」とはどのように決まっているのかと言いますと…。各地の観測所のデータをもとに、気象庁が発表します。地域によって多少基準が違うんだとかそもそも冬型の気圧配置が弱まるこの時期は、西からの低気圧で突風が吹かことが懸念されます。積乱雲が発達し、竜巻などを引きおこすことも。日本海に低気圧が発達し、南よりの風が毎秒8m以上吹いたとき、その最初の風を「春いちばん」と呼んでいます。南風なので気温は一気に上がりますが、春を喜ぶ意味合いよりも、本来は注意喚起のための言葉のようです。実際に「春いちばん」が吹いた後に...「春いちばん」のお話〜今年はいつ吹くのかな?〜

  • ミモザ開花

    2月も後半になると、満開間近のミモザの木。開ききったもこもこの花も、ころころの蕾もどちらもかわいくて、見てるだけで元気がわいてきます。切り枝が入手できたらリースやスワッグにしておくと、ドライになっても楽しめます。もこもこのもふもふ♪ミモザというのは俗称で、ギンヨウアカシアやフサアカシアなど、マメ科アカシア属の総称です。マメ科らしい細かい羽状複葉複葉が白く粉をふいたような銀灰色なものがギンヨウアカシア。緑色で複葉全体が大きければフサアカシア。花屋や街路で見かけるミモザはこの2種が多いようです。なお、本来ミモザというのは同じ属のオジギソウをさす言葉だったようです。ギンヨウアカシア@横浜イングリッシュガーデン株いっぱいに花を咲かせるミモザ中からはものすごいパワーが伝わってきます。そんなパワーを分けていただくワークショ...ミモザ開花

  • ガマ合戦〜ヒキガエルの産卵〜

    2月中旬、アズマヒキガエルの産卵が始まります。池の中に横たわる卵塊は、そのほとんどが他の生き物に捕食される運命。天敵を避けるようにまだ寒い季節に産卵し、本格的な春が来るまで再び冬眠につきます。通常ヒキガエルは薄暗い森林の腐葉土の中で暮らしています。民家の縁の下なんかにすんでいることも多い陸生のカエルです。冬の間は落ち葉や土の中で冬眠しています。そして、産卵の季節になると一斉に繁殖場所はである生まれた池へ集まってきます。自然の豊かなところではその数は数100にもなるそうです。メスの上にオスが乗って産卵するのですが、圧倒的にオスの数が多く、メスをめぐって熾烈な争いが繰り広げられるわけです。その様子を「ガマ合戦」とか「カエル合戦」なんて呼ぶんだとか。わたしは、そんな壮絶な場面にはまだ遭遇したことがありません。いつか見...ガマ合戦〜ヒキガエルの産卵〜

  • だいだいマーマレード

    鮮やかな色とほろ苦さが特徴のだいだいマーマレードとだいだいピール。普段は捨ててしまう部分も手間をかければ、味わい深い一品に。「だいだい色」の語源である鮮やかなオレンジ色。ピールはチョコレートをかけてショコラオランジェにしても美味しいです。まずはリンゴを巻くような要領で皮を薄くくるくるとむきます!無農薬でない場合は、塩でよく洗ってから切るといいそうです。あとで調べたら、オレンジをむくように8等分くらいにしてから、白い部分を削ぎ取る方法もありました。そちらの方が簡単だったかな?最終的に皮は千切りにします。皮だけ3回茹でこぼして、水にさらしたあと、果汁と砂糖、袋に入れた種(お茶パックがなかったのでコーヒーフィルター使用⤵︎)を入れ弱火で煮ます。砂糖の量は全体の60〜70%くらい。なる時間は少しとろみがつくくらいまで。...だいだいマーマレード

