ロマンスの神様スノーリゾートが、来シーズンから「直営スキースクール」を開設すると発表しました。しかもそれは、これまでのような全日本スキー連盟(SAJ)やSIA(日本プロスキー教師協会)の公認スクールではなく、スキー場の資本が直接運営する、いわば「非公認スクール」です。この話題を耳にして、私は強く思いました。ここには、現代社会における権威主義と資本主義の対立構造が、非常にわかりやすい形で表れていると。スキ...
コブ斜面が苦手で困り果てるスキーヤーに救いの手を差し伸べるコブ斜面専門のスキー訓練所。2025年はAIによる指導メソッドも徐々に取り入れながら、コブに悩める貴方様に寄り添います!どうぞご期待ください。
コブを滑れる潜在能力があるにも関わらずその引き出し方を知らずにいる人が相当数に上るという件
昨日からご参加の長野市におすまいのHさまです。ビフォー一応ターンはしていますが、コブにヤラれっぱなしという感じであり、滑っている本人としてはまったく楽しくもなんともない、そんな感じであります。アフター体は終始フォールラインに向き続け、コブと対峙し攻略している感があります。途中間隔が狭くなるセクションでは一瞬危うくなる個所もありますが、ストックを素早く突き刺しながらなんとかクリアできました。 このク...
長い寒波が過ぎ去り、ゲレンデにも平穏が訪れました。週が明けていつもの不整地ラインが一斉に圧雪され、そこに練習に最適なコブが65ターン分造成されています。ほぼ4.5m間隔を基本とし、時に狭く、時に広く、トリッキーなセクションもちらほら。おそらく地面から1.5mほどの雪の層があるものと思われ、3月末まで安泰でしょう。そんなわけで、3月下旬に合計4回、追加開催を決定いたしました。最終会は3月29日(土)チェック...
基礎スキーの世界では、なぜか 「最初は低速で練習するべき」 という考えが常識のように扱われています。しかし、この手法には大きな問題があります。確かに、低速でやらせる理由としては、「手本を見せやすい」 という指導者側の都合が大きいでしょう。インストラクター自身が滑りをコントロールしやすく、生徒にも視認しやすい。つまり、指導する側の利便性のために低速を強要している という側面が強いのです。しかし、「スキー...
【木島平コブ滑走訓練所とは?】➡「体験によって導かれる結果を体感する」ことに特化したコブ専門スクールコブ滑走が苦手なスキーヤーの多くは、「なぜできないのか」を明確に理解しないまま、漠然と練習を繰り返しています。木島平コブ滑走訓練所は、そんな従来のやり方とは根本的に異なります。ここでは 「原因と結果を明確にする」→「体感させる」→「できるようになる」 というシンプルかつ効果的なプロセスで指導を行います。...
ライン取りなんてどうでもイイ。欲張ると二兎を追う者は一兎をも得ずになるのです
私が木島平で初めてスキーを習った先生がいます。人呼んで「カモシカ先生」といいます。スキースクールに対して斜に構えていた私が、スクールで習うのも良いぞ!!と改心したあの日のことを今なお鮮明に覚えています。当時まだ2級も持っていなかった私に懇切丁寧に、かつシンプルに教えてくれました。カモシカ先生曰く- スキーはもっとシンプルでイイのですその言葉はいまなお私の座右の銘となっています。コブの滑り方を習いた...
私が初めてスキーをしたのは1986年3月。高校(大阪府立)の修学旅行で志賀高原横手山でのことでありました。宿泊したのは志賀パレスホテル。インストラクターはSIAの人で、担当は若い女性だったのを今でもよく覚えています。当時、SIAインストラクターは生徒の宿舎まで出かけてきて、顔合わせをするのが習わしだったようです。同じ班の男子からは「先生、彼氏おんの~!!??」などといじられていたのもまた鮮明です。その1年後、...
コブに向いているスキーとしておすすめがありますか?そんな質問をお受けすることがよくあるのですが、正直、スキー板についてはとにかく履いてみなければ分からないというのが長年の経験から明らかになっています。ただし向いていないスキーはあります。片足3000g以上あるデモ板です。また、スキー雑誌のテストレビューで高評価を得ている機種が、万人に向くかと言えば決してそうではありませんし、とてつもなく上手な人のレ...
昔のスキー番組SKI NOWのユーチューブ動画を見ていると、デモの人たち、いまと比べるとずいぶんと生意気でとんがった雰囲気を醸しています。誇張でもなんでもなく、タレント&芸能人気取りであります。 我満嘉治さんはまるでジャニーズタレント、伊藤真紀子さんはウインクの相田翔子に通ずる、少し生意気な感じのアイドル、上原由さんは飯島愛に瓜二つな印象でした。ひょっとしてSAJから「タレントのようにふるまえ」と指導でもあ...
