怖い話のまとめサイトです。筆者が読んで怖いと思った話を毎日3本立てで更新しております! 怖い話が好きな方はぜひ立ち寄って下さい。
高校を卒業し、進学して一人暮らしを始めたばかりの頃の話。 ある夜部屋で1人ゲームをしていると、下の方から大勢の人がザワザワと騒ぐような声が聞こえてきた。 俺は 「下の階の人のところに客が一杯来ているのかな?」 とも思ったが、耳を澄まして良く聞いてみると、声の感じから数人という事はなさそうだ。 もっと大勢の人の声のように聞こえる。 気のせいかもしれないが、まるで大きな駅とかなどの雑踏のざわつきのような感じだ。 その時は 「そういう映画かテレビ番組でも見ているのかな?」 と考えながら、それ以上気にせずにいた。 が、寝る頃になっても一向に「ざわつき声」がなくなることは無く、そこまで大きな音では無いの…
もう十年くらい前になるんだけど、僕が住んでる市の小学校で「逆てけてけ」というローカル都市伝説が流行ったことがあります。 それは、みんなが知ってるテケテケとは全く逆の性質で、市内のどこかの踏み切りに夜中雨の降ってる時にだけ現れ、遭遇すると何かがある、というものでした。 当時その市内の小学校で非常勤教諭をしてた僕は、担当していた子供達からその話を聞きました。 ずいぶん変わった怪談話もあったものだと、その時は聞き流していました。 ある日の夜です。 隣の市で担当学科の講習会があり、雨が降っていたため、いつもは通らない道を歩いて帰っていました。 教材や荷物が重く、リュックサックを猫背気味に背負い傘を深く…
友人Aからきいた実話。 大学のロッカールームに忘れ物をしたAが、深夜の大学にAの彼女であるBと二人で忘れ物を取りに行った。 大学は学生証のIDで入ることが出来るため深夜でも中に入れるが、当然生徒も教授もほとんどいない。 AとBが三階のロッカールームに向かう途中で、Bが 「トイレに行きたい」 と言ったため、二人は別行動をとった。 Aがロッカールームから忘れ物を回収して出てくると、三階の女子トイレに灯りがついている。 なのでAはトイレの近くでBを待っていた。 しかし5分、10分経っても、Bは出てこない。 センサーライトはつきっぱなしだし、トイレの中からはヒールの音がずっとしている。 しかしいくら待…
平日冬、シーズンオフのキャンプ場を貸し切りにした。 霧雨の海辺、松林の切れ目にテントを張った。 中に座って前室で夕飯を炊いてると、後ろで、かしょかしょかしょかしょ…と音がする。 床とグランドシートの間あたり。 鼠かね、と思って物を投げると鳴り止む。 それでも、10分するとまたかしょかしょ…その繰り返し。 この警戒心の無さは鼠じゃねえな、とビビり出した。 酒飲んで気分が乗ったタイミングで来るのでタチが悪い。 夜も更けて角瓶が空く頃にやっと閃いた。 そういえば、近くでアカテガニがいたな、大きさといい間違いない。 アルコールも手伝って、絶対捕まえてやろう、って思ったわけ。 鳴った瞬間に床のシート越し…
俺が中1の時の話。 その頃マンションの一階に住んでて、俺の部屋にはベランダに通じる窓があったんだ。 ある日、夜寝てると突然パッと目が覚めた。 時計を見ると午前4時ちょうど。 再び寝ようと思ったけど、完全に目が冴えて全く寝れなくなってしまった。 しばらく布団に入りながら天井見てると、ベランダが面している通りの遠くの方から、 「カーン」 っていう木に釘を打つような音が聞こえてくるんだ。 なんだろ…?と思って聞いていると、だんだんうちの家の方に音が近づいてくる。 「カーン…カーン」 気づくとその音は家のベランダの前辺りにやってきた。 この時すでに俺はビビっていて、布団を頭まで覆っていた。 そして、ベ…
過去から現在まで続く、因果か何かの話。 ふと思い出して混乱もしてるので、整理のために書かせてください。 私が小学生一年生の夏、北海道の大パパ大ママから連絡があった。 「夏休みを利用して10日ほどこちらへ遊びに来ないか。お兄ちゃんと私ちゃんだけで」 大パパ大ママは私の種父の親で血の繋がった祖父母だったが、それまで北海道旅行に何度も行ったことはあっても実際会うのは初めてだった。 種父とは私が二歳の頃に離婚したらしい。 そんな手紙とチケットが届いたので、母は一回くらいはと私と、小学四年生の兄を二人きりで飛行機に乗せ、北海道札幌市へ送った。 大パパ大ママはとても優しい人だった。 母方の祖父母より若く、…
最近友人に話したら怖いと言われた実体験。 事の始まりは私が小学一年生の時だと思ってる。 隣の家の同級生Tちゃんと下校中に帰り道の国道で変なものを見た。 私たちが歩いてる歩道とは反対側の田んぼの淵にサッカーボールくらいの塊があるのだ。 何だろうと二人で目を凝らすと、それは犬の頭のように見えた。 まだ子供だった私たちは、特に怖いとは思わずにそのまま何事も無かったように帰宅した。 翌日、登校している時にもその塊はまだあったがやはり何とも思わずそのまま通りすぎた。 でも帰りになったらそこには塊は無くて代わりに木の柱(墓にある四角柱で小さな屋根が付いたようなやつ)があった。 やっぱりあの塊は頭で事故があ…
先日、現役のアメリカ海兵隊士官さんと仕事の都合で話をしたんですが、その時に聞いた話が結構えぐいので書いておきます。 新兵を訓練する際に何度も出る話だそうですが、いわゆる先頭慣れした頃に陥る自信過剰って奴の1つで、敵方が逃げ出し始めた時に、戦線を崩して追いかけ始めてしまう奴が出るんだそうです。 戦線と言うより戦列と言うべきなんですが、銃を構えた兵士が横一列に並ぶのは味方同士が打ち合わない為に非常に重要な事なんだそうです。 そりゃ、だれだって味方に打たれて戦死なんていやですからね。 パープルハート勲章も貰えないし。 時は1945年。 小笠原諸島の南に浮かぶ絶海の孤島。 硫黄島。 この島を巡って血で…
父親には妹がいたらしい。 俺にとっては叔母にあたるが、叔母は生まれて数ヶ月で突然死んだ。 原因不明。 待望の娘が死んでしまい、婆さんは大層落ち込んでいた。 見兼ねた爺さんが婆さんにフランス人形を買い与えると、婆さんはそのフランス人形に叔母と同じ名前の「千寿江」と名付けて可愛がった。 毎日撫で、傍に置き、綺麗にしてやり、共に寝たそうだ。 それが変わったのが、俺の妹が生まれてから。 女が生まれて、婆さんは酷く喜んでた。 両親共働きだったし、代わりに婆さんが妹を大層可愛がって育てた。俺も可愛がられたけどな。 それで、今まで大切にされていた千鶴江の定位置は、婆さんの枕元でなく、仏間になった。 誰もいな…
これはほんの数ヵ月くらい前の話なんですが、地域のボランティアでお寺のお掃除をすることになったんです。 我々は男6人女4人でそのお寺に行ったんですよ。 それで外は男子が4人(墓地も含める)、客殿は仮にKさんとしておく友達とぼく、本堂は女子となったんですよ。 客殿は立派とは言えないんですがなんとなく風格のある場所なんですよ。 二つの部屋を1つにしているみたいな。 ただ、入った時にブルッと少し悪寒がしたんですよ。 午後になって晴れてた空も雲が増えてきて不味いなぁなんて思ってるとみんなちょうど掃除帰ってきたんですよ。 集合時間もまだまだだしせっかくのお寺やしって怪談しようって話になったんですよ。 正直…
父さんから聞いた話。 新聞社勤めだった父さんによると、新聞社は意外に心霊現象?が豊富らしい。 24時間誰かがいるのになぁ、とビールをのみながら子供の頃の僕に、いくつか教えてくれた話の一つ。 父さんは、いわゆるブンヤではなく、内勤だったので、イレギュラーない限りそこそこ定時に上がれたんだけど、その日は記事の差し替えに伴う調整で、朝帰りをする羽目になったらしい。 明け方、一段落して少し休む前にトイレに行こうと席を立った。 誰かが電気を消したか、真っ暗な廊下を歩き、明かりのついたトイレに入った途端、なぜか、トイレが急に真っ暗になった。 うわぁっ、と悲鳴をあげたとおもったら、小便器の前に、誰かがいる。…