  • 雨水

    雨水は二十四節気の第二。太陽黄経が330度のときで2月19日ごろ。立春は二十四節気の第一。正月節とも呼ばれます。太陽黄経が315度のときで2月4日頃。雪が雨へと変わり、寒さも峠を越える頃。春いちばんが吹き、鶯の初鳴きを耳にするのもこの季節。山に積もった雪も溶け出し、田畑を潤すことから農耕の準備を始める目安とされてきました。本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ることもありますが、次第に春らしい風景が目立ってきます。小さな春を探して散歩する足取りも軽くなる季節。〜七十二候のページ〜初候(2/19頃〜)→土脉潤起次候(2/24頃〜)→霞始靆末候(3/1頃〜)→草木萌動〜二十四節気・七十二候とは〜旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春...雨水

  • 早春の雑草たち

    雑草たちの冬越しの姿が愛おしいです。地面に張り付くような姿は少しでも寒さを避けるため。そうやってなんとか葉っぱを残しておけば、春いちばんに大きく成長することができるからです。立春を過ぎると枯れ草色がだんだんと濃い緑に変わり、花を咲かせるものも増えてきます。葉っぱが赤っぽくなるのは、成長する必要がないので光合成に使われる養分を抑えるためなんだとか。枯れ草の下で新芽が伸びてくる様子は「下萌え」なんていうそうです。早春に花を咲かせる雑草たちを紹介します。雑草なんてひとくくりに呼ばずに、ちゃんと名前で呼んであげなきゃね。ホトケノザ→詳細シソ科オドリコソウ属学名:Lamiumamplexicaule高さ:10〜30cm花期:3〜6月花径:5〜6mmオオイヌノフグリ→詳細オオバコ科クワガタソウ属学名:Lamiumample...早春の雑草たち

  • タンポポ

    タンポポ(総称)キク科タンポポ属学名(属):Taraxacumタンポポと一口にいっても、セイヨウタンポポやカントウタンポポなど、様々な種に細分されるのですが、ざっくりとタンポポの紹介。キク科の花はたくさんの花が集まって咲きますが、進化の系統上優れた花の一つなんだと知らなかったぁ~。ちなみに蕾はこんな形。花の集合体を緑色の総苞が守っています。開花後この部分が反り返るとか、反り返らないとかで識別したりするのですが割愛。そして、総苞が開いて、最初に見える外側の舌状花たちは、なんと黄色ではなく、茶色というか暗紫色!!これ、なんでなんだろう???タンポポの花は黄色と思っていたけれど(白やピンクの種もある)、見ているようで、見てないものだなぁ。花が咲くときは低く、綿毛を飛ばす頃になると風を受けやすいように伸びてくる花茎。身...タンポポ

  • アカボシゴマダラの幼虫

    エノキのの木の根元に、ゴマダラチョウ(写真はアカボシゴマダラ)の幼虫。図鑑などを見ていると、冬の自然観察の項目によく登場します。北側を選ぶのはその方が温度差が少なく、生育環境が安定するため。落ち葉の布団に包まれて温かな春を待っています。この幼虫、エノキのの根元をガサガサすると、意外と簡単に見つかるのです。北側を探す。ここがポイントです。北側は太陽が当たらないため、気温が安定しているため、卵や幼虫が越冬するにはもってこいなんだそうです。お母さんは冬が来る前に餌の多い場所(ゴマダラチョウの仲間ならエノキの葉っぱ)に卵を産みつけます。そして孵化した後、幼虫はその餌を食べて育ちます。アカボシゴマダラは最近急増中の外来種です。同じようにエノキにつく、ゴマダラチョウの仲間は、全部で3種類。国蝶のオオムラサキ、ゴマダラチョウ...アカボシゴマダラの幼虫

  • キランソウ

    キランソウシソ科キランソウ属学名:Ajugadecumbens原産地:日本在来高さ:2〜20cm花期:3〜5月花径:5〜10mm別名ジゴクノカマノフタ。なんとも恐ろしげな名前の由来は、毛むくじゃらな葉が地面に張り付くように丸く広がることからきているそうです。また、民間薬として広く利用されたことから「医者いらず」などと呼ばれることもあり、そこから「地獄へ落ちることはない」という意味合いでジゴクノカマノフタという名が付いたという説も。濃い紫刺蛾印象的な花です。ーーーーーーーーーーーーーーホームページ横浜歳時記七十二候Instagramyokohamasaijikiーーーーーーーーーーーーーーーにほんブログ村キランソウ