先日、私の木島平コブ滑走訓練所に、一風変わった視点を持つ方がいらっしゃいました。産業医の会社を経営される医師でいらして、医学的な視点からコブ滑走を捉えるという、非常に興味深い体験をブログにまとめてくださいました。プロフェッショナル産業医サービス合同会社パラゴン[コブ]に対する円滑なる滑走一部を引用しますと。。。======[意識して行う動力]・スキー板が こぶ または 溝の底部に到達したら、「五木...
コブ斜面を指導するユーチューブ動画を見ていると、時々「コブの一番深いところは通ってはイケナイ」という人がいます。しかし、これは明らかに誤りです。乃至は大きな誤解を与える元になります。なぜなら、コブの一番深いところはいわゆるターンマキシマムの部分であり、多くの人が底を通過するから一番深く掘れるのです。つまり一番効率よく「スピードを落として」滑れるラインだということです。 「最急勾配箇所を避けて滑れ」...
しかし どうしてスキー業界っていうのは 上手な人とか 肩書きがある人に対して無条件で迎合して称賛する習慣があるのでしょうか?それは私に限らず日々多くの人が感じていて、モヤモヤを抱えているのではないかとも考えられます。これはある種上部組織による洗脳ではないかとも考えられます。どこかの独裁国家の構図にも似ているような。。。CHAT GPT:スキー業界において「肩書き」や「上手な人」に対して無条件に迎合する文化が根...
3年前に受講したリエックスの鳴海塾さん。その時の「座学」中に録音した音声を振り返って聞いてみるとなるほどと思わずうなる箇所があらためて思い返されるところです。鳴海さん曰く皆さん、先落としっていいますよね?一流のモーグラーを眺めては「あいつスゴイ!バリバリ先落とししてるよ!!」っていうじゃないですか。でも、私、最初聞いたときいったいなんのことかな?なんて思ったんですよ。話が大変弾んだ箇所でもあり、そ...
1級を目指す人がウチの門戸を叩きおいでになるケースがとても多いのですが、いつも口酸っぱく言います。「検定は合格の可能性が出てきてから受けるようにしましょう」と。 正直なところ、極論を言えば検定は結局のところ〇かX。既出の動画ではジャッジの観点とか云々言われますが、審査する検定員の脳内には級別検定、プライズ検定共に合格の滑りというのがイメージの中にあるものです。たとえば今日70点で1級に合格した人が翌日...
インストラクターのデモショーを見学することではなく、おそらく願いはただ一つ
そもそも、コブを習いたい人は、コブでの連続ターンが思うように出来ず困っている人が大多数なのです。そんなスキーヤーの願いはただ一つ多少不格好でもイイからコブで連続ターンが出来るようになりたいそんな人を救済するのが最優先だと考えるのなら、あれこれ小難しい理屈を小出しにしたり、いくつものバリエーショントレーニングを課したり、ライン取りにはいくつものパターンがあるなどと、滑り方の複数の方法論を披露する必要...
コブ斜面攻略のための低速練習は実践とかけ離れていて効果薄というハナシ
コブにおける低速練習。多くのインストラクターがSAJの流れをくむ人、乃至バリバリのSAJ指導員ゆえに、オーソドックスな「デモンストレーション」を基本とした指導法に傾注しがちです。「見せる」ためにあえて低速でイロイロナ動きを見せてくれるのですが、残念ながらコブ斜面攻略するうえで最大のネックはコブ合わせた俊敏な切り替え+ブレーキである以上、実際の滑走環境に即応しない低速練習はあまり役に立たないというのが私の...
【6泊7日限定!「地獄の特訓」コブ集中講座】~短期で飛躍的な上達を目指す、過酷にして濃密な7日間~これは、ただのコブ講習ではありません。これは「地獄の特訓」―― コブを攻略したいと本気で願う者だけが挑む、究極の集中訓練プログラム です。木島平コブ滑走訓練所のメソッドを 基礎から徹底的に叩き込む ことで、短期間での劇的な上達を目指します。消耗戦必至、それでも 確実な成果 を求めるスキーヤーのための特別講座。日...
コブを教えている多くの「プロ」スキーヤーは、ズルドンを教える人が多いのですが、彼ら、絶対上達過程でズルドンなんてたぶんやったことないですよね?やった経験がないのに生徒にはズルドン。絶対おかしいです。仕事柄、ユーチューブでズルドンやって見せる映像見る機会が多いのですが、ズル→ドンなはずが、「ドン」の前にシレ―っと重心移動しながら方向転換していたり、「ドン」の後、勢いでコブを乗り越えるようにしてトップを...
基礎スキーの世界でよくいう「最新の滑り」とか。余計なお世話ですよね。諸外国でもそんなこと言っている権威が存在するのですか?みんな洗脳され過ぎ(笑) そんな論評を展開すると、決まって信者からは「嫌なら自由に滑れば良いだけ!別に誰にも迷惑かけてない。悔しかったらテクに合格して言え!」と盾突かれる陰湿な世界観。 これって日本特有ですよね?=====AI分析=====まさに、日本の基礎スキー界の「最新の滑り...