3才から20才くらいまで住んでた市営団地の話。 4階建て団地の最上階に住んでたんやけど各階、左右に部屋があって、自宅は左側、右側の部屋はずっと空いてた。 小6くらいの時に、最上階だけ左右の部屋を繋げて間取りを広くする工事があった。 間取りが2倍になるんで 「自分の部屋が手に入る!」 と、妹とはしゃいでた。 で、リビングと台所と自分の部屋は左側(元々住んでた方)両親の部屋、妹の部屋、トイレとお風呂は右側(増築分)って感じで部屋割りが決まったんやけど、どうも増築した側がおかしかった。 明らかに寒い…というか空気が違う感じ。 まぁ増築側の部屋は畳やし水場もあるし気のせいやろと思ってたんやけど変な現象…
短編で 俺、渓流釣りが好きで、山奥の渓流とか一人で行くんだけど、何度か変な経験がある。 福島県の某渓流。 釣り人ならば良くする行為だと思うんだけど、そん時も同じように車から降りて林道?から川の様子を見ていたんだ、 そしたら、いきなし左肩を「ドン」って押されて一歩前に出る感じになったんだ。 で、振り返るが誰も居ない。 で、まぁ川も狭いし、藪が茂っているからさおを出すのも大変そうだから、釣りするのはやめようって、車に乗って下流に下りていきました。 秋田県の某渓流 川沿いを車で走っていた。 良い入渓地点があったから車を停めて川に行こうとしたら、先行者が居たから暫く車の中でタバコを吸っていて、フッと河…
新しくiPhoneを買ってウキウキだった俺。 毎日のようにAppleStoreに行ってはアプリを漁っていた。 そしてiPhone買ってから半月ほど経った頃、変なアプリを見つけた。 「ホラーeye」とかいう名前だったと思う。 おかしい点はアプリの説明もない、レビューもないこと。 アプリを説明する画像が1枚だけあるのだけれどその画像は真っ黒な画像で真ん中に目が映っているだけの画像。 不気味だったけど、こういう無名?っぽいアプリ落として後々話題になって...とかなったら面白いなーと思いつつダウンロード。 そしてアプリを起動したのだがAppleStoreで見た画像のように銀色の目が真っ黒な画面の真ん中…
夜、夕飯は食べたけど、むしょうに照り焼きバーガーを食べたくなってバイクで買いに行った。 遊びに来てた友達も付き合わせたからバイク2台で走った。 店が混んでたんでテイクアウトしてアパートに帰る途中、信号が赤になった。 俺も友達も真面目にとまった。 右側の歩道を進行方向に黒い猫が歩いている。 見るともなく見てたら、6歩くらい歩いた猫が座り込んでこっちを振り向いた。 いや違う、なんだかすごい違和感感じて 「何が変なんだろう」 と声に出していた。 友達も隣で 「おい、これ・・・」 と何か言いかけてそのあと黙った。 歩道の黒い猫が黒い煙が風で吹き払われたみたいに消えた。 街灯でアスファルトは灰色に見えて…
もう10年くらい前、俺がまだ学生だった頃の出来事。 当時友人Aが中古の安い軽を買ったので、よくつるむ仲間内とあちこちドライブへ行っていた。 その時におきた不気味な出来事を書こうと思う。 ある3連休、俺たちは特にすることもなく、当然女っけもあるわけもなく、意味も無く俺、A、Bで集まってAのアパートでだらだらとしていた。 そしてこれもいつものパターンだったのだが、誰と無くドライブへ行こうと言い出して目的地もろくに決めず出発する事になった。 適当に高速へと乗ると、なんとなく今まで行った事の無い方面へと向かう事になり、3~4時間ほど高速を乗りそこから適当に一般道へと降りた。 そこから更に山のほうへと国…
兄貴の話で、別に怪談でもないんだがエレベータに乗ると幽霊の声が聞こえるって噂のマンションがあった そのマンションでは、誰かがエレベータに乗ってる時にどこからか声が聴こえてきて 「おやじ」とか「いないのに」とかぼそぼそ喋るらしい 声は、男性の低めの小さな声で、聞き取りにくい感じで喋るらしい 何回か同じような声を聴いた人がいて、最後に聴いた人の話では「おやじ」って繰り返し呟いていたらしい その内、エレベータの幽霊のお祓い?お清め?を行ったらしい それからしばらく、声は聴こえなくなったらしい だが、しばらくして、またエレベータで前よりゆっくりしたくぐもった声で「おやじ」っていう声が聴いた住人が出たら…
亡くなった暗子(仮)が実は生きてて、暗子を助けようとしていた陽子(仮)が行方不明になった、ということがありました。 夏頃、高校の連絡網で暗子が亡くなったと知らせが入った。 私と陽子を含めた3人は高校の時の同級生。 高校入学当時人見知りだった私に気さくに話かけてくれた陽子。 初めてできた友達だった。 陽子は本当に元気いっぱいで、明るくて、正義感の強い子。 クラスのムードメーカー的存在だった。 私達の住む町は何年か前にA村とB町が統合したもので、私と陽子はB町の子。 A村の山の麓を開拓し、できたのがB町。 B町ができてすぐに私の両親はB町に引っ越してきた。 陽子は高校になってB町に越してきた子だっ…
大学4年生の11月、Aの就職がようやく決まった。 本人は小さな会社だと言っていたが、内定を貰えたことに変わりはないし、晴れて仲間内全員の進路が決まったことで、1月に旅に行く運びとなった。 旅の発案をしたのはAだった。 レンタカーを借りて、東京から日本海側を北上し青森を目指す計画だ。 当時運転免許を持っていた僕とCが交代で運転をする代わりに、AとBとDがレンタカー代とガソリン代を払うということで話が折り合った。 僕を含めて5人の旅だった。 僕たち5人は大学のサークルで知り合った仲だ。 僕とCは同じ学部で同じゼミを専攻していたが、AとBとDは別の学部に通っていた。 旅の2週間程前に奇妙な出来事があ…
俺が大学一年の頃、高校で同じ部活のやつと二人で東北の旅をした。 その時に俺の希望で恐山に行った。 それまでは俺には霊感とかそういう類いのものはなかったが、その旅から帰ってきてから不思議な出来事が起きるようになった。 ただ、元々どんくさいので大抵は恐怖心を覚えないんだけれど、一回だけゾッとした経験をした。 当時は不眠症で、結局寝付けずに夜中の二時か三時くらいにコンビニに行くのが日課だった。 夏も終わりくらいで、夜は気持ちいい感じに涼しく、鈴虫が鳴き始めている以外は本当に静かな住宅街を十五分ほど歩けば目当てのコンビニがある。 そこに向かう途中にはちょっとした畑があり、続いて茶屋、本屋と並んでいる。…
自分が小学3年ぐらいの時の話だから所々曖昧だし、担任から聞いた話だけど。 小学3年の時、HRで担任がA先生がこの間学校であった出来事を話してくれた。 A先生は放課後、自分のクラスでテストの採点をしていた。 すると教室の前を生徒がスッと通って行ったらしい。 もう生徒もみんな下校している時間で生徒の誰かが居るのはおかしいな?と思いつつも帰るように注意する為にその生徒の後を追った。 しかしその生徒は声をかけても振り向かず、さらに早いスピードで歩いていった。(走っていたかな?) A先生はおかしいと思いつつも生徒を追いかけた。 するとその生徒がとある扉のとこに入っていった。 A先生も追いかけてそこに入ろ…
東京と言えどタヌキが住んでいるもので、うちの隣の小さな公園にもタヌキが住みつき始めた。 たまに家の庭にも親子連れで来るので、私たち一家で微笑ましく見守っていた。 ただ、警戒心は犬や野良猫なんかより強く、なかなか近くでお目にかかれることはなかった。 深夜散歩していると見かけることがあるがこちらの存在に気付こうものなら猛ダッシュで茂みに入っていってしまう。 私としてはタヌキが近所にいるだけで嬉しかったのだが、ある日、阿鼻叫喚する事件が起きた。 早朝の公園で、タヌキの死体が発見された。 カラスがギャーギャー騒がしく何事かと思い来てみれば、タヌキの死体であった。 それも明らかに自然死の状態ではなく、何…