  • 美しきピールアートの世界

    ピールアートという言葉に出会ったのは、金沢に遊びに行ったときのこと。普通は捨ててしまう果物や野菜の皮を生かしてオブジェを作り出す。内側にランプを入れると、果皮を通して漏れ出す光の色や形。それらの美しさに改めて気付かされました。きっかけはインスタで見かけたギャラリーカフェHIMITO(光水土)さんの投稿。HIIMITOさんはタンポポの綿毛を使ったアートが話題のギャラリーです。たくさんな綿毛。それは幻想的で美し異空間でした。ここのもう一つの目玉がピールアート!この店の店主さんの命名のようです。ピールって、つまりは果物の皮のこと。特に柑橘類の皮のことを指します。その砂糖漬けを指すこともありますが、この場合はそれとの関係なし(笑)ピールアートというのは、つまり果物の皮を使ったアート。HIMITOさんでは野菜の皮も対象。...美しきピールアートの世界

  • タネツケバナ

    タネツケバナアブラナ科タネツケバナ属学名:Cardaminescutata原産地:北半球温帯地域高さ:10〜30cm花期:3〜5月花径:3〜4mm本格的なシーズンは2月下旬くらいからですが、正月を過ぎると、隙間から顔を出し、花を咲かせたりしていて驚かされます。ナズナによく似た白く小さな花。その花よりも特徴的なのが四角く細長い果実この棍棒のような形をした果実は長角果と呼ばれます。よく見ると袋状のもの(①)と扁平なもの(②)があります。②はすでに弾けて種子を撥ね飛ばしたあとの残骸です。アブラムシも友情出演(笑)実が熟すと外側の皮がくるくると上にまくれ上がります。そのバネの力で中に入っていた種子が飛び散るようなのですが、あまりに瞬間的なことで、目の前で見ていてもよく分かりません。バネ状の皮も普通は弾け飛んでしまい、何...タネツケバナ

  • 春を告げる樹々の花

    木々の蕾が膨らんできました。まだ寒い森の中で、まず咲き始めるのは、マンサク、ミツマタ、サンシュユなど。それらの蕾を見ると、毛にびっしり覆われていて、寒い冬を耐えてきたことが偲ばれます。冬枯れの木立の中に咲く小さな黄色い花は心に元気を沸き立たせてくれます。マンサク(マンサク科)→詳細原産地:日本/1〜3月に開花ミツマタ(ジンチョウゲ科)→詳細原産地:中国/2〜3月に開花サンシュユ(ミズキ科)→詳細原産地:中国/3〜5月に開花ーーーーーーーーーーーーーーホームページ横浜歳時記七十二候Instagramyokohamasaijikiーーーーーーーーーーーーーーーにほんブログ村春を告げる樹々の花

  • オオイヌノフグリ

    オオイヌノフグリオオバコ科クワガタソウ属学名:Lamiumamplexicaule原産地:ヨーロッパ高さ:10〜20cm花期:2〜5月花径:5mm程度残念な植物名図鑑があれば上位入賞間違いなしのオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)。名付け親が恨めしい(T_T)こんなに美しいブルーの花なのに…。しかも、在来のイヌノフグリより草丈が大きいというだけで、果実の形が似ているわけではないらさいですし…。でも日本人のそんな感性も悪くはないか…(笑)クワガタソウ属は、以前はゴマノハグサ科だったのですが、新しい分類体系(1998年〜)になってオオバコ科に変わりました。未だに混乱。クワガタソウの花もオオイヌノフグリの花も長い2本の雄蕊が目立つので、それでクワガタなのかと思っていたのですが、調べてみると、果実がどうとか…。う〜ん…。たし...オオイヌノフグリ

