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カウンセラー木附が語る「子どもと社会」 https://kizuki-chiaki.com/blog

カウンセラー(臨床心理士)として、ジャーナリストとして“小さき者”のささやきを拾い続け、みなさまに伝えていきたいと考えています。

記者として虐待や家族と別れて暮らす子ども、社会からはみ出してしまった人たちなどを取材。子どもの成長発達や人格形成、家庭・家族の機能などに興味を持ち、心理の道へ。依存症、アダルトチルドレン、DV、面会交流など家族に関する問題を専門とする。臨床心理士。公認心理師。文京学院大学非常勤講師。子どもの権利条約(CRC)日本理事。

木附千晶
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2019/10/22

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  • 小さなうずらの卵が投げかける大きな問題(2)

    何もかもおとなが手を出していれば、子どもは、間違ったり、工夫したりしながら、自分の力で達成するという機会を持てません。それでは自己効力感や自信も育ちません。 一定度の刺激(危険なも...

  • 小さなうずらの卵が投げかける大きな問題(1)

    2024年2月、福岡県みやま市でうずらの卵をのどに詰まらせ小1男児が死亡するという痛ましい事件がありました。 このニュースがネットで拡散すると、「かわいそう」といったコメントが相次...

  • 日本の若者は褒められて育っているのか?(3)

    それからもう一つ、褒められ、愛された経験は重要な能力を育てます。 最近、保育や教育、さらには人材育成などの分野でも注目されているレジリエンス(resilience)を高めるのです。...

  • 日本の若者は褒められて育っているのか?(2)

    「同情と善意だけではどうにもならない」 当たり前です。 同情とは、「他者の痛みを『その人のもの』として外側から眺めて感じる辛さや悲しみ」などのこと。 誤解を恐れずに言うなら、「他人...

  • 日本の若者は褒められて育っているのか?

    能登半島地震で被災した方々に、心よりお悔やみ申し上げます。いまだインフラも復旧せず、悪天候のなか大変な生活を強いられていることに思いを馳せると心が苦しくなります。 被災地には私のク...

  • 推し活依存症(4)

    恐ろしいのは、そんな「推し活」依存症が、今や市民権を得ているということです。 もちろん、依存症はだれでもなりえる病です。 が、少なくとも「依存症にはならないほうがよい」と思われてき...

  • 推し活依存症(3)

    ある人が「推し活」の魅力をこんなふうに話していました。 「『推し』を応援していると、自分が必要とされている感じがする。 私が応援してるから、『推し』の子が輝ける・ 私がいるから『推...

  • 推し活依存症(2)

    話を聞いて思い出したのは、私がまだ記者をしてた20年以上前に取材したホームレスのおじさんたちです。 でっかく稼ぐつもりで家を後にし、気が付いたらすっからかん。「来年こそは」と思って...

  • 推し活依存症(1)

    最近、トー横に行く機会がありました。 新宿歌舞伎町にあるTOHOシネマズ横の通路、そこに集まる若者たちのコミュニティというかエリアである、あのトー横です。 ここのところ一斉摘発やら...

  • いじめと不登校ーー子どもを追い詰めるものは?(2)

    しかし、「いじめそのものが不登校の原因」かと問われると、少し疑問もあります。 確かにいじめは、不登校のきっかけとなる原因のひとつです。でも、周囲のおとなが、その子どもの辛さをきちん...

  • いじめと不登校ーー子どもを追い詰めるものは?(1)

    10月4日、文部科学省が2022年度の「問題行動・不登校調査」の結果を公表しました。 全国の国公私立小中学校で30日以上欠席した不登校の数は10年連続の増加となり、29万9048人...

  • 日本の子どもに特有のトラウマ?(4)

    「怒り」は生き延びるために必要な、最も原始的な意見表明の方法です。 乳児が泣くのは、そこにそのまま捨て置かれたら死んでしまうという恐怖があるからです。だから「こんなところにほおって...