ある日、買い物に行く最中、何気に粗大ゴミ置き場を見ると箪笥が置いてあった。 今の安普請な感じな作りの物では無い、要所要所に飾り彫りの施された金具が取り付けられた立派な桐箪笥だ。 ぱっと見た限りではその箪笥は何処にも壊れた箇所がなく、間違っても粗大ゴミ収集場に置くような状態とは思えない。 だが、目立つ位置に粗大ごみ収集の為のシールが貼られており、明らかに捨てる為におかれた物なのだろう。 ……何でこんな良いのを捨てるんだろうなぁ、勿体無い……などと思いながらあれこれ観察し、そしてやっとその理由を見て、俺は即座にその場を立ち去った。 ――目が合ったのだ。 箪笥の半開きとなった小物入れの戸の隙間から此…
小さな町です、取り立てて何もない 国道を挟んで海岸線からは4kmほど… 海も近いが山も近いそんな町 父親の影響で小さい頃は剣道をやらされてました 夏臭く冬は痛い、変な表現だけど夏場の蒸れた防具の匂いと冬場素足で踏む床板の冷たさ… これは特筆もの 活動日は週に2日で水曜日と木曜日 古い町営の体育館の年季の入りようは飴色をした木造の外観ですぐ分かる 築何年だったんだろう? 自分はとにかくそこが嫌いでした 体育館の舞台下の倉庫というとイメージが沸くでしょうか 暗くてジメジメしてて床と壁をコンクリで打たれたごく狭い空間… そうアレ 普段は跳び箱やらネットやらボールやら乱雑にしまってある場所 私の町のそ…
休日の朝。 9時ごろに起床。 部屋の中に光を入れようとカーテンを勢い良くシャッと開ける。 窓から見えたのは心地いい朝日で照らされている景色.....ではなく子供の顔だった。 血色の悪い色でさ、ただこっちをじーっと見てる。 微動だにもしないで。 ガチで驚くと声って出ないんだね。 えっ!?はっ!?って感じになってベッドに顔をうずめた。 そして再び恐る恐る窓の方を確認したけど子供はもういなかった。 休日の終わりには 「恐らくここら辺で死んだ子供の霊だろう」 と結論付けて納得。 そして更に数週間後の遠出で泊まったホテルでのこと。 ここでもやはり窓の外に子供がいた。 しかも何か軽やかなステップ踏んで遊ん…
みみくい様の呼び出し方(自己責任) ・参加者は全員前の日に寺社・教会などに行ったり風呂に入ってはいけない。 ・私語は厳禁 ・呼び出し参加人数分の人形をセロハンテープで作る。 ・意味不明な言葉を1分間しゃべり続ける。 ・自分が喋った意味不明な言葉を紙に全て書く。 ・人形と紙を口の中に入れる。 ・人形を噛まない様に紙をよく噛む。 ・紙と人形を口の中に入れたまま『みみくい様おいでください!』と全員で4度言う。 ・紙を更に噛む(人形を噛んではダメ)。 ・紙に肉の味がして来たら成功(この時点でその場の全員の消滅が確定)、『みみくい様ありがとうございます』と紙の味が変わった者が言う。 ・紙の味が変わった者…
夜釣りやってたんだけど普通4、5人はいる堤防で一人だった やったラッキー、仕掛けが横に流れても気にしなくていいと思ってご機嫌で釣ってたんだわ 満月の大潮で条件的に申し分なかったんだけどその時は月が丁度真正面に来てた 月が煌々と明るいのだけはいただけない なぜかわかんないけど魚が食い渋ると、思っていたら頻繁に強い当たりが来る しかし上げてみると魚が乗って来ない 餌もついたままの場合が多い 釣り師は当たりの特徴から何の魚かを推理するのが好きだがこのパターンは初めてだ 変だな・・・ 何度か肩透かしを食らいながらもめげずに仕掛けを振り込んだ 今度は仕掛けが沈んで電気浮きがすーっと立つとすぐ横にポコンと…
私が大学3年になり、一人暮らしを始めてからしばらく経った時のこと。 独立してから半年も経つと、生活に慣れてきてしまい、悪い面を言うと私は無用心になった。 というのも、出かけるときは鍵をかけないで外出してしまうのだ。 部屋には盗られるものもなく、貴重品も金品も置いてない。 さらにいくと、鍵を部屋に置いたまま外出することが日常になってしまった。 しかし、ある日のこと。 外出から帰ってくると部屋に鍵がかかっていた。 かなり焦ったがとりあえず隣に一軒家を構える大家さんのところへ行った。 この大家さん、年齢がかなり行っていて良い人なのだが頼りない。 鍵がかかっていることを伝えてマスターキーを出してと頼ん…
マイナスドライバー系の話になるのかな? 3ヶ月前、ある届け物があったため同じ市内の中で自宅からかなり離れた場所に住んでいる知り合いの家へ。 届け物を届けた後、家に帰る道でバッティングセンターを発見。 野球は中学以来やってないけどどうだろう…?と思いつつ入り、お金を払いコイン受け取り。 左打ちの自分は打てるところが限られているのでとりあえず左端の110kmの打席から1ゲームスタート。 110kmで3ゲームやったがまあ、結果はお察し……。 中学時代も補欠でしたからね、はい。 まあ、いくつか良い当たりも飛んだし運動になったな。 そういった満足感を抱き打席を出ようとした。 ちなみに110kmの場所は出…
俺は東北の豪雪地帯に住んでるんだが、大雪が何日か続いた事があり、雪降ろしを何度もした事があった。 もう家の周りは雪だらけで二階の窓から出入りするくらいになってた。 そのせいか雪は4月になっても残っていた。 桜が散り始めた5月頃、家の裏手から腐臭が漂ってきた。 人間の死体だった。 死後相当経っていたらしく、雪降ろし時の事故ではないか、との事だった。 雪国にはよくあることだ。 でも待てよ。 うちの周りには家はない。 隣なんて100メートルくらい離れている。 身内ならいなくなれば気づく。 この死体は誰のものなんだ? その後数ヶ月、警察が身元を調べているがわからないという。 たまたま通りかかった人が雪…
私のお父さんは、一度行方不明になったことがあるらしい 行方不明ってテレビではよく聞くけど実際に自分の身近な人がなるとは思わなかった。 お父さんは笑って話すけどお母さんは大変だったって言う なんか見つかったとき身長が縮んじゃってて足のサイズも小さくなって、声も随分変わってボロボロ?だったんだとか で、自分の名前とかなんで行方不明になったのかも忘れてたらしい でも一回教えたらそういやそうだっけーって名前とかは直ぐ思い出したからよかったけど、私的には自分のお父さんが行方不明になってたとか凄く洒落にならんわ また次の話でお会いしましょう。
帰省したときに体験した話。 時期は8月末、丁度今頃だった。 中学時代に仲の良かった友達と飲みに行って、店を出た頃にはもう日付が変わってた。 その後、このまま解散するのもアレだし、酔い醒ましに海に行くことにしたんだ。 海までは歩いて15分ぐらい、そう遠くではない。 他愛もない話をしながらタラタラ歩いて行くと、程なく砂浜に着く。 そこは人工砂浜で遊泳禁止なんだけど、昼間は水遊びや散歩、ウィンドサーフィンなんかで結構賑やかになるトコ。 ただ時間が時間なので、当然誰もいない。 加えて真っ暗。 適当に腰を下ろしてふと波打ち際に目をやると、俺達から見て左の方に何か白っぽいものが見える。 ゴミだろ、とか適当…
これは母方のバアちゃんから聞いた、バアちゃんが幼少の頃に体験したという話。 バアちゃんは3人兄弟の末っ子で、兄と姉がいた。 兄とバアちゃんは元気そのものだったが、姉は生まれつき身体が弱くて毎日病床に伏しており、衰弱の為か声も出にくい為に用があると家族の者を鈴を鳴らして呼んでいた。 しかし両親は共働きで日中は家におらず、姉の面倒は妹のバアちゃんがしていた。 看病と言っても幼少の為に出来る事は大した事がなく、水や食事を運ぶ程度の事だったらしい。 姉の病状は回復の兆しも見えずに痩せ細り目は窪み、それはまるで死神のように見えたそうだ。 そんなある日の事 姉が震えるか細い声で、病床から兄に向かって言った…
典型的糞大学生な俺はネトゲにハマってしまい、大学そっちのけで家で深夜までゲームをする毎日を送っていた もう文字通りPCの画面にかじりついていて、気付いたら外が明るくなってるなんてことは日常茶飯事 留年しちゃう留年しちゃうなんて言いながらも、なんだかんだうだうだ楽しくやっていた その日もそんな感じで深夜にマウス片手にカチカチ狩りをしていたんだが、突然家のチャイムが鳴った 俺の家(というか借りてるマンション)は、エントランスと玄関とで入口が二段階ある 客人はエントランスにあるインターホンを操作して、用事のある部屋にチャイムを鳴らし、扉を開けてもらい、個々人用事のある部屋に向かう、という仕組みだ ど…