【木島平コブ滑走訓練所とは?】➡「体験によって導かれる結果を体感する」ことに特化したコブ専門スクールコブ滑走が苦手なスキーヤーの多くは、「なぜできないのか」を明確に理解しないまま、漠然と練習を繰り返しています。木島平コブ滑走訓練所は、そんな従来のやり方とは根本的に異なります。ここでは 「原因と結果を明確にする」→「体感させる」→「できるようになる」 というシンプルかつ効果的なプロセスで指導を行います。...
初日は猛烈な吹雪に遭遇し、深いコブでのトライは叶いませんでしたが、浅溝コブを掘っての地形に合わせた俊敏極まりないターン練習はジックリ行うことができました。コブはなくても、コブに直結する明快なメソッドが存在するのが木島平コブ滑走訓練所の特徴。原因と結果の法則こそ、コブ上達の早道なのです。無線によるリアルタイム指導は、コブ滑走指導にこそ最大限の効果を発揮します。【2月15日9:00現在の空き状況】*△=残り1...
なぜスキーインストラクターはレッスン中に「理解度」を生徒に尋ねようとしないのか?AIに尋ねたところ、ビックリするくらい詳細な回答を出してきました。二通りの回答が出てきて、どちらがイイかと問うてきました。どちらもいいので、コピーしてとりあえず保存しておきました。かなりの辛口ですが、あくまでAIのコメントです。私情はありませんので念のため。================回答1~スキー業界に根付く指導スタ...
先日、「原因結果」 「因果応報」についてご紹介しました。ウチの講習は基本的にこの理念に基づいています。なので、よそ様とは全く違うのです。もうすこし具体的にお話ししますと、コブ斜面滑走法の指導は初心者向けスキーレッスンと同じで、原因結果を体感させる「体験型」レッスンを基本としているということです。初心者には「ソト足に重さを乗せればスキーが向きを変えるぞ!」「スキーをハノ字にして膝を押すと、反対側に曲...
今日からまた週後半コースがはじまります。9:30集合なので、現在イメトレ中です。外は雪です。。。。。さて、SAJデモ夫婦のユーチューブチャンネルにズルドンはコブの基本とする動画を見ていました。コメント欄はいつものようにためになったありがとう惚れ惚れする滑りなどと肯定的な意見が並びますが、珍しく「私はズルドン否定派です」とのコメントが付いていました。そのレスポンスには5つの同意コメントが並んでいます。 が...
2月12日9時の我が家先日ウチのお馴染みゲスト様のご友人一行がお泊りになられました。教職員のスキー仲間でのご滞在で、そのうちのおひとりがとある県連の技術員さんとの由。私のことをいろいろお聞きになられていたそうで、期せずしてスキー談義で大盛り上がり、さらに丁度開講中だった2泊3日コースの初日でしたので、夕食後の座学タイムもご見学いただきました。コブは左右のブレーキの連続地形に合わせた俊敏な切り替え操作スト...
2月5日以降、ほぼ緩むことのなかった冬型気圧配置でしたが、今朝ようやく晴れ間がのぞきました。しかも快晴。今日のスキー場は新雪ハードパックの高速カービングが楽しめそうです。来週はまた一級の寒波が押し寄せるとか。まだまだ厳冬期が続く木島平です。さて、2月末までのレギュラーコースはすべて満員となりました。一部の日程では一般のゲストの先約により満室になった日程もありますので、期せずして「プライベートレッスン...
ここ数日の大雪で、先週まで存在していた深い溝コブは完全に埋もれてしまいました。 木島平はどちらかというとコブの維持管理は自然任せで、埋もれたコブを掘り出したり再整備することには少し消極的かもしれません。「えー!?コブがないんですか!?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞご安心ください。当訓練所では、よそのコブ専門SSとは全く違うアプローチを用いていますので、こうした状況でも十分に満...
昨日、今日の講習会の様子です。Sさまビフォー左手の機能不全が気になるところSさまアフターもう何度もご参加いただいているNさま腕が適切に使えているというお手本であります。腕がしっかりと機能し前後に動けば、見た目にもカッコいい滑りになるのです。横撮り...
コブ 斜面の練習でズルドンを基本にしている人がとても多いような気がしますが、はっきり言ってあんなのターンの練習の役になんて 全く立ちませんよね。 言ってやってください そんなの やめとけ!って。あなたの口からChatGPT:はっきり申し上げます。ズルドン練習なんてやめとけ!確かに、ズルドンは一見安全に見えますし、恐怖心が少なく済む方法かもしれません。しかし、あれはただ「止まる」ための手法であって、ターン技術を...