  • 日本の子どもに特有のPTSD?(3)

    私たちは、「PTSDの原因となるトラウマ体験」というと、 生死にかかわるような大きな危機を想像します。 しかし、 「ネガティブな感情表出をよしとしない文化のなかで生きる日本人の場合...

  • 日本の子どもに特有のPTSD?(3)

    私たちは、「PTSDの原因となるトラウマ体験」というと、 生死にかかわるような大きな危機を想像します。 しかし、 「ネガティブな感情表出をよしとしない文化のなかで生きる日本人の場合...

  • 日本の子どもに特有のトラウマ?(2)

    もうひとつは『子育てに苦しむ母との心理臨床 EMDR療法による複雑性トラウマからの解放』(日本評論社)です。とくに、第2章「子育て困難と複雑性トラウマの理解」と第3章「EMDR療法...

  • 日本の子どもに特有のトラウマ?(1)

    最近、非常に興味深く読んだ文献がふたつあります。 ひとつは、逆境的小児期体験(Adverse Childhood Experience : ACE)についての『逆境的小児期体験が子...

  • 「もーもーガーデン」と雇い止め(2)

    同じ日の新聞の表と裏に、「希望と絶望」「理想と現実」「共生社会と競争社会」の縮図が載っているようで、なんとも言えない悲しい気持ちになりました。 皮肉と言えばいいのか、 シュールと言...

  • 「もーもーガーデン」と雇い止め(1)

    先日、「もーもーガーデン」という、被爆した牛の牧場が福島県大熊町にあることを知りました。 大熊町は、東日本大震災時の原発事故で、今も町の半分が帰還困難区域になっている場所です。 そ...

  • 希望と絶望の分岐点(3)

    アフガニスタンの若者たちと、日本の若者たち。経済的な豊かさだけでは測れない、希望と絶望を分けるものは、いったい何なのか。番組を見ながら、ずっと考えていました。 たどり着いたのは、「...

  • 希望と絶望の分岐点(2)

    番組を見て驚いたのは、そんな大変な生活の中でも、多くの人が「未来」や「希望」を語っていたことです。 緑内障の治療のため、バスで22時間かけて病院へ行くという30歳の青年は 「少しで...

  • 希望と絶望の分岐点(2)

    番組を見て驚いたのは、そんな大変な生活の中でも、多くの人が「未来」や「希望」を語っていたことです。 緑内障の治療のため、バスで22時間かけて病院へ行くという30歳の青年は 「少しで...

  • 希望と絶望の分岐点(1)

    一か所にカメラを据え、そこにやってくる人々の人生や生活などの人間模様を72時間にわたって定点観測する NHKの『ドキュメント72時間』というドキュメンタリー番組を見ました。 その日...

  • 戸田市中学校侵入傷害事件に思う(2)

    問題行動、反社会的行動のバリエーションはさまざまです。 刃物を持って人を切りつける“事件”のようなかたちもあり得るし、自殺という方法もあり得ます。そこまで行かなくとも、いじめや過度...

  • 戸田市中学校侵入傷害事件に思う(1)

    2023年3月1日の昼間、埼玉県戸田市の中学校にナイフを持った17歳の少年が侵入し、男性教員を傷つける事件が起こりました。 殺人未遂容疑で現行犯逮捕された少年は、「だれでもいいから...

  • 『Spare』の人生(2)

    話は少しそれますが、先進38カ国の子どもの幸福度を調査したユニセフ報告書「レポートカード16」(2020年9月発表)によると、日本の子どもの身体的幸福度は1位、精神的幸福度は37位...

  • 『Spare』の人生(1)

    イギリスのチャールズ国王の次男ヘンリー王子の自叙伝『Spare(原題)』が話題になっています。 『東京新聞』(23年1月7日)によると、ヘンリー王子は著書の中で、①結婚した翌年に自...

  • 22年を振り返る

    コロナ禍もあり、とんと明るいニュースが少なくなった昨今。なかでも今年ほど暗いニュースが多かった年はなかったような気がします。 ロシアによるウクライナ侵攻、知床観光船の沈没事故、オミ...

