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2019/08/22

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  • 令和六年、上半期を映す

    能登半島地震が幕開けとなった令和六年も今日で半分が終わる。光陰矢の如しである。そんな今年の前半を朝日朝刊の「令和落首考朝日川柳2024年前半」から厳選4首。・半島は龍頭が喘ぐように見え・ザル法がよく湯切りして成立し・日本人見つけて嬉し浅草寺・万札も「福」から「渋」の物価高 梅雨空が続く中、今朝も日の出無しの江戸川散歩令和六年、上半期を映す

  • 石破自民はあるのか

    昔「三角大福」、今「小石河」。自民党総裁選の候補者の短縮形。1972年、佐藤栄作の後の自民党総裁候補が三木、角栄、大平、福田。実力者としては中曽根もいたが田中支持に回った。令和の今、小泉、石破、河野を「小石河」と呼ぶらしい。現首相の岸田が「道半ば」と言って続投を匂わし、河野の太郎ちゃんもドン、麻生にお伺いを立て、万年候補の石破も立つという。小泉進次郎は環境相として出席した国際会議でアホさぶりを露呈し眼がないだろう。よって「小石河」は「石河岸」となる。未派閥、非主流、裏金問題で揺れる主流派とは常に距離を置く石破は地方で強いと言う。2012年の総裁選では地方でトップに立ったが、全体では安部に負けた。今回もその地方で稼げそうである。しかし、実力のない世襲議員が多い今の自民党は、群雄割拠とは程遠く、寄らば大樹の保...石破自民はあるのか

  • 埼玉「九条俳句事件」10年

    昨日の「松本サリン30年」に比べるとかなりローカルな話題だが、さいたま市で起きた「九条俳句事件」から今月で10年である。時は、まさに安倍政権が憲法九条の根幹をも犯す「集団的自衛権」を閣議決定しようとしていた梅雨時であった。さいたま市から都内に出かけた婦人が、小雨の中、ベビーカーを押す若い母さんを含む女性たちがこの安部政権の暴挙に反対する小規模なデモに遭遇して「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んだ。彼女が属する俳句会の秀作に選ばれ、いつもの通り俳句会の活動の場である「公民館だより」に掲載されるはずだった。しかし公民館がこの句の掲載を拒否した。詠み手の婦人は掲載を求めて裁判となった。4年後、最高裁が夫人の訴えを認めた高裁の判決を支持して決着。市側が敗訴し、公民館だよりへの掲載とほんのわずかな慰謝料の支払と...埼玉「九条俳句事件」10年

  • 松本サリンから30年

    第一通報者を犯人と間違え自宅を捜査、前代未聞の猛毒ガスにによる無差別テロ事件に警察もマスコミも翻弄された。30年前の今日、松本市で起きたオウム真理教によるサリン事件である。一昨日の朝日朝刊によれば、6日後に長野県警科捜研で「サリン成分」と特定され、22日後にはオウムの関連会社が浮上した。長野県警が異臭騒ぎのあった山梨県上九一色村の土壌採取を採取。一ヶ月後警察庁の科捜研がその土壌からサリンを検出、更にその一ヶ月後、警察庁はオウムを捜査していた神奈川、長野、山梨、宮崎4県の合同捜査会議を開催・・・、朝日新聞が情報開示請求で入手した警察庁の内部文書からである。その後、上九一色村のオウム施設への強制捜査が検討されるうち、地下鉄サリン事件が起きた。強制捜査の動きを察したオウムの先制攻撃であった。警察庁、各県警の縄張...松本サリンから30年

  • 米兵少女暴行、沖縄県議選へ隠ぺい?