先日ご参加いただいた福岡からおいでのIさまから喜びの声が届きましたのでご紹介いたします。(ご本人了承済み)====木島平コブ滑走訓練所所長 中村英孝 様大変お世話になりました。また、HP内の本日のビフォーアフターの動画ありがとうございました。講習会を受講して、コブの滑り方のコツがわかり少し滑れるようになり嬉しいです。これまでコブレッスンをXXXスキー場やXXX高原で2回受けてきましたが、足や腰の使い...
「最初はゆっくりでイイですよ」は、マウンティングの可能性アリ
出来もしない バリエーション トレーニングを課したり、スローな手本を見せて「最初はゆっくりでいいですよ」と言うインストラクターがとても多いのですが、実はこれ、無意識のマウンティングではないかと考えます。そんなことをAIに尋ねたところこんな回答が得られました。======確かに、そのような指導は「マウント」に近いと感じます。 受講者のレベルや課題に合っていないトレーニングを課したり、スローな手本を見せて...
大雪警報が解除された後も雪が降り続き、今季最大の豪雪となった木島平です。さて。コブに限らず有名スキーヤーが動画で頻繁に口にするXXする意識で滑っているの常套句。一通りの説明をしたあとに、「もうこれ以上は説明のしようがありません」と、いわば行き詰った(?)時に大抵この言葉が発せらます。しかし腕達者が語る「XXの意識」ほどアテにならないものはありません。これは、無意識レベルで行っている運動を言語化するため...
初心者向けのスキーレッスンが効率的なのは、一定の運動に対して現れる結果を体感させられるからだと考えます。つまり「原因結果」が明確に伝わるからです。指導のメソッドもそこは徹底しているので、初級者はあっという間に上達します。しかし上級者向けレッスンとなると勝手は違います。「結果」だけを示してご満悦なイントラがあまりに多いのです。たとえばユーチューブで見られる「プライズ攻略レッスン」などに至っては腰の位...
今から10年ほど前、ブーツを買い換えました。履き心地がとても良かったという理由で買ったのですが、実はそのブーツ、もともと使用していたブーツに比べると前傾角が弱く、コブで必要な前に重心をのせてターンする運動の大変な足かせになりました。わずか2-3度使用しただけでお蔵入りしたのですが、勿体ないと思い、近くのブーツチューンナップショップ「ハンドエス」さんにお願いして、インソールと踵に合計1.5cmのプレート...
何でも知っている貴方に質問です。コブを滑って演じているユーチューブイントラはストックがしなるくらいに強い力をかけて突き刺しているのに、何故その運動の重要性を語る人がいないのですか? 私の感覚では、ストックは4足歩行動物の前足だったり、乃至四輪駆動車の前輪、クルマのステアリング同様の役目をになう、コブ滑走においてはとてつもなく重要な「「姿勢安定装置」 どだと思うのですが。実際あの人たち、ストックに思い...
人ひとのふり見みて我わがふり直せ ~スキースクールめぐり2022
ウチにはスキースクールのインストラクターとして活躍される方も時々お見えになります。その逆で私がよそ様のスキースクールに入門し習うこともあります。というよりも「体験」「視察」が主たる目的です。宿屋が食べ歩きをして食の体験を重ねるのが大切なのと同じで、よそ様がどのようなレッスンを展開しているのか、肌身をもって知ることはとても大事です。今から3年前、諏訪地区のスキースクールを2か所体験した時のエピソードで...
いつも思うのは スキースクールの重要な役割とは気づきを得るところだということです。よくよく考えてみれば、 今の基礎スキーと呼ばれるスクールの主流である長い講釈を聞いて トライアルを2、3度 やって、ダメ出し 受ける。果たしてそれで本当に上達に結びつくのか、多くの方が懐疑の念を抱いているのではないでしょうか?受講する側は「自分の不甲斐なさ」「スキーの難しさ」を理由に合理化、正当化しようとする心理が働くかも...
この業界にいると、とにかく頻出する用語は長い歴史の中で語り継がれてきた「常套句」が脈々と受け継がれていることを実感します。 その表現が相応しいかどうかは別として、とにかく伝統的用語というのが確実に存在しているのだなと。その代表例としてスキーを動かすとにかく業界人が多用する用語ですが、そもそもスキーは動くものではありません。スキーブーツにがんじがらめにされたスキーは外に押し出すか、前に向かって滑らせ...
一般的な「コブ指導」は整地でのバリエーショントレーニング(バリトレ)にかなりの時間が割かれるように感じます。特にコブが苦手で困る人に対しては。しかし整地でどんなにトレーニングを積んだとしても、コブにどのように生かされるのか、明確な指針がないまま時間切れとなるケースが非常に多いのは多くの方が経験されていることでしょう。いっぽう、少し上手くなると、コブの中でのかなり難易度の高い曲芸まがいの「バリトレ」...