  • 立春の頃のマイガーデン

    大寒前後は、花壇が閑散とする頃。日頃の手入れの手抜きも重なり壊滅的な状況になることも多いです。とはいえ、立春を過ぎると花屋の店先には色とりどりの花苗が並ぶようになりますので、ここで次のシーズンに向けて少し追加。そして、アジサイの株元に寒肥えを施します。この季節、寒さに当たってゼラニウムの葉は赤く色づきます。この季節、野草の葉が赤くなるのは、寒い時期に光合成をやめて休眠に近い状態になるためと聞いたことがあるので、それと同じかな?カシワバアジサイは2月になってからようやく紅葉して落葉。でも新芽はすでに膨らんでいます。それ以外のアジサイは1月に落葉。これらの根元に化成肥料を施しておくと花つきが良くなるようです。1〜2月が適期とあります。ノースポールやらプリムラマラコイデス、ハナカンザシやビオラ、パンジー、ジュリアン、...立春の頃のマイガーデン

  • ホトケノザ

    ホトケノザシソ科オドリコソウ属学名:Lamiumamplexicaule高さ:10〜30cm花期:3〜6月花径:5〜6mm道端や畦などで見られるいわゆる雑草。小さな花ですが、よく見ると毛がびっしり生えています。下側の花弁はひっくり返ったハートのような…。ハート型土偶…?これです(笑)↓シソ科の花は唇形花屋(しんけいか)と呼ばれ、筒状の花弁がつわくちびと下唇のようにぱっかりと開いているのが特徴です。虫たちはその花に誘い込まれ、蜜を分けてもらう代わりに花粉を運ぶことになります。ほんと、吸い込まれそうな花の形です。ハート型土偶の目や口に見える部分は「蜜標」と呼ばれるもので、虫たちに蜜のありかを示しているんだとか。そして下唇の部分に虫が止まると、上から雄蕊がおりてきて、虫の背中に花粉をつけるシステム!!!しかもそのよう...ホトケノザ

  • 赤味噌と白味噌〜寒仕込みのお話ー

    味噌作りの季節です。味噌は茹でた大豆と麹、そして塩からできる日本を代表する調味料の一つ。菌の力を借りて発酵させることで、シンプルな素材が大変身。しかも長期保存が可能になります。先人の知恵はほんと、素晴らしい。雑菌の少ない寒い季節は味噌作りに最も適しています。大豆と米麹。それに塩。まずは米麹に塩を混ぜていきます。満遍なく混ぜることで、麹菌がカビることなく発酵してくれるとのこと。塩の殺菌作用、たいしたもんだ!!つまり適当に混ぜるとカビちゃうらしいので、一生懸命かき混ぜます。何度も何度もかき混ぜます。これでもかというくらいかき混ぜます。おおー。混ざってる!!!菌の世界は数がものをいうようで、味噌づくりで活躍してほしい「麹菌」が、他の菌より多数であれば、他の菌は繁殖できないんだとか。よって、味噌や醤油、日本酒の仕込みは...赤味噌と白味噌〜寒仕込みのお話ー

  • 【おもしろ植物】トチュウの木

    トチュウという植物を初めて見ました。15mほどになる落葉高木。1科1属1種、中国の固有種だそうで、日本には、大正時代に渡来し,植物園などで植栽されているとのこと。まさに植物園。一緒に散策していた叔母が、「とちゅうって杜仲茶のとちゅうかしら?」と樹木プレートを発見!!葉をすっかり落としてしまった木を見上げても、特にこれといった感慨もなかったのですが…???看板のこの部分↓「樹木全体、どこをちぎっても糸を引く粘着物質が出てくる」ですって!?それは試してみなくてはっ!!!しかし、生木の皮を剥ぐわけにもいかないので、あたりを見回すと…。おや???これは、もしやトチュウの実?ひらひら落ちてくるタイプのようです。ひょっとしてこんなカラカラに乾いた薄べったい実まで粘るもの?まさかと、思いつつ真ん中で割ってみたところ…!!!!...【おもしろ植物】トチュウの木

  • 雪を見に行こう!