  • 虐待とは何かーー宗教虐待から考える(3)

    虐待とは、殴ったり、蹴ったり、罵詈雑言を浴びせることだけではありません。 親に頼り、愛されなければ生きられない子どもに、親の都合や考えを押しつけ、子どもの人生を支配することです。 ...

  • 虐待とは何かーー宗教虐待から考える(2)

    大切なことは、こんな中途半端な、「とりあえず、何かやりましたよ」というアリバイづくりのための通達を出すことではありません。 明らかな虐待行為であるのに、子どもの心や体が傷ついている...

  • 虐待とは何かーー宗教虐待から考える(1)

    安倍晋三元首相の襲撃事件以降、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題が次々と明るみに出てきました。 そのひとつが信者である親からの特定の“教え”に基づく子どもへのしつけ・教...

  • これこそSDGs?!(2)

    「物を無駄にしない、循環させる」と言えば、宿のご主人宅の愛犬に「お土産」とおやつを何種類か渡したときも、こんなことがありました。 「ありがとう。だけど最近、このコ、アレルギーになっ...

  • これこそSDGs?!(1)

    最近、やたらと耳にすることが多くなった「SDGs」という言葉。Sustainable Development Goals・・・つまり、持続可能な開発目標のこと(外務省)。 政府や自...

  • 秋葉原殺傷事件の死刑執行(3)

    親殺し、とくに母親殺しの大事さを説いたのは分析心理学を創設したユングでした。 ユングが言う「母なる存在」とは、二つの面を持っています。ひとつは、「産み・育て・抱擁し慈しむ母」。もう...

  • 秋葉原殺傷事件の死刑執行(2)

    前回、ブログで書いた安倍晋三元首相の襲撃事件の容疑者にしても、秋葉原殺傷事件の死刑囚にしても、その生い立ちが人生に与える影響の大きさです。 もっと端的に言えば、親の影響、というので...

  • 秋葉原殺傷事件の死刑執行(1)

    22年7月26日、秋葉原殺傷事件で死刑が確定していた加藤智大死刑囚の死刑が執行されました。 秋葉原殺傷事件は2008年6月に起きました。同死刑囚がトラックで赤信号を無視して歩行者天...

  • やりきれない事件ーー安倍晋三元首相銃撃事件に思う(2)

    『国葬の成立 明治国家と「功臣」の死』(勉誠出版)の著者である中央大学文学部の宮間純一教授は 「不当な暴力で亡くなったからといって、安倍元首相を国葬にすることがどうして民主主義を守...

  • やりきれない事件ーー安倍晋三元首相銃撃事件に思う(1)

    先日の参議院選挙の応援演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元総理大臣の葬儀を「国葬」として執り行うそうです。 異例の早さで、岸田文雄首相が決定しました。 おごった政権 「安倍一強」の...

  • 島国根性(4)

    「島国根性」と表される排他的で、特異なものや異質なものを敬遠する性質は、いったい何に起因するのでしょう。 その一つと考えられるのが、極端に強い同調圧力ではないでしょうか。 同調圧力...

  • 島国根性(4)

    「島国根性」と表される排他的で、特異なものや異質なものを敬遠する性質は、いったい何に起因するのでしょう。 その一つと考えられるのが、極端に強い同調圧力ではないでしょうか。 同調圧力...

  • 島国根性(3)

    それを象徴するのが、入管行政・入管法の問題です。21年3月には名古屋出入国在留管理局の収容施設でスリランカ人女性が衰弱死しました。 入管庁はこの事件について21年8月に調査報告書を...

  • 島国根性(2)

    自国の人口の16%にあたる約41万人のウクライナ人を受け入れたモルドバの面積は九州よりやや小さいくらいの、文字通り小国です。 欧州で最も経済的に厳しい国情であるうえ、個人で避難民を...

