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  • ◇からだことばの慣用句◇ 23 鼻(はな)-2

    顔の様子(ようす)を鼻で示(しめ)して、性格(せいかく)を表す慣用句(かんようく)。鼻っ柱(ぱしら)が強いは負(ま)けん気が強く譲(ゆず)らない、強情(ごうじょう)だという意味です。鼻を折(お)るは恥(はじ)をかかせて、相手(あいて)の慢心(まんしん)を押(お)さえつける。鼻っ柱(ぱしら)をへし折(お)るは、気の強い人を屈服させる。鼻をあかすは人を出(だ)し抜(ぬ)くこと。鼻をあかされるは出し抜かれること。*将棋(しょうぎ)が強いと自慢(じまん)しているが、そのうち彼の鼻を折ってやろう。*親(おや)が子に驚(おどろ)かされ、教師が生徒(せいと)に鼻をあかされるのも別(べつ)に不思議(ふしぎ)はない。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇23鼻(はな)-2

  • ◇からだことばの慣用句◇ 22 鼻(はな)-1

    鼻を使って顔の様子を表すこどばを紹介します。鼻が高いは得意(とくい)な様子(ようす)。鼻を高くするは自慢(じまん)する。鼻にかけるは自慢(じまん)する、得意(とくい)がる。鼻につくはあきあきして、いやになることをいいます。*ぼくの絵がポスターになった。鼻を高くして家に帰ると、みんなもほめてくれた。*勉強がてきるのを鼻にかけるやつは大きらいだ。*いくら人気ドラマだと言っても、三回も再放送(さいほうそう)されれば鼻につく。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇22鼻(はな)-1

  • ◇からだことばの慣用句◇ 21 耳(みみ)-9

    その他の耳のことわざや慣用句(かんようく)耳には、織物(おりもの)・紙(かみ)・パンなどの縁(ふち)の意味があります。そこで小判(こばん)の縁(ふち)をそろえることから、ある程度(ていど)の金額(きんがく)を全部そろえることを耳をそろえるといいます。同じことを繰(く)り返し聞かされて嫌(いや)になることを、耳にたこができるといいます。*この食(しょく)パンは耳が硬(かた)い。*借金(しゃっきん)を、耳をそろえて返した。*勉強しなさいという母のことばは、耳にたこができるほど聞かされた。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇21耳(みみ)-9

  • ◇からだことばの慣用句◇ 20 耳(みみ)-8

    耳は音(おと)だけでなく、知識(ちしき)を脳(のう)に収(おさ)める働(はたら)きもします。耳が肥(こ)えるは、音楽や話芸(わげい)などをよく聞いていて、理解(りかい)する能力(のうりょく)が高いという意味。もっとも、ただ聞いただけの知識では耳学問(みみがくもん)といわれます。一方(いっぽう)、あり得(え)ない話、思いがけない話を聞いて、聞き違いではないかと思うのは耳を疑(うたが)うといいます。耳につくは、聞いたことがいつまでも忘れられないというよい意味もある反面(はんめん)、新鮮味(しんせんみ)が失(うしな)われて聞くのがいやだという意味もあります。*彼は高価(こうか)なオーディオを持っているだけあって、耳が肥えている。*旧友(きゅうゆう)が突然(とつぜん)来たというので耳を疑ったよ。*彼女のカラオケも、何回...◇からだことばの慣用句◇20耳(みみ)-8

  • ◇からだことばの慣用句◇ 19 耳(みみ)-7

    ひとの話を聞くと、神経(しんけい)にさわる場合があります。耳が痛(いた)いは、他人(たにん)のいうことが自分の弱点(じゃくてん)に触(ふ)れていて聞くのがつらい。耳(みみ)苦(ぐる)しいも、聞き苦しい、聞いていられない。耳ざわりは、聞いていやな感じがする。聞いて気にさわる。不愉快(ふゆかい)。なお、このさわるは漢字で書くと障(さわ)りでじゃまなことの意味ですから、「耳ざわりがいい」とはいいません。*怠(なま)けていると後で困るのは自分だよという父のことばは耳が痛かった。*ちょっとアメリカへ留学したからって、外来語ばかり使って話すんだよ。あれは耳ざわりだよね。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇19耳(みみ)-7

  • ◇からだことばの慣用句◇ 18 耳(みみ)-6

    耳は聴(き)く能力(のうりょく)、また音に関(かん)する感受性(かんじゅせい)を表します。耳がよいは耳がよく聞こえること。反意語(はんいご)は耳が遠いで、音がよく聞きとれない。聴力(ちょうりょく)が弱いことです。耳が早いは、聴覚(ちょうかく)が鋭敏(えいびん)。物音(ものおと)やうわさなどを素早(すばや)く聞いて知っているの意味。早耳(はやみみ)ともいいます。耳ざといは、耳が早い上に理解も早いこと。*ベートーベンはだんだん耳が遠くなってしまった。*餌(えさ)のかんを開ける音で寄(よ)ってくるなんて、耳ざとい猫だねえ。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇18耳(みみ)-6

  • ◇からだことばの慣用句◇ 17 耳(みみ)-5

    耳を使ってものごとの様子を表したことばをいくつか。耳をつんざくは、音のけたたましいこと。「つんざく」は突(つ)き裂(さ)くことです。耳を離(はな)れない、あるいは耳に残(のこ)るは、その音が記憶(きおく)から抜(ぬ)けないことを表します。耳新しいは初めて聞く、聞いてめずらしい、初耳(はつみみ)のこと。耳慣(な)れないは、いつも聞いていないからめずらしい。耳新しいものは耳慣れないものです。これが古くなると、耳慣れたものになります。*耳をつんざくような激(はげ)しい落雷(らくらい)があった。*交通事故(こうつうじこ)で失(うしな)った愛犬(あいけん)の鳴き声(ごえ)が耳を離れない。*好奇心(こうきしん)の強い母は、何か耳新しい商品名(しょうひんめい)を聞くと、すぐ店に出かけて行く。*コンピューターの虫(むし)?ソフ...◇からだことばの慣用句◇17耳(みみ)-5