    雪も寒さも度を過ぎれば脅威ですが、北国には寒さを楽しむお祭りがあります。有名な札幌の「雪まつり」や横手の「かまくら祭り」、そして金沢の白峰村で行われる「雪だるま祭り」などなど。2月上旬から中旬にかけて開催されるものが多いので、この季節は要チェック。コロナ禍の現在は中止や規模の縮小を余儀なくされているものもありますし、外出を控えるべき場合もありますが、落ち着いたら行きたいなぁ。【雪や氷を楽しむイベント】札幌雪まつり(1月下旬〜2月中旬頃)【メイン会場】札幌市大通公園雪像が並ぶ様子が圧巻ですが、その準備は前年の秋から始まるとのこと。Wikipediaによると、大通公園で使用される雪は5トントラックでおよそ6,000台分。1月になると札幌市内では「雪まつり雪輸送」のプレートを掲げた陸上自衛隊のトラックが雪を山積みにし...雪を見に行こう!

  • 餌台の野鳥観察と諸問題

    メジロ餌が少なくなる季節、餌台に小さな鳥たちが集まってきているのを見かけて、ほっこり。早速我が家にも設置してみたところ、鳥と一緒にネズミまで現れてしまい困ったことに。たかが餌台と思っていましたが、一筋縄ではいきません。野鳥への餌やりの賛否もあるし、何事もやってみて気がつくことが多いものです。やってみるって大切!我が家の小さな中庭にも、こんな風に鳥が来てくれたら嬉しいなぁと、見様見真似で餌台を設置したこともありました。いい感じ〜、なんて思っていたのも束の間。衝撃の事件発生!!→ね、ネズミですよΣ(゚д゚lll)これまで家にネズミが出るとは思ってもいなかったので、かなり動揺してしまいましたが、割と普通にいるのですね。しかもクマネズミは近年増加の一途を辿っているんだとか…。気を取り直して、吊り下げ型の餌台を設置するこ...餌台の野鳥観察と諸問題

  • 横浜早咲き桜図鑑

    河津桜2020.2.24@松田山(神奈川県)万葉の時代から人々に愛でられてきた桜。日本人にとって、桜の花というのは何か特別感があるもの。花見といえばソメイヨシノですが、1月になると早咲きの桜が咲き始めます。横浜で目にするのは寒桜、河津桜、玉縄桜、おかめ桜、寒緋桜…などなど。3月にもなれば、さらに種数が増えます。日本には野生種から園芸品種まで、現在では200〜600(調べた結果さまざまな説が)もあるそうで、その見分けはなかなか困難。素人は難しいことは考えず、春の訪れを感じさせてくれる桜として楽しめればいいのかなぁ(笑)以下、植物園の表示などを参考に横浜で見られる早咲きの桜をまとめてみましたが、素人が調べたにわか知識なので、間違っていたらごめんなさい。開花期はその年の気候に大きく左右されるので、目安です。【横浜早咲...横浜早咲き桜図鑑

  • サンピラー(太陽柱)

    太陽から空に向かって垂直に伸びる炎のような光。寒い季節だけに現れる神秘的な大気光学現象。サンピラーまたは太陽柱と呼ばれています。四季折々に自然が作り出す神秘的な光景に出会えることの奇跡。心に焼き付けておきたい瞬間です。実際、この現象を見たのは、今のところ人生一回だけ。2015年1月の野辺山高原、車の中からの束の間の出合い。寒い朝でした。サンピラーと言うとダイアモンドダストに反射してできるものが有名。それはキラキラとゆらめき、空から降る一筋の光となって、とてつもなく美しいそうです。ダイヤモンドダストに反射したものは、氷点下10度以下にならないとできませんが、空気中の氷の粒に反射したものなら条件さえ揃えば全国各地で見られるようです。【条件】1六角形で板状の氷の結晶が多数ある(空気がよく冷えている)2結晶の向きが揃っ...サンピラー(太陽柱)