    昨年12月に沖縄で起きた米兵による日本人少女への性的暴行事件は今年3月に起訴されているが、政府は公表せず沖縄県にも伝えていなかったという。沖縄県警が捜査しているはずだからおかしな話だが、政府、県警の双方が沖縄県をはじめとする日本国民、マスコミに対して「隠ぺい」したとしたら、先般の沖縄県議選対策であった可能性が強い。逆にその公表が県議選前であったら選挙結果はどうだっただろう。沖縄の更なる基地化を進める政府、自民党、自民沖縄県連に対する批判が出たことは間違いない。 壬生(日光例幣使)街道の花たち(その3)これはホテルの部屋の絵米兵少女暴行、沖縄県議選へ隠ぺい?

  • 「護国神山」と呼ばれる会社

    ・世界で500社を超える優良企業の顧客を持つ。・この会社から調達できるか否かはビジネスの成否を決める。・軍事力を左右する場合がある。・それにも拘わらずこの会社の製品に刻印が押されることはない。・従業員の平均給与が1,500万円(国の平均は330万円)。・多くの社員は40代で辞めるが既に蓄えは充分である。さて何という会社か。通称TSMC、正式には台湾積体電路製造。最近熊本に日本第一工場を作ったといえば「あーそんな台湾企業があったな」であろう。世界最先端の半導体を作るが決して半導体の設計などの分野には手を出さない。顧客のライバルになることは「裏切り」だという。創業者の張忠謀(モリス・チャン)は「これからの20年は問題ないが、30年後に今の地位にいられるかは疑問だ」という。来年から出荷する2ナノクラス以降の半導...「護国神山」と呼ばれる会社

  • 遅れた日の出も亦好(マタヨシ)

    会社時代の同期入社の友人の訃報がきっかけで、同じ同期入社の懐かしい奴とメールを交換した。入社後同じ工場に赴任して独身寮でも一年近く同室だった仲だが、長いサラリーマン人生では互いの赴任地がいつも関西と関東にすれ違って没交渉となっていた。彼は定年退職後も専門技術を生かす仕事で長く働き続けたが最近自由人になったという。何と趣味が私と同じウォーキングというので話(メール)が弾んだ。一足早く天国へ行った奴のお陰である。 半月ほどずっと4時25分だった日の出時刻が夏至を過ぎてやっと1分遅くなった。しかし、今日は日の出時刻から20分近く経った雲の上。それもまた好し。遅れた日の出も亦好(マタヨシ)

  • 沖縄、79年目の慰霊の日

    沖縄戦での組織的な戦闘が終わった日とされる今日6月23日が「沖縄慰霊の日」。沖縄ではこの沖縄戦の学習を通じて反戦平和を学ぶ「平和学習」の時間がある。宜野湾市出身の猪俣日姫さんはこの「平和学習」が苦手だった。オーストラリアに留学した時に基地や戦争について問われ地元の歴史を学ぶ重要性を感じた。沖縄の県立高校生を対象にした4年前の調査では、半数を超える生徒が「家族や親族に戦争の話をしてくれる人がいない」という。猪俣さんは平和に関する学習を広まる会社「さびら」を起こして、各地の学校を回って議論のきっかけをるくる講義をしている。2022年にはフォーブスジャパン誌の「世界を変える30歳未満」の30人の一人に選ばれた。(以上、今朝の朝日新聞社説より)今朝のテレビニュースでもこの「平和学習」の様子を報じている。沖縄戦の経...沖縄、79年目の慰霊の日

  • 鹿児島県警「隠ぺい」幕引きの構図

    枕崎署員による盗撮事件、鹿児島県警本部長による「隠ぺい指示」があったとする内部告発は、「隠ぺいがなかった」として葬り去られようとしている。以下、その手順を推理してみよう。まずは、内部告発先のメディア関係者を急襲して本部長が隠ぺいを指示した「決定的な証拠」を消滅。後はストーリーをつくるだけ。そのキーワードは「誤解」。枕崎署長が本部長の言葉を「誤解」したことによって捜査が中断、誤解が解けて捜査再開、被疑者逮捕。誤解を生んだことは本部長の責任でそのことは陳謝、訓告の処分。警察庁の監査は、本部長会見により「隠ぺいがなかった」ことを前提にした顛末調査として、多少の問題点を挙げてチョン。警察諸階層における隠ぺいは公然の秘密でも、それなりに疑惑は払拭しなければならない。きっと「隠ぺい疑惑対応マニュアル」があるに違いない...鹿児島県警「隠ぺい」幕引きの構図