  • 島国根性(1)

    日本が大好きです。 たとえば四季折々に違う表情を見せる自然の美しさが好きです。豊かな水田が織りなす風景、たなびく雲を携えた緑の山、深く青く光る夏の海、錦織のように艶やかな紅葉、雪を...

  • 虐待からの回復ーー猫が教えてくれたこと(3)

    「そうは言っても、今さら子ども時代をやり直すことなどできない」 「本人が変わる努力をしなければ」 そんな声が聞こえてきそうです。 脳は変化する ところで、これも最近、さかんに言われ...

  • 虐待からの回復ーー猫が教えてくれたこと(2)

    植物を見ればよく分かります。ひまわりは、ひまわりの花を付ける、バラはバラとして咲く、サボテンはサボテンとして生きるための“もと”を全部、種の中に持ってこの世に誕生します。 ただし、...

  • 虐待からの回復ーー猫が教えてくれたこと(1)

    ここのところ、虐待についての講座や研修をさせていただくことが続いています。 児童相談所の虐待対応件数が20万件を超えているせいなのでしょうか。それとも、おとなになってからも虐待が大...

  • 社会の犠牲者(3)

    果たして特殊な子どもか? この高校生は果たして特殊な子どもでしょうか。何か極端な思想や発達の問題を抱えていたのでしょうか。 私にはそうは思えません。 ここまでとは言わなくても、多か...

  • 社会の犠牲者(2)

    私たちは、自分の生命が脅かされたとき、防衛のための手段を取ります。最もポピュラーな方法は、「逃走」(逃げる)です。 草原でオオカミに出会った羊は、あらゆる神経を集中させて逃げます。...

  • 社会の犠牲者(1)

    お正月が明けると、受験本番シーズンです。毎年この時期は、受験にまつわるニュースにことかきません。 今年は衝撃的な事件が立て続けにおきました。1月15日に実施された大学入学共通テスト...

  • 米軍基地とオミクロン(2)

    だれが考えても、「感染拡大の大きな起因の一つが米軍基地であることは間違いない」(玉城デニー沖縄県知事:『東京新聞』22年1月8日)という気がしますが、日本政府は同記事でも「コメント...

  • 米軍基地とオミクロン(1)

    コロナの感染が止まりません。22年1月14日の感染者数は全国で2万2045人となりました(NHK「特設サイト 新型コロナウィルス」)。 沖縄県や東京都などで前の週の10倍以上になる...

  • コロナと不寛容社会

    自分の考えや価値観に合わない人をたんに批判するというだけでなく、バッシングしたり、人格誹謗までする人が増加した社会を「不寛容社会」と呼ぶそうです。 ①SNSによって、いつでも、どこ...

  • 女性皇族の結婚報道と複雑性PTSD(3)

    もちろん、インターネット等による誹謗中傷が人を追い込むことは知っています。 実際、2020年5月には、フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの方...

  • 女性皇族の結婚報道と複雑性PTSD(2)

    その人たちは、PTSDの診断基準を満たしてはいませんでした。べつに大事故に巻き込まれたとか、拷問を受けたとか、奴隷にされたというような、ある意味わかりやすい命の危機に瀕した経験は持...

  • 女性皇族の結婚報道と複雑性PTSD(1)

    昨今、「複雑性PTSD」という病名がやたらと聞かれるようになりました。とある皇族女性の結婚問題をめぐる報道から、一躍トップワードになりました。 そもそもPTSD(Post Trau...

  • オリパラの先にあるものは?(3)

    「どうして政府は動かないのか」 「なぜ、だれもが有効とは考えていない緊急事態宣言・蔓延防止等重点措置を出すだけなのか」 憤りを感じながら、全国知事会などが「人の流れを抑えられるロッ...

  • オリパラの先にあるものは?(2)

    それにしても日本は、この国の政治家は、権力者たちは、どうしてここまで無策なのでしょう。なぜここまで有効なコロナ対策ができないのでしょうか。 オリンピック・パラリンピックを強行しよう...

