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二十四孝に会いに行く! https://shousin.hatenadiary.org/

社寺巡りをしていると、お堂や社殿に彫刻が施されているのを見ますよね!日本の神話や中国の仙人、鳥や動物。その中でも中国の孝子たち、「二十四孝」の彫刻に絞って見ていきます。

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2019/09/30

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  • 書籍/二十四孝教近道(北尾重政二世1832)・1 大舜

    トップは大舜。 国立国会図書館デジタルコレクションより ※文中、人名・地名と「かうかう(孝行)」「父」「母」などは漢字に変換して読みやすくしています。 隊々耕春象 紛々耘草禽嗣尭登宝位 孝感動天心 大舜 大舜は いたつて 孝行なる人なり父の名は 瞽䏂(こそう)といへる 一だん かたくなにして 母は かしましき人なり弟は おほいに おごりて いたづら人なりしかれども大舜は ひたすら 孝行をいたせりある時 歴山といふ所に かうさく(耕作)しけるにかれが 孝行をかんじて 大象が来つて 田をたがやし又 鳥 とび来つて 田のくさを くさぎりかうさくのたすけをなしける也さてその時の天下の御あるじを尭(ぎや…

  • 書籍/二十四孝教近道 北尾重政二世 画(天保3・1832)

    明日からは「二十四孝教近道」をご紹介します。 国立国会図書館デジタルコレクションより 初代の北尾重政さんは1820年に亡くなられているようです。こちらは二代目の重政さんの挿絵ですね。

  • 栃木市 太山寺観音堂・19 黄山谷 (完)

    とうとうラスト。黄山谷です。 母親のお小水をダーと流す黄山谷。 お小水を入れる容器は桶・タライ・ポット型などがありましたが・・・。 これは壺! ーーー 栃木市 太山寺観音堂の二十四孝彫刻 終 ーーー

  • 栃木市 太山寺観音堂・18 張孝張礼

    さていよいよ残り二つになりました。本堂正面の右側二つの彫刻のうち、今日は右側の彫刻です。 張孝兄弟。服をはだけてないのでちょっと迷いましたが。 こちらの絵の二人もはだけてませんでした。髪を束ねてるリボンみたいなのも彫刻の二人と似てますよね。 「二十四孝教近道」国立国会図書館デジタルコレクションより 悪党は「張孝張礼」の絵とはちょっと違いますね。これは同じ「二十四孝教近道」の「蔡順」ですが、こちらの右端の悪党が彫刻と似てますねー。この絵を参考にしたのかな?

  • 栃木市 太山寺観音堂・17 老莱子

    高齢の両親の前で子どもの振りして踊る老莱子。両親に老いを感じさせまいとする、老莱子なりの親孝行。 常人には理解し難い。 御伽草子の老莱子。 国立国会図書館デジタルコレクションより 老莱子が持っているのは羽が何枚かついた風車でしょうか。背景のお花と重なっているようですね。 御伽草子の老莱子部分を拡大。 どこかで子育て間違えたんでしょうかねえ、と話し合ってるかもしれない両親。

  • 栃木市 太山寺観音堂・16 孟宗

    これは自信あります。孟宗です。 タケノコ掘ってるもんねー。 ササの上に雪が積もってます。季節は真冬なのよ~。これが初夏の風景だったらあまり感動しないですよね。

  • 栃木市 太山寺観音堂・15 江革

    母親を乗せた車を曳く男性。これは江革でしょうね。車を紐で引っ張る、見たことない図柄ですが。なんでうじゃうじゃと子どもがいるのかしら。 江革なかなかしんどそう。 「親を車に乗せて曳く」というエピソードがあるのは江革のほかには董永と閔子騫がありますけど、どちらも乗っているのは父親です。董永はNo.3で出てるし、閔子騫なら子どもだし。この彫刻では曳いているのは成人男性っぽいし、乗っているのは母親ですよね。ということできっと江革。 子どもたちは手伝っているのか、邪魔しているのか。右端の子は寝てるのかしら。