小学2年になって引っ越すまで住んでいた家について、いろいろと不思議な体験がある。 片田舎というほどでもなくそこそこ拓けた新興住宅地の片隅にある賃貸の平家だった。 一年中じめじめとした、いつも陰影をまとったような情景が思い浮かぶ。 背の高い土蔵のような隣家に挟まれ、庭にひしめくように植えてあるビワの木のせいで日中も陽が当たらない。 「もともとあそこは田んぼだった」 という母の言葉を後年聞いて、なるほどと思ったものだ。 床板や柱はどれも黒ずみ朽ちやすく、そしてどこからともなくカビのような臭いが漂う、そんな家だった。 記憶が定かではないが小学生に上がる前の年、夏の夕方ことだった。 その日は昼前から新…
中学生のころの話 当時部長だった俺は仲のいい2人の後輩を先に部室から出して、戸締りをしていた。 先っていっても数分程度の話だから、早足で後輩におっついて一緒に帰ろうと思っていた。 戸締りをしおわって、部室からでたら、廊下の階段の手前で歩いてる冬服のセーラー服を着たおさげ髪の女子を発見した。 てっきり後輩の一方だと思って、はしって追いつこうとした。 で、学校の階段って 2F\ -踊り場1F/ こういう風に続いていくだろ、俺が\の上から降りようとしたらちょうど踊り場から/の階段を降りようとしてたわけ。 部室は3階だからそれが2回繰り返された 足音してるから上見て足止めてくれりゃいいのになーなんて思…
俺じゃないけど友人(以下A)の体験談。 ある日の深夜、Aは友人に金を貸しっぱなしだったことを思い出し電話をかけた。 深夜に電話をかけて金の催促なんて非常識だけどAはその時金に困っていて、もしすぐ返してくれるならなかなかの大金が返ってくる予定だったとのこと。 電話をかけた、と簡単に言うもののAはその友人と重大な連絡を取る機会が無かったため基本はLINEやSkypeで会話していた。 そのため普通に電話をかけるのは初めて。 LINEやSkypeが使えない時用にメモってあった電話番号を見ながらキーパッドに入力してかけたらしい。 数回コールしたのち、低く通った声で 「もしもし?」 と出た。 Aは友人が電…
当時私はとある病院で働いていました とはいっても看護師ではなく、社会福祉士の資格を持っているのでリハビリ科のほうで、アセスメントやケアプラン作ったりサービスを受ける手続きをしたり、まあデスクワークっぽいものです 患者さんたちとも勿論話しますが、多くはお年寄りの入院患者さんがほとんどでした 私の仕事でも一番大切なのは、監査の準備です 主任が主にチェックをするのですが、どこの病院もそうであるように監査の前はたいてい泊まり込みで膨大な資料をチェックして補足します 監査課の方々が来たときに、すぐにでも望まれたものを見せれるようにまたその方たちが見やすいように整理しておくのです 私も今までの資料を見直し…
会社の同僚が自宅マンションで死んだ。 浴室の照明を付け替えようとして小型の脚立に乗ったところ脚部の接地面が滑って、転倒。 頭部をバスタブに強打したのだ。 季節は初夏、ベランダの戸は開いており、浴室のドアも開いたままだった。 無断欠勤が数日間続き、別の同僚が彼の自宅を訪ねて、死体を発見したのだが開いた窓から入ってきたカラスによって、死体はついばまれていた。 眼球はなく、頭蓋骨の陥没箇所から、脳もほとんど食われていたという。 実はこれら詳細を知ったのは、後になってから死んだ同僚から熱烈なアプローチを受けて困っていた女子社員から悩み相談を受けた。 実家の一戸建てに、ご家族と住む彼女、このところ家の周…
自分の叔父にあたる人が数年前に亡くなったんだけどその理由ってのがギャンブルで借金作りまくって最終的には近所の山で首を吊っちゃったんだけどさ 叔父さん首を吊る瞬間に奥さんに電話したらしくて奥さんがその電話にでたらすごい苦しそうな声で 「ごおおおおおおっなさいいいいいい!!!」「ごおおおおべええんんんなさいいい!!!」 って言ってたらしく、たぶん「ごめんなさい」って言ってたんだろうけども・・・ で、その後の葬式でなんだけど その葬式の時なんだけど、都会じゃどうかわからないけどこっちでは近所の和尚さんが家に来て拝んでくれるのね。 で親戚一同、会社の方、近所の方などが集まってきて和尚さんも到着したので…
俺が子供の頃体験した話。 俺が物心ついた頃から、うちの庭にはよく、女の子が入ってきた。 歳は10歳ぐらいで、ニコニコと笑って俺の遊び相手になってくれた。 両親が共働きだったから、一人で留守番することも(短時間だが)多く、そんなときはいつもその子と遊んでいた。 女の子は両親には見えないらしく、 「おねーちゃんと遊んでる」 なんて母親に言っても 「どこにいるの?」 って返事ばかり。 でもそんなのは子供にとってはどうでもいい事だったのだろう。 俺はあまり気にせず、そういうもんなんだと当時は思っていた。 女の子は決まって、庭の一本の木の近くで遊んでくれた。 木登りしてみせてくれたり、虫を捕まえたり。 …
1人暮らししてた時の話なんだけど、怖い目に遭った。 住んでた部屋は6畳のワンルームで、玄関あけると台所で、その奥が部屋。 引き戸で部屋と仕切ってる。 最初の異変つーか怪現象は引っ越してきて2か月目くらいたった夜。 いつも通り布団に入ってうとうとしてたんだけど、その時玄関からドアノブ回すみたいな物音がして目が覚めた。 で、なんか台所をミシミシ歩きまわる音がすんの。 引き戸の擦りガラスに人影うつってんの。 戸締りはちゃんとしたつもりだったけど、ドアチェーンもないドアだったし、もしかしてピッキングかよマジこええやべえってなった。 いきなり行動すると相手に気取られてヤバいんじゃないかって思って、寝た振…
高校時代、俺は相当な問題児だった。 問題児と言っても授業をサボるとか他校の生徒との喧嘩に明け暮れるとか女を振り回すとかそんなカッコいい不良では無く、提出物を出さなかったり細かい校則を破ったりするただのクズだった。 しかも当時の担任は提出物や課題の未提出には厳しく、部活があろうと夜8~9時だろうと居残らせてやらせる人。 そんな人のクラスである俺は結構な数居残りさせられることが当たり前と言っても過言では無かった。 入学して1ヶ月程経った日、居残って夜7時半くらいまで教室で黙々と担任の担当教科のプリントをこなしていた。 プリントは無事に終わり、職員室にいるであろう担任のところへと向かい職員室のドアを…
自分は某都内の大学で古代史を専攻している者です。 専攻は古代史ですが、考古学も学んでいるので発掘調査にも参加しています。 発掘調査なんてものは場合によっては墓荒らしと大差ないんです。 故に色々と出てきます。 誰だって自分の墓を荒らされたい人なんていないとおもいます。 古代人も同じなんですかね。 今から書き込ませてもらうのはそんな自分が体験した古墳発掘調査の時のお話です。 まあ、ほんの一例ですが この話は自分が長野県の某古墳群の一つF11号墳の発掘をしていた時の事です。 時期は暑い夏、何もしなくても汗が出てくる。 ギラギラと照らす太陽の下、ずっと移植ゴテ(簡単にいえばスコップ)を使って穴を掘る。…
俺が昔体験した話 子供の頃、四国に家族旅行に行ったことがあったんだが泊まってたホテルでの最後の日の夜、黒い着物姿(喪服?)の女に手招きされる夢をみた 夢の中で、俺はふらふらと抵抗すること無く女のいる場所へと近づいていったんだがその途中で、いきなり誰かに怒鳴られて後ろから羽交い締めにされた 必死で抜けだそうと暴れても羽交い締めにしてる誰かの力が強くて全然抜け出せないし怖くなって泣いてたら、急に頬を叩かれたような衝撃があって、次の瞬間眼が覚めた で、眼を覚ましたら必死の形相で親父が俺を羽交い締めにしてるわ 何故か目の前にある窓が全開になってるわ、俺の直ぐ近くで姉と妹が泣いてるわで不思議に思って、何…