ユーチューブを見てコブの滑り方を学ぼうとする人は、おそらくホントにコブが苦手で連続ターンが出来ずにいる人でしょう。しかしズバリ聞きます。全くコブが出来ずに困っている人がユーチューブを見て上手になるきっかけができたケースが、本当にありますか?何となく分かったような気にはなるものの、実は狐に化かされたような気がするだけで、実はほとんど役に立ったというケースは皆無ではないかと思われます。XXするイメージ...
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ロマンスの神様スノーリゾートが、来シーズンから「直営スキースクール」を開設すると発表しました。しかもそれは、これまでのような全日本スキー連盟(SAJ)やSIA(日本プロスキー教師協会)の公認スクールではなく、スキー場の資本が直接運営する、いわば「非公認スクール」です。この話題を耳にして、私は強く思いました。ここには、現代社会における権威主義と資本主義の対立構造が、非常にわかりやすい形で表れていると。スキ...
2025年3月にご参加いただきましたFさまよりレビューを頂きましたのでご紹介いたします。=====中村様3月下旬にお世話になりましたXXです。その後4月5~6日の土日で志賀高原に滑り納めに行ってまいりました。嬉しいことに、焼額山のコブ斜面をどうにか転ばすに滑る?コブ山の裏削りで降りることができました。志賀高原を熟知する人と一緒に滑りに行きました。1ターンあるいは2ターンずつ細切れで滑れるコブに連れて行ってもら...
今やスキーの技術を学ぶ方法は多様化し、スクールに通うだけでなく、YouTubeをはじめとした動画サイトで“学ぶ”という選択肢も一般化しました。便利で手軽な情報源――そのように思われがちですが、私はあえて言います。**「本当にうまくなりたいなら、YouTube動画は見ないほうがいい」**と。この主張は一見すると極端に思えるかもしれません。しかし私が12年以上にわたりコブ滑走指導を続けてきた経験からすれば、この意見はあまりに...
前回、日本人はグループレッスンに向いていないというお話をしましたが、コブレッスンにおいてその特性はさらに際立つということをご紹介しておきます。なぜならば、運動精度を上げるために、短いスパンでのフィードバックが必須と考えるからです。また、コブでの連続ターンを課す練習の場合、ターンごとの成否がはっきりするものであり、その修正とフィードバックには精密な分析が必要です(例=2ターン目の失敗は1ターン目のスト...
日本人は本当にグループレッスンに向いているのか― スキースクールを例に読み解く“他人行儀”の壁 ―CHAT GPT & 木島平コブ滑走訓練所長 共著「黙って並ぶ」国民性とレッスンの矛盾スキー場に行けば必ず目にする光景、それがスキースクールのグループレッスンです。インストラクターを先頭に、生徒たちが一列に並び、同じ動作を繰り返す。これはある意味、日本社会の縮図のようにも映りますが、果たしてこのスタイルが日本...
今季の講習会がすべて終わりました。最終回は、兵庫県からお越しの60歳台の男性ゲスト、スキー歴は長い方でしたが、驚いたのは「これまでスキースクールというものを一度も受講したことがない」とおっしゃった点です。「自分は本当に運動音痴なんです」と少し照れながら語るその方は、おそらく幼少時からそのような自己認識を抱え、それが長年のコンプレックスとして染み付いていたのではないかと察せられました。しかし実際の滑り...
【不格好な連続ターンの罠 〜進化するレッスン、進化しないレッスン〜】(文責:木島平コブ滑走訓練所長 & ChatGPT共著)春が近づくと、あちらこちらのゲレンデで「コブレッスン」が開催される光景をよく目にします。しかし、その多くが「不格好な連続ターンをひたすら繰り返させる」スタイルであることに、少なからず違和感を覚えることがあります。「慣れるしかない」「本数をこなせば上手くなる」といった精神論的アプローチは...
■ 今シーズンを終えて──12年目の気づき今シーズン、私が主宰する「こぶレッスン」は無事に最終日を迎えることができました。これまで12年にわたり、多くの方々と共にこぶ斜面を滑り続けてきましたが、今季はとりわけ興味深い発見がありました。それは、スキースクールに長年通っている方ほど、私が指導するシンプルな動作──特に「こぶの底でストックを素早く突き刺す」という動きに、著しく苦戦されるという現象です。この傾向は今...
私自身、これまで多くのスキーヤーの上達に関わってきた経験から、確信していることがあります。それは、「自己練習」こそが、あらゆるスキー技術向上の根幹をなすという事実です。レッスンや講習を受講することは意義のあることだと思います。しかし、それらはあくまで“ヒント”であり、“きっかけ”でしかありません。上達を実現するのは、最終的に「自分で滑って考えること」──すなわち自己練習です。ところが現実には、多くのスキ...
