中国の古典を読みその中の人物について感想をつづったものです。古典と言っても主として三国志、漢書(前漢書)などです。
漢書;外戚伝 第六十七上(11) -衛氏(ii)および李夫人-
ところでこの陰惨な事件は早くもその翌年には房太子は無実である、ということがわかりました。当然ながら武帝は房太子のみならずその子供(自分の孫)まで皆殺しにしたのを非常に後悔しました。その結果房太子を陥れた江充を非常に憎み、江充本人はすでに房太子に殺されていたのですが、江充の一族は...
さていよいよ陳皇后の次に立つ衛皇后( 字 あざな 子夫とあります。)の話になります。彼女は武帝の姉である平陽公主の歌手でありました。武帝が平陽公主のもとに立ち寄ったときに公主は飾りとしておいておいたそばに侍る美女をお目通りさせたのですが、武帝は気に入りませんでした。あとで宴会で酒...
さて臧児の娘が栗姫に代わって王皇后(景帝の皇后)になったことはすでに述べています。これには陰謀家の嫖( = 館陶長公、主 文帝の娘)がからんでいて、その陰険な策謀は「外戚伝 第六十七上( 7 ) - 王皇后 (ii)- 」に書いた通りです。そしてその王皇后には一男三女が生まれた...
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