  • 国の干渉、大きなお世話(長洲一二)

    昨日「もう一つの改正と言う名の改悪法」と題して地方自治法の改悪を書いたが、今朝の天声人語も、半世紀前から神奈川県知事を5期務めた長洲一二(カズジ)氏の有名な言葉を引いている。国の干渉は「小さな親切、大きなお世話」、という名言である。直接選挙で選ばれる都道府県知事は「大統領と同じ」として辣腕を奮った。もし今も存命なら、彼が進めた地方分権型、住民参加型の地方自治の後退に大声で異を唱えることだろう。現在の知事さんたちからの声は挙がっていない。尤も、都知事選真っ唯中の小池さんはそれどころではないのだろう。ましてや自民、公明党推薦となれば口を噤むであろう。今朝の日の出は曇りで不発、一昨日の日の出も「何となく日の出」国の干渉、大きなお世話(長洲一二)

  • もう一つの「改正と言う名の改悪」法

    政治資金規正法の「改正」が成立した。日本維新の会が参院では反対に回ったのは、次の総選挙に向けたゼスチャー、アリバイ作りに過ぎない。政治資金改正法の「ザル法」についてはご存知の通りだがもう一つ、地方自治法も「改悪」された。具体的には何も定義されない非常事態における「国の地方に対する権限強化」である。新型コロナ対策を念頭においての「国民の安全に影響を及ぼす重大な事態」としてしているが、時の政権の「恣意的な定義」が十分予想される。戦前、自治体に対する国の権限が復活し「国家総動員体制」に突き進んだことを思い起こそう。戦後、新憲法の下で積み重ねて来た地方分権改革が後戻りする可能性があると識者は危惧する。 久々に地平からの日の出が拝めそうな今朝草むらから出て来た雉に気を取られ、日の出の瞬間を見逃す   もう一つの「改正と言う名の改悪」法

  • 東京都知事選のある「盲点」

    明日告示される東京都知事選、ある「盲点」があった。それを突くのが略称「N国党」。都内の選挙ポスター掲示板の数は1万4千ヶ所あまり、それに眼を付けた。今回50人以上と予想される知事選立候補者の半数以上がN国党。当然300万円の供託金は没収され、数千万円の損失となる。そこで、N国党の立候補者は選挙ポスターを貼らず、そのスペースを販売しその売上金で供託金分を賄うという。ポスターの内容は虚偽、誹謗中傷でなければ原則自由、貼る枠の売買も公職選挙法の「想定外」で禁止できない。枠の売価は1ヶ所1万円、掲示板一ヵ所のN国党分のポスター枠全てを使える。仮に都内1万4千ヵ所の半分が売れればペイし、それ以上は儲けとなる。東京15区の補欠選で他候補者の演説妨害などで逮捕された「つばさ」の党首もN国党の元幹事長だった。 さて、壬生...東京都知事選のある「盲点」

  • 何と親孝行なプロゴルファー姉妹

    一昨日の日曜日は父の日。女子プロゴルフ(ニチレイレディス)のテレビ中継を観た。双子姉妹の姉、岩井明愛(アキエ)が終盤にバンカーからのチップイン・バーディーなどで逆転優勝。妹の千怜(チサト)が先月の母に日に優勝しているので、姉妹で母の日、父の日に優勝をプレゼントという親孝行。姉妹とも父親似のガッシリとした体格で今後も活躍が続くことだろう。 壬生街道4日目(最終日)の後半、3日目に続き「命懸け」の車道ウォークの後で、壬生街道最後の板橋宿に着いたところである。この直前の左手に、日本橋から三十里目の板橋一里塚があった(はず)が、命懸けの車道ウォークで気が付かなかった。「日光市街7Km」はゴールの今市(追分)のこと。文挾(フバサミ)の二荒山神社の先からは実に2キロ半ぶりの信号がある板橋交差点の手前、この空き地のあ...何と親孝行なプロゴルファー姉妹

