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天寧煌子さんのプロフィール

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主に自閉スペクトラム症に関する散文(手記、エッセイ、小論文、小説など)を載せています。聴覚過敏に関する散文が多いです。 絵や詩の別サイトも運営していて、リンクから見ることができます。

ブログタイトル
roots
ブログURL
https://roots-amanekouko.hatenablog.jp/entry/2019/10/27/181952
ブログ紹介文
天寧煌子のホームページ。 文章や絵を書/描いています。 ここは作品発表の場です。 文章は、自閉症に関するものが多いです。 リンクから絵や詩のページを見ることができます。
更新頻度(1年)

43回 / 21日(平均14.3回/週)

ブログ村参加:2019/10/28

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ハンドル名
天寧煌子さん
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天寧煌子さんの新着記事

1件〜30件

  • 理解――存在の血液

    「あなたのことは理解できない」 「理解することはできませんからね?」 「よくわからない」 「……?」 愛があればいい? それ以前の問題 水のように 思念の通路を通って 存在の始原にまで至り 架け橋を潤す 私とあなたを通して 水路橋に流れる 存在の血液! 理解をください 理解をください

  • はてなのハテナ、はてなよサラバ(多分)

    はてなのハテナ fc2ブログのような拍手もないし、ホームに戻るの表示もないし、カスタマイズのやりすぎでヘロヘロになって、 もうはてなのことがわかんないッ!! はてなのハテナ!! ……と思っていた矢先。 『踏まないで!』第11章 ブラックホールの秘密 ↑↑↑で登場したクマさん宅に遊びに行った時、ブログの感想を教えていただきました。 「あんたんとこね、コメント入れたくてもできんよ?」 「えーーッ!? どういうことですか!?」 すぐに頭の中に浮かんだのは、(はてなやめようか)という、小さな声。 reCAPTCHAの画像認証 「だってねぇ、コメント入れようとしたら、アカウント登録してくださいって出るん…

  • 中村文則さんがバージョンアップしたらしい

    現在、執筆中の聴覚過敏体験記『踏まないで!』の添削をしてくださっているクマさん。↓↓↓で登場。 『踏まないで!』第11章 ブラックホールの秘密 作家中村文則さんの大ファンです。 ワタクシも気にかけてはおり、新聞で関係記事を見つけると、切り抜きをつくります。 が、クマさんほどの入れ込みようではありません。 中村文則さんは、最近までクマさんが購読している中日新聞で小説「逃亡者」を連載していたそうですが、今度は私が購読している朝日新聞で「カード師」を連載することに。 「クマさんこれ見てください!! 今度は朝日新聞で連載するんですよ!」 私は切り抜いた新聞記事をクマさんに見せます。 少し首を傾げ、クマ…

  • ヒキコモルートアドベンチャー 3 川辺のカモフラージュ

    【前回までのあらすじ】 僕は散歩の途中、赤いランニングシャツを着た男が近づいてくるのを見た。 そいつは、僕にやたらかまってくる近所のニガテな老人だった。 僕はとっさに金木犀の茂みに身を隠し、堤防に出た。 赤い俊足が散歩に出る時間は三時一〇分。調査済みである。現在、二時三〇分。彼はまだ家の中で待機しているはずだ。 ――なのになんで、こんな時間に奴がうろついているんだ!? 僕は堤防から茂みの向こうを窺った。 金木犀の並木は、何気なく見ても裏手に人が隠れていると気づかないが、意識的に奥を透かして凝視すれば、人影を発見できないこともない。僕の姿を探されてはまずい。 僕は川遊びに心を誘われるフリをして、…