小学校の頃、クラスの奴らと野球で遊んだ後に日課となっていた壁当ての投球をしていた時の話。 当時俺はプロ野球が好きだったため、村田兆治のマサカリ投法や山内泰幸のUFO投法など色々真似しつつ熱心に投球。 ある日、人から聞いた話とチラッと見たうろ覚えな映像の記憶を頼りに阪神の村山実のフォームで投球をしていた。 数十球くらい投げたところで阪神の帽子を被ったおっさんがネット裏からこちらをじーっと見ているのに気づき、一度中断。 (近所の阪神ファンかな?) と思い、近付いていくといきなりこう言われた。 「村山はな、もうちょい腰を落とさなアカンわ。せやけど、君なかなか似てるで」 初対面のガキにいきなりフォーム…
俺が幼稚園年長組~小学校低学年の時に 山奥の雑木林の小屋の中に俺がガクブルしながら隠れててちょっと小屋の入り口から顔だけ出して外を覗くと離れた場所にある雛壇がギリギリ見える で、そこに大小様々な達磨が並んでて、俺がそれをチラチラ何度も何度も夜が明けるまで小屋から覗く…って夢をしょっちゅう見た 酷い時は何日も連続で、見なくなったな~と思ったらふいに、とか、とにかく何度も見た 別に達磨がなんかするわけでも無かったけど本当に何度も見るんで子供ながらに気味が悪かった でも小学生高学年の頃にはすっかり見なくなって、今ではそんな夢も忘れかけてたんだけどたった今、某サイレントヒルの山奥を友人とドライブ中に例…
これは私が小学生の時に体験した話です。 私と盟友の、仮に佐藤幸作君としときましょうか。 佐藤君といつもの様に、放課後に原っぱーで遊んでいました。 初めのうちは、キャッチボールをしていたりバッタをとったりして遊んでいたのですが、そのうち飽きてきたので、 「入ってはいけない」 と大人たちから言われていた原っぱの奥の方にある、廃屋に行くことにしました。 地元では有名な幽霊屋敷の噂がある廃屋で、私たちも外から見るだけで入ったことはありませんでした。 やがて廃屋に着きました。 庭に錆付いたブランコがあって、ツタが巻きついていたので、しばらく私と佐藤君は 「あ~ぁぁぁぁ~!!!」 と叫びながらツタでサター…
私の実家は北のほうにある片田舎。 でも観光で有名なところ。 実家は一軒家で、歩いて数分のところに霊園がある。 当時、中3で受験の追い込みをしていたときのこと。 小さいときは変な体験もいっぱいしてたし、塾で遅くなったときなどに変なモノを見ることはときどきあったけど、すべて「何かの見間違い・聞き間違い」で済ましていた。 家族も寝静まった夜中になっても、志望の高校に受かるかどうかの瀬戸際だった私は一人で勉強。 私の部屋は、2階への階段を上がってすぐ右にある。 室内は机にむかった後ろにクローゼットがあり、そのクローゼットのドアが映るように机に鏡。 クローゼットは小さな部屋みたくなってて、スライド式では…
当時、自分が怖かった話を書いてみます。 最初に自己紹介をすると、4歳の頃に初めて霊体験をしました。 初めて金縛りにあったのは、小学3年の頃でした。 そんな感じで人よりは霊感が強い方だと思います。 そんな中での体験話です。 ハタチ頃だったと思いますが、住んでいた家(親同居)の自分が普段使っている部屋で、いつも布団を敷いて寝ていました。 その部屋なのですが、北枕(調べて知りました)をして寝ると、確実に金縛りにあうようになりました。 ま、普段は居心地いいし、北枕しなければ大丈夫と思って過ごしてました。 ですが、若気の至りというのでしょうか。 なんとなく、金縛りの原因(何かの霊なのか)を調べてみようと…
実家にある掛け軸の話。 いつ誰が買ってきたのかも定かでない、床の間に飾ってある龍神様の描かれた小ぶりの掛け軸。 聞けば祖母が嫁いできた頃には既にあったって言うから、既に70年以上前のもの。 この掛け軸に悪さをすれば良くない事が起こる。 私が5歳位の時の話。 お盆って事もあっていとこが家に泊まりに来た。 同い年の男の子が結構な暴れ者で、龍神様の掛け軸に向かって物を投げ始めた。 うちの家族やその子の母親は 「それは一応神様なんだから悪さをするな」 みたいなことを言うんだけど、いとこは言う事を聞かずに掛け軸に物をぶつけていた。 その夜、その男の子が大泣きしてその声で家族中目が覚めた。 「手がぁ…!手…
私の最初の心霊体験は小学校4年生のときでした。 夜、リビングのカーテンを閉めようとした時に庭に人魂がゆらっと見えた事がありました。 父に伝えると、直ぐ横に小さい林があるので「リン」が燃えたのだろうと言う事でした。 それは特に怖くもなかったし、その後何事も起こらず数年が過ぎました。 多分実際に、私が多少なりの霊感を持ったきっかけは、私の母の姉である叔母でした。 その頃叔母は木造の戸建の借家に娘と住んでいて、夜中にどこからともなくお経が聞こえてくると身内に訴えていました。 私は中学1年生で興味本位で、その家に妹と泊まることにしました。 眠りについた直後、つま先からビリビリと電流のようなものが頭の天…
その体験をしたのも旅行先での散歩の途中でした。 夕食後、ちょっと旅館の近所をぶらつこうと思い、でかけました。 少し歩くと大きな川があり幅10m程の河川敷の川よりが遊歩道になっていたのでそこを歩こうと決めました。 遊歩道から川面までは高さ3mほどの法面になっており、自然に生えた木や雑草で川の流れを見る事は出来ませんでした。 30分くらい歩いたでしょうか。 辺りもだいぶ暗くなりそろそろ戻ろうかと思っていたところへ小さな人影が見えました。 近づいてみると小学校低学年くらいの女の子が一人で泣いています。 迷子かと思い声をかけてみると川の方を指さして 「お母さんが・・・」 と言います。 お母さんがどうし…
昔…と言っても一昨年の秋頃の話です。 あの時俺は夜ジョギングをしていた。 理由は体重が気になったから。 怠け癖があるのに性懲りもなくだ。 軽く汗をかいた後は風呂に入る、それがお決まりだった。 その日の夜も、いつもの道をジョギングしていた ド田舎じゃないが、大都市でもないから道幅は広くない 街灯もまばらにしかない、そんなあぜ道を舗装したような道をジョギングしていた。 残り150mぐらいか? 家に着く直前の緩い一直線の上り坂 街灯はその道の始まりの所に一本しかないんだが、近くに倉庫の照明があって所々明るく、夜でも家の玄関まで見通せた。 その玄関まで一直線の緩い上り坂道になると、いつもダッシュして着…
一つ怖かった体験を書きます。 僕が18歳の時、ある男の人と出会いました。 今にして思うとこの方との出会いこそが’恐怖体験’だったのだなぁーと思います。 知り合った場所は、バイト場。 僕の4歳年上な彼を仮に綿野さんとします。 似た波長を持つ人間ってすぐ仲良くなりません? バイトのノウハウを教えてくれ、気さくな雰囲気を持ち、どこか近い感じがした綿野さんに兄を持った様な感覚と親友を持った感覚を覚えました。 そんな綿野さんは日系ブラジル人。 2世でした。 12歳から家族皆で日本に移住したそうです。 育った環境からかとても陽気で明るく、澄んだキレイなブラウンの瞳に整った顔。 それでいて気取ってない。 お…
俺は怖かった話。 小6の頃、腎う腎炎?って病気で2週間くらい入院してさ、そのときの話。 大部屋にベッドが6つあって、喘息が酷くて学校にも通えてない女の子、何が悪いのか知らない普通に元気な女の子、同じく普通に元気な男の子、足の不自由なギターが好きな兄ちゃんが同じ部屋だった。 つっても、飯を食うときは皆カーテンを閉めきってて、何もない時間帯だけ遊んだりしてた。 誰が一番字が上手いかとか、痴話喧嘩みたいな言い合いとか、そんな簡単な遊びだけどね。 あとは、当時流行ってたT.M.Revolutionの、曲名ド忘れしたけど雪ふぶくロッジに二人~妄想に憧れて~って歌を皆で熱唱したりもした。 ギター好きな兄ち…