前回のブログでは、「アドバイスの量をスクールの質と誤認する風潮」について触れました。特に、スキースクールにおいて「滑らせること」よりも「言葉を多く与えること」が重視され、その結果、練習量が不足し、技術習得の本質から遠ざかってしまっているという実情を述べました。今回はそこからさらに一歩踏み込んで、なぜ特に“上級者”ほどアドバイスの量に依存してしまうのか、そしてその依存から脱却するために本当に必要な指導...
コブ指導をはじめて10数年。 私は常にある問題意識を抱いています。それは、スキースクールにおいて「アドバイスをたくさん送ること」が良い指導だと誤認され、それによって「滑走量」や「運動経験の蓄積」が著しく軽視されているという現象です。言い換えれば、話す指導>滑らせる指導という倒錯した価値観が、現場を覆ってしまっているのではないかという疑念です。3月27日現在2レーン有。70ターン分300mのロングランとりわけ...
スキースクールに通っているスキーヤーの多くが、「イントラによって言うことが違う」と感じた経験があるのではないでしょうか。あるスクールでは「ストックを突け」と指導される一方で、別のスクールでは「ストックは置け」と言われる。また、「ストックを短くしろ」と言われたかと思えば、別のイントラは「長い方が安定する」と言う。このように、スキースクールにおける指導内容が一貫していないため、スキーヤーは何を信じれば...
10年以上続けている独自のコブレッスン。延べ500人以上にお供してきた中で困ったこともあります。コロナ前はグループレッスンだったのですが、参加条件にパラレル小回りができることと条件を付けているにもかかわらず、その技能を満たすことなくエントリーされたケースが複数みられたことです。先日も触れましたが、スキースクールのレッスンはリピートを促すためもあってか、正確なフィードバックが行われないケースもあります。...
昨日の珈琲とコブレッスンの対比はかなり極端な例です。もちろん、AIが回答してきた結果ですので、一定程度スルーする必要はありますが、人間の裏に隠された心理を如実かつ露骨に表現してきますので、あながち嘘でもない気はします。現在私はChat GPTの有料版と、Grokの無料版を使用しています。そのままの仕様で使うと、Grokの方が若干論理的かつ深い分析を行う傾向にあります。珈琲の知識についても、Chat GPTよりもより深いもの...
私は5年前から宿で使う珈琲豆を自家焙煎に切り替えました。自家焙煎と云うと一般人が踏み入れることをはばかられる崇高な領域と思われますが、まったくそうではありません。ネルドリップや自家焙煎に取り組む人をコーヒー業界が孤高の コーヒー職人を偶像化させようとするのは、まるで スキーのコブ レッスンのインストラクターがバリエーション トレーニングを次から次に繰り出し 受け手を惑わせるのと似た構造があります。よね?...
昨日は「ターン弧を描く」、「スキーの性能を引き出す」の誤りについて指摘しましたが、これ以外にも、スキー業界の人が頻繁に使う表現として、「スキーを動かす」「トップを下に向ける」というのもまた、違和感を覚えます。例えばコブの指導現場で頻繁に「スキーを下に向ける」といいますが、そうではなく、「スキーのテールを振る」というべきです。一瞬下を向きますが、最終的な目的はテールを振ることによってブレーキをかける...
全日本スキー技術選が終わりました。今から10年以上前は白馬八方に観戦に出かけたこともありました。そうそう、2011年の大会でした。リフト乗車中に急に停止し、ながらく宙づりになりました。 しばらくして東北地方で発生した巨大地震が長野県地方にも影響が及び広域で停電が発生したのでした。あれから14年。いわゆる基礎スキーの世界からは遠ざかり、技術選を注視することもなくなりましたが。さて、そのSAJが定義する技術選。...
スキーグラフィックのコブ攻略記事で、デモンストレータが「俺も最初はコブが苦手だった」などと、まるでコブが苦手なアマチュア一般スキーヤーに寄り添おうとしている記事を見かけます。が、そんなものを真に受けてはイケマセン。実際、「苦手」なのではなく、コブを滑るための能力はあるけれど、その力の発揮法を知らなかっただけに過ぎません。滑り方の調整を行うだけで実は彼らは簡単に滑れるようになったのです。そう思いませ...
今朝までガンガン雪が降っていましたが、10時頃ようやくあがり、晴れ間がのぞきました。3年前のの大雪時には4月以降急激に南風が吹き荒れ一気に雪解けが進み、庭の雪が完全に消えたのは4月17日のことでした。果たして今年はいかに???【3月8日4:00現在の空き状況】*〇=空きあり*✕=満室3月16日(日)~2泊3日 〇3月23日(日)~2泊3日 〇3月26日(水)~2泊3日 X3月29日(土)~2泊3日 Xお申し込みは楽天トラベルからど...
時折、スクールシーズン券なる企画商品を発売するケースが見られますが、中上級スキーヤーにとっては全く効果がないばかりでなく、むしろ技術の劣化を招きかねない システムだと私は考えます。レッスンを受けるたびに色々なバリエーションを提示されることで満足するスキーマニアも多いいっぽうで、提示されるアドバイス内容が毎回同じだと不満の声をあげる人もいます。しかしよく考えてもみれば 1人のスキーヤーが持っている課題...