  • ブログを10日続けてすでに燃え尽き感が…

    ……まだ10日? ……えっ? まだ10日? 気分的には1ヵ月ぐらい続けて燃え尽きた感じです(早ぇーよ)。 ホームページ(ブログ)を6つ持っていると息切れが……! 息切れするほど運営してないですが。 アクセス0の日もけっこうあるのに(とくに詩サイト)、自分はいったいなんのためにガムバッテいるのかと徒労感が……(苦笑) なんかこれ、一つにまとめたほうがよくない?(心の声) 自己表現の場が限られていますから、つい無駄に凝りまくってしまいます。 アイキャッチ画像なるもの 昔はなかったと思うのですが、最近よく見かけるようになりました。 コレ、あったほうがいいんでしょうか。よくわかりません。 ブログ運営サ…

  • 【作品一覧】ブログ内作品へのリンク

    作品一覧 「踏まないで!」 ジャンル:手記 読みやすさ:★★ わかりやすさ★★★★ 聴覚過敏★★★★★ リアリズム★★★★★ 現在執筆中の聴覚過敏手記です。 600頁にわたる聴覚過敏手記始まりの章。 詩「落日」収録。 痛いです……。 聴覚過敏手記最終章から。 書き上げた10章までを文学会のメンバーに見せた反応を小説化。 自分のもっている感覚がマイノリティ・センスであることを自覚したエピソード。 聴覚過敏手記最終章から。 書き上げた10章までを ハローワークの職員に見せた反応を小説化。 聴覚過敏手記最終章から。 書き上げた10章までを 文学会のメンバーに見せた反応を小説化。 聴覚過敏手記最終章か…

  • ヒキコモルートアドベンチャー 2 赤い俊足

    その男は散歩の途上で毎日すれ違う、背丈の低い近所の老人である。いつも赤や青の派手な原色のランニングシャツを着て早足で歩くか、走っている。赤いシャツを着用している確率が高いので「赤シャツ」と命名したいところだが、某名作のネーミング盗用になってはいけないので、「赤い俊足」と呼んでおく。 赤い俊足と僕は二年ほどの知り合いになる。最初の一年は、すれ違ってもお互い知らぬ者同士で、会釈すらしなかった。ところが顔見知りになるにつれ、彼は僕の姿を認めるや大きく手を広げて、 「あんたがおらんと寂しいわぁ」 と言ってポンと背中を叩き、やたらとかまってくるようになった。 僕は哲学者のように、歩きながら一人静かに考え…

  • ヒキコモルートアドベンチャー 1

    僕はいい年をしたひきこもりだ。ひきこもったいきさつは、面倒だから言いたくない。どうしてもそうせずにはやっていられない、やむにやまれぬ差し迫った絶対的必要があるからそうしているだけのことだ。 僕はかねがねひきこもりの冒険譚が読みたいと思っていた。ひきこもりは自室を脱出し、どこか遠くへ旅して、何か大事をやらかして、誰かとハートウォーミングな触れ合いをしなければ、冒険譚は成立しないのだろうか。こうした疑問からこの物語は生まれた。 ひきこもりの冒険は家の中に、もしくは家の周辺にあるのだ。 春たけなわの平日午後二時半。僕は籠城の体力を維持するべく、散歩するために自宅を出た。いきなり部屋から出てしまったこ…

  • 開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 5まとめ

    私のinput回路は、チューナー(受信機で同調操作を行う部分)を微調整するだけでなく、情報の発信源と媒介者に助けられることで、開通しやすくなる。私の思考・感覚には、〈アンテナ〉の立ちやすい位置や角度、情報を受けとる特定の周波数がある。ラジオのチューニングをするように、〈アンテナ〉を適切な角度で立て、受信しやすい周波に合わせてやれば、世界を解読するチャンネルは開通する。ここでいう〈アンテナ〉とは、興味関心に導かれた触手のような意志であり、〈チューニング〉とは、同調回路を取得する姿勢の微調整のことである。 以下の条件が、切断されたコミュニケーションを回復した。 第一に、〈アンテナ〉が拾い、解読しよ…