  • 壬生街道最終日も命懸けウォーク

    昨日の沖縄県議選の結果は、玉城知事を支持する革新系の与党派が16年ぶりの過半数割れとなった。自公政権は嬉々として工期も工費も全く先が見えない辺野古建設など、沖縄の更なる「本土防衛基地化」を愚鈍に推し進めるだろう。 壬生街道(例幣使街道)ウォーク最終の4日目は、文挾(フバサミ)宿からゴールの今市追分までの約11キロ。JR日光線の文挟駅からのスタートは街道沿いの杉並木の裏側の草道を歩く。一緒に降りて先行する男性は地元の方で大きなカメラで杉の木を撮りながら歩く。文挾交差点で街道に出る角の道標は「右鹿沼出流岩船左大谷田下宇津宮」らしい。今市(日光)方向から来ての向きである。出流は坂東十七番札所の満願寺、岩船は岩船山高勝寺、大谷は坂東十九番の大谷(オオヤ)観音、田下は大谷観音の手前の多気山不動のこと。宇津宮はもち...壬生街道最終日も命懸けウォーク

  • 第二奥州街道踏切と旧篠原家住宅

    壬生街道(例幣使街道)を文挾(フバサミ)まで歩いた3日目は、JR日光線で宇都宮に出て駅前のホテルに泊まる。観光地の日光よりも宇都宮のビジネスホテルが安いこともあるが、理由はもう二つ。一つ目は「旧篠原家住宅」。奥州街道宇都宮宿の北の入口にある。江戸時代から醤油醸造業や肥料卸商を営んでいた旧家。現在の建物は明治28年建造で国の重要文化財。後ろが泊まったホテルである。昼間なら中も見物できるが早朝散歩のついででは止むを得まい。二つ目は「第二奥州街道踏切」。壬生街道ウォークの初日に小山駅から喜沢追分に向かう途中にあったのが「第一奥州街道踏切」。第一があれば第二もあると調べると宇都宮駅の近くだった。西から来た奥州街道が篠原住宅前の交差点で左折、電線を地中化した電柱レスのすっきりとした広い通りを北上。四つ目の信号で東...第二奥州街道踏切と旧篠原家住宅

  • 命懸けの杉並木ウォーク

    教育とは学校で習ったすべてのこと忘れた後に残るものである。(アインシュタイン)今朝の天声人語は、ヒップホップ(ダンス)を禁止した中学校の部活動の話題の後で、上のアインシュタインの名言を引いている。信州の姪の子(姉妹)は習い事を古典バレエからヒップホップに変更したという。さすが教育県信州(もはや死語)? 壬生街道(例幣使街道)の3日目の最後は鹿沼の街を出て一路北上である。塩なめ地蔵尊がある松源寺を過ぎると間もなく右折して黒川を渡る。2日目に壬生町に入ってすぐ渡って以来の黒川を目にするのは実に20キロぶりである。渡る橋は御成橋、壬生町で渡った橋も確か同じ名前だった。橋の上の石板絵は例幣使の姿であろう。余談だが「ゆすり」の由来は例幣使の「駕籠ゆすり」にあるという。通る街々(宿々)で「入魂(ジッコン)料」という...命懸けの杉並木ウォーク