  • オリパラの先にあるものは?(1)

    東京パラリンピックが無観客のまま開幕しました。新型コロナウィルスの全国的な感染拡大の中での開幕です。 この間、海外から来日し選手村に滞在する選手1人を含む新たに10人が新型コロナウ...

  • 不信オリンピック(4)

    そして何より、不満を持ちつつもオリンピックムードに酔う多くの国民の感覚も、私には理解できませんでした。 国民に行き渡るだけのワクチン供給さえできず、「オリンピック最優先」で日常生活...

  • 不信オリンピック(3)

    おとなはテレワーク、大学生はオンライン授業。子どもたちの楽しい行事は「密になるから」「人の移動は減らさないといけないから」と、潰されているのに、どうして海外から大勢を呼んでのオリン...

  • 不信オリンピック(2)

    五輪関係者を外部と遮断するはずのバブル方式も穴だらけです。来日した五輪関係者らが、コンビニに出かけたり、宿泊ホテルの近くで「路上飲み」したりする姿が報道されています。 国民には、「...

  • 不信オリンピック(2)

    五輪関係者を外部と遮断するはずのバブル方式も穴だらけです。来日した五輪関係者らが、コンビニに出かけたり、宿泊ホテルの近くで「路上飲み」したりする姿が報道されています。 国民には、「...

  • 不信オリンピック(1)

    「オリンピックはスポーツの祭典でも、平和に寄与する祭典でもない」 今年の東京オリンピックほど、その事実を白日の下にさらしたオリンピックはかつてなかったのではないでしょうか。 世論調...

  • オンライン授業の弊害(2)

    ひとり黙々と課題をこなす毎日では、学べることは限られます。 “真の学び”とは、自らの力を伸ばし、その力を他者のために喜んで使えるよう、共感能力や好奇心を育てながら人格形成まで行うこ...

  • オンライン授業の弊害(1)

    去年くらいから、オフィシャルサイトの更新がほとんどできずにいます。 「おうち時間」だの「おこもりで時間が増えた」という人も多いのに、「いったい私は、何にこんなに時間を取られているの...

  • 子どもを支配するおとな(3)

    子どもの人格形成にも有害です。 アイデンティティをつくっていく時期に、こんなダブルスタンダードを突きつけられたら、子どもたちは混乱します。そして、「本音と建て前を使い分けること...

  • 子どもを支配するおとな(2)

    また、2020年に施行された体罰禁止規定の後から、体罰容認から否定に転じた人たちに、その理由を尋ねたところ、「法律で体罰が禁止されたから」との回答者が2割弱いたというのも、驚きでし...

  • 子どもを支配するおとな(1)

    約4割のおとなが「しつけのため」として子どもに体罰を行うことを容認していることが、公益社団法人のセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの調査(全国の20歳以上、2万人が回答)でわかりまし...

  • 「森発言」は個人のジェンダー差別の問題なのか(3)

    今も日本にはだれもが「その人らしいオリジナルの人生」を生きることを阻む仕組みや考え方がはびこっています。差別されているのは、決して女性だけではありません。 「年を取っているから」...

  • 「森発言」は個人のジェンダー差別の問題なのか(2)

    ところで、女性と男性はまったく同じ生き物なのでしょうか? 女性らしさや男性らしさというのは幻想で、いっさい否定されるべきなのでしょうか。 「森発言」を批判する方々の中には、「男性...

  • 「森発言」は個人のジェンダー差別問題なのか(1)

    東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に前の五輪担当相だった橋本聖子氏が就任しました。 橋本氏自身がオリンピックでも活躍したアスリートであること、そして、女性であることなど...

  • 国の責任を放棄した緊急事態宣言(3)

    国は、あくまでも「要請や自粛」を求めているだけですから、もし感染したら「ちゃんと自粛しないからですよ」と感染した人や店に責任を押しつけられます。逆に休業して経済困窮すれば、「あな...