  • 栃木市 太山寺観音堂・14 謎の二人

    No.7、No.9に続き太山寺観音堂で三番目のタイトル不明。さてこのお二人さんはどなたでしょう。前の人は男性のようですね。後ろの女性はお茶か何か運んでいます。 漢文帝っぽいんですけどねえ。でもこれが漢文帝だとすると栃木市 太山寺観音堂・7は漢文帝ではない、ということになりますよね。 上の彫刻と比べると、こっちの7のほうが漢文帝っぽい気がする。カーテンの向こうには母親らしき人物もいるしね。 別角度から。 ↑前の人は何か持っているような・・・。 ↑何も持っていないような・・・。 後ろ姿。背中に名前書いておいてくれると助かるのにね。 夫婦で何か運ぶ、というと丁蘭も考えられますが、丁蘭はすでに出ている…

  • 栃木市 太山寺観音堂・13

    これも間違わない孝子。ひび割れた氷から鯉二匹が踊りだしたところをすかさずキャッチする王祥。 両手で二匹をがっちり掴んでますね。 二匹手づかみは初めて見ました。 王祥のいろんなパターン。 輪王寺糸割符燈篭の王祥。寝転がって頬杖をつき、池から鯉が二匹並んで顔を出しています。スタンダードな構図です。 貞泉寺の王祥は一匹を押さえつけてます。 静岡県八千戈神社と神奈川県真鶴神社の王祥は押さえつけずに下からそっと持ち上げる感じ。 成田山釈迦堂の王祥は意気揚々と二匹ぶら下げて家路につきます。

  • 栃木市 太山寺観音堂・12 陸績

    これもミカンさえ確認できれば間違わない孝子。陸績。 ところがその肝心のミカンが見にくい場所にあるんですよねー。 たいてい彫刻の真下から見上げると見えないようなところにミカンが転がってます。 右のミカンをよく見ると枝と葉っぱがついているようです。 「二十四孝教近道」の陸績。この本も近いうちにテキスト起こししてご紹介しようと思います。 国立国会図書館デジタルコレクションより

  • 栃木市 太山寺観音堂・11 唐夫人

    背面左から二番目の蟇股彫刻は唐夫人。これも間違えようがないですね。 幼子も直視できない(?)異様な光景。 「二十四孝諺解」の唐夫人。 ARC古典籍ポータルデータベースより

  • 栃木市 太山寺観音堂・10 王裒

    さて今日の彫刻は背面左側から三番目。お墓の前で手を合わせる男性。これは確実に「王裒」ですね。 王裒の背後に忍び寄る雲。雷神の太鼓は見えますが雷神は不在? 王裒と雲の間にある板状の部分には細かい直線が平行に刻まれている様子。これは刻んで雨を表現しているのかもしれない。単に木目なのかもしれない。 そしてひょっとして蛾がここにいた? 何という蛾なのか調べようとしましたが、蛾の種類は国内に5000種以上あるとのこと。早々に諦めました。

  • 栃木市 太山寺観音堂・7の修正。

    先日栃木市 太山寺観音堂・7で下の彫刻について「黄山谷かもしれない」と書きましたが・・・。 黄山谷の彫刻は正面にありましたっ!まごうことなき黄山谷!! 場所は正面、画像中央の蟇股彫刻。左がトップにご紹介した大舜の彫刻です。 ちゃんと自分で作った太山寺観音堂の画像フォルダーに「19黄山谷」って名前を付けて保存してありました(恥)。 じゃあやっぱりこれは漢文帝かなあ・・・。でもなんか左半分の無駄な空間が気になるんですよね。ぶちぶち。

  • 栃木市 太山寺観音堂・9 黄香かもしれない

    背面右から二つ目の彫刻がこちら。 お父さんがスヤスヤ寝てる!呉猛だわ! いや、ちょっと待って。右の少年は服着てる??? もしかしてこれはお父さんの布団を団扇で仰ぐ黄香の、右手と団扇が欠損してる状況? お茶セットも気になるわね。 この彫刻の元になった絵を調査中。ということでタイトル保留二個目。「黄香」か「呉猛」かで悩んだのは初めてかも。「漢文帝」と「丁蘭」はよく悩みますけどね。

  • 栃木市 太山寺観音堂・8 丁蘭

    本堂背面の彫刻は6点のうち一つが欠損していました(黄色丸部分)。右端の彫刻から見ていきます。 タイトルのすぐわかる彫刻はありがたいです。こちらはわかりやすいですね。丁蘭。 木像を針でつついて祟りにあった奥さん。 二つ並んだ両親の木像。左がお父さんで、右がお母さんっぽいですね。 「二十四孝教近道」の丁蘭。 国立国会図書館デジタルコレクションより

  • 栃木市 太山寺観音堂・7 黄山谷・・・かな?