  • 日曜日、注目の沖縄県議選

    今度の日曜日は沖縄の県議選。現状の議席数は玉城知事の与党と自公などの野党がほゞ半数ずつ。自民沖縄県連は必至に「自民色」を消して、自民党本部からの応援演説も断っている。一方の玉城派与党も、辺野古など基地問題のトーンを下げて「裏金問題」で自民党を攻撃。公明も自民の裏金問題を批判してとばっちりを避けるのに必死と言う。 壬生街道(例幣使街道)後半の3回目、鹿沼市街に入るところ。杉並木の名残りも伐採される木も多い。何故か子供のサンダル。赤んぼの泣き相撲で有名な生子(イキコ)神社は街道から1キロ近く、当然パスである。雨に濡れるバラが好い。Y字分岐の大門宿交差点の道標は上部が欠落。「粟野、琴平、岩船、善光(寺)」などが彫られていたという。善光寺は信州ではなく御成街道沿い、川口の荒川沿いの善光寺だろう。かつて昭和の半ば頃...日曜日、注目の沖縄県議選

  • 小池百合子vs蓮舫、女の闘い

    小池百合子都知事が3選出馬を表明した。これによって都知事選は小池百合子vs蓮舫という、共に「上司にしたくない女性」上位二人による女性同士の与野党対決となった。コロナ禍、東京五輪などを乗り切った二期目の小池都知事には国政復帰も囁かれたが、「東京大改革No.3」を進めるとして都知事選恒例の後出し立候補となった。かつて自民党都連を「黒い頭のネズミたち」と揶揄した小池都知事に摺り寄らざるを得ない自民党、そのトップは日本が男女平等最下位のG7会議へ旅立った。国内とは違い伸び伸びと好き勝手を言える時。 さて壬生街道後半(2)。楡木(ニレギ)追分以降の壬生街道は、合流した「例幣使街道」の方が通りがよいようである。楡木宿を出てすぐ奈佐原宿という。宿と宿の中間に「間(アイ)の宿」がある場合があるが、ここはあまりに近過ぎる...小池百合子vs蓮舫、女の闘い

  • 壬生街道後半を歩く(1)

    壬生街道の後半を一泊して歩いて来たので2日お休みを頂いた。初日は朝方雨でのち曇りだが、涼しくていいだろうと宿を予約して決行。入梅前に是非終わっておきたかった。今日はサワリの楡木宿を紹介、雨なので暗い画面にご容赦を。予定を1時間遅らせて8時半に東武日光線楡木(ニレギ)駅を出発。弱い降りなので傘は差さずパーカーのフードを被るだけ。街道に出てすぐの小さ目な四脚門、本陣跡だろうと目星をつける。と、門の陰で一服するご主人と目が合い「本陣跡ですか」と訊く。この菓子屋の三代目という御主人、奥から何やらレジ袋を持って来る。子供のころここの家主から貰ったという将棋盤の裏。本陣跡候補は他にもう一軒あるらしいが「ここが本陣跡」と私が太鼓判を押してあげ、しばし楡木宿談義となる。すぐ先の成就院に珍しい「シダレアカシデ」があると言...壬生街道後半を歩く(1)

  • ノルマンディー上陸から八十年

    和暦の令和で6年6月6日と6が三つ重なる日、第二次世界大戦の終結の要と言える、連合軍によるノルマンディー上陸作戦が決行された日から八十年、欧米首脳らが出席して記念式典が行われた。断崖の上から容赦なく降り注ぐドイツ軍の銃撃で、断崖の下に辿り着こうとした多くの若い兵士が死傷した。式典に参加した当時21歳の米国兵士は運よくオマハビーチの崖下に着くが、地獄を見た。孫娘の勧めでSNSに体験を投稿し、80万人を超えるフォロワーから「真のヒーローだ」などと称えられるが「本当のヒーローは、あの日命を捧げた若者たちだ」と語る。これを描いた映画には「史上最大の作戦」「プライベート・ライアン」、「チャーチルノルマンディーの決断」などがあるが、いずれも上から降り注ぐ弾に倒れ、足元の地雷に吹き飛ぶ、実に壮絶である。南アジアや南太平...ノルマンディー上陸から八十年

  • 今も聞こえる ロックじゃねえ!

