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木島平コブ滑走訓練所 http://miyukinodiary.blog52.fc2.com/

コブ斜面が苦手で困り果てるスキーヤーに救いの手を差し伸べるコブ斜面専門のスキー訓練所。2025年はAIによる指導メソッドも徐々に取り入れながら、コブに悩める貴方様に寄り添います!どうぞご期待ください。

木島平コブ滑走訓練所長
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住所
長野県
出身
大阪府
ブログ村参加

2019/10/20

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  • コブは瞬発的運動の連続である ~12年目の気づき

    ■ 今シーズンを終えて──12年目の気づき今シーズン、私が主宰する「こぶレッスン」は無事に最終日を迎えることができました。これまで12年にわたり、多くの方々と共にこぶ斜面を滑り続けてきましたが、今季はとりわけ興味深い発見がありました。それは、スキースクールに長年通っている方ほど、私が指導するシンプルな動作──特に「こぶの底でストックを素早く突き刺す」という動きに、著しく苦戦されるという現象です。この傾向は今...

  • 「自己練習は限界がある」という思い込み──スキー業界を支配する権威主義の構造を超えて

    私自身、これまで多くのスキーヤーの上達に関わってきた経験から、確信していることがあります。それは、「自己練習」こそが、あらゆるスキー技術向上の根幹をなすという事実です。レッスンや講習を受講することは意義のあることだと思います。しかし、それらはあくまで“ヒント”であり、“きっかけ”でしかありません。上達を実現するのは、最終的に「自分で滑って考えること」──すなわち自己練習です。ところが現実には、多くのスキ...

  • アドバイス依存の罠と、上級スキーヤーに求められる自己判断力の本質

    前回のブログでは、「アドバイスの量をスクールの質と誤認する風潮」について触れました。特に、スキースクールにおいて「滑らせること」よりも「言葉を多く与えること」が重視され、その結果、練習量が不足し、技術習得の本質から遠ざかってしまっているという実情を述べました。今回はそこからさらに一歩踏み込んで、なぜ特に“上級者”ほどアドバイスの量に依存してしまうのか、そしてその依存から脱却するために本当に必要な指導...

  • アドバイス過多と練習不足──現代スキースクール指導に潜む構造的問題

    コブ指導をはじめて10数年。 私は常にある問題意識を抱いています。それは、スキースクールにおいて「アドバイスをたくさん送ること」が良い指導だと誤認され、それによって「滑走量」や「運動経験の蓄積」が著しく軽視されているという現象です。言い換えれば、話す指導>滑らせる指導という倒錯した価値観が、現場を覆ってしまっているのではないかという疑念です。3月27日現在2レーン有。70ターン分300mのロングランとりわけ...

  • スキースクール指導の混乱とAIがもたらす解決策

    スキースクールに通っているスキーヤーの多くが、「イントラによって言うことが違う」と感じた経験があるのではないでしょうか。あるスクールでは「ストックを突け」と指導される一方で、別のスクールでは「ストックは置け」と言われる。また、「ストックを短くしろ」と言われたかと思えば、別のイントラは「長い方が安定する」と言う。このように、スキースクールにおける指導内容が一貫していないため、スキーヤーは何を信じれば...

  • コブレッスンを請け負って困ること

    10年以上続けている独自のコブレッスン。延べ500人以上にお供してきた中で困ったこともあります。コロナ前はグループレッスンだったのですが、参加条件にパラレル小回りができることと条件を付けているにもかかわらず、その技能を満たすことなくエントリーされたケースが複数みられたことです。先日も触れましたが、スキースクールのレッスンはリピートを促すためもあってか、正確なフィードバックが行われないケースもあります。...

  • 尋ね方を変えることで引き出される答えが千変万化する生成AI

    昨日の珈琲とコブレッスンの対比はかなり極端な例です。もちろん、AIが回答してきた結果ですので、一定程度スルーする必要はありますが、人間の裏に隠された心理を如実かつ露骨に表現してきますので、あながち嘘でもない気はします。現在私はChat GPTの有料版と、Grokの無料版を使用しています。そのままの仕様で使うと、Grokの方が若干論理的かつ深い分析を行う傾向にあります。珈琲の知識についても、Chat GPTよりもより深いもの...

  • ネルドリップや自家焙煎を崇高な領域と見せるマーケティング&コブを複雑な技術の集大成と見せるスキー業界の共通点

    私は5年前から宿で使う珈琲豆を自家焙煎に切り替えました。自家焙煎と云うと一般人が踏み入れることをはばかられる崇高な領域と思われますが、まったくそうではありません。ネルドリップや自家焙煎に取り組む人をコーヒー業界が孤高の コーヒー職人を偶像化させようとするのは、まるで スキーのコブ レッスンのインストラクターがバリエーション トレーニングを次から次に繰り出し 受け手を惑わせるのと似た構造があります。よね?...

  • スキーを下に向けるではなく、テールを振ってブレーキをかけると表現すべし

    昨日は「ターン弧を描く」、「スキーの性能を引き出す」の誤りについて指摘しましたが、これ以外にも、スキー業界の人が頻繁に使う表現として、「スキーを動かす」「トップを下に向ける」というのもまた、違和感を覚えます。例えばコブの指導現場で頻繁に「スキーを下に向ける」といいますが、そうではなく、「スキーのテールを振る」というべきです。一瞬下を向きますが、最終的な目的はテールを振ることによってブレーキをかける...