  • 国の責任を放棄した緊急事態宣言(2)

    感染したら、だれだって休みたいと思います。休んでも生活が回り、経済的に保障されるなら、ほとんどの人が入院や休業を選ぶはずです。 よほどのことがなければ、入院拒否などしたくはないで...

  • 国の責任を放棄した緊急事態宣言(1)

    新年早々、2度目となる緊急事態宣言が2月7日までの期間、首都圏の1都3県に発令されました。しかしその後も、収束にめどは立たず、緊急事態宣言の地域は11都府県に拡大されました。今後...

  • 来年は「正義中毒」に振り回されない年に

    社会、いや、世界全体が新型コロナ・ウィルスに振り回されたこの1年。その全体を振り返って、つくづく感じるのは「正義を振りかざして他者を攻撃する」人が増えたということです。 ベスト...

  • 来年は「正義中毒」に振り回されない年に

    社会、いや、世界全体が新型コロナ・ウィルスに振り回されたこの1年。その全体を振り返って、つくづく感じるのは「正義を振りかざして他者を攻撃する」人が増えたということです。 ベスト...

  • コロナが子どもにもたらすものは(2)

    一斉休校の遅れを取り戻すため、夏休みが短縮された一方、文化祭や体育祭などのイベントはほぼ中止、もしくは省略化されまた。 毎日にメリハリは無く、楽しみもない。それなのに、「勉強だ...

  • コロナが子どもにもたらすものは(1)

    国立成育医療研究センターが行っている「コロナ×こどもアンケート」の第3回目の結果報告書が発表されました。 全国の子ども2,111名、保護者8,565名、計10,676名から回答...

  • コロナが子どもにもたらすものは(1)

    国立成育医療研究センターが行っている「コロナ×こどもアンケート」の第3回目の結果報告書が発表されました。 全国の子ども2,111名、保護者8,565名、計10,676名から回答...

  • 子どもの虐待と一時保護(2)

    もちろん、虐待はあってはならないことです。しかし、親との分離は子どもの人格形成に大きな影を落とします。容易に引き離すことは許されません。 虐待や親の精神疾患などの問題で、親子分...

  • 子どもの虐待と一時保護(1)

    「『乳児に虐待』児相が誤認→両親1年3ヶ月別離」(『東京新聞』20年10月16日)という記事を読みました。 この記事によると、兵庫県明石市で2018年に「子どもの右腕のらせん骨折...

  • 『「愛」という名のやさしい暴力』が出版されました

    扶桑社より、『「愛」という名のやさしい暴力』が出版されました。『すべての罪悪感は無用です』に続く、精神科医・斎藤学先生の名言集&その解説の第二弾です。 『罪悪感は無用です』が、機...

  • コロナ不安と報道(4)

    閉塞した社会、お互いの様子をうかがいあう監視社会では、人は不満やねたみをため込みやすくなります。経済不安が加われば、その状況は加速します。 アベノミクスの失敗、コロナの影響で雇...

  • コロナ不安と報道(3)

    「子どもが危ない」というかけ声の下、街のあちこちに監視カメラも設置されました。 いつの間にかそれは「子どもが被害に遭うのを防ぐ」という意味合いよりも、「子どもが非行に走るのを防ぐ...

  • コロナと報道(2)

    「実態と離れた不安」について考えていて、2006年に政府が発表した「子どもの防犯に関する特別世論調査」を思い出しました。 この世論調査では、「子どもの犯罪被害の不安」が「ある」と...

  • コロナ不安と報道(1)

    ニュースを見ても、ワイドショーを見ても、インターネットを見ても、話題はコロナ、コロナ、コロナ・・・。 それ以外にもたくさん大事なニュースはあるのに、うっかりすると見過ごしてしま...

  • 新型コロナと「新しい生活様式」5

    学校が再開しても、子どもたちを待っていたのは「新しい生活様式」を取り入れた日常とは違う学校生活でした。 「分散登校・分散クラスで、前後左右にはだれも人がいないし、話しをするのもは...