    左から二番目(左端は欠損)の彫刻がこちら。一段高い所で脇息に凭れている女性らしき人物。手前の男性がお茶を運んでいる様子。これは漢文帝ね、と思いましたが。 でもお堂の反対側の面にも漢文帝かと思われる彫刻があったので、もしかしたらこれは漢文帝ではないのかも、という疑念が。 そう考えると、「漢文帝」にしては彫刻の左半分に不自然な空間がありますよね。 御伽草子の黄山谷。 もしかして、本来ここに尿器を持った黄山谷がいたのではないかしら? そう考えると、お茶を差し出している人物は皇帝(漢文帝)と言うよりも女性に見えてきます。うーん、男性かな。女性かな。 カーテンの隙間から覗く女性の口元はちょっと不気味。 …

  • 栃木市 太山寺観音堂・6 田真・田廣・田慶

    これは間違えないですね。男性三人が大木の前で協議中といえば田真兄弟。 御伽草子の田真兄弟。

  • 栃木市 太山寺観音堂・5 蔡順(追記あり)

    本堂正面右から三番目の大舜を先頭に、時計回りでご紹介しています。本堂左側の面は彫刻が一つ置きに欠損していました。残念ですね。 左面一番右の彫刻がこちら。 盗賊と正座している男性の間にカゴが二つ。蔡順ですね。 赤丸の中の二つのカゴはわかりますが、その下の切株みたいなのは何でしょう。もしかして肉??撮影する時カゴを見て「蔡順ね」と満足してしまいました。頑張ってもう少し高い位置から撮影すればよかった。 角度を変えてもう一枚。うーん、わかんない。 御伽草子の蔡順。 【追記】二十四孝教近道の蔡順。国立国会図書館デジタルコレクションより この絵を参考にしているようですね。だとしたらやっぱりカゴの下の物体は…

  • 栃木市 太山寺観音堂・4 姜詩

    正面一番左の彫刻がこちら。 何か手に握っています。最初は鍬を持った男性かと思いました。 でも腕を伸ばして多少高い位置から撮影した写真を見たら・・・。 姜詩(の奥さん)ですね! 鍬かと思ったのは柄杓でした。水の桶もあります。 御伽草子の姜詩。 奥さんはこういう顔。 鯉はこの、色がちょっと変わった部分かなあ?と思うのですが。二匹いるのかよくわからないです。

  • 栃木市 太山寺観音堂・3 董永

    本堂正面の彫刻、左側3つの蟇股彫刻です。右が昨日ご紹介した楊香。今日は中央の彫刻をご紹介します。 たなびく雲の上に乗る天女。天女を見上げて見送る二人。董永ですね。 天女らしくヒラヒラリボンのついたお召し物。ここの彫刻ももともとは彩色してあったようなので、天女はきっと華やかだったでしょうね。 人物は二人。左の人は少年でしょうかね。後ろが董永かな。 御伽草子の董永も二人でお見送り。

  • 栃木市 太山寺観音堂・2 楊香

    額の左上にある孝子は楊香。 楊香は父親と山へ行った際、虎に出くわし、父親が食べられそうになりました。父親思いの楊香は「父さんの代わりに私を虎に与えて下さい」と天に祈ったところ、虎は静かに去っていきました。 というお話が有名なのですが。楊香ちゃん、何持ってるのーーーー? 斧ですか。マサカリですか。違いがよくわかりませんが。楊香のやる気はわかります。楊香ちゃん、この虎は話せばわかる虎。 虎は早く逃げた方がいいと思うわ。 楊香は本気よ。 石を投げる楊香は見たことありますが、武器を振り回しているのは私は初見です。書籍でも見たことないような。武闘派楊香の彫刻は他にもあるんでしょうか。