  • 辛苦を負う者

    もし人間がなんらかの病、――ことに人格や知能の病のために、またはらいの神経痛のような、いてもたってもたまらないような苦痛のために、ふつうの精神機能をうばわれ、単なる「あえぐ生命の一単位」になってしまったとしたらどうであろうか。そういうひとは愛生園にもたくさんみられる。「熱こぶ」で呻吟しているひと、精神の病のために絶望や虚無のなかにおちこんでいるひと、高齢のためにあたまが働かなくなり、ただ食欲だけになってしまったようなひとなど。こういうひとには、もはや生きがいを求める心も、それを感じる能力も残されていないのではないか。こういうひとにもなお生きる意味というものがありうるのであろうか。 これこそ生き…

  • ブログとホームページ歴

    初めてつくったホームページはゲーム(ドラゴンクエスト)のファンサイトでした。 ドラゴンクエスト7 ……こんなイラストをいっぱい描いていました。 それから、クラシック音楽の批評・感想サイトを。ラフマニノフやフォーレが好きでした。アルヴォ・ペルトの「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」を大絶賛していました。 さらに、イラストのサイトをつくりました。 自分が多くの人と違っていること、ことばが不自由であることに不安をもっていたとき、「異端者の砦」というメンタル系のサイトをつくり、内面を吐き出しました。 それからアスペルガー症候群を診断されました。 2011年から2013年、STIGMA FREEという自…

  • 開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 4

    それから間もなくして、不思議な出来事が起きた。 私はある文学会で、詩や体験記などの文章を発表していた。 ある日、横光利一の『花園の思想』を朗読した。それは、テキストの文字を目で追うと、映像が鮮やかに浮かび上がる迫真の描写だった。 保険証の一件以来、コミュニケーションできない無力感に打ちのめされていたが、鬱状態でグッタリしていた心はムクムク起き上がり、目の前の世界を掴まえようと目を凝らし始めた。だが、何を意図してこの作品が書かれたのか、作者の美学を理解するには、しばし時間を要した。 「何が言いたいんだろうねえ、この小説は……」Sが私の考えを汲みとるように言った。 「ですよね。今…同じことを…考え…

  • 開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 3

    それから数日後、近所の歯科クリニックに出かけた。 歯科衛生士から歯の磨き方を教わりながら、ことばを逐一ノートに書きとった。衛生士の舌は素早く回転して、台本がないのによくこんなにしゃべれるなと感心した。母国語であっても、ノート筆記しながらでなければ、即座に理解することはできなかった。それでも、うん、うんと頷いたり、「そうなんですかー」と適当に相づちを打ったりして、分かったフリをしているうちに、始めは空疎な演技だった会話の応酬に意味が流れ、その中に同化するような気がした。すると、断片化されたvoice(音声)はつながっていき、立体的な像をもって立ち上がってくるのだった。 さらに二週間後、印象的な出…

  • 開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 2

    何かがinput(入力現象)を阻害している。 inputが滞るのは、ふだんから絵や文章で表現している自分の内面世界に、独特のoutput回路が回っているのかもしれない。このoutput回線は、心の地底から渦巻き、上昇し、ある地点を出口にして放出されている。inputはoutput回線の一部に穴を穿つようにチャンネルをつくり、そこから流入してくる。output回線が先に出たがっていて、input回線が入る場所を決めかねている。そんなイメージを思い描く。(図1) 図1 input input回線が入る特定の場所がある。ここを通過する情報はすんなり入るが、位置がズレるととたんに理解できなくなり、コミ…

  • 開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 1

    「○月×日に診察した分が、資格取得日に入っているかどうか……」 病院の事務員が難しい顔で呟いた。 ○月×日の三週間前、ある事情によって保険証の資格を喪失した。継続して使えるようにしなければならないが、今は手元にない。病院で診察を受けた後、その事情を伝えると、このように説明されたのだった。 spoken language――話しことばがクルクル空中を舞っている。人間のvoice(音声)を意味とともに同期(シンクロ)しながら受けとるヒアリングは、私の場合、時々使いものにならなくなる。つまり、会話できなくなる。 「……えっ?」 「○月□日からだとダメ」 「○月□日???」 事務員のことばをオウム返し…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏14 まとめ

