5月5日は「子どもの日」でした。 例年に漏れず、昨日は子どもの日にちなんだ全国各地のイベントや、「子どもの数の減少」(前年より35万人減)、「不登校」(23年度の小中学校の不登校数...
カウンセラー(臨床心理士)として、ジャーナリストとして“小さき者”のささやきを拾い続け、みなさまに伝えていきたいと考えています。
記者として虐待や家族と別れて暮らす子ども、社会からはみ出してしまった人たちなどを取材。子どもの成長発達や人格形成、家庭・家族の機能などに興味を持ち、心理の道へ。依存症、アダルトチルドレン、DV、面会交流など家族に関する問題を専門とする。臨床心理士。公認心理師。文京学院大学非常勤講師。子どもの権利条約(CRC)日本理事。
2025年は、日本が子どもの権利条約に基づく国連審査に向け、6回目の日本政府報告書を提出する“はず”の年です。 “はず”と書いたのは、原則は5年に1回の報告書提出そして国連審査なの...
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5月5日は「子どもの日」でした。 例年に漏れず、昨日は子どもの日にちなんだ全国各地のイベントや、「子どもの数の減少」(前年より35万人減)、「不登校」(23年度の小中学校の不登校数...
地下鉄サリン事件から25年3月20日で30年。あちこちで、さまざまな検証報道がなされています。 『東京新聞』(25年3月14日)では、サリン事件の実行犯役のひとりで無期懲役が確定し...
前回のブログで「2025年は、日本が子どもの権利条約に基づく国連審査に向け、6回目の日本政府報告書を提出する“はず”の年。それにむけ、何より集めたいのは子ども自身が書く『子ども報告...
2025年は、日本が子どもの権利条約に基づく国連審査に向け、6回目の日本政府報告書を提出する“はず”の年です。 “はず”と書いたのは、原則は5年に1回の報告書提出そして国連審査なの...
2024年も、大きな話から、ごく身近な小事まで「もやっ」とした思いにとらわれることが多い年でした。 大きな話で言えば、進まない能登半島の復興、終わらない戦争、自国の利益だけを声高に...
昨今の取り組みからは、不登校が増え続けていること。学校へ行くこと、もしくは行けないことを苦にして自殺まで考える子どもも増えていること。そうした子どもをどうにか救おうと、親も教員も対...
8月後半から、9月にかけて「子どもの自殺」に関する報道をよく目にしました。 過去にも書いたように、日本は世界でもまれに見る「10代の死因1位が自殺」の国です。コロナの影響もあり、小...
今さらの話ですが、日本の子どもの精神的幸福度が低いこと(子どもたちに影響する世界)、そして、10代の自殺率の高さ(『令和5年版自殺対策白書』)はよく知られています。 これに加え、最...
もちろん、多くのおとなは「子どもらしさを削ごう」とか「従う国民に育てよう」と思っているわけではないでしょう。 しかし、未だに「集団行動」や「集団保育」が当たり前の日本では、号令によ...
最近、ある地域活動をしている方々の集まりで、都内のある小学校のこんな話を聞きました。 「8時15分から25分の10分間に教室に入れるよう登校しなければならいというルールがあるんです...
「『夢の国から修羅の国に』ディズニーランドが“ガチ勢”御用達のラーメン二郎系テーマパークへと変貌か…価格高騰・システム複雑化にファンからは悲しみの声も」 最近、そんなネット記事を読...
よく知られているように、日本は世界でもまれに見る「10代の死因1位が自殺」の国です。 『令和5年版自殺対策白書』では、2021年(令和3年)の10歳から39歳までの死因の第1位が「...
信頼し、公私に渡って共に歩んできた親友が、自分のお金を使い込んでいた。その事実だけでも、もし私だったら頭が真っ白になりそうです。さらにその肩代わりを頼まれたら・・・。冷静な判断など...
ここのところ「依存症」に関するニュースが目につきます。 やはり、だれもが知る大谷翔平選手の元通訳・水原一平さんによるスポーツ賭博事件の影響が大きいのでしょう。水原さんが大谷選手の銀...
何もかもおとなが手を出していれば、子どもは、間違ったり、工夫したりしながら、自分の力で達成するという機会を持てません。それでは自己効力感や自信も育ちません。 一定度の刺激(危険なも...
2024年2月、福岡県みやま市でうずらの卵をのどに詰まらせ小1男児が死亡するという痛ましい事件がありました。 このニュースがネットで拡散すると、「かわいそう」といったコメントが相次...
それからもう一つ、褒められ、愛された経験は重要な能力を育てます。 最近、保育や教育、さらには人材育成などの分野でも注目されているレジリエンス(resilience)を高めるのです。...
「同情と善意だけではどうにもならない」 当たり前です。 同情とは、「他者の痛みを『その人のもの』として外側から眺めて感じる辛さや悲しみ」などのこと。 誤解を恐れずに言うなら、「他人...
能登半島地震で被災した方々に、心よりお悔やみ申し上げます。いまだインフラも復旧せず、悪天候のなか大変な生活を強いられていることに思いを馳せると心が苦しくなります。 被災地には私のク...
恐ろしいのは、そんな「推し活」依存症が、今や市民権を得ているということです。 もちろん、依存症はだれでもなりえる病です。 が、少なくとも「依存症にはならないほうがよい」と思われてき...
信頼し、公私に渡って共に歩んできた親友が、自分のお金を使い込んでいた。その事実だけでも、もし私だったら頭が真っ白になりそうです。さらにその肩代わりを頼まれたら・・・。冷静な判断など...
ここのところ「依存症」に関するニュースが目につきます。 やはり、だれもが知る大谷翔平選手の元通訳・水原一平さんによるスポーツ賭博事件の影響が大きいのでしょう。水原さんが大谷選手の銀...
何もかもおとなが手を出していれば、子どもは、間違ったり、工夫したりしながら、自分の力で達成するという機会を持てません。それでは自己効力感や自信も育ちません。 一定度の刺激(危険なも...
2024年2月、福岡県みやま市でうずらの卵をのどに詰まらせ小1男児が死亡するという痛ましい事件がありました。 このニュースがネットで拡散すると、「かわいそう」といったコメントが相次...
それからもう一つ、褒められ、愛された経験は重要な能力を育てます。 最近、保育や教育、さらには人材育成などの分野でも注目されているレジリエンス(resilience)を高めるのです。...
「同情と善意だけではどうにもならない」 当たり前です。 同情とは、「他者の痛みを『その人のもの』として外側から眺めて感じる辛さや悲しみ」などのこと。 誤解を恐れずに言うなら、「他人...
能登半島地震で被災した方々に、心よりお悔やみ申し上げます。いまだインフラも復旧せず、悪天候のなか大変な生活を強いられていることに思いを馳せると心が苦しくなります。 被災地には私のク...
恐ろしいのは、そんな「推し活」依存症が、今や市民権を得ているということです。 もちろん、依存症はだれでもなりえる病です。 が、少なくとも「依存症にはならないほうがよい」と思われてき...
ある人が「推し活」の魅力をこんなふうに話していました。 「『推し』を応援していると、自分が必要とされている感じがする。 私が応援してるから、『推し』の子が輝ける・ 私がいるから『推...
話を聞いて思い出したのは、私がまだ記者をしてた20年以上前に取材したホームレスのおじさんたちです。 でっかく稼ぐつもりで家を後にし、気が付いたらすっからかん。「来年こそは」と思って...