  • 栃木市 太山寺観音堂・1 大舜

    本堂正面の蟇股は6点とも彫刻が残っていました。右から三番目の彫刻は二十四孝の書籍ではよくトップに紹介される大舜です。「施無畏」扁額の右上の蟇股です。ここから左へ、時計回りに毎日一つずつご紹介していきます。 大舜の彫刻は大抵とても良い場所にあるのですが、額の陰になって目立たなくなってしまいがち。建物を設計する時には額を掛けることは予想しなかったんでしょうかね。 大舜の首は欠損してるようですね。鍬を担いでいる様子ですが、鍬も先の部分が折れていますね。 象と鳥。

  • 栃木市 太山寺(たいさんじ)観音堂

    栃木県栃木市の真言宗豊山派のお寺、太山寺。onijiiさんから情報いただきました。どうもありがとうございます。 一瞬たじろぐ長い階段の先に観音堂。 本来は観音堂の周囲4面に各6点ずつ二十四孝の彫刻があったようです。残念ながら5点欠損していました。19点の彫刻を明日からご紹介させていただきます。 まだ孝子の名前を特定できないものがありますので、皆様のご意見を賜りたいと思っています。よろしくお願いいたします。

  • 書籍/二十四孝諺解・24 剡子 (完)

    剡子。ふりがなは「せんし」になっているので「せんし」か「ぜんし」ですね。本によっては「えんし」と読んだりちょっと違う字で「たんし(郯子)」と読んだりいろいろです。鹿の格好して鹿の群れの中にいたために狩人に狙われた人です。 ARC古典籍ポータルデータベースより 剡子 伽夷国の人なり 二親に孝をつくされける也 老親思鹿乳 身掛褐毛衣若不高声語 山中帯箭皈 老親鹿乳をおもふとは。老たるおや両眼あしきゆへ鹿の乳をほしく。おもへるなり 鹿乳は。鹿の乳の事なり 身に褐毛の衣をかくるとは。ししの皮をかぶり山中にいたり。あまたの鹿の中へまきれ入て。鹿の乳をとりて親のねかひを。かなへんとおもふ孝行の心あはれ也。…

  • 書籍/二十四孝諺解・23 陸績

    袖からミカンが転がり落ちた陸績。 ARC古典籍ポータルデータベースより 陸績 呉の国の人なり 六つの年 遠述(袁術)といふ人の本へ。ゆきけるに菓子に橘を出せり 陸績ひそかに。是をとりて袖にいれて。かへりさまにとりおとしけり 袁述是をみて。おさなき人に。にあはぬ事なりと。わらひけれは。りくせき。いふやうあまり。見事に候へは母にあたへんためなりといひけり 袁述きいて。おさな心に。かやうの事は古今まれなりと。ほめたり。それより孝行世上にかくれなき也 孝悌皆天性 人間六歳児袖中懐緑橘 遺母報含飴 孝悌とは。孝の心をいふ也 皆天性とは。かやうにおさなき人の此心あるべきや とかく。うまれつくといふ心也。天…

  • 書籍/二十四孝諺解・22 田真・田廣・田慶

    田真兄弟は相続の際にトラブル発生。三等分して伐って分けようとした木が枯れだしました。 ARC古典籍ポータルデータベースより 田真 田廣 田慶 此三人は兄弟なり 父死て後財宝を三つにわけてとりけり。しけい樹とて木あり。それをも。三つにわけて。とらんといふ。其夜かれたり。草木心なしといへともかかるためし。ふしぎ成事也 海底紫珊瑚 群芳総不如春風花満樹 兄弟復同居 海底紫さんごとは。しけい樹の木をほめていふ也 海底は。うみのそこと。よむ字也。紫さんごとは。むらさきの。さんごじゆ也。うみのそこにあるさんごじゆのごとく。うつくしく花さき実なる木也。 群芳すべてしかずとは。くんほうは兄弟の事を。よそへてい…