    ほかの聴覚過敏の原理に当てはまるかどうかわかりませんが、私の聴覚過敏においては、まず定常位置の転覆を驚愕する心があり、みずからの定常位置へ同化/異化する選別作業としての摩擦と刺激が多くなっている様子をみてきました。その選択の前段階としての対応に追われるために、本来的な選択的注意ができにくく、能動か受動か構えを決めかねて、姿勢が不安定になっていました。 「火に油を注ぐ」原始的不安や正体不明の音が一切ない「安定しきった」状態においては、地震が起こる前段階を思わせる動揺にとどまりやすいですが、とりわけ音の意味が不明瞭である場合、理解しうる意味を求めて想像力と幻想の過剰補完が起こっていました。 定常位…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏12 刺激に意味を求めるか否か

    「音の意味」がわからないとはどういうことでしょうか。意味とは、価値・重要性・意義という意味を除けば、「記号(特に言葉)の表す内容」「ある表現や行為によって示される内容、特にそこに含み隠されている内容」(明鏡国語事典)です。つまり、表現や行為や物事などに含まれる理解可能/不能な内容です。「音の意味」がわからないとは、音刺激に含まれる、しばしば自分に関係づけられるはずの意味内容が理解できないということです。 聴覚以外の感覚刺激に、私たちは意味を求めるでしょうか。 嗅覚は主に、対象が食物や化学物質として体内に摂取可能かどうかを判断していると気づきます。その際、快(いい匂い)/不快(臭い)もしくは危険…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏11 火に油を注ぐもの(2) 音の意味

    「気分」とともに「音の意味」もまた聴覚を過敏にさせる要因になります。「音の意味」がわからなければ「不安な気分」になるし、「不安な気分」が高じれば「音の意味」がますます聞きとれなくなるという悪循環が生じます。こうした不安が音の聞こえ方を変化させ、刺激を増幅させる様子を体感的に表現している映像があります。 「サイレントヒル2」というホラーゲームでは、主人公の潜在意識が具現化された世界が舞台になっており、濃霧や暗闇に包まれて数メートル先が見えない局限された視界で、殺人を犯した罪悪感など主人公の心が生みだした異形の怪物が近づくと、携帯用の小型ラジオのノイズが鳴り出すという演出があります。自分に迫ってく…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏10 火に油を注ぐもの(1) 不安

    聴覚を過敏にさせる3つの要素「調整」「気分」「音の意味」のうち、「気分」「音の意味」といった心理的な問題が聞こえ方に与える影響ははかりしれず大きいものがあり、無視することはできません。選択的注意ができないというだけで、「火に油を注ぐもの」がまったくなければ、症状は甚だしく悪化することなく、「深刻な」聴覚過敏として燃え上がるには至りません。逆に言えば、「気分」を安定させ、「音の意味」を把握することができれば、過敏の程度をコントロールしやすくなります。 さまざまな気分がありますが、「火に油を注ぐもの」となるのは、怯え、不安、恐怖、怒りなど原始的な感情です。原始的な感情は、瞬時に神経系をピリピリ興奮…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏9 こだわる固体の固着とこだわらない気体の流動

    なぜこれほど刺激に反応しなければならないのでしょうか。 感覚過敏のイメージをはっきりさせるために、逆に感覚の鈍い人を描出してみます。自分の生命の流れがほかの生命の流れと同期(シンクロ)する振幅が広い。変化についていける。流動している。臨機応変に対応できる。こだわりがない。固着しない。多勢に合わせることができる。ざっとこんなイメージが浮かびます。 感覚過敏の人は、特定の刺激に愛着することもありますが、違和感を覚えて排除しようとする強烈な心のしくみをもっています。刺激を同化させるか、異化させるかの核心をもっているのです。感覚受容の布陣の本丸の中心に、自分の座布団があって、そこにドッカリ座っているよ…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏8 選択的に注意するものは何か

