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  • tick,tick・・・BOOM!:チック、チック・・・ブーン!

    このしょうもないブログでせっせと個人的な感想を書いたって誰も見向きもしないことはわかってます。でもですね、これもまた感動しました。『tick,tick・・・BOOM!:チック、チック・・・ブーン!』 でもまぁ、しょうもない話なので、これ以上は読まなくて結構です。 www.youtube.com まず、Netflix見てから映画館に行って同じ映画を見るという体験が初めてだったので、自分でもびっくりしてるんですけど、VODと劇場の対立みたいなことが言われてますが、これ映画が好きな人なら映画館で見ると思いますよ。だってミュージカルだしね。やはりそれなりのスクリーンで体験したいじゃないですか。ね。 そ…

  • こんにちは、私のお母さん

    『こんにちは、私のお母さん』はコメディでした。ほとんど笑いっぱなし。 しかし、最後の最後に・・・・ www.youtube.com しょうもないブログなので読まなくていいですよ。きっともっとこの映画をうまく伝える方がいるはずですからね。このブログ、しょうもないんですよこのブログ。 試写会が当たってうれしくて晩飯抜きで鑑賞。汐留の劇場は満席でしたね。 日本の観客は中国のコメディってあまり体験したことがないからか、最初のほうか静かに鑑賞していましたが、途中からあまりのギャグに圧倒されて皆さん大爆笑。後半は劇場揺れるような笑いに満たされました。『きっと、うまくいく』のときに似ているかもね。 中国映画…

  • ハロウィーン・パーティ A・クリスティ

    アガサ・クリスティの原作などを読んだのはいつ以来だろうか。映画では『オリエント急行殺人事件』だが、原作を読んだことはあっても、なかなかその内容までは覚えていない。 この本はクリスティが1969年にリリースした本らしい。 ポワロの最初が1920年なので、なんと50年近くも活躍した名探偵の事件である。 事件はハロウィーン・パーティで少女はバケツに首を突っ込んで死んでいる、という恐ろしいシーンがきっかけとなって始まる。探偵小説家のアリアドニ・オリヴァ(この人物は時々ポワロシリーズに登場する)からの相談でポワロが事件に取りかかるといういつもの展開だ。 クリスティの原作は何しろ登場人物が多く、次々と人が…

  • ボストン市庁舎

    事実だけを伝える4時間半。何も演出がない。それがこの『ボストン市庁舎』だった。 www.youtube.com これだけ長い映画なので一般的には興行に乗りにくく、すぐ打ち切りになってしまうので、公開一週間後の土曜日に滑り込んだのだが、ヒューマントラストシネマ有楽町のスクリーン1は8割以上の入りだったように思う。途中の休憩をはさんで273分は全く長さを感じさせない。 この映画の背景に、2014年にマーティン・ウオルシュ氏が市長に選ばれた後、アメリカの大統領がドナルド・トランプになったことがある。まさかという事態だった。世界の仕組みが大きく変わる瞬間だった。あれが2016年。 もともと民主党支持者…

  • 聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと

    先の映像の中に落語の『蒟蒻問答』も紹介されているので参考にされたい。 さらにこの小さいが密度の濃いギャラリーを行くと不思議な空間が降りてくる。 こちらは小林沙織氏の『私の中の音の眺め』。 そして驚くのは山崎阿弥氏の『長時間露光の鳴る』という作品はこれだ。 なにもない真っ白い壁。真っ白な世界。壁の反対には渋谷通りの風景。ほかになにもない。これはギャラリーの係の方に聞かないとわからない。壁に耳につけると町の喧騒が伝わってくる。目に見える風景の音が直接ではなく、壁を介して伝わってくるという不自由さ。伝達が間接的になる世界を示すものだ。最後に百瀬文さんの映像には度肝を抜かれる。 耳の聞こえない木下さん…

  • 語りの複数性 Ways of telling

    渋谷の公園通りギャラリーで、また大きな感動を得た。去年の今頃も訪れたギャラリーだ。いわゆるアール・ブリュット、アウトサイダー・アートの作品だ。とにかく感動する。 目の見えない画家の絵画。 耳の聞こえない作家との対話。 死に直面した遺品整理士。 寄席で演じられることのない落語を演じる落語家。(柳家権太楼) ちなみにギャラリーのエントランスには権太郎師匠の写真がドドーンと飾られている。 これは『心眼』だ。オチはここに書かないが、夢か現か幻か、というような噺だ。目が見えない状態。だからこそ見えるものもある。これがこのギャラリーのテーマだ。すごいことだ。大森克己氏の作品。 遺品整理士の小島美羽氏の作品…

  • デリー、ベリー Delhi Belly

    こちらもNetflix映画。インド映画ですね。 すっごい面白かった!『デリー、ベリー』。あの『きっと、うまくいく』で大きな感動を及ぼしたアミール・カーンが製作に関わっているようで、このドラマに出てくる三人組も、もしかしたら『きっと、うまくいく』をなぞっているのかもしれません。 主人公はさえないジャーナリストのタシ。そして彼の部屋に居候する太った写真家と気の弱いイラストレーターが同居してます。家賃を払うのも苦労している三人。映画の冒頭は空港です。これも『きっと、うまくいく』と同じかな。ここでロシア人の男性が若い女性に何か手渡ししています。彼女はどうも運び屋らしい。そしてこの彼女が実は主人公のフィ…