大学生の頃、バーでのバイトあがりの帰りの車でのこと。 深夜2時過ぎ。 池袋から自宅までいつものコースで20分の家路をいそいでた。 体が疲れてたため、FMから流れてくる音楽をボーっと聞きながら、ガラガラの道を快調に奔っていた。 途中大通りからショートカットをかねて某神社前を左折。 1車線の道に入ったとき 「何で・・・」 と女の声。 車はもちろん俺一人。 あれ?空耳?と思いラジオの音を小さく絞った。 「・・・・」 しんと静まりかえった車内は低いエンジン音のみで、他は何も聞こえない。 心霊信じない俺は、気に留めず、そのまま京浜東北線の某寂れた駅前を抜けようと車を進めた。 そのとき、ふと視線を感じた。…
夜型な俺は、その日も日付が変わってから空腹を感じて、軽く食事をすることにした。 昼間に買っておいた食材で腕を振るおうとしたんだが、いざ冷蔵庫を開けると、一つ買い忘れた材料があったようで、これでは作りたい料理が作れない。 しかたなく24時間営業のスーパーへ徒歩で向かう。 せっかくわざわざ来たのだからと思って、今回は缶詰で作ることにした。 買い物を終えて帰り道。 住んでいるアパートも見えてきた。 薄暗い道なんだが、ちょうど反対から女の人が歩いてきて、しかし特に気にすることなくすれ違った。 が、すれ違って5メートルくらい通り過ぎたところで女が呼び止めてきた。 「落としましたよ?」 女が手に持っていた…
印象に残っている実話 僕は実家の部屋にいました。 退屈だな~と思いドライブでもすっか。と外に出ました。 空は晴れてドライブ日和でした。 エレベーターに乗りB1ボタンを押す、エレベーターは動き出しました。 5分前後は過ぎたんじゃないか?と思う程でした。 チーンと鳴り扉が開く、辺りはシーンと静まり返っていた。 自宅から出た時は車や街いく人の賑やかな音が聞こえていたけどな?と、多少気にかかったものの気にせず車に乗りさてドライブだ!と表に出ると辺りは一面赤黒い空で見た事のない夕焼け?になっていました。 道に出てしばらく走ってても先ほどとは違い誰も居ない。 車もボロボロの廃車が点々と辺りに並んでいる、と…
私が小学生の頃、父・母・私で父方の祖母の法事に行ったことがあった。 夕方に田舎に着いて、その夜は伯母の家に泊まった。 私は9時頃には2階の部屋で布団に入ったが、当時は所謂「枕が変わると眠れない」タイプだったので、何時間か眠れずに、かといって電気をつけて本を読んでたりしたら怒られるだろうし、と何もせずに布団の中でじっとしていた。 その夜は雨が降っていて、廊下の突き当たりにある窓からかなり激しい雨音が聞こえていた。 両親は伯母夫婦と一階の居間でおしゃべりをしていた。 多分11時を過ぎたころだと思うが、誰か階段を上がってくるスリッパの音が聞こえた。 パタ、パタ、パタ、パタ、と4段上がってきた音がして…
随分と昔の話で申し訳ないんだが自分が小学生の頃 市営の公共アパートに住んでいたんだ 4階建てで、階段の左右に部屋がついていて、それがいくつも並んでいる(わかりにくい表現でスマン)アパートで1棟に部屋が2*4*3で24部屋、それが何棟も並んでいる感じ。 で自分が住んでいる棟の一番右端の4階の二部屋。 ここが空き部屋になっていた。 まぁ数も多いし、別に空き家なんて気にすることではなかったんだが、自分が小学3年生のとき、4階から子供が転落して死亡するという事件がおきた。 死んだ子は小学5年生の男の子で、通学班で一緒の子だった。 そこの子の部屋は空き部屋の隣で、ベランダ伝いにちょくちょく空き部屋に出入…
会社員だった頃は不動産会社に勤めてたんでこういう話は割と日常茶飯事でした。 会社で買った中古住宅を解体してたら白骨が出てきたりとか、競売で落とした物件の立ち退き交渉に行ったら、その家の住人がぶら下がってたりとかとかとか・・・ そんな中で怖かったというより「なんだ?」と思ったのは、バブルがはじけた後、住宅ローンの支払いに窮して家主が焼身自殺しちゃったマンションの販売を依頼された時です。 元々、こういう物件は「精神的瑕疵あり」って事で極めて売りにくいんですが、それでも依頼された限りは売らなきゃいけない。 で、仕方なくオープンハウスってのを開く事になりました。 買いたい人に自由に中を見てもらうってや…
私が看護学校の女子寮にいた時の話 夜中にホールに集まって怖いビデオを借りてきてみんなで見ていた でもなぜか巻き戻しされていなくて、巻き戻しをしてる間に私は一階に降り、寮の玄関口にある水道に水をくみに行ったんです よくある鉄の扉のついた靴箱があるのですがいきなりバコンッ!て開いたんです まぁ偶然でしょう 一応扉を閉めて名前をちら見 寮で一番かわゆい先輩のとこでにやにやしてしまいましたがそれは置いといて ホールに戻るとみんなが騒いでいるので何事かと… ビデオの巻き戻しが止まらない 私が行って帰ってくるまで少なくとも五分 再生してもなにも写らない ふと視線を感じ振り向くとそこには窓にカエルみたいに張…
私がまだ幼稚園に通っていた頃だと思います。 母とお風呂に入ろうとしたときの話です。 お風呂に入る直前、電話が鳴って、母は 「先に入ってて」 といって電話を取りにいったんです。 私は一人ぼっちで先に入っていたのですが、話に花が咲いているのか、母はなかなか入ってきませんでした。 私はちょっとしたいたずらっ気で、湯船の中に潜り(といっても深くなかった)フタをして、母が入ってきたところを驚かそうと思い、待っていました。 しばらく(3分くらい?)湯船の中でじっと待ちかまえてると、お風呂の扉が開いて、母が入ってきました。 ところが母は、フタのしてある湯船には目もくれずにお風呂の追い炊きを始めました。 「な…
以前、父の事務所があったアパートの話 俺は高校をでたものの就職できず、しばらく親父の仕事を手伝っていた 社員は俺を入れて5人ぐらいの小さな会社でオフィスっていっても1LDKのアパート 田舎のほうだってのに普通のマンションより家賃が高かった で、そこでしばらく働いてたんだが、どうもおかしい。 というのも誰もいない玄関わきのキッチンから正面のトイレにむかって横切る影を目撃した。 最初は玄関横の窓から人が来たときの影が映り込んでるんだとおもって気にせずにいた。 が、ある日キッチンで洗い物していたら俺のすぐわきをすり抜けていった。 窓は俺が遮る状態になるためそこに影が映り込むはずはないし。 窓は開けて…
友人から聞いた話。 友人とその友達の二人で、レンタカーで旅行した。 その日は雨で視界が悪かった。 夜になりホテルに行こうとした時には、霧も出て少し先もよく見えない状態だった。 車はナビがついていたので、ホテルの電話番号を入れ、ルート案内を使った。 慣れない土地と悪天候でどこを走っているのかよく分からないから、とにかくナビに従って進んだ。 すると、ホテルではないところについてしまった。 場所は神社だった。 小さな神社で、狛犬が両側にいて、たくさんの鳥居が神社の中に向かって並んでいたらしい。 鳥居の先がどうなっているかは目視できなかった。 仕方なくもう一度セットし、それに沿って進むと、またホテルで…
俺が小さい頃の話 俺には2つ下の弟がいて、小学生の間は英語教室に通っていた。 ある日いつも通り英語教室が終わり、自転車で家に帰る途中何気なく後ろを振り返るといつも後をくっついて来てる弟の姿がない。 前方はおろか左右にも。 俺はその場でしばらく待ったが弟が追い付いてくる気配はない。 心配になったので来た道を戻り、途中にある公園などを見て回ったが見当たらない。 いよいよ不安になった俺は大急ぎで帰るや否や、泣きながら家族に弟が途中ではぐれた事を伝えた。 家族と近所に住む親戚の叔母で辺り一体を捜索する事になった。 英語教室、公園、帰り道にある駄菓子屋など心辺りのある場所を白み潰しに捜したが全く見当たら…
オカンが会社の同僚?から聞いたお話 話者は男なんだが、二十年も前、二十歳そこらの時分には暴走族をやっていたそうだ。 毎日、県下では難所として有名な峠道を、暴走族仲間と一緒に爆走していた。 ある日、その人の暴走族仲間の一人が事故を起こして死んだ。 その事故と言うのが妙なものだったそうで、カーブを曲がりきれなかったのか、彼と彼が乗ったバイクは峠道の外に放り出され、あとはバイクごと谷深い山中へと消えていった。 一緒に走っていた仲間の通報ですぐさま警察がやってきたが、どういうわけか谷底から彼とバイクが見つからない。 数百人態勢での捜索活動が行われたが、結局彼の遺体もバイクも見つからなかった。 数日後、…