  • 技術選におもうこと ~3.11白馬八方尾根の技術選から14年

    全日本スキー技術選が終わりました。今から10年以上前は白馬八方に観戦に出かけたこともありました。そうそう、2011年の大会でした。リフト乗車中に急に停止し、ながらく宙づりになりました。 しばらくして東北地方で発生した巨大地震が長野県地方にも影響が及び広域で停電が発生したのでした。あれから14年。いわゆる基礎スキーの世界からは遠ざかり、技術選を注視することもなくなりましたが。さて、そのSAJが定義する技術選。...

  • コブが苦手だった?

    スキーグラフィックのコブ攻略記事で、デモンストレータが「俺も最初はコブが苦手だった」などと、まるでコブが苦手なアマチュア一般スキーヤーに寄り添おうとしている記事を見かけます。が、そんなものを真に受けてはイケマセン。実際、「苦手」なのではなく、コブを滑るための能力はあるけれど、その力の発揮法を知らなかっただけに過ぎません。滑り方の調整を行うだけで実は彼らは簡単に滑れるようになったのです。そう思いませ...

  • 少しずつ春に向かう木島平

    今朝までガンガン雪が降っていましたが、10時頃ようやくあがり、晴れ間がのぞきました。3年前のの大雪時には4月以降急激に南風が吹き荒れ一気に雪解けが進み、庭の雪が完全に消えたのは4月17日のことでした。果たして今年はいかに???【3月8日4:00現在の空き状況】*〇=空きあり*✕=満室3月16日(日)~2泊3日 〇3月23日(日)~2泊3日 〇3月26日(水)~2泊3日 X3月29日(土)~2泊3日 Xお申し込みは楽天トラベルからど...

  • 不都合な真実 その3 ~スクールシーズン券の落とし穴

    時折、スクールシーズン券なる企画商品を発売するケースが見られますが、中上級スキーヤーにとっては全く効果がないばかりでなく、むしろ技術の劣化を招きかねない システムだと私は考えます。レッスンを受けるたびに色々なバリエーションを提示されることで満足するスキーマニアも多いいっぽうで、提示されるアドバイス内容が毎回同じだと不満の声をあげる人もいます。しかしよく考えてもみれば 1人のスキーヤーが持っている課題...

  • 不都合な真実 その2

    地獄の特訓第4日が終了、今日はいよいよ最終日です。かなり疲れがたまってきたのですが、安全第一で参ります。さて。基礎スキー 界隈を眺めてみると、スクールに入ることが多すぎて自分での練習が足りなさすぎる人がかなりの数にのぼるような気がします。私の十数年の経験から、明らかなのは 過剰にスキースクールに入る人の滑りはすぐに判別がつくということです。あと意外に少なくないのが、スクールに入りまくっている人の滑走...

  • 不都合な真実 その1

    一昨日夜に襲った猛吹雪。大変な湿り気を帯び、横殴りに吹き付けた雪が、一夜にして深いコブをまるでパテを塗ったように美しい平滑面を形成しました。案の定、雪が重く、ターンが決まりにくいコンディション下での三日目となりました。さて、日々お客さんに接していて思うことがあります。挙げればいくらでも出てくるのですが、昨日ふと思い立った疑問を生成AIに投げかけてみました。今日はGrokによる生成です。=====私の問い...

  • 指導方法が有効であるかどうかの検証も必要

    昨日収録した動画をAIに解析を依頼してみたところ、実に的確なアドバイスが出てきました。ワタシ的には、スキー業界特有のあいまい表現も多く含まれていて、既存の指導方法と比べて特段新鮮味はありませんが、いずれも的を得ているように感じます。このやりとりで明らかになったあらたな指針は、今日三日目のトレーニングには超高速ショートターン(=ウェーデルン)を沢山やってみようという試み。もはやスキー指導に生成AIは欠か...

  • 地獄の特訓2025 第二日 ~コブ克服のための第一歩はストックワークの矯正にあり

    コブの滑り方を教えるYouTuberやスクールの指導者たちは、コブの中での減速方法については熱く語ります。しかし、「正しいストックワークによるターンの作り方」 については、ほとんど言及されていません。それどころか、まるで 「ターンは自然に生まれるもの」 であるかのような説明が主流になっています。しかし、実際には 「コブの中でターンを成立させるためには、ストックワークがすべてを支配する」 のです。そして、この点...

  • 地獄の特訓2025はじまり~!!

    地獄の特訓2025が始まりました。まずは一日目が終了。理想的な深いコブが形成され、イイ練習ができました。口酸っぱく言っているのはいつもと同じで、上体の動きです。腕が正しく機能すればコブでの連続ターンは決まります。視線を正しく移動させれば正しい場所を的確にスキーが当たってブレーキがかかります。プルークなんてやる必要はありません。ズルドンもなにそれ??みんな指導員都合の「見せる」ことを目的としたコブには直...

  • インストラクター登録制度に思う

    インストラクター登録制度について、ご存じの方も多いかと思います。今季、長野県大北地区のスキー場で導入されました。このスキー場の特性として、どちらかというとバックカントリーツアーの引率者に対しての安全管理的意味合いが強いようにも感じますが、なかなか画期的な仕組みであると私は理解しています。抜粋===インストラクター事前登録制度のご案内⽩⾺乗鞍温泉スキー場では、今シーズンよりインストラクターの皆様に向...

  • コブでのターンの仕方について言及がないその理由について

    コブの指導方法についての本質的な質問をします 世間の YouTuber や こぶ 専門と言われる スキースクールのインストラクターが コブの中での減速の方法については嫌というほど語っています。にもかかわらず、ストックを活用した地形に合わせたターンの仕方について 全く述べていないのはなぜですか?まるでターンは自動的に行われるみたいな。。。もしかして ターンのやり方について、教えることの必要性に全く気付いていないんで...

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