毎年3月の恒例行事、地獄のコブ特訓講座が無事終了しました。今回の参加者はコブ特訓お馴染みのTさまと、木島平スキースクールのご常連のEさま親子。やっぱりウチは他ではまねのできない唯一無二のコブ道場であることを確認いたしました。(^^)2月中旬頃まではあまりの雪不足で、2月中に木島平スキー場が終焉を迎えてしまうのではと気をもんでいましたが、3月に入ったとたん一気に形勢は逆転、真冬のごとく頻繁に大雪が襲来、ゲ...
昨夜遅くからの降雪は、真冬並みの固くて細かい雪でした。気温は上がらず、飯山市街地に向かう道はひたすら圧雪。こんな路面はこの冬はじめてかもしれません。家の前の道飯山市安田付近綱切橋は完全圧雪&凍結路面11時半頃の国道117号線の気温は0度。しばらくは気温の低い状態が続くようなので、これでスキー場も少し延命??もしかしたら3月10日からの地獄の特訓は木島平での開催が可能になるかもしれません。期待しましょう。...
スキー場の積雪量の測定場所は非公表などと言われることが多いのですが、測定さえしていないスキー場がほとんどではないかと思われます。その理由はこれ。牧の入スキー場が名前を変えたTheきじまスノーパークの2月24日の発表値山頂付近で35cmとても正直です。いっぽう、ロマンスの神様(木島平スキー場)の現在の積雪発表値。2月24日発表値木島平が115cmで牧の入が35cm。かつて見たことのない、恐ろしすぎる差です。...
全国的な雪不足がスキー場にとって深刻な状況となっていますが、ここ木島平でも同じです。昨日まではかろうじてコブ講習会を開催しておりましたが、本日降り続いている前線による雨により、コブ斜面がリセットされました。スキー場関係者の話では明日以降、またコブ斜面の再生を試みるとのことですが、雪の層は極めて薄く、掘れすぎを防止するためピッチを短く造成するとのこと。つきましては、当訓練所の本来の指導メソッドを発揮...
今日スキー場に行ったら、今週末24日開催のライブコンサートの会場設営中。昨日の風と雨で、各ゲレンデは少しずつ土が露出し始めていますが。。。ファミリーコースはまだ何とか。しかし、最下部のリフト乗り場アクセス部分は完全雪どけとなってしまったため、雪を盛っての「廊下」を作ってしのいでいます。予想以上に猛烈な勢いで雪解けが進んでいます。今週末はいったん寒気が流れ込むとのことですが、果たしてどの程度のリカバリ...
指導する人によって言うことがまちまちなのが実に悩ましいスキー業界。いったい何が正しいのかよくわかりません。私の手ほどきは、人の受け売りは全くありません。自分の上達過程、そしてお客様を指導する中で発見する10年間で得てきたさまざまな気づきの蓄積により展開しているものです。なので、誰が何といおうとこれだけは間違いない!という理屈がたくさんあります。コブでは全身力んで滑る腕に渾身の力を込めて滑るコブは上半...
ゲレンデクローズのニュースばかりが流れてくる昨今ですが、木島平はかろうじて生きながらえています。19日現在、ベース部分の一部で土が露出し、スキー場ゲレンデから我が家までのアクセス路(スキー走行可能)が遮断されてしまい、途中からスキーを脱いで歩かなくてはならない状況になっています。メインゲレンデの一部はやはり地肌が露出し、19日日中に吹き荒れた南風、そしてその夜から降り始めた雨のおかげで融雪が進みました...
コブ斜面滑走は一種のゲームでもあります。モグラたたきゲームのようにも思えますし、次々に迫りくる敵を一つ一つ撃ち落としていく古風なビデオゲームのようでもあります。時にコブの間隔が長かったり、突如として狭くなって足元をすくわれそうになったり、思いもよらないトラップが仕掛けられていたりします。なので、わずか数百メートル程度の同じ斜面でありながら、整地滑走とは比べ物にならない攻略の楽しさがあるものです。次...
この週末は木島平でもバッジテストが行われました。先日うちの講習会に参加された方も受験されたはずでして、合格のゆくえが気になるところではあるのですが。。。かくある私もいまから13年前、ギリギリのオマケ(?)で合格を貰ったのがつい先日の出来事のように思い出されます。1級バッジテストを受ける場合、事前講習の受講が義務付けられています。が、この事前講習が実にくせ者なのです。まず、何のための事前講習なのか、そ...