大学から徒歩で帰宅中のときのこと。 俺は帰り道の住宅街の路地を歩いていた。 すると前から黒いスーツを着た190cmぐらいの大柄な男が歩いてきた。 「おお、でけぇな」 と思ってその人を見ると、髪が肩までかかるくらいのロン毛。 (金八先生というか、スーツを着た釣男というか、そんな感じ) 結構似合ってたから 「スーツにロン毛とは、なかなか粋だな」 とか思って見てると、いきなり俺の右後ろから 「みないほうがいい」 って声が聞こえた。 俺は驚いて右後ろを見遣ると、いつのまにか赤いランドセルを背負った女の子がいた。 小5、6ぐらいだろうか。 「え?」 ってなった俺は、とっさにまた男の方を見た。 男はいなか…
昔から旅行先で不思議な現象が起こる。 運が悪いのか原因が未だに解らないのだが、旅行とか外出先のシャワーが必ずといっていいほど壊れてる。 水しか出ない。 修学旅行のときとかの大浴場でも沢山あるシャワーの中で私が使おうとするやつだけ何故かお湯が出ない。 赤い方を必死に捻っても出ない。 ホテルの部屋についてるやつも壊れる。 フロントに問い合わせても「原因不明の故障」って言われる。 最近はもう慣れてるんで普通に水浴びするが、冬場とかマジで洒落にならん。 これって呪いとか何か憑いてんのかな。 家のシャワーとか他人が使ったやつは平気なんだけど。 怖くて一人で旅行とか行けない。 また次の話でお会いしましょう…
昔「変な現象がおきる物件」で暮らしてた事があるんだ。 転がり込んだ彼女のアパートなんだけど、同棲をはじめて半年くらいで彼女が失踪。 居なくなる少し前に、 「夜中に足音がする」「キッチンに誰かいる」 「誰か(オレ以外)に見られてる気がする」「嫌な匂いがする」 とか言い始め、その時まったく感じなかったオレは全然取り合わなかった。 そしてある日突然、なんの前ブレもなく彼女が居なくなった。 あちこち探した。 会社も無断欠勤でそのうち退職扱いになってたし、実家にも友達にも連絡してない。 その部屋自体は家賃が安く、そのうち帰ってくるさ、とオレはその後もそこに住み続けた。 うちは両親他界してて実家が無かった…
学生の頃の思い出。 友人Aの話。 彼は9割が入寮している新入生の中では珍しくアパートを借りて一人暮らしをしていた。 その日は12月25日、クリスマスイブのイベントも済ませ翌26日からは冬休みに入る事もあり、珍しく多人数で居酒屋に行って飲んでいた。 僕が行っていた大学はキャンパスがとても広く南北に4kmくらいに渡って広がっていた。 外の居酒屋と言ってもその長いキャンパスの中ほどの外れにあり、寮から歩いていける事もあってよく利用していた。 Aのアパートはキャンパスを横切って反対側にあった。 その日もしこたま飲んでさあ帰ろうとなった。 数日前に降った雪がまだ積もっていたが火照った体に冷たい風が気持ち…
四人でI県に旅行に行ったときの話です 四人一緒に大きめの和室に通されたのですが部屋を見てみると浴衣と湯飲みが五つずつ用意されていました まあそのときは旅館の人が数を間違えたんだなくらいにしか思ってなくて友だちと 「遭難して部屋の四隅を回る怪談あったよね。一人増えてたり…」 とふざけてました 観光した疲れもあって、十時くらいにはもう全員寝たんですが寝たのがいつもより早いせいか夜中に目が覚めて私一人でそっとトイレに行きました 帰ってきて布団に入ろうとしたら、もう中に誰か入ってるんですよね 最初 「ふざけて誰か布団に入ってきたな」 と思って両隣を見たら、どっちにも寝てるんですよ で 「あれっ?」 と…
滋賀県に旅行に行ったときの話 無計画で行った俺たちは当日の昼過ぎにある激安民宿を予約した。 琵琶湖から少し離れた田んぼに囲まれた民宿だった。 バーベキュー、釣り、湖水浴を終えて夜8時ごろのっぺりした顔のご主人に迎えられ入ったんだが、ホントに少し広い家を宿にした感じだった。 その玄関に大きな蛙の置物 疲れていた俺たちは近くの中華料理屋で夕飯を終え、部屋に戻った。 よく見ると部屋には蛙の掛け軸、蛙の小さい置物、蛙模様の障子、「蛙」と書かれた湯のみ…… また、部屋までに廊下を通るんだが民宿をしてる家族がくつろぐ居間がチラッと見えるんだ。 その居間の入り口に大きな黒いゴミ袋が3つあって中がゴソゴソいっ…
10歳の私と6歳の妹は毎日近くの公園で日が暮れるまで遊んでいました。 そこの公園は少し変わっていて、池に小島作った様な作りで、その公園に神社もありました。 今思えば何かを祀った場所だと考えるのですが、小さい頃なので疑問も持たずいつもの様にそこで遊んでいました。 子供の特権でしょうか、公園で出会う知らない子供達と直ぐに打ち解け合い一緒に遊ぶ事になりました。 何人いたかは20年ほど前の記憶で定かではないです。 ある男の子が提案した遊び。 神社周りに土で小山を数個作り、上に落ち葉とドングリをのせて次の日に見にいこう… 何か似たような話を聞いた事ありませんか? 私も大人になりオカルト関連をネットで検索…
自分が勤めている会社の事業所は結構な田舎にあって、自分はそこから徒歩15分ほどの独身寮に住んでる。 先週、同じ寮に住む35歳の先輩(Aさんとする)が亡くなって、葬式があったんだが、Aさんと同期の先輩(Bさんとする)から聞いた、その死に関する話が自分的に洒落にならなかった。 そもそも、死に方が普通じゃないんだ。 事業所から寮へは、事業所の裏門を出て住宅街を抜け、県道に出て少し歩いてからまた細い道に入るというルートなんだが、その県道に直交して小川が流れていて、帰宅途中で橋を渡ることになる。 Aさんは、その橋の下の浅い川に転落して死んでいたということだ。 橋と言ってもちっぽけな橋で、歩道の欄干から川…
高校時代に演劇部に入ってて、舞台の仕込みとかするのに舞台裏に入る機会が多々あった。 で、その日は照明を操作する調光室っていう部屋に友人と入った。 本当は二人(自分と友人)は役者だったんだけど、うちの学校は裏方(スタッフの事ね)専門の部員がかなり少なくて、照明担当がライトのつり下げの方で呼ばれちゃったから、自分たちが代わりに照明設定をしにいった。 その調光室ってのは普通、客席の後方、上部に部屋を構えてる。 だから、そこに行くまでは結構暗くて細い通路なんかを通るわけ。 調光室の手前には何かの部屋がひとつあって、そこを通らないといけなかった。 当然そこも明かりなんかついてなくて、奥にある調光室から漏…
冬に家族と同居してる友人宅に遊びに行った時のこと。 その日は、友人宅で夕食をご馳走になった後、友人の部屋で酒を飲みながら話をしていた。 酒が良い具合に回ってきた頃、相談というより頼みごとがあると友人が切り出してきた。 その日俺を家に呼んだのは、その頼みを聞いてもらうためだったという。 友人が言うには1週間前頃から寝入りばなに音楽が聞こえる。 最初に聞こえたときは、音も小さくノイズだらけで何の曲かさっぱりわからなかったが日を追うごとにノイズも減り、音量が大きくなってきて、昨日の夜にははっきりとある曲が聞こえるようになった。 家族の誰かがその時間帯に音楽を聞いていたのが自室に漏れ聞こえてきたのでは…
オレが前に一人暮らししてた時の話。 引っ越して数日経ったある夜。 夜中の12時くらいに突然玄関のチャイムが鳴ってのぞき穴覗いたら全然知らない女が立ってたんだ。 全然知らない奴だからシカトして部屋に戻ったらその女は何か叫びながらすごい勢いでドアをノックし始めたわけ。 オレは訳わかんないし怖くなって布団かぶって丸くなってた。 玄関が静かになったから、居なくなったんだなと思ってオレは布団から出て様子を見に行こうとしたんだ。 ふと部屋の窓の方に目をやるとカーテンの隙間からさっきの女がみてるじゃないか!! オレの部屋は一階でテラスが無いので外から回ることができるのだ。 その晩オレはトイレに鍵を掛けて引き…