  • ◇からだことばの慣用句◇ 16 耳(みみ)-4

    聞こうとしない態度(たいど)を集めてみました。耳をふさぐは、聞こうとしないこと。耳にふたをすれば外の音は聞こえません。右(みぎ)の耳から左(ひだり)の耳、馬(うま)の耳に念仏(ねんぶつ)は人の意見(いけん)をよく聞かないで、聞き流(なが)していること。そんな人には、耳の穴(あな)を掃除してよく聞けといいたくなるものです。耳の穴をほじっても同じ意味です。*悲惨なニュースに思わず耳をふさいでしまった。*あの子はいくら注意しても馬の耳に念仏で、いたずらをやめない。*こらっ。耳の穴をほじってよく聞け。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇16耳(みみ)-4

  • ◇からだことばの慣用句◇ 13 耳(みみ)-3

    聞く態度(たいど)を表(あらわ)す慣用句(かんようく)。耳を貸(か)すは、相手(あいて)の話を聞いてやる。相談(そうだん)にのる。耳を澄(す)ますは、心から聞き入(い)ろうとすることです。耳をそばだてるは、心を緊張(きんちょう)させて、聞きとろうと構(かま)えることをいいます。耳を傾(かたむ)けるは注意(ちゅうい)して聞くことで、傾聴(けいちょう)するともいいます。*総理大臣(そうりだいじん)は野党(やとう)の要求(ようきゅう)に耳を貸さない。*虫(むし)の声(こえ)に耳を澄ます。*外で悲鳴(ひめい)が聞こえたよぅな気がして耳をそばだてた。*夜空(よぞら)を行く雁(かり)の声に耳を傾けるのであった。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇13耳(みみ)-3

  • ◇からだことばの慣用句◇ 13 耳(みみ)-2

    他の人に知られないように聞かせることを耳に入(い)れるといいます。これを聞いた方(ほう)の立場(たちば)でいうと耳に届(とど)くとなります。「内緒(ないしょ)にしていたことが両親(りょうしん)の耳に届いていた」という経験(けいけん)は、だれにもあるでしょう。耳にとまるは、人のことばに心が動いて、気になる。耳にとめるも、人のことばを注意(ちゅうい)して聞く。形(かたち)は自動詞(じどうし)と他動詞(たどうし)という違いはありますが、意味は似ています。*お耳に入れたいことがあります。*テストの成績(せいせき)が悪かったので、父の耳に入れないでほしい。*このうわさが社長(しゃちょう)の耳にとまるところとなった。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道騒人社◇からだことばの慣用句◇13耳(みみ)-2

  • ◇からだことばの慣用句◇ 13 目(め)-13

    耳の慣用句は、聞くこどが基本(きほん)になっています。耳にはさむは、だれからともなく、ちらっと聞くこと。小耳(こみみ)にはさむともいいます。耳に入(はい)るはうわさや情報(じょうほう)が聞こえてくること。耳にする、耳に触(ふ)れるも、何となく聞こえてくるというニュアンスで使うことばです。*数年前(すうねんまえ)、耳にはさんだことばが、奇妙(きみょう)にまだ耳の底(そこ)に残っている。*君(きみ)について、へんなうわさが僕(ぼく)の耳に入ってきたよ。*社長(しゃちょう)の耳に触(ふ)れないように内々(ないない)で処理(しょり)しましょう。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道1996.9.10騒人社◇からだことばの慣用句◇13目(め)-13

  • ◇からだことばの慣用句◇ 12 目(め)-12

    目のその他(ほか)の慣用句。*目から鼻へ抜(ぬ)けるような少年(しょうねん)(賢(かしこ)くて適(てき)切(せつ)な判断(はんだん)ができる)*頭をなぐられ、目から火が出た(顔や頭を強く打(う)ったときの感じの形容(けいよう))*池に落(お)ちてびしょぬれだ。目も当てられない(辛(つら)くて見ていられない)*学校から目と鼻の先(さき)のプール(距離(きょり)が非常に近いこと)*学級委員長(がっきゅういいんちょう)が目の上のたんこぶだ(邪魔(じゃま)になる)*目からうろこが落(お)ちた(急(きゅう)に物事(ものごと)の真相(しんそう)がわかったということ)(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道1996.9.10騒人社◇からだことばの慣用句◇12目(め)-12

  • ◇からだことばの慣用句◇ 11 目(め)-11

    視線(しせん)の意味で目を使う慣用句です。目をやる、目を向(む)けるは、視線(しせん)を向けることです。目に入(はい)るは、自然(しぜん)に見えて来ることをいいます。目に触(ふ)れるも、視野(しや)に入ることです。目をそらす、目を落(お)とすは、これらとは反対(はんたい)に、視線をはずして見ないことです。*窓(まど)の外(そと)に目をやると、白い雪が積(つ)もっていた。*声(こえ)のした方へ目を向ける。*ちょうどそのとき、校長(こうちょう)先生が校庭(こうてい)を横切(よこぎ)って行くのが目に入った。*今ではマツタケも高級品(こうきゅうひん)で庶民(しょみん)の目には触れない。*少女(しょうじょ)が目をあげると、少年(しょうねん)はあわてて目をそらした。(参考資料)『からだ語辞典』土肥直道1996.9.10騒人...◇からだことばの慣用句◇11目(め)-11

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