  • レッド・ノーティス Red Notice

    Netflix映画でたまたま見かけた映画だったが、最後はびっくりするようなどんでん返しもあって堪能できた。次々と世界を股にかけるシーンの連続もまた楽しい。何より現代のビッグスター三人を集めたことすごい。『レッド・ノーティス』 ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドットが並ぶシーンは圧巻だ。うちの小さなテレビ画面で見るのはもったいない映画。 FBIのドウェイン・ジョンソンが詐欺師で宝石泥棒のライアン・レイノルズと、同じ宝石を盗むためにタッグを組むというあり得ない展開。そこに第三の人物、女性宝石泥棒のガル・ガドットが乱入してきて、二人の男が騙されて刑務所に放り込まれるという展開。…

  • やさしい女 Une femme douce

    ブレッソンの映画をなかなか見る機会がないので、劇場で公開されたらいちはやく鑑賞しないと後悔する。『田舎司祭の日記』に続いて今年2本目のブレッソン体験。今回はドストエフスキー原作の『やさしい女』 ブレッソンの映画手法は極めて根源的で、映像そのものがアートだ。そしてそこに現れる人物は絵画のフレームの中に組み込まれている。この映画はドミニク・サンダのデビュー作というだけで十分な作りで、彼女の存在が映画全体を支配する。 ドラマでいうと、幼い彼女(15歳ぐらいに見えたと主人公は言う)を結婚という呪縛で支配したい夫が支配する内容なのだが、彼女はその支配から解き放たれることを望んでいる。 夫となる主人公が彼…

  • スイート・シング Sweet Thing

    鳥肌の立つような感動を呼び起こす映画だった。『スイート・シング』 この映画を見ずして今年の映画を語ることはできないだろう。『イン・ザ・スープ』のアレクサンダー・ロックウェル監督の新作が日本で公開された。新作といっても、昨年の東京国際映画祭で高い評価を得て、世界各地の映画祭の受賞歴を経て、やっと日本でも公開に至ったものだ。少し長いのだが、ロックウェル監督のインタビューを聞くと、この映画の印象と価値がさらに高まる。 www.youtube.com これから映画を見る方には、フラットな気持ちで映画を見てほしいと思う。それほどこの映画はピュアだ。主人公の少女ビリーとその弟ニコは、しょうもない世界で貧し…

  • 三四郎 世の中と女ごころと

    三四郎は広田先生に惹かれてゆく。中でも”露悪家”と聞いたこともない言葉をめぐって広田先生の説は奥深い。 露悪家の不便が高じて極端に達したとき利他主義が又復活する。それが又形式に流れて腐敗すると又利己主義に帰参する。 短い会話だが、露悪家を政治家に読み替えればよくわかる。常に世の中は揺れ動いている。そしてそれを繰り返して進歩する、とも広田先生は言っている。これは漱石の本音であろう。漱石はこの作品に限らず、世の中の動きを信用していない。 三四郎の友人、佐々木与次郎もまた三四郎をゆさぶる存在だ。彼が馬券(当時競馬があったのね?)で損をして、三四郎から金を借りる。そしてその返済を美禰子にお願いする。与…

  • 三四郎 翻弄される

    前半で東京に出てきた三四郎に何人かの人物が現れるのだが、不思議なシーンがいくつかある。中でも”土手から飛び降りた若い女”があって、三四郎はそこを横切る。女という言葉がこの小説には何度も出てくるのだが、恋愛小説のようで実は女について客観的に描く物語でもある。 ここでこの物語の中心である美禰子という女性と出会う。出会う場所は広田先生の家だ。三四郎は美禰子をたまたま大学の構内で見つけたのだが、偶然にも広田先生の家で対面することになる。ここから三四郎は美禰子に翻弄されてゆく。 「私さっきからあの雲を見ていますの。ダチョウのボーア(襟巻き)に似ているでしょう。」 「雲の色が濁りました。重い事、大理石の様…

  • 三四郎 夏目漱石 滅びゆく国

    きっかけは「新世界秩序と日本の未来」という姜尚中さんと内田樹さんの対談本だ。 三四郎「日本もだんだん発展するのでしょうね。」広田先生「滅びるね。」 この会話の前に「日露戦争に勝って一等国になっても駄目ですね。」というセリフもある。今の日本はもう一等国ですらない。 このやりとりは第一次世界大戦後の日本。姜尚中さんと内田樹さんの対談で、日本はこのときに行き先を誤ったと解説しています。夏目漱石などはこれまであまり接してきませんでしたが、じかに接してみると彼の哲学が先見性を突いているのがよくわかる。今回の総選挙の結果を見ても、この会話が重なる。日本はこの時代から長い時間をかけて滅びへの道を着々と歩んで…

  • リスペクト

    アレサ・フランクリンのことは1960年代生まれの我々もほとんど知らない。『ブルース・ブラザース』に出ていたことと、晩年は太ったおばさんという印象だけだ。その彼女が幼い頃からとてつもない才能があって、これほどまでに波乱万丈の人生を克服した方だったとは驚きだ。 www.youtube.com 昨今、『ボヘミアン・ラプソディ』あたりからだろうか、音楽を映画の題材にするのが流行っている気がする。この『リスペクト』もMGM映画だが、MGMといえばミュージカル映画というイメージ。少し前のボリウッド(インド映画)もそうだが、大勢のダンサーが画面一杯に踊るシーンがMGMにも重なる。 ジェニファー・ハドソンが製…

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