私は週に3日程、1歳の息子を近所の児童館で遊ばせるのを習慣としています。 いつもはお昼寝後の1時位から3時まで遊ばせるんですが、その日は用事があり児童館に行くのは午後5時からと遅くなってしまいました。 そうなると児童館の利用者さんもだいぶ少なく、私達親子の他は2~3組の親子が遊んでいるだけでした。 夕飯の支度もあるので時間が気になり館内の支柱に掛かっている時計をふと見上げたら、男の子が張り付いていました。 支柱に。 有り得ないです。 床から2m程の高さの壁にペタリと四つん這いで貼り付き、支柱をぐるぐると這っていました。(支柱はたぶん1.5m×1.5mくらい) 私には 「生きてるよな?」 と思う…
1年経って、やっと冷静に思い出すことが出来るようになった出来事がある。 その日は金曜日で、俺は会社の同僚数人と何軒かの店をハシゴして、すっかり良い気持ちだった。 当然、終電は既に無く、3人の同僚と一緒にカプセルホテルに向かった。 カプセルホテルに入り、フロントで人数を告げると、2部屋しか空きが無いという。 仕方がなく、一番先輩である自分と、家が比較的近くてタクシーでも同程度の料金しかかからない奴が諦めることになった。 カプセルホテルを出た所で、同僚はタクシーを捕まえるため駅方面に向かうので別れた。 俺は、もう一軒あるカプセルホテルに電話をかけて空き状況を確認した。 幸い空きがあるとの事だったの…
高校時代に連れと5人で沖縄に遊びに行った。 予約してた民宿は最初5人・1部屋で泊まってたが、一番奥の部屋が空き部屋だとわかり、5人では狭く感じてたので、その部屋を貸してくれと頼んだ。 すると民宿の人は、別に使ってもいいけど後で苦情を言わないでね。と言われた。 しかも料金は要らないという。 みんな何かワケでもあると思ってたが、別に気にすることなくその部屋に2人泊まった。 すると夜中にその二人が元々いた部屋にやってきて、何か嫌な感じがするのでこっちで寝かせて欲しいと頼んできた。 暫くしてみんなでその部屋の様子を見に行った。 確かに異様な雰囲気がする。 その部屋にいてから1時間ぐらいたっただろうか。…
従兄弟の話。 四つ上の従兄弟は釣りが好きで、休みの前には良く海に夜釣りに出掛けていた。 ある年のお盆近くに夜釣りの計画立てた。 しかしお盆の海は駄目という事で友達は不参加、止むを得ず一人で出掛けたそうだ。 慣れた場所だったはずが、道に迷い歩いている人に聞いて走ったが全く見当違いの場所に着き、それからようやく目的地に着いた。 その日は全く釣れず、 「場所を変えようか」 と独り言をしたら後ろから奥さんが 「うん」 と返事。 釣り具を片付けてながら、あれっ一人で来たよな。と思い振り向いた。 髪の長い女性が座っていて、振り向いた瞬間に顔を上げてニャッと笑ったそうだ。 恐ろしさのあまり、釣り具もそのまま…
昔、事故物件と知らずに住んだ事がある。 寝る前に金縛り、耳鳴りがして枕元にデカイ男が立ったりした。 あまりに怖くて友達に泊まりにきてもらったが友達も金縛りにあう。 後々近所の人から聞いたが、吊って発見遅れて腐って私が寝ている場所に崩れ落ちていたらしい。 何人か人が入るがすぐに退去するとの事だった。 臭いはあまり気にならなかった、下水の臭いが上がってきた?程度。 夏になると、畳になんか油?みたいなシミが浮き上がってたけど慣れて3年住んだ。 事故物件て説明なく家賃は少し安い。 あるとき風邪をひいて寝込んでいると耳鳴りがし金縛りになり、あーやべーなーと思ってると畳からぬ~っと顔半分が出た しかも目が…
友人Aから聞いた話。 Aが都内のある雑居ビルでバイトをしていたときのこと。 仕事がなかなか片付かず、先輩と二人で夜1時すぎまで4階の事務所にいたのだが、どうにか残りの仕事は先輩一人で終わらせられるところまで来たので、先輩が先に帰れと言ってくれた。 これさいわいと、 「すいません、あとはお願いします」 とAは事務所を後にしてボロいエレベータに乗って1階のボタンを押してぼーっとしていたのだが、階数の表示が4→3→2→1となったがエレベータが止まらなかった。 そのビルには地下階はなく、エレベータのボタンも1階までだし、階段も1階で終わっているという。 えっ?と思っていると、階数表示が消えて、それでも…
夏に家の近所であった怖い体験。 俺は大通りから二つほど入った道の脇にあるマンションに住んでいる。 ある日の夜23時ごろ、コンビニに行く用事があって家を出た。 家の前の道は薄暗くて決して広くはないが、普段ならその時間でも駅の方角から歩いてくる人があんまり途絶えないような道。 でもなぜだかその時は人が全く歩いていなくて、変に静まり返っていた。 車は二台くらいは通り過ぎていたかな。 まあだからと言ってそれがなにということもなく普通にコンビニに向かっていたんだけど、高架下に向かって角を曲がった時に、遠くのほうから 「ガラガラッ…ガラガラッ」 と変な音が聞こえてきた。 周りが静かだっただけに、その音が妙…
お酒の席でゼミの教授から聞いた話。 教授は小説家が本業。 演劇とかもやってるらしいがよく知らん。 ちなみに自分は大学入るまでその教授の名前は知らなかったけど、ジャンルでは有名なのかも……。 その教授が売れてて(本人談)奥さんもいた頃のことらしい。 その日教授は箱根(?)の山奥のいつもの旅館で缶詰になって原稿を書いていた。 進みは順調で時間には余裕があった。 あるところまで進んで、ふと手が止まった(理由は忘れたけどなんかが気に食わなかったらしい)。 だめだ。今日はもう進めない。 あきらめて教授が時計を見ると、時間はまだ七時半。 夏場でまだ外も完全に暗いくはない。 もう書けないというときは、自分の…
子供の頃に、うちのお姉ちゃんが親戚に洋風赤ちゃん人形もらってさ 45センチくらいあるリアルなやつなんだけど、それがまた不気味な顔してて俺は嫌いだった。 数日経って、人形のことなんか忘れてた頃にお姉ちゃんが言うわけよ 「この子○○ちゃん(ぼく)が好きなんだって、おんぶしてあげて」 ほんとに嫌だったけど、お姉ちゃんを悲しませたくないなと思って、おんぶしたんだわ したら間違いなく背中を掴まれた、そんな仕掛けなんて無い人形なのにね 思い切り床に投げ捨てて、気持ち悪いとか捨ててよとか訴えまくった、したらお姉ちゃん泣き出してさ 「そうだよね、やっぱり変だよねこの子。わたしいつも寝てる時に髪ひっぱられるんだ…
今でもよく覚えてるできごと。 小学校のころのこと。 よくある鉄筋コンクリート式の小学校だったと思う。 廊下に立ったとき、片面は窓辺で、反対側は教室か階段がついてる感じの建物。 教室はその廊下の短辺の両端と、この廊下に沿って並んで配置されてる。 階段はその両端の部屋の手前、に配置されてた。 とにかくこういう、どこにでもあるような、ステレオタイプな小学校だった。 小学二年生のころ、何かの課題で居残りをしていた。 早めに終わって帰宅しようとすると、友達の、 「待っていて、一緒に帰ろう」 の一声で、待つことにした。 秋口だったか、校内放送で下校の時刻を放送されたころには、外は真っ暗だった。 私の教室は…
霊感なんて、まったく無くて自分には生涯無縁だと思っていた俺の唯一の体験。 以前勤めていた会社は4階建てのこじんまりとした自社ビルで古いながらもエレベーターもついていた。 で、一番最後に帰宅する人が、全ての階を見て回って消灯などを確認するという取り決めがあった。 その日、俺はPCのトラブルで同じ課の人と二人で22時頃まで残っていて、仕事が終わってから、同僚と取り決めとおり、4階から順番にエレベーターで降りながら各階の電気を確認していった。 2階のチェックも終わり、残すところ後1階だけ。 そう思いながら、1階に降りるとフロアの様子が変だった。 1階は大きく開けてるはずなのに、エレベーターを降りてま…
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