  • チョコレートのお話

    バレンタインデーが近づいてきました。チョコレートの季節。原料のカカオの学名はTheobromacacao。Theoは神、bromは食べ物、スウェーデンの自然科学者リンネが名付けました。チョコレートは歴史的にも植物学的にも興味深い食べ物なのです。@大船フラワーセンター展示パネル(2020)カカオの原産地は熱帯アメリカを中心とした、赤道を挟んで北緯20度から南緯20度までの地域。直径3cmほどの花は、幹から直接咲く「幹生花」。1本の木に1万もの花を咲かせるんだとか。もちろんすべてが実るわけではなく、無事受粉し、さらに病気や虫などから回避できたものだけが、カカオポッド(実)となるのです。成熟したカカオポッドを割ると、中には白い綿状の果肉(カカオパルプ)に包まれた種子(カカオ豆)が確認できます。白い部分がカカオパルプ...チョコレートのお話

  • 菜の花を見に行く

    春の訪れを感じさせてくれる菜の花。横浜周辺では1月になると早咲きのものが満開を迎えます。プランターに咲く街角の菜の花もほっと心を和ませてくれますが、一面の菜の花畑となれば圧巻。そんな名所を求めてお出かけするのに良い季節です。こちらは神奈川県の絶景スポット。JR東海道線の二宮駅からすぐの吾妻山公園。菜の花はもちろん、相模湾と富士山を一望!!標高136mほどの吾妻山ですが、300段あるという階段を登るのはちょっとしたハイキング気分。息を切らして登った先の絶景が嬉しいです。絶景を眺めながら、ピクニックランチなんてサイコーです。お弁当を持参するのがおすすめ♪例年、1月下旬〜2月中旬にかけてが見頃のようで、それに合わせたイベントが行われたりします。詳しくはこちら→二宮町HP2月中旬以降はこちらもおすすめ♪→はる旅〜小湊鐵...菜の花を見に行く

  • ビワの葉染め

    冬に手に入れたビワの葉や枝を使った草木染め。なんと可愛らしいピンク色が現れる。実が熟す初夏の頃ならオレンジピンクに染まるという。色の科学はとても不思議。木の葉がピンクに染まるなんて、ちょっと想像がつきません。葉や枝を刻んで、ぐつぐつ煮ると、なんと赤っぽい染液ができ上がります。60分ほど煮た一番液より、その残りでもう一度煮たニ番液の方がよりピンクになると言うのですが、どちらもピンクかな?左下が1番液、右上が2番液。若干補正がかかっている気がしますが、鍋に入った状態でもこの色↓枇杷ってすごい!!事前にネットで調べた情報だと、一番液はもっとオレンジというか、茶色というか…煮過ぎちゃったのか、それとも鍋がアルミだったから?木の実や草木用に手に入れた安い鍋。枇杷の葉染めは、アルミ媒染することでよりピンクになるというし、や...ビワの葉染め

  • キンカンジャム

    常緑の枝に小さなまんまるの黄色い実。ミカンの中でも皮ごと食べられるのが嬉しいキンカン。11月頃から見かけますが、年を越すと美味しさも増すんだとか。そのままでももちろん美味しい。輪切りにして砂糖と煮るとと見た目も可愛いいジャムになります。輪切りにするのがちょっと面倒ではありますが、わたしは甘露煮よりもジャム派。種を取り除きながら、地道に輪切り。断面が可愛いですよね♪これを鍋に入れ、砂糖と水を少々。水入れすぎたら蒸発させればいいかなぁ…、くらいに適当にやってます。砂糖はキンカンの80%くらい?あとは皮が柔らかくなるまで煮るだけ。そうそう。種を入れることが大切。ペクチンが出てジャムがとろっとかたまるから。→ジャムとペクチンと細胞のお話柑橘系の皮は苦味があるものが多いのですが(好き嫌いあり?)、キンカンは生でも食べられ...キンカンジャム