    自閉症スペクトラムの人は、ほんとうに音を選択して拾っていない(拾わされている)のでしょうか。何を基準にして、何を重要な手がかりにして、音を選択しているのでしょうか。ほかの自閉症スペクトラムの人の聴覚過敏については詳しく把握していないので、ここでも自分の体験をもとに考えたいと思います。 図1(A)は、選択的注意ができる人の聞こえ方のイメージです。性格によって細かい違いはあるでしょうが、大まかにはこういう感じではないかと想像します。布陣する壁が厚くて、そうそう雑音が四方八方から乱入することはなさそうです。壁の一部は、世界をつかもうとする意識の方向に向かってひらかれています。その受け口に集約されるよ…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏7 〈第一陣〉に穴があく

    とはいえ、音を「受け止めて反応(レシーブ)」できるときがないわけではないのです。目の前の重要な音や心地よい音に集中して、自然にフォーカスできる時間はあります。とりわけ好きなこと、ワクワクすること、興味のあることに一心に没入しているときは、対象に効率的に反応(レシーブ)しやすいです。この防御的な集中力を<夢中ガード>と名づけています。<夢中ガード>がはたらくときは、一般人の聴覚反応と同じように、まわりの余分な雑音はカットされています。けれども、夢中になれる対象が目の前になく、<夢中ガード>が機能しないときは、騒音を防御する壁が崩れやすいのです。 戦において、拠点となる本丸のまわりに防御陣営を敷い…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏6 音を受け止めてレシーブする選択的注意

    なぜ聴覚過敏になるのでしょうか。過敏に影響を及ぼすものは、「調整」「気分」「音の意味」という3つの要素がからんでいると、さきに引用した著者は述べています1)。思い当たる体験から、詳しく描写してみたいと思います。 まずは「調整(あるいは調節)」。聞こえの調整がうまくいかないから聴覚過敏になります。自閉症スペクトラムでは、選択的注意ができないという現象が知られていますが、選択的注意の「できる」人が、当事者の体験の記述から「そういう聞こえのしくみがあるらしい」と推察しただけで、そのメカニズムが何に由来しているのかまでは解明されていないようです。 私の場合は、すでに述べたように、好き/嫌い、心地良い/…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏5 中枢利得と内圧

    人の聴覚には利得を調整する能力があるとデービッド・M・バグリー/ゲルハルト・アンダーソンは述べています。利得とは、「中枢(神経)で増幅されて聴覚利得(auditory gain)が加わり、内部で意識される音の大きさが大きく感じられることを意味する。たとえば、無響室や防音室などに入ると、周囲の音が遮断されているために、急に音の聞こえが研ぎ澄まされて、今まで気にならなかったり無視されたりしていた音が急に意識されるようになる」現象です1)。入力音刺激の音圧に依存して聞こえが変化し、低レベルの入力に対しては神経の鋭い共振を示し、高レベルの入力に対しては共振が小さくなる2)、つまり物理的音量と同程度の音…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏4 聴覚の〈定位〉

    視覚と触覚は、聴覚の<定位>を構築する強力な助っ人です。けれども視覚単独では、視界に映じる物体表面の奥に関係の網を張っている、現実世界の「気配」までを把握するのはむずかしいです。また、触覚単独で空間の実在を捕捉することはできても、「気配」までは聞きとれません。 味覚と嗅覚は近視眼的な接触しかもたらさず、単独では<定位>を確立するには至りません。それらの感覚は、全方位に意識を拡張し、その反響を感知するには、接触面が局限されすぎていて、情報の質が単純であると感じます。 聴覚に、音を発する物体や生物との直接的な接触はありません。それでも聴覚には、触覚に近い、何かにさわる感じがあります。リラックスして…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏3 〈定位〉の発見(2) スルリとはまり、なじむ