    今年の1月、朝日新聞の投稿欄「声」に載ったという大学生の「今も聞こえるロックじゃねえ!」について、俳優、松重豊がインタビュー記事(朝日「オピニオン&フォーラム」)で語る。記事の脇にその投稿が添付されているのでまずその概要を。 投稿者の大学生、森川葉の音(ハノン)さん(21)の小学生の時の担任は大のロック好き。教室にエレキギターを持ち込むほど。その先生はよく怒った。全力で怒った。「ロックじゃねえ!」と言って。宿題を忘れても怒らないが、ウソをついて言い訳をすると怒った。窓ガラスを割っても怒らないが、黙っていると怒った。怒りが頂点に達した合図が「ロックじゃねえ!」だった。先生の叫んだ「ロック」は音楽ではなく正直さとか揺るぎなさとか、そう言う意味だったと思う。自分の信念に反したことをしまった時、逆に何も出来なかっ...今も聞こえるロックじゃねえ!

  • 埼玉の令和6年6月6日

    昨日は令和6年6月6日。秩父鉄道では駅番号に6が付く4駅の記念乗車券セットを販売。通常は西暦下2桁の年号を特別に和暦の令和「6年」にして「6-6-6」の日付印としている。永田駅に乗降したことはないが、他の3駅は何度か乗降している。駅番号CR06の行田(ギョウダ)市駅は映画「のぼうの城」の忍(オシ)城、古代蓮、足袋の街、田んぼアートで有名。古い酒蔵での利き酒会でも訪れている。CR26の親鼻駅とCR36の白久(シロク)駅は埼玉の「母なる川」荒川の源流に近く、十数年前の荒川沿いウォークの中継駅として、ごく最近の秩父三十四ヶ所巡りでもお世話になった。6月3日の朝刊でこの記念切手の記事を見て、6はマイ・ラッキーナンバーなのでネット通販で買おうと思ったがアッと言う間に売り切れていた。もう一つ、6月6日の記事。埼玉...埼玉の令和6年6月6日

  • ちゃんとした失敗とは

    NHK朝ドラ「虎に翼」、一週間ほど前にここまでのあらすじを紹介したが、モデルとなった三淵嘉子を演じる伊藤沙莉(サイリ)が自分が演じる寅子(トモコ)を「ちゃんと失敗するところが好き」と評している。(今朝の「折々のことば」鷲田清一、朝日朝刊)三淵嘉子の出身校、明治大学での「虎に翼」イベントの番組で伊藤沙莉が実際にこれを語ったところも見た。「ちゃんとした失敗」とは何だろう。NPO失敗学会で数年活動した者として声を大にして言おう。「ちゃんとした失敗とは、その失敗を教訓にできることである」。「失敗は成功の母」もここから来ている。 想定外だったので・・・、事故や失敗の言い訳に多い言葉である。失敗学会の畑村洋太郎会長(東大名誉教授、機械工学)の口癖は「想定出来ることは起こり得る」。つまり事故や失敗は想定が甘いということ...ちゃんとした失敗とは

  • 自動車の検査より先「人検査」

    「ブルータスよお前もか」「自動車メーカーにあってはならないこと」。認証不正でのトヨタの豊田会長のコメントはまるで他人事、第三者的で、自社の製造現場でさえ遠い世界のことのようである。タイトル「自動車の検査より先『人検査』」は今朝の「天声人語」に書かれた昨年の朝日川柳。「人」は現場ではなく責任者、経営者と読もう。自動車業界だけでなく、今の日本は遍(アマネ)くおかしい。さて、約四半世紀前の「日本一周伊能ウォーク」は、伊能忠敬測量開始200年記念(兼朝日新聞創刊120年記念)であった。2年間職場を離れ、あるいは退職し、あるいは退職後のボランティア活動や余暇を離れ、1万1千キロを歩き通した「本部隊員」15人。実はもう一人いたが仕事の都合で途中で離脱している。年齢は30歳代1、50歳代5、60歳代6、70歳代3、平均...自動車の検査より先「人検査」