  • ジャムとペクチンと細胞のお話

    薔薇ジャムジャムっていうのは、果実等を砂糖で煮ることで腐敗を遅らせた保存食。正確には果実や果汁に含まれているペクチンに糖類と酸が作用して、ゼリー状に柔らかく固まる作用を利用した加工食品。そう、ゼリー状になっていて初めてジャムと名乗ることができるのです。カリンジャム?このところ、カリンのシロップやらジャムやらに凝っているのですが、どうもゼリー状(ジャム)になりません。圧倒的に水分が少ない感じ。なお、本日の主役であるペクチンていうのは、植物に含まれる成分。種に多く含まれていることが多く、ジャムを作るときには種も一緒に煮ることが多いです。で、カリンの種を一緒に煮たのですが、最後に取り出してびっくり!!カリンの種子このネバネバがペクチンというやつのようです!!!そもそもペクチンでいう物質は細胞壁を作る植物には欠かせない...ジャムとペクチンと細胞のお話

  • ネコヤナギ

    暦の上だけでなく、春の準備は確かに始まっている。ネコヤナギの綿毛は毛皮のコートのように美しい。この外側には真っ赤な鱗片が小人の帽子のように被さっていた。それが落ち、やがて綿毛の間から雌雄の蕊が顔を出す。ふわふわの綿毛に守られて開花の時を待っている。↑これが小人さんの帽子。赤茶色の芽鱗。この芽鱗は合わせ目のない1枚でできているため、帽子の形のままポトンと落ちます。ヤナギの仲間はこうしたタイプが多いらしい。ネコヤナギは雌雄異株。こちらは雄株。2月も下旬が近づくと中から真っ赤な葯が伸びてきます。そして葯が開くと中から黄色い花粉。ネコヤナギの冬芽は次々に色が変化していく。ネコヤナギの変種、クロヤナギ名前の通り真っ黒!でも蕊が伸びてくるとこの通り。葯が開くとネコヤナギのように黄色い花粉が目立つようになるらしい。ネコヤナギ...ネコヤナギ

  • 立春

    暦の上では春。立春は二十四節気の第一。正月節とも呼ばれます。太陽黄経が315度のときで2月4日頃。立春は春の始まりであると同時に1年の始まり。生活暦である二十四節気の基準となる日で、八十八夜や二百十日は立春を迎えた日から計算されます。2月の初めと言えば、まだまだ寒い日が続きます。しかし、よくよく自然の様子を観察すると、植物の芽は膨らみ始め、早いものは花をつけ始めます。つまり立春とは、「春が始まる日」というより「春の準備が始まる日」という方が正しい解釈と言えそうです。よく言われる「暦の上では春になりました」は、「暦の上では春の準備が始まりました」と言う方が伝わりやすいのになぁ…なんて思うわけです。そんな春の準備を探して、寒い戸外を散歩するのはこの季節ならではの楽しみです。寒さの中で発見する春の兆しはとても嬉しいも...立春

  • ご挨拶

    立春を迎えるにあたり、「YNWC的な日常」の今後の1年間の運用についてお知らせします。昨年4月よりメインブログを「YNWC的な多摩らし」に切り替え、こちらでは七十二候の紹介だけしてまいりました。時間に余裕が生まれた多摩での暮らしもあと1年。今年はこれまでブログに書き溜めてきたことを、暦に合わせて整理していこうかと考えています。基本的には毎日更新を目指しますが、内容はこれまでの焼き直しが中心になるかと思います。自分のための整理の1年にするつもりです。目新しいことがなく、これまで以上に面白みがないかもしれませんが、読んでいただけたら励みになります。よかったらこれも押してください(*´꒳`*)↓にほんブログ村なお、「YNWC的な多摩暮らし」についての今後については、改めてお知らせいたします。今後ともどうぞよろしくお願...ご挨拶

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