  • 書籍/二十四孝諺解・21 張孝・張礼

    盗賊の前で、どっちが太って美味しそうか言い争う兄弟。盗賊には自分を食べさせて、もう一人は逃がそうとする麗しい兄弟愛。 親孝行部分は薄めです。張礼が山中で盗賊に殺されそうになった時、「母親にご飯食べさせてから戻ってくるので、それから殺してくれ」と盗賊に申し入れたことくらい。 ARC古典籍ポータルデータベースより 張孝張礼 兄弟なり。世間ききんの時八十あまりの母をやしなへり。家まづしくて万事とぼしき人なり 偶値緑林児 代烹云痩肥人皆有兄弟 張氏古今稀 偶緑林児にあふとは。有時張礼木の実を。ひろいにゆきけるに。盗人ともがはやしの中にて張礼に。あひたる也 緑林とは。みとりのはやし也はへしげりたる事也 …

  • 書籍/二十四孝諺解・20 丁蘭

    亡き親の木像を作って毎日生きている人のように敬った丁蘭。 ARC古典籍ポータルデータベースより 丁蘭 河内の野王といふ所の人なり。十五のとし母におくれけり。かなしみて母のかたちを木像につくりて。朝夕いきたる時の。ごとくにつかへけり 或とき丁蘭か妻 火を。ともすとて木像のおもてこがしければ。かさのごとくにはれ。うみ血ながれけり。二日を過て。丁蘭が妻の頭の髪。そりおとしたるやうに。ぬけたり驚て扨は木像のとがめ成べしと。木像を大道へ出しをき妻に三年侘言をさせければ一夜風吹。雨ふりて。木像みづから内へ帰けり。それより何事も此像に。うつたへける也。 刻木為慈母 形容在日身寄言諸子姪 聞早孝其親 木を刻慈…

  • 書籍/二十四孝諺解・19 王裒

    深夜、お墓のまわりをうろつく怪しい人物は王裒。 ARC古典籍ポータルデータベースより 王裒 晋の國。えいゐん(営陰)といふ所の人也 賢人にて官にも位にも。つかずまづしくしてもさらにたくはゆる事もなく。かうさくをし世をわたる也 有時父の王義。罪なくして帝文帝に。ころされしかば是をうらみて。かりにも文帝の。おはします方へ。むく事なし。其方をあとにして居ける也。我みかどに。つかへぬといふ心也。父の墓にゆきて柏の木に。取つき。なきけるほどに。泪木にかかりて枯たり。母は又つねに神なりを。おそれしかは死て後も。母の墓にゆき。それがし爰に。まいりたりとて。母に力をつけけると也 慈母怕聞雷 氷魂宿夜臺阿香時一…

  • 書籍/二十四孝諺解・18 黄山谷

    母親の下の世話を進んで行う黄山谷。奥さんをこき使った姜詩にも見習ってほしいですね。 ARC古典籍ポータルデータベースより 黄山谷 宋朝の人也 詩は東坡の弟子なり 家富貴にして人あまためしつかひしとなり 貴顕聞天下 平生孝事親 汲泉涓溺器 婢妾豈無人 貴顕天下にきこゆとは。山谷官職たかけれは。其名天下にかくれなきをいふ也 平生孝にして親につかうとはつねつね孝行にして。おやによく。つかへし人にてあるとほめたる心也。 泉を汲て。にようきをあらふとは。母のやめる時は、みつから大小便をとり。きよき水を汲て。けがれたる入物を。てづから。あらはるる也。是をもつて其意(こころ)をしるべし其外の孝行をや。 婢妾…

  • 書籍/二十四孝諺解・17 庾 黔婁

    父親の病気平癒を星に祈る庾 黔婁。 ARC古典籍ポータルデータベースより 庾黔婁 南斉の時の人也。セン陵県といふ所の官人になりて。此所にゆきけるか。いまた十日にもならさるに。俄に。むなさはぎ。しければ父の煩給ふにやと。官をすてて帰りければ、あんのごとく。父万事かぎり也黔婁医師によしあしをとひけれは。病人の。ふんをなめて。みるに。あまくにがくはよかるへしといふ。きんろう。なめてみれば。あぢはひ。医師の。いひけるとは違てよろしからず。泪をながして。父の死せん事を。かなしみ。北斗の星にいのりて。我 身がはりに。たたんと。きせひしける程の孝行成人也 到縣未旬日 椿庭遘疾深願将身代死 北(※塑)啓憂心 …

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