  • 新型コロナと「新しい生活様式」4

    それでなくとも、自粛や非常事態宣言で人々は疲弊しています。 春のマスクの買い占めに始まり、トイレットペーパーやソープ類など衛生用品が不足しました。スーパーには連日、人が殺到し、...

  • 新型コロナと「新しい生活様式」3

    本来、国がすべき努力を怠っておきながら、「緊急事態宣言」でお茶を濁し、国民に自粛と我慢を強いる。さらにこれからは、国民に「新しい生活様式」で過ごすよう迫ります。 「ソーシャルディ...

  • 新型コロナと「新しい生活様式」2

    非常事態宣言を出すのであれば、それによって必ず起こる国民の不安や経済困窮に対応するための生活支援、経済支援は必須だったはずです。 支援については「少なすぎる」「遅すぎる」「申請...

  • 新型コロナと「新しい生活様式」

    緊急事態宣言が解除された今も、妙な「自粛」の空気が漂っています。 まるで仕事をするのも、人と会うのも、食事に行くのも「これ、やってもいいんですよね?」と、見えないだれかにおうか...

  • 池袋の新しい相談室CAFIC(ケフィック)

    前の相談室の精算、そして新しい相談室の立ち上げ準備に忙殺され、長らくオフィシャルサイトの更新ができませんでした。 まだまだ片付かないことがいっぱいですが、どうにか池袋で相談を開...

  • 「がれきに埋もれた子どもを救え!」・・・国連からの画期的勧告(4)

    こんなふうに、がれきの下に埋もれ、消されてしまった日本の子どもたち。そんな子どもたちを蘇らせ、「きちんと成長発達できるように」と、今回、国連は画期的な勧告を日本政府に突きつけまし...

  • 「がれきに埋もれた子どもを救え!」・・・国連からの画期的勧告(3)

    こうした今までにない、びっくりするほど手厳しい国連からの最新「勧告」からわかること。それは、日本が1994年に子どもの権利条約を批准して以降、日本の子ども状況は悪化の一途をたど...

  • タイトル:「がれきに埋もれた子どもを救え!」・・・国連からの画期的勧告(2)

    日本の教育の在り方が、「子どもの成長発達に甚大な被害をもたらしている競争主義的すぎる教育制度を改めよ」との勧告は、全国学力テスト以前にも国連からずっと出ていました。たとえば次の...

  • タイトル:「がれきに埋もれた子どもを救え!」・・・国連からの画期的勧告(2)

    日本の教育の在り方が、「子どもの成長発達に甚大な被害をもたらしている競争主義的すぎる教育制度を改めよ」との勧告は、全国学力テスト以前にも国連からずっと出ていました。たとえば次の...

  • 「がれきに埋もれた子どもを救え!」・・・国連からの画期的勧告(1)

    新年初のブログが、すでに1月末日・・・。新しくできた家族の世話のほか、子どもの権利条約関連の講座などが続き、出張などもあってなかなか更新できないままでした。 子どもの権利条約は...

  • 今年も一年、ありがとうございました

    はやいもので2019年も終わろうとしています。今年は、IFF相談室の閉室、別な場所での開業、そしてオフィシャルサイトの立ち上げとさまざまなことがありました。 その間、2月には...

  • 依存症という病(4)

    日々のカウンセリングのなかでも 「どうしてこのタイミングで、こんなことをするのか?」 「なぜそんなうかつにみすみすばれるような言動をとるのか?」 と思うことをする方にお目にかか...

  • ペットロスの本(電子書籍)が出版されました

    16歳の愛犬を亡くした心理カウンセラーが考えるペットロス 『いつか来るペットの死にどう向き合うか』 木附千晶:著 いつか必ずやってきてしまう、愛しいペットとの別れ。 ペットロスが大...

  • 依存症という病(3)

    人気女優で、勝ち気キャラで打っていた沢尻エリカさんも、内心は不安や孤独がいっぱいだったのかもしれません。 そんな毎日をごまかして、「輝いている自分」に酔いしれるためには、麻薬や...

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