    これは、ある日の<定位>の成功体験です。 そのころ私はひどい聴覚過敏で、静かな室内でも超音波はピリピリとがっているし、一歩外に出れば「音の壁」がジワジワ身体を締めつけ侵襲してきて、音圧そのものと化した空間が、十方から迫ってくるようでした。 そうした聴覚過敏の苦しさを、発達障害者に対応した経験のあるAさんに話したところ、炯眼のAさんは、私が多くを説明しないうちに、一発で症状のからくりを見抜きました。すると痛みと雑音がしずまり、身体が世界に調和して居場所を与えられ、抵抗なく音の海の上に浮かんでいられるのを発見しました。 私はその「変容した身体」で、これまで騒々しくて行けなかったあるスーパー内の店へ…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏 (2)〈定位〉の発見(1) この世界と私の身体の接地点

    聴覚過敏について解説された本1)を読んでいて、重要なキーワードになりうると思ったのが<定位>という概念でした。最初は訳(翻訳書だった)が悪いと思って、もっとわかる日本語に訳してほしいと文句を言っていたのですが、ふだんあまり聞かないこの言葉は何だろうと辞書で調べたところ、 一、事物の位置・姿勢などを定めること。また、その定められた位置・姿勢など。 二、生物が身体の空間的位置や姿勢を能動的に定めること(傍点は筆者による)。また、その位置や姿勢。 三、測定器などで、一定の大きさの入力が加えられたとき、または入力が一定の大きさだけ変化した場合、出力がそれに対応した状態に落ち着くこと。 とあって(大辞林…

  • 〈定位〉から考える聴覚過敏 (1)はじめに

    聴覚過敏は、たいていの人が意識せずにやり過ごせる音を、ときには我慢ならない苦痛をともなう過剰な刺激として受けとる体験です。聴覚過敏が発生し、その症状が変化するしくみは複雑で、全容を把握するのはたやすくありません。特定できる一つの原因がコウいうふうに確実に存在していて、だからコウいう結果に結びついていくとはっきり捉えるのはむずかしく、目に見える中枢神経系や感覚器官から目に見えない心理現象や社会関係に至るまで、さまざまな方面から聴覚過敏をかく乱する複雑な法則がからみあって、恒常性を保とうとする心身の均衡の縫い目が、もつれこんがらがって出現するように思われます。聴覚過敏のトリガーは、引き起こす人の内…

  • SNS不安 (7)まとめ

    私のSNS不安は、広場恐怖、社交不安、緘黙に近いと自覚している。最も恐れているのは、「直接的で粗暴なつながり」である。 図4は、これまで述べてきたSNS不安の全体像を描いたものだ。 図4 SNS不安 SNSのネットワークには、すでに述べたように、脊髄反射的な感情判断が溢れている。ツイッターのタイムラインを「上空飛行」してツイートを見下ろすと、その情報の見かけは極めて平板で、濃淡や深みがないノイズに見える。そこに漂っているのは、群衆の「集合意識の束」である。 私が誰かをフォローし、フォローされると、SNSの全体網から自己の境界内に、関係の糸がつながる。私の自我には核があり、自己と他者を隔てる境界…

  • SNS不安 (6)雪崩(なだ)れ込む〈思念〉と〈感情〉

    発信者の細部を捉えると、「上空飛行」のときはノイズだったそのツイートに、「あ、そうなのか」「へーぇ」「面白い」「すごい」「きれい」などと私のハートが立ち上がる。つまり共感して、いいねを押したくなることもある。しかし、この動機は挫かれることが多い。 細部が見えるタイムラインの「低空」では、先に述べたユーザー一人ひとりの〈魂の型〉と〈社交表層・外殻〉が、私の心に一気に押し寄せる。〈魂の型〉がやけに生々しくて鮮やかなのに、〈社交表層・外殻〉がぶよぶよ膨らんでいて不気味なのだ。このギャップに「ウッ!」と気圧されて、気持ち悪くなってしまう。 何千何万といいね・リツイートされた人々の反応からは、「集合意識…

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