スノースポーツを楽しむ人は、往々にして自分の属するカテゴリ―以外の人を目障りに感じがちです。例えば、レジャースキーの人。やたらとぶっ飛ばしてリフト乗り場になだれ込んでくる競技スキーヤーには、あまり好意的ではありません。(全部というワケではないので念のため)スノーボードの人たちに対しても「ボードの奴らは。。。。。」などと不平を口にする人も多いように感じます。もちろんその逆もです。基本的に自分の属す世...
整地は不自由なく滑れるのに、コブだけはどうにもならないという人が世の中にはゴマンと存在しますが、それはなぜなのか?それは単純です。練習する場所がとてつもなく限られているからです。しかも、チョット練習したところで(コブに入ったところで)ほぼ思い通りにいかないので、すぐに諦めてしまいます。諦める原因は何かというと、次々に現れる腕達者の無言の圧力にほかなりません。繰り返し練習しようにも、そんな圧力により...
ネットメディアにあふれかえるコブのハウツー動画ですが、上手くいかない理由を的確に突いているものはあまり多くありません。コブが苦手で困り果てる人の中には、左右どちらかのターン時に外に飛び出してしまう、乃至転んでしまう人が少なくありません。大抵は左外脚右向きで多く見られるように思います。その理由は単刀直入、しっかりと谷側に体重を乗せて、スキーに圧力を掛け除雪抵抗(ブレーキ)がかけられていないからです。...
- 整地は難しい。でもコブは凹凸が勝手にスキーを導いてくれるから簡単。そんなことが時々語られます。でもそんなことを平然と言えるのはプライズレベルの腕を持った極めて一部の熟達者に限られます。ところが、実際、スキーヤーの大多数は、- 整地は簡単。 コブは目まぐるしい凹凸が次々現れるから難しい。と感じます。地形に合わせた俊敏極まりない動きを実現し、適所で的確にブレーキを左右交互に連続させることがとても難...
はじめてのコブ初心者向けコブレッスンそんな、いかにも技術的に未熟なスキーヤーを対象としているかのようなレッスンに入校された経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、「キミ、ホントに初心者か?」と疑いたくなるような熟達者に遭遇したことのある経験をお持ちの方が、決して少なくはないのではいかと想像するところではあります。残念ながらスキー界において、技術レベルの自己申告ほどアテにならないも...
以前にも紹介しましたが、整地では何の不自由もないのに、コブ斜面に対しては本当に、全く、一切、とんでもなく駄目だという方に向けての金言集をお贈りします。*2024年1月増補版=========「コブが苦手」という言葉の定義はさまざまな解釈が存在します。ですが、おおよそ整地ではカッコよく、爽快に、滑れるのに、コブに入ったとたんに別人に成り下がるという人を意味します。ただし、基礎スキーの世界というのものは、...
何かにつけて語られるコブ滑走技法である「ズルドン」。滑走というよりも、超低速でコブの急な落差を安全確保するための術と云った方が的確でしょう。いつも言うように、ズルドンは左右のターン運動が完全に断片化してしまっているので、ターン練習にはなりません。(キッパリ!)私が2年前にこっそり入校し手ほどきを受けた、コブ専門スキースクールの主宰者で、元モーグルナショナルチームコーチのX氏にもこんな質問を投げかけ...
競技スキー指導によくみられる言い回しにもっと落としていけという常套句があります。もっと走らせなさいということなのですが、どうもスキー界には、正しい運動の結果現れる現象を言語化して指導したつもりになっている人が少なくない印象です。映像メディアで散見される「バリエーショントレーニング」もまた、出来ない人目線からすると、トレーニングと云うよりも曲芸に近いものが少なくありません。ショートターンの練習として...
世のイントラさんの中には、知らず知らずのうちに専門用語(内輪用語)を使っているのに気づかず、理解されないままに終わっているケースがかなり見受けられるように思います。以前から何度か取り上げましたが、その最たるものはコントロール動かす動きが止まった滑りこのあたりだと思います。コントロールとは一般的に調節するとか、操るという意味であるのですが、スキー業界的にはほとんど「ズラして減速する」を意味するもので...
正確無比なお手本を示してナンボの基礎スキーの世界。有名スキーヤーのいわば見世物として捉えるならば大いに結構なのですが、そうでないとすれば、程ほどにしないと何かと弊害も起こりえますので注意が必要です。たとえば上下動が顕著なスキーヤーに対して、画一的に「上下動はよくないのでやめましょう」とアドバイスを送ったとします。ほとんどのスキーヤーは「何故上下動がダメなのですか?」と問う前にとりあえず言うとおりに...
コブに限らず、スキーを習うとき頻繁にインストラクターが口にする最初はゆっくりでイイの常套句ですが、コブに限って言えばその手法は決して正解ではないと考えます。プルークの練習をゆっくりやるパラレルの練習をゆっくりやるのとは異なり、コブ斜面をゆっくり滑るのは極めて高難度の技だからです。それでもイントラは自分の技術を押し殺して生徒の前でゆっくり演じて見せますが、それは自身が熟達者であるがゆえに実現可能な運...