  • 「伊能ウォーク全記録」再見

    先日の大河ドラマ「光る君へ」は、備前国司に赴任した父に同行した紫式部(まひろ)が初めて覚えた中国語が再見(サイチェン)。意味はもちろん「さようなら、またお会いしましょう」だが、今日のタイトルでは日本語の文字通り「また見る」と解釈していただこう。趣味のウォーキングの結果を月一回「バーチャル日本一周」としてまとめている。その元になっているのが、日本沿海実測全図を作った伊能忠敬の第一次測量から200年を記念して、1999年1月から2年間で行われた日本一周「伊能ウォーク」の足跡である。2001年1月のゴールの3か月後に刊行された「伊能ウォーク全記録」から正味574日、11,030Kmの日々の区間と歩行距離をデータ化して毎月の到達位置をプロットしている。先日、臼杵市の位置を間違えたのは「大分県に入る」という記事の日...「伊能ウォーク全記録」再見

  • 人は一人じゃ生きていけない

    20年前の今日、蕨市で中学2年の女生徒がイジメを苦に自死した。その前日の「人権を考える」授業で女生徒が書いた作文が、両親の願いで調査報告書と共に公文書となった。その作文の抜粋から。・誰だって自分を否定されるのは嫌だと思うし、つらく悲しい。・イジメは自分をどん底まで沈めます。・人は一人じゃ生きていけない。だから友達をつくる。一人のさみしさが複数でいることの楽しさへ変わる。・生活の仕方とか全く同じ人はいない。だからこそ自分がいろんな感情を知り成長していけるんだと思います。 イジメについて考える授業でこの作文が使われた中学の生徒から手紙が来ることもある。「イジメをとめようと思うことが出来た」などと書かれる。まさに両親が願っていたことである。中学の時、教室の隅で大人しい同級生が4人に両手両足を掴まれてブランコのよ...人は一人じゃ生きていけない

  • 昨年の今日、越谷で4千棟浸水

    昨日のバーチャル日本一周ウォークの「臼杵市」の位置を間違った。臼杵市は大分県である、訂正を下記に。ブログ仲間にご指摘を戴いた、感謝である。  昨年の今日6月2日、台風2号接近の豪雨で越谷市の4千棟が浸水した。埼玉県東部の江戸川、中川、綾瀬川が流れる一帯は、旧利根川が流れていたところで「中川低地」と呼ばる。国道16号の地下50mに首都圏外郭放水路(長さ6キロ強、直径10m)が掘られ、豪雨時の貯水機能により何度か浸水を逃れて来ている。下流域では綾瀬川、中川、江戸川間のそれぞれの放水路により、豪雨時の水位調整を図って浸水対策が行われる。しかし、昨年6月2日の豪雨時、三郷排水機場のポンプ3台が停止して、中川から江戸川への放水が出来ず、綾瀬川、中川が氾濫危険水位を超えた。原因はポンプ回転軸を冷やす水回路のメッシュフ...昨年の今日、越谷で4千棟浸水

  • 生活と哲学、長谷川宏「語る」(3)

    先月5月のウォーキング結果は、2回の壬生街道ウォークなどで一日平均九千歩半ば、4月を凌ぎ今年最高となった。伊能ウォーク隊の足跡を辿るバーチャル日本一周は大分県直前、宮崎の臼杵市へ。いやー、宮崎県は長い。都城市から臼杵市まで330キロ。先月上旬から2か月近くかかった。2000年9月26日、伊能ウォーク隊が臼杵市に入った日、鉱山会社2社が県道を走るダンプトラック延べ460台の運行を止めてくれたという。 哲学者、長谷川宏の新聞連載「語る」の最終、13・14回目から。東大哲学科博士課程を卒業後の研究生として全共闘活動を体験し、権威主義の大学を否定した者として、どこであれ大学に職を求めず、学習塾で生計を立てながら市井の研究者となった。その市井の中で長谷川宏が体得したのは、「哲学も一人ひとりの具体的な暮らしから生命を...生活と哲学、長谷川